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りゅう
同心木曽野蔵之介
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一人の武士が、町家の立ち並ぶ新宮城へと出立するところだった
海に近い町の育ちらしく肌は日に焼けているが、整った顔をしたいい男だった。
一見すると細身だが、歩く姿は凛としていて、武芸の達者であることがすぐにわかる。
名を、木曽野蔵之介という。
新宮藩の奉行所の同心である。
「父上」
七歳になる息子が見送りに来ていた。
父親以上に整った顔をして、将来は親の跡目を継いで同心になるには色男過ぎるかもしれなかった。
「ああ、行ってくる佐吉。妹の面倒を頼むぞ」
「はい。いってらっしゃいませ」
産後の肥立ちが悪くてなかなか床から出られない母親の代わりにしっかりしないとならない、と子供心に思っているのだろう。
息子の佐吉は力強く頷いた。
まだ七歳だが、もう町の剣術道場に通いだしていて、人伝に聞いたところによるとなかなかの腕前であるという。
父親としては鼻が高かった。
だが、家の門を出たと同時に家族のことは忘れる。
でなければ、荒っぽい海の町での同心など務まらない。
「蔵之介さん」
「葛西か」
ぬっと現れて隣を並んで歩きだしたのは、葛西悌一郎であった。
城勤めの役人だが、大柄なうえに肥えていて、見るからに動きが鈍重そうだ。
ただし、この見た目が随分と厄介な男で、外見とは裏腹に実際には田宮流抜刀術の達人という侮れぬ男であった。
木曽野も紀州藩では大部分の武士が学んでいる柳生新陰流の使い手であり、その腕前から親しくなったという経緯がある。
歳は木曽野の方が二歳ほど上であった。
「登城が遅くないか」
「なに、一度家へ戻ったのよ。ちと事情があってな。蔵之介さんこそ、陽が高くなってから奉行所へいくのは珍しい」
「夜中にお役目があってな。でなければ、武士の夜歩きなどできん」
「そうですか。お互い、面倒があったと見えますな」
同心としての勘がちかっと眼を光らせた。
木曽野は葛西のどんぐりまなこをひたっと見つめる。
「城で何があった?」
すると、葛西は唇を歪ませて、
「ご家老ですよ。また、下らぬ真似をしでかした」
「松井さまか?」
「紀州新宮藩で下らない男といえば、かの御仁しかいないでしょう。わざわざ舟を出して江戸まで使いを送って、殿にいらないことを吹き込んだんですよ」
「なんだそれは?」
加判家老松井誠玄のことは木曽野もよく知っている。
新宮藩は三万石のそこまで大きな藩ではないので、藩士も浪人もほとんど小さなころからの顔見知りだ。
戦国の世と違っていくさで武士が死ぬこともなく、出ていくものも入ってくるものもまずいないという完成された封建社会らしい閉ざされた地域だ。
城勤めのうちで、殿様の側近たちは江戸勤めを経験することで他の国に触れることもあるが、基本的に藩の外には出られないものである。
ただ、松井誠玄についてだけは親しいということはない。
もともと、紀州藩の男なのだ。
それが松井家の先代の婿養子となって新宮にきて、義理の父親の跡を継いだ、いわば外様である。
加判家老の家系に他の藩のものが養子になるというのは珍しいことだったが、縁を取り持ったのが徳川であったのだから、紀州藩の家老格でしかない水野家が逆らえるはずもない。
仕方なくよそから来た加判家老を受け入れたという訳である。
ただし、藩政に参画できるほどの人材であれば得をしたともいえるが、残念なことに松井誠玄は葛西のいうようにくだらない男であった。
くだらないというよりも、猜疑心が強く吝嗇であった。
要するに、小心なのだ。
「また金儲けの話を幕閣に吹き込もうとしているのか」
「今回のはちと違います。―――鵜殿のことです」
「鵜殿?」
現在、新宮藩には二つの鵜殿がある。
黒井川の河口にある、木材の搬出と漁港を主にする昔からの鵜殿村。
そして、やや北にいった沿岸に建てられた「鵜殿」という集落。
こちらは新田の開拓と捕鯨を行う、いわば太地のミニチュア版とでもいうべきものだった。
正式な名前がついていないのは、藩のお歴々のなかに新しい鵜殿の成立を認めていないものがいるからである。
