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第2章
【2-1】王都到着
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「わぁ……、まるで別世界ですね!」
馬車の窓に張り付くようにして外を眺めているキリエの銀色の瞳が、興味深そうに周囲を観察して煌めいた。
マルティヌス教会の近くにあった街・ルースとは比べ物にならないほど、建物が所狭しと並んでおり、そのひとつひとつが大きく豪奢だ。今はまだ、外門での入都検問を受けている途中だが、ここから見える範囲だけでも王都の華やかさは伝わってきた。
「キリエ、動くぞ。検問が終わったようだ」
「あっ、はい」
キリエが居住まいを正すのと同時に、馬車が動き出す。マルティヌス教会の礼拝堂くらいなら丸ごとくぐれそうなほど大きな門を通ったところで、行き交う人や馬車の多さに驚くキリエの耳に一際大きな声が聞こえてきた。
「リアム様ぁ! リアム様ぁ、聞こえてるっすかー!? あっれー、この馬車ってリアム様のっすよね? お爺さん、オレの代わりについてったお爺さんっすよね? あれ? 違った? それとも合ってる? すんません、正直お爺さんの見分け方ってよく分かんないんすよねー!」
窓から覗いて見ると、燕尾服に身を包んだ長身の美青年が困り顔で声を上げていた。薄茶色の髪に鮮やかな青い瞳の彼は、おそらく真顔で黙っていれば有名劇場の舞台俳優かと思われそうな美貌の持ち主だが、表情と発言内容がその雰囲気を見事に粉砕している。
「エド……、あいつ、何故あんな所に?」
「リアムのお知合いですか?」
「うちのフットマンのエドワードだ。根はいい奴なんだが、致命的に頭が悪いし、無駄に声が大きいし、やけに足が速い。少し話を聞いてみてもいいか?」
「は、はい、もちろん」
トーマスが道の端に馬車を寄せるなり、青年は物凄い勢いで駆け寄ってくる。瞬間移動したのではないかと思うほどの速さだ。確かに、俊足の持ち主のようである。外から何度も扉を叩かれ、リアムは眉間に皺を寄せながら扉を開いた。
「うるさいぞ、エド! なんなんだ、一体」
「リアム様ぁ! 大変なんすよー!」
「だから、何がだ?」
「それがぁ、って、あーっ! すっげぇ! 綺麗な銀色!」
エドワードはリアムの肩越しに様子を窺っていたキリエを見つけ、嬉しそうに指差してくる。その途端に、リアムはエドワードの頭を思いきり叩いた。
「痛ぇっすよ! もー、これ以上バカになったらどうするんすかぁ!」
「安心しろ。お前は今以上のバカにはならん。たとえなりたくても、なれないだろう。それより! キリエ様を指差すとは、無礼にも程があるぞ。お連れするのがどういう立場の御方なのか、きちんと説明してあっただろう? ……キリエ様。拙宅の使用人が無礼な真似をして、申し訳ございません。どうか、ご容赦ください」
「あっ、そっか、偉い人なんだった! 申し訳ありません!」
「あ、いえ、僕は別に気にしていませんので……」
相手の勢いに圧倒されながらキリエが首を振ると、エドワードは捨て犬のような表情から一転して破顔する。
「えっと、キリエ様っすよね? オレ、サリバン家のフットマンで、エドワードっていいます! すごいっすねぇ、銀色の髪も、銀色の瞳も、キラキラしてて……銀食器みたいで綺麗っすねー!」
「ぎ、銀食器……」
「おい、エド。食器扱いはどうかと……」
「えー、オレ、銀食器だいすきっすよ! ピッカピカでかわいいじゃないっすかー!」
「……申し訳ありません、キリエ様。エドワードには全く悪気が無いのですが」
「いえいえ、僕は全然気になりませんので」
むしろ、妖精人のようだと言われるよりも嬉しい。銀食器に例えられたのは初めてだが、嫌な気分には全くなっていない。キリエが本心からそう言っているらしいと納得したのか、リアムは改めてエドワードと向き直った。
