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序章・成長編
第8話 開戦とジンクス
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第8話 開戦とジンクス
三時間前、特命依頼屋。
「えぇ!?モリさん彼女と別れちゃったの!?」
「……んだ」
モリさんは震えながら僕たちにそう言った。
「てかお前らなんちゅうもん渡してくれたんだァァァァァ!!!!!」
三ツ矢さんとエヌルさんは無茶苦茶に体を揺さぶられる。
「カブトムシの幼虫……みんな好きだろ」
「特撮ヒーローとか……みんな好きじゃん」
ダメだこの人たち……言い訳が小学生過ぎる!
「お前ら比較的女と仲良いから期待したのによ!」
「えぇ!?そうなんですか!?」
と言いつつ半分そんな気もした。
「まぁ……こいつらは比較的ね。エヌルは変な女に好かれやすいし総司ちゃんは老若男女に好かれやすい性格を表向きにやってる。」
「は、はぁ……」
表向き……腹黒い人なのかなぁ。まさかこういう物語において最後ラスボスになったり!?
「何を……想像してるのかな。」
「いえ何も!!!」
そんないつも通りの空気を過ごしているが、先程まであんなことをしていたと考えると……。
「総司ちゃん!大変よ!」
「なんだね。」
おかまタクシーの人が慌ててやってきた。
「抗争よ……!ヒロイックとの全面戦争よ!」
ついに起きてほしくなかった事が起きた……という意味なのだ。
「そうか……あの人やる気なんだ。」
「ヒロイックは兵もいるし能力者も多いわ……!質でも数でも私らが不利すぎるわ!」
いつだったかのニュースでヒロイックは量産型でヒーローを制作していると流れた。つまり、兵は無限に作れるというわけだ。ん、無限に……?。
「兵を無限に作るにしても……材料に限りとかあるのでは?」
「良いセンスをしているな。」
「それはどうもです……」
「だが奴らは例外だ……。現実的なことがあっても非現実的なのが異能って存在。何があっても今までの戦いの中でおかしくなかっただろ?」
「はい……」
「おかしくないんだよ。どんな展開も。」
三ツ矢さんはそう言うとゆっくりと紅茶を飲む。
「むしろ……この展開を楽しむくらいの精神でやらなきゃ。」
数分後。
「やっと会えたな、我が部下よ。」
「元をつけてくれませんかね?長嶋さん」
二人はバチバチの口喧嘩を始める。長嶋の後ろにはカリアやブライトソルジャーも存在しており、メンツははっきり言って本気なのだろう。
「まぁいい……ではこちらの女性に見覚えは?」
「うちのバカの元カノってところでしょ。」
「やはりか……」
さゆきの首を右手で掴んでいたが、三ツ矢さんの反応を見るやその手を離して頭目掛けて発砲する。
「ぐはっ!」
「そんな!」
カリアは驚く。
「今君のセリフで彼女は命を落とした。自覚ないの?」
「……いや、あんたが殺しただけだろ。」
こんな残酷な世界に僕は入ってしまったのだろうか……。さゆきさんの目も当てられない姿に僕は吐き気を催した。
「……新入り、これがモリさんによる悲劇のジンクスだ。モリさんが愛した女は必ず悪女で必ず死ぬ……。残酷だけどこれ毎度起きるんだよね。」
「……おかげで新しい八幸を考えなきゃいけないよ。」
長嶋は残酷な男だ。僕の頭のメモにそう書くことにした。
「……んですか。」
「モリさん!」
僕はモリさんがショック起こすのではないかと不安で見せないように顔を隠す。
「光……大丈夫だ。もうこんな現場……何度もこの目で見てきた。良い女が最期を迎えるのはいつも俺に会ってからだ。」
モリさんは思ったより冷静だ。でも何故だろう……その冷静な心の持ち主である彼から涙が見える。というより流れない方がおかしいんだよな。
「さてどうしようかな。今ここで開戦してもいいけど……それじゃつまらないよね。」
「それどころか……フェアじゃないだろ。そっちは部下ひとり死んで……俺らの方は戦意喪失。」
「そうね……ならまた今度に。」
そのセリフを聞くと三ツ矢さんはニヤリと笑う。
「と見せかけて……エヌル!」
「準備万端や!」
と言って現れたのは鎌子さんだ。
「カマノビール四瓶、イリョクアッパー三瓶、セイギョデキーヌ五錠……」
次々と薬の名前と共に異常な量を機械音声が読み上げる。
「オーバードーズ!」
手についた鎌が巨大化し、攻撃の威力が高まった上で暴走するかのように大勢の兵に向かって切り刻む。僕はカリアに攻撃が当たらないようにカリアを連れ走り去る。
「ちょっと何をするのですか!」
「いいから逃げて!」
何やってるんだろう。妹かもしれないなんて思った敵の女を庇うなんて。
「もっとだ!もっと俺に狩らせろ!もっともっ」
「……はぁいそこまで」
鎌子さんは気絶し、長嶋率いる彼らは逃げる。やられたのは兵のみである。
「私をどうする気なのですか!」
「どうもしない……でもひとつ聞きたい。」
「……なんですか。」