もっとも、最近小耳に挟んだ限りでは、いまだに百戸ほどの小ささだが、捕鯨も軌道に乗り出し新田開拓も進み、あと数年で形になると聞いている。
実際にこの目で見てきてもいる。
そして、鵜殿ときいて思い出したのは旧友のでかい身体であった。
「何年か前、江戸の将軍様に殿がこっぴどく睨まれたらしいことを覚えておりますか?」
「ああ。マッコウクジラの龍涎香を九月の節句に上覧して、それがよくなかったという噂だったな。事実かどうかはわからんが」
「あれを殿に進言したのがご家老なんです」
「そういえばそうだったな。紀州徳川の藩家老でもある殿だからこそ無事に済んだが、下手をしたらおとりつぶしになってもおかしくなかったとも聞いた。で、それが鵜殿と何の関係がある?」
すると、葛西はきょろきょろと周囲を見渡し、知り合いがいないのを確認して、なおかつ口の横に掌をたてて小声で言った。
「性懲りもなくまたご献上の品の選定に口を出したんだそうです。汚名返上したいのでしょう。ただ、その献上品が訳ありでして……」
わざわざ小声にするというのは、それなりに聞かれると困る類いのものだとすぐにわかる。
城勤めと同心が口にするのもはばかられるという訳だ。
だから、木曽野もひそひそ話に乗ることにした。
「また龍涎香でも持ち出したのか。たしか、あれは前に太地から強引に取り上げた逸品らしいじゃないか。おかげで太地角右衛門どのが憤慨していたと聞いている」
「おそらく、それも絡んでくるんでしょうや。太地への意趣返しも。ただし、それだけじゃあございません」
「やけにもったいぶるな」
「あの松井誠玄が殿に進言してのはですね―――」
一度だけ唾を飲み、
「竜珠なんだそうですよ」
木曽野はぽかんと口を開けた。
その単語は知っている。
だが、耳にしたことが信じられない。
伝説の竜が手に掴んでいるというお宝のことだ。使えば風雨を呼び起こすともいわれている。
それはお伽噺の中の話だ。
「……まさか、いったいどんな戯言だ」
「いえいえ、これが事実らしいんです。なんでも鵜殿で竜が獲れたらしいんです。どういう訳か連中は口に蓋をして隠しているようですが。しかも、獲ったのはあのくじら侍なんです」
「おい、権藤がなんだと?」
その名前を聞いたとき、木曽野はとてつもなく嫌な予感に襲われたのであった。
海に近い町の育ちらしく肌は日に焼けているが、整った顔をしたいい男だった。
一見すると細身だが、歩く姿は凛としていて、武芸の達者であることがすぐにわかる。
名を、木曽野蔵之介という。
新宮藩の奉行所の同心である。
「父上」
七歳になる息子が見送りに来ていた。
父親以上に整った顔をして、将来は親の跡目を継いで同心になるには色男過ぎるかもしれなかった。
「ああ、行ってくる佐吉。妹の面倒を頼むぞ」
「はい。いってらっしゃいませ」
産後の肥立ちが悪くてなかなか床から出られない母親の代わりにしっかりしないとならない、と子供心に思っているのだろう。
息子の佐吉は力強く頷いた。
まだ七歳だが、もう町の剣術道場に通いだしていて、人伝に聞いたところによるとなかなかの腕前であるという。
父親としては鼻が高かった。
だが、家の門を出たと同時に家族のことは忘れる。
でなければ、荒っぽい海の町での同心など務まらない。
「蔵之介さん」
「葛西か」
ぬっと現れて隣を並んで歩きだしたのは、葛西悌一郎であった。
城勤めの役人だが、大柄なうえに肥えていて、見るからに動きが鈍重そうだ。
ただし、この見た目が随分と厄介な男で、外見とは裏腹に実際には田宮流抜刀術の達人という侮れぬ男であった。
木曽野も紀州藩では大部分の武士が学んでいる柳生新陰流の使い手であり、その腕前から親しくなったという経緯がある。
歳は木曽野の方が二歳ほど上であった。
「登城が遅くないか」
「なに、一度家へ戻ったのよ。ちと事情があってな。蔵之介さんこそ、陽が高くなってから奉行所へいくのは珍しい」
「夜中にお役目があってな。でなければ、武士の夜歩きなどできん」
「そうですか。お互い、面倒があったと見えますな」
同心としての勘がちかっと眼を光らせた。
木曽野は葛西のどんぐりまなこをひたっと見つめる。
「城で何があった?」
すると、葛西は唇を歪ませて、
「ご家老ですよ。また、下らぬ真似をしでかした」
