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【第3話】親交を深める鍋パーティー
【3-19】
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「えっ、そんなことが出来るんですか……!?」
ジルの中から魔王の魂の欠片を抜けるのならば、彼は再び普通の人間に戻れるのでは? そう考えてそわそわしてしまう僕のテンションを鎮めるかのように、マティ様は片手を翳してきた。ストップ、またはステイ、ということだろうか。
「可能か不可能かを含め、信頼できる者の手を借りて研究を進めている。魔王制度を撤廃しようとするのは、ある意味では反逆行為にあたるから、秘密裏に推し進めねばならない。ミカは他の人間と関わる機会が少ないだろうが、くれぐれも他言無用で頼む」
「はい、承知しました」
「うむ。……それに、魔王の魂の欠片を取り出して封印できたとしても、それがジルのためになるかどうかは分からぬのだ」
喜ばしくて膨らんでいた心が、一気に萎んだような気がした。それは、次に続くマティ様の言葉を無意識に予想して、不安になったからかもしれない。
伏し目がちのマティ様は、静かに先を続けた。
「魔王の魂を取り出すことで元のジルに戻れたとして、既に八十年を生きた肉体が急速に衰えて死に至る可能性もある。そもそも、既にジルの命が魔王の魂に喰らわれていたとしたら、魂の欠片を抜いた瞬間に死ぬかもしれぬ」
「そんな……」
「無論、そうではない可能性もある。魔王の魂の欠片に乗っ取られて止まっていた時間が動き出し、人生を全う出来るかもしれない。……ただ、おそらくは、その可能性は低いのだ」
そう言って、マティ様は項垂れる。この五年、彼は必死に研究したんだろう。それを踏まえての言葉だと思えば、とても重い。
「──しかし、それでも。……仮にすぐに死んでしまうとしても、暴走する前に魔王の魂を取ってやりたいと、私は思うのだ。きっと、ジルもそれを願うだろう」
「……なぜですか?」
「暴走したジルは、真っ先にそなたを殺す。彼はきっと、それに耐えられない」
言葉に詰まった。咄嗟に返事も反応も出来ない。呼吸も止まってしまったのではないかと思うほど、息苦しい。口の中に謎の苦味が沁みていった。
「暴走状態の魔王は、手近な者を手にかける。代々、魔王の城では異世界の者を侍らせているが、彼らは暴走した際の第一の被害者となるのだ。最低でも一人は異世界の者を傍で召し抱えよという契約は、このときのためにある」
「……、……魔王が暴走したとき、すぐに殺せる対象を傍に置いておきたい、から……ですか?」
「左様。湧き上がった殺戮への衝動を手近にぶつけられなければ、魔王はすぐさま手近な村や町を襲うだろうと、古の王たちは考えたんだろうな。数人殺したところで魔王の破壊欲が鎮まるとは思えぬが……、まぁ、そういうことだ。実に忌々しい考え方だ」
やはり、なんと答えればいいのか分からない。ぐるぐると考えを巡らせる中、ふと心配になったことを尋ねてみる。
「カミュは……、魔の者は、大丈夫なんですか?その……、魔王が暴走したときは……」
「ああ。悪魔は問題ない。かつての大魔王であれば拮抗していたかもしれないが、能力が七等分されたうちの一人の魔王など、彼のような上級の悪魔が負けるはずもない、との言い伝えだ。実際、あの悪魔は代々の魔王の暴走を傍で見届けている。ジルが殺そうとしても出来ないだろうな。そもそも不老不死のようであるし、死にたくとも死ねないのではないか」
「そう、かもしれません。……それに引替え、僕なんて一撃で殺されてしまうんでしょうね」
魔力を持たない僕が魔王に抵抗する術なんか、無い。何らかの手段があったとしても、僕はきっと抵抗できない気がする。