「それで、エドは一体なにを騒いでいたんだ?」
「あっ、そうだった! 大変なんすよ! 昨夜、王家からの使者が来ちゃって、リアム様たちが王都に着いたら、お屋敷に寄っちゃダメだって言うんすよぉ。そのまんま城まで来いって。ありえないっすよねー! ちょっとくらい休ませろって話っすよ」
「屋敷に寄るな、だと? ……どこまでも悪趣味だな」
苦々しく吐き捨てるリアムは、苛立ちを隠せていない。どちらにせよ本日中には顔を出さなければならないのであれば、このまま直行しても大差は無いのではないだろうか。彼は何をそんなに怒っているのだろう。
キリエの不思議そうな視線を受け、リアムは真摯に見つめ返してくる。
「つまり、キリエ様に御休息および御召し替えの時間を与えないということです。馬車旅を乗り越えられたばかりの、今の御姿のままでの参上を強要されている、と」
「ああ、なるほど……」
エドワードがいることもあって、リアムは直接的な言い方を避けたようだが、要はキリエの身なりがみすぼらしいままなのだ。一応、所持していた中では一張羅を着用してきたのだが、上着もシャツもズボンも安っぽい生地であるうえに、寄付された古着を譲り受けたもののため、微妙に大きさも合っていない。
王家の人間──つまり、次期国王候補たちは、孤児育ちのキリエが貧乏人そのものの姿で王都まで来ることを分かっていて、着替える猶予を与えないつもりだということだ。その姿のまま城まで来させて、恥と屈辱を与えたいという算段だろう。
「エド、屋敷に見張りはいるか?」
「誰かに見張られてる気がするってジョセフさんとノアは言ってたっす!」
「やはりな。……ということは、門番から伝令を受けている可能性もある。仕立て屋どころか、既製品の服屋に寄っている猶予も無いか」
「王家の命を無視するってわけにもいかないっすよねぇ、やっぱり」
「キリエ様が正式な次期国王候補であるという認めの文書を、まだ宰相閣下からいただいていない。現時点ではまだ対等の立場だと言い難く、拒否もしがたいな」
悔しげに唇を噛んだリアムは、申し訳なさそうな表情で、キリエへ苦しげに語り掛けてくる。
「キリエ様。このまま城へ向かえば、貴方はおそらく心を痛められるような経験をすることになるでしょう。それでも、我々は城へ直行せざるをえない状況にあります。大変心苦しいのですが、このまま向かわせていただいてもよろしいでしょうか?」
自分の方がよっぽど辛そうな騎士を安心させるように微笑み、キリエはしっかりと頷いた。
「僕は大丈夫です。このまま直行でお願いします」
「……承知しました」
他の孤児に比べれば悪意を向けられる経験は殆ど無かったとはいえ、キリエも孤児としての差別は十八年に渡って受け続けてきたのだ。嫌な思いをするのは日常茶飯事だった。
そんなキリエを強がっていると思ったのかリアムは心配そうに見つめた後、その視線をエドワードへと移す。
「エド、お前はいつからここにいたんだ?」
「朝、外門が開いてからずっといたっす! 何時にお帰りか分からなかったんで」
「そうか……、じゃあ疲れているよな」
「オレ、全然平気っすよ! 体力モリモリあるんで」
「もし可能なら、トーマスと御者を代わってもらえるか? 実は道中で襲撃を受けてな、問題無く対処できたものの、トーマスは軽く怪我をしているんだ。出来れば、このまま帰してやりたい」
「かしこまりましたぁ!」
笑顔で敬礼して見せたエドワードは、元気に扉を閉めて、御者台へと駆けて行った。それを見送っていた視線を、小さな溜息を零してからキリエへと戻したリアムは、眉尻を下げる。
「すまない、キリエ。俺が……、サリバン家がもっと力を持っていれば、ここまでコケにされなかっただろうに」
「謝らないでください。君は何も悪くありません。大丈夫です。僕、けっこう精神面は強いんですよ」