「松井さまか?」
「紀州新宮藩で下らない男といえば、かの御仁しかいないでしょう。わざわざ舟を出して江戸まで使いを送って、殿にいらないことを吹き込んだんですよ」
「なんだそれは?」
加判家老松井誠玄のことは木曽野もよく知っている。
新宮藩は三万石のそこまで大きな藩ではないので、藩士も浪人もほとんど小さなころからの顔見知りだ。
戦国の世と違っていくさで武士が死ぬこともなく、出ていくものも入ってくるものもまずいないという完成された封建社会らしい閉ざされた地域だ。
城勤めのうちで、殿様の側近たちは江戸勤めを経験することで他の国に触れることもあるが、基本的に藩の外には出られないものである。
ただ、松井誠玄についてだけは親しいということはない。
もともと、紀州藩の男なのだ。
それが松井家の先代の婿養子となって新宮にきて、義理の父親の跡を継いだ、いわば外様である。
加判家老の家系に他の藩のものが養子になるというのは珍しいことだったが、縁を取り持ったのが徳川であったのだから、紀州藩の家老格でしかない水野家が逆らえるはずもない。
仕方なくよそから来た加判家老を受け入れたという訳である。
ただし、藩政に参画できるほどの人材であれば得をしたともいえるが、残念なことに松井誠玄は葛西のいうようにくだらない男であった。
くだらないというよりも、猜疑心が強く吝嗇であった。
要するに、小心なのだ。
「また金儲けの話を幕閣に吹き込もうとしているのか」
「今回のはちと違います。―――鵜殿のことです」
「鵜殿?」
現在、新宮藩には二つの鵜殿がある。
黒井川の河口にある、木材の搬出と漁港を主にする昔からの鵜殿村。
そして、やや北にいった沿岸に建てられた「鵜殿」という集落。
こちらは新田の開拓と捕鯨を行う、いわば太地のミニチュア版とでもいうべきものだった。
正式な名前がついていないのは、藩のお歴々のなかに新しい鵜殿の成立を認めていないものがいるからである。
もっとも、最近小耳に挟んだ限りでは、いまだに百戸ほどの小ささだが、捕鯨も軌道に乗り出し新田開拓も進み、あと数年で形になると聞いている。
実際にこの目で見てきてもいる。
そして、鵜殿ときいて思い出したのは旧友のでかい身体であった。
「何年か前、江戸の将軍様に殿がこっぴどく睨まれたらしいことを覚えておりますか?」
「ああ。マッコウクジラの龍涎香を九月の節句に上覧して、それがよくなかったという噂だったな。事実かどうかはわからんが」
「あれを殿に進言したのがご家老なんです」
「そういえばそうだったな。紀州徳川の藩家老でもある殿だからこそ無事に済んだが、下手をしたらおとりつぶしになってもおかしくなかったとも聞いた。で、それが鵜殿と何の関係がある?」
すると、葛西はきょろきょろと周囲を見渡し、知り合いがいないのを確認して、なおかつ口の横に掌をたてて小声で言った。
「性懲りもなくまたご献上の品の選定に口を出したんだそうです。汚名返上したいのでしょう。ただ、その献上品が訳ありでして……」
わざわざ小声にするというのは、それなりに聞かれると困る類いのものだとすぐにわかる。
城勤めと同心が口にするのもはばかられるという訳だ。
だから、木曽野もひそひそ話に乗ることにした。
「また龍涎香でも持ち出したのか。たしか、あれは前に太地から強引に取り上げた逸品らしいじゃないか。おかげで太地角右衛門どのが憤慨していたと聞いている」
「おそらく、それも絡んでくるんでしょうや。太地への意趣返しも。ただし、それだけじゃあございません」
「やけにもったいぶるな」
「あの松井誠玄が殿に進言してのはですね―――」
一度だけ唾を飲み、
「竜珠なんだそうですよ」
木曽野はぽかんと口を開けた。
その単語は知っている。
だが、耳にしたことが信じられない。
伝説の竜が手に掴んでいるというお宝のことだ。使えば風雨を呼び起こすともいわれている。
それはお伽噺の中の話だ。
「……まさか、いったいどんな戯言だ」
「いえいえ、これが事実らしいんです。なんでも鵜殿で竜が獲れたらしいんです。どういう訳か連中は口に蓋をして隠しているようですが。しかも、獲ったのはあのくじら侍なんです」
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