対するジルは、暴走してしまえば自我が伴わず、魔王の魂の本能に唆されて、僕を一瞬で殺すのだろう。──でも、もしも、暴走の狭間に自意識が戻ってしまったとしたら? 自らの手で僕を殺したと知ったジルは、どんなに苦しむだろう。そして、それを間近で見守っているカミュも、どれだけ悲しむだろう。
いつか殺してしまう相手である可能性が高いと知りながら、それでも僕に温かく接してくれる彼らは、優しすぎるんだ。そして、そんな優しい彼らが生きるには、この世界は残酷すぎる。
「ミ、ミカ……、その、ミカ……」
狼狽えた声で名前を呼びながら、マティ様は僕の顔へ手を伸ばそうとして、けれでも引っ込め、再び伸ばし……という行為を繰り返す。その仕草の意図を探っているうちに、僕は自分がいつしか涙を流していたことに気がついた。
「私はどうも言葉が冷たいらしいというのは自分でも分かっておるのだが、決してそなたを虐めたいわけではなくてだな……」
「はい、分かっています、マティ様」
この人は不器用なだけで、とても誠実だということは分かっている。言葉がまっすぐすぎて、相手の地雷をピンポイントに打ち抜いてしまうこともあるけれど、思いやりのある人なんだということも分かっている。
「すみません、マティ様。ちょっと感情が昂ぶってしまっただけで……、すぐに落ち着きますから」
そう言って作り笑いを浮かべつつ、僕はズボンのポケットの中を探った。カミュお手製のハンカチを取り出すと同時に、ジルから貰った小さなベルがポケットから落ちてしまう。あっ、と思って慌てて手を伸ばしても間に合わない。
床に落ちたベルは割れはしなかったけれど、チリンチリンとカランカランの中間みたいな音が鳴った。……音が鳴った? これって、もしかして、まずいのでは──、
そんな予感がした、次の瞬間。僕とマティ様の椅子の中間あたりに凄まじい殺気を感じたかと思いきや、いつの間にかジルが立っていた。まるで手品のように、唐突に。いや、魔法なのかな? ……なんて悠長に考える間も無く、魔王は怒りで血走らせた黒眼で王子様を睨み下ろし、唸るような怒号を発した。
「ミカを決して傷つけるなと言っただろうが! マティアス!」
ジルの中から魔王の魂の欠片を抜けるのならば、彼は再び普通の人間に戻れるのでは? そう考えてそわそわしてしまう僕のテンションを鎮めるかのように、マティ様は片手を翳してきた。ストップ、またはステイ、ということだろうか。
「可能か不可能かを含め、信頼できる者の手を借りて研究を進めている。魔王制度を撤廃しようとするのは、ある意味では反逆行為にあたるから、秘密裏に推し進めねばならない。ミカは他の人間と関わる機会が少ないだろうが、くれぐれも他言無用で頼む」
「はい、承知しました」
「うむ。……それに、魔王の魂の欠片を取り出して封印できたとしても、それがジルのためになるかどうかは分からぬのだ」
喜ばしくて膨らんでいた心が、一気に萎んだような気がした。それは、次に続くマティ様の言葉を無意識に予想して、不安になったからかもしれない。
伏し目がちのマティ様は、静かに先を続けた。
「魔王の魂を取り出すことで元のジルに戻れたとして、既に八十年を生きた肉体が急速に衰えて死に至る可能性もある。そもそも、既にジルの命が魔王の魂に喰らわれていたとしたら、魂の欠片を抜いた瞬間に死ぬかもしれぬ」
「そんな……」
「無論、そうではない可能性もある。魔王の魂の欠片に乗っ取られて止まっていた時間が動き出し、人生を全う出来るかもしれない。……ただ、おそらくは、その可能性は低いのだ」
そう言って、マティ様は項垂れる。この五年、彼は必死に研究したんだろう。それを踏まえての言葉だと思えば、とても重い。
「──しかし、それでも。……仮にすぐに死んでしまうとしても、暴走する前に魔王の魂を取ってやりたいと、私は思うのだ。きっと、ジルもそれを願うだろう」
「……なぜですか?」
「暴走したジルは、真っ先にそなたを殺す。彼はきっと、それに耐えられない」