わざと得意気に胸を張って見せると、夜霧の騎士は苦笑した。そうこうしているうちに、馬車が動き出す。窓の外では、トーマスが深々と頭を下げていた。
馬車の窓に張り付くようにして外を眺めているキリエの銀色の瞳が、興味深そうに周囲を観察して煌めいた。
マルティヌス教会の近くにあった街・ルースとは比べ物にならないほど、建物が所狭しと並んでおり、そのひとつひとつが大きく豪奢だ。今はまだ、外門での入都検問を受けている途中だが、ここから見える範囲だけでも王都の華やかさは伝わってきた。
「キリエ、動くぞ。検問が終わったようだ」
「あっ、はい」
キリエが居住まいを正すのと同時に、馬車が動き出す。マルティヌス教会の礼拝堂くらいなら丸ごとくぐれそうなほど大きな門を通ったところで、行き交う人や馬車の多さに驚くキリエの耳に一際大きな声が聞こえてきた。
「リアム様ぁ! リアム様ぁ、聞こえてるっすかー!? あっれー、この馬車ってリアム様のっすよね? お爺さん、オレの代わりについてったお爺さんっすよね? あれ? 違った? それとも合ってる? すんません、正直お爺さんの見分け方ってよく分かんないんすよねー!」
窓から覗いて見ると、燕尾服に身を包んだ長身の美青年が困り顔で声を上げていた。薄茶色の髪に鮮やかな青い瞳の彼は、おそらく真顔で黙っていれば有名劇場の舞台俳優かと思われそうな美貌の持ち主だが、表情と発言内容がその雰囲気を見事に粉砕している。
「エド……、あいつ、何故あんな所に?」
「リアムのお知合いですか?」
「うちのフットマンのエドワードだ。根はいい奴なんだが、致命的に頭が悪いし、無駄に声が大きいし、やけに足が速い。少し話を聞いてみてもいいか?」
「は、はい、もちろん」
トーマスが道の端に馬車を寄せるなり、青年は物凄い勢いで駆け寄ってくる。瞬間移動したのではないかと思うほどの速さだ。確かに、俊足の持ち主のようである。外から何度も扉を叩かれ、リアムは眉間に皺を寄せながら扉を開いた。
「うるさいぞ、エド! なんなんだ、一体」
「リアム様ぁ! 大変なんすよー!」
「だから、何がだ?」
「それがぁ、って、あーっ! すっげぇ! 綺麗な銀色!」
エドワードはリアムの肩越しに様子を窺っていたキリエを見つけ、嬉しそうに指差してくる。その途端に、リアムはエドワードの頭を思いきり叩いた。
「痛ぇっすよ! もー、これ以上バカになったらどうするんすかぁ!」
「安心しろ。お前は今以上のバカにはならん。たとえなりたくても、なれないだろう。それより! キリエ様を指差すとは、無礼にも程があるぞ。お連れするのがどういう立場の御方なのか、きちんと説明してあっただろう? ……キリエ様。拙宅の使用人が無礼な真似をして、申し訳ございません。どうか、ご容赦ください」
「あっ、そっか、偉い人なんだった! 申し訳ありません!」
「あ、いえ、僕は別に気にしていませんので……」
相手の勢いに圧倒されながらキリエが首を振ると、エドワードは捨て犬のような表情から一転して破顔する。
「えっと、キリエ様っすよね? オレ、サリバン家のフットマンで、エドワードっていいます! すごいっすねぇ、銀色の髪も、銀色の瞳も、キラキラしてて……銀食器みたいで綺麗っすねー!」
「ぎ、銀食器……」
「おい、エド。食器扱いはどうかと……」
「えー、オレ、銀食器だいすきっすよ! ピッカピカでかわいいじゃないっすかー!」
「……申し訳ありません、キリエ様。エドワードには全く悪気が無いのですが」
「いえいえ、僕は全然気になりませんので」
むしろ、妖精人のようだと言われるよりも嬉しい。銀食器に例えられたのは初めてだが、嫌な気分には全くなっていない。キリエが本心からそう言っているらしいと納得したのか、リアムは改めてエドワードと向き直った。
「それで、エドは一体なにを騒いでいたんだ?」
「あっ、そうだった! 大変なんすよ! 昨夜、王家からの使者が来ちゃって、リアム様たちが王都に着いたら、お屋敷に寄っちゃダメだって言うんすよぉ。そのまんま城まで来いって。ありえないっすよねー! ちょっとくらい休ませろって話っすよ」