言葉に詰まった。咄嗟に返事も反応も出来ない。呼吸も止まってしまったのではないかと思うほど、息苦しい。口の中に謎の苦味が沁みていった。
「暴走状態の魔王は、手近な者を手にかける。代々、魔王の城では異世界の者を侍らせているが、彼らは暴走した際の第一の被害者となるのだ。最低でも一人は異世界の者を傍で召し抱えよという契約は、このときのためにある」
「……、……魔王が暴走したとき、すぐに殺せる対象を傍に置いておきたい、から……ですか?」
「左様。湧き上がった殺戮への衝動を手近にぶつけられなければ、魔王はすぐさま手近な村や町を襲うだろうと、古の王たちは考えたんだろうな。数人殺したところで魔王の破壊欲が鎮まるとは思えぬが……、まぁ、そういうことだ。実に忌々しい考え方だ」
やはり、なんと答えればいいのか分からない。ぐるぐると考えを巡らせる中、ふと心配になったことを尋ねてみる。
「カミュは……、魔の者は、大丈夫なんですか?その……、魔王が暴走したときは……」
「ああ。悪魔は問題ない。かつての大魔王であれば拮抗していたかもしれないが、能力が七等分されたうちの一人の魔王など、彼のような上級の悪魔が負けるはずもない、との言い伝えだ。実際、あの悪魔は代々の魔王の暴走を傍で見届けている。ジルが殺そうとしても出来ないだろうな。そもそも不老不死のようであるし、死にたくとも死ねないのではないか」
「そう、かもしれません。……それに引替え、僕なんて一撃で殺されてしまうんでしょうね」
魔力を持たない僕が魔王に抵抗する術なんか、無い。何らかの手段があったとしても、僕はきっと抵抗できない気がする。
対するジルは、暴走してしまえば自我が伴わず、魔王の魂の本能に唆されて、僕を一瞬で殺すのだろう。──でも、もしも、暴走の狭間に自意識が戻ってしまったとしたら? 自らの手で僕を殺したと知ったジルは、どんなに苦しむだろう。そして、それを間近で見守っているカミュも、どれだけ悲しむだろう。
いつか殺してしまう相手である可能性が高いと知りながら、それでも僕に温かく接してくれる彼らは、優しすぎるんだ。そして、そんな優しい彼らが生きるには、この世界は残酷すぎる。
「ミ、ミカ……、その、ミカ……」
狼狽えた声で名前を呼びながら、マティ様は僕の顔へ手を伸ばそうとして、けれでも引っ込め、再び伸ばし……という行為を繰り返す。その仕草の意図を探っているうちに、僕は自分がいつしか涙を流していたことに気がついた。
「私はどうも言葉が冷たいらしいというのは自分でも分かっておるのだが、決してそなたを虐めたいわけではなくてだな……」
「はい、分かっています、マティ様」
この人は不器用なだけで、とても誠実だということは分かっている。言葉がまっすぐすぎて、相手の地雷をピンポイントに打ち抜いてしまうこともあるけれど、思いやりのある人なんだということも分かっている。
「すみません、マティ様。ちょっと感情が昂ぶってしまっただけで……、すぐに落ち着きますから」
そう言って作り笑いを浮かべつつ、僕はズボンのポケットの中を探った。カミュお手製のハンカチを取り出すと同時に、ジルから貰った小さなベルがポケットから落ちてしまう。あっ、と思って慌てて手を伸ばしても間に合わない。
床に落ちたベルは割れはしなかったけれど、チリンチリンとカランカランの中間みたいな音が鳴った。……音が鳴った? これって、もしかして、まずいのでは──、
そんな予感がした、次の瞬間。僕とマティ様の椅子の中間あたりに凄まじい殺気を感じたかと思いきや、いつの間にかジルが立っていた。まるで手品のように、唐突に。いや、魔法なのかな? ……なんて悠長に考える間も無く、魔王は怒りで血走らせた黒眼で王子様を睨み下ろし、唸るような怒号を発した。
「ミカを決して傷つけるなと言っただろうが! マティアス!」
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