「屋敷に寄るな、だと? ……どこまでも悪趣味だな」
苦々しく吐き捨てるリアムは、苛立ちを隠せていない。どちらにせよ本日中には顔を出さなければならないのであれば、このまま直行しても大差は無いのではないだろうか。彼は何をそんなに怒っているのだろう。
キリエの不思議そうな視線を受け、リアムは真摯に見つめ返してくる。
「つまり、キリエ様に御休息および御召し替えの時間を与えないということです。馬車旅を乗り越えられたばかりの、今の御姿のままでの参上を強要されている、と」
「ああ、なるほど……」
エドワードがいることもあって、リアムは直接的な言い方を避けたようだが、要はキリエの身なりがみすぼらしいままなのだ。一応、所持していた中では一張羅を着用してきたのだが、上着もシャツもズボンも安っぽい生地であるうえに、寄付された古着を譲り受けたもののため、微妙に大きさも合っていない。
王家の人間──つまり、次期国王候補たちは、孤児育ちのキリエが貧乏人そのものの姿で王都まで来ることを分かっていて、着替える猶予を与えないつもりだということだ。その姿のまま城まで来させて、恥と屈辱を与えたいという算段だろう。
「エド、屋敷に見張りはいるか?」
「誰かに見張られてる気がするってジョセフさんとノアは言ってたっす!」
「やはりな。……ということは、門番から伝令を受けている可能性もある。仕立て屋どころか、既製品の服屋に寄っている猶予も無いか」
「王家の命を無視するってわけにもいかないっすよねぇ、やっぱり」
「キリエ様が正式な次期国王候補であるという認めの文書を、まだ宰相閣下からいただいていない。現時点ではまだ対等の立場だと言い難く、拒否もしがたいな」
悔しげに唇を噛んだリアムは、申し訳なさそうな表情で、キリエへ苦しげに語り掛けてくる。
「キリエ様。このまま城へ向かえば、貴方はおそらく心を痛められるような経験をすることになるでしょう。それでも、我々は城へ直行せざるをえない状況にあります。大変心苦しいのですが、このまま向かわせていただいてもよろしいでしょうか?」
自分の方がよっぽど辛そうな騎士を安心させるように微笑み、キリエはしっかりと頷いた。
「僕は大丈夫です。このまま直行でお願いします」
「……承知しました」
他の孤児に比べれば悪意を向けられる経験は殆ど無かったとはいえ、キリエも孤児としての差別は十八年に渡って受け続けてきたのだ。嫌な思いをするのは日常茶飯事だった。
そんなキリエを強がっていると思ったのかリアムは心配そうに見つめた後、その視線をエドワードへと移す。
「エド、お前はいつからここにいたんだ?」
「朝、外門が開いてからずっといたっす! 何時にお帰りか分からなかったんで」
「そうか……、じゃあ疲れているよな」
「オレ、全然平気っすよ! 体力モリモリあるんで」
「もし可能なら、トーマスと御者を代わってもらえるか? 実は道中で襲撃を受けてな、問題無く対処できたものの、トーマスは軽く怪我をしているんだ。出来れば、このまま帰してやりたい」
「かしこまりましたぁ!」
笑顔で敬礼して見せたエドワードは、元気に扉を閉めて、御者台へと駆けて行った。それを見送っていた視線を、小さな溜息を零してからキリエへと戻したリアムは、眉尻を下げる。
「すまない、キリエ。俺が……、サリバン家がもっと力を持っていれば、ここまでコケにされなかっただろうに」
「謝らないでください。君は何も悪くありません。大丈夫です。僕、けっこう精神面は強いんですよ」
わざと得意気に胸を張って見せると、夜霧の騎士は苦笑した。そうこうしているうちに、馬車が動き出す。窓の外では、トーマスが深々と頭を下げていた。
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