「簡単に仲間を殺す正義のヒーロー組織を見て君はあれでもまだ仲間でいたい?」
「……」
答えは沈黙。彼女に迷いがあるのであれば……それはきっとあのヒーローを完全には信じてないからだろう。
「少し一人になります……」
「……」
僕は彼女を置いて組織の元に戻ることにした。
「ただいま、戻りました……。」
「おう。」
モリさんが返事をする。人を見るやいなや、大宮さんとカイスだけいない。
「二人は……?」
「知らない。」
「そう……」
クームはそう言ったが、あの二人はこんな時に何処へ。と思っていると三ツ矢さんがゆっくりと現れた。
「彼らなら……戦ってる。」
「え?」
「ちょっと待ってくださいよ!なんでこのタイミングで戦いに……」
「このタイミングだから……かな。彼らの関係上開戦するにあたって解決しなきゃいけないものがあるんだ。」
三ツ矢さんは冷静にそう言ってるが、どうも僕には理解できない。戦う為に解決しなきゃいけないもの?。それはなんだというのか。
「戦いの中で解決しなきゃいけないものってなんなんですか!それに多分ですけど相手は八幸なんでしょ!大勢で言って終わらせた方が……。」
「組織同士の争いだけが戦いじゃない……。個人個人の考えがあってみんな意見がぶつかって対立する、だから争いってのが起きる。」
「……」
「その中で真の悪は……人と人の交流を割り込んで邪魔する奴のことさ。」
「……」
窓越しに外を見ながら三ツ矢さんはそう言いつつ少し笑顔になる。
「……らしくないこと言っちゃったかな。少し気分転換に頭を冷やすか。……おかまちゃん、獲物あげるよ。」
「ありがとうね総司ちゃん!」
おかまの人が突撃し、僕は体を押さえつけられ、そのままタクシーに乗せられる。
「ちょっと何するんですか!あーダメです!そこはちょっと僕まだこういうのはちょっ」
僕はこれからどうなるのだろう……。そんな事を思いながらタクシーに乗ってる途中で僕はたくさんのおか……おネエ様達に見つめられて息が遠のき始めて気絶していく。
タクシーを見送った三ツ矢に向かって結末に納得のいってないクームは叫ぶ。
「おいちょっと待てよ!あんなのにアイツ渡しておいて安否とか……どうなるか分かったもんじゃないぞ!」
「……ハハッ、彼なら大丈夫さ。」
クームはあわわと怯えているが、三ツ矢は冷静にそう言うと外に出ようとする。
「アンタ、このタイミングでどこに行くんだい?」
今度は有栖が問いかける。
「……ちょっと散歩に。」
(目には目を歯には歯を……悪には悪を)
三ツ矢は彼らの戦いを少し邪魔するやつがいないかと不安なところがあった。
過去の因縁には自身も関係するからだ。
「あの戦いを……俺には見届ける必要がある。」
to be continued
三時間前、特命依頼屋。
「えぇ!?モリさん彼女と別れちゃったの!?」
「……んだ」
モリさんは震えながら僕たちにそう言った。
「てかお前らなんちゅうもん渡してくれたんだァァァァァ!!!!!」
三ツ矢さんとエヌルさんは無茶苦茶に体を揺さぶられる。
「カブトムシの幼虫……みんな好きだろ」
「特撮ヒーローとか……みんな好きじゃん」
ダメだこの人たち……言い訳が小学生過ぎる!
「お前ら比較的女と仲良いから期待したのによ!」
「えぇ!?そうなんですか!?」
と言いつつ半分そんな気もした。
「まぁ……こいつらは比較的ね。エヌルは変な女に好かれやすいし総司ちゃんは老若男女に好かれやすい性格を表向きにやってる。」
「は、はぁ……」
表向き……腹黒い人なのかなぁ。まさかこういう物語において最後ラスボスになったり!?
「何を……想像してるのかな。」
「いえ何も!!!」
そんないつも通りの空気を過ごしているが、先程まであんなことをしていたと考えると……。
「総司ちゃん!大変よ!」
「なんだね。」
おかまタクシーの人が慌ててやってきた。
「抗争よ……!ヒロイックとの全面戦争よ!」
ついに起きてほしくなかった事が起きた……という意味なのだ。
「そうか……あの人やる気なんだ。」
「ヒロイックは兵もいるし能力者も多いわ……!質でも数でも私らが不利すぎるわ!」
いつだったかのニュースでヒロイックは量産型でヒーローを制作していると流れた。つまり、兵は無限に作れるというわけだ。ん、無限に……?。
「兵を無限に作るにしても……材料に限りとかあるのでは?」
「良いセンスをしているな。」
「それはどうもです……」
「だが奴らは例外だ……。現実的なことがあっても非現実的なのが異能って存在。何があっても今までの戦いの中でおかしくなかっただろ?」
「はい……」
「おかしくないんだよ。どんな展開も。」
三ツ矢さんはそう言うとゆっくりと紅茶を飲む。
「むしろ……この展開を楽しむくらいの精神でやらなきゃ。」
数分後。
「やっと会えたな、我が部下よ。」
「元をつけてくれませんかね?長嶋さん」
二人はバチバチの口喧嘩を始める。長嶋の後ろにはカリアやブライトソルジャーも存在しており、メンツははっきり言って本気なのだろう。
「まぁいい……ではこちらの女性に見覚えは?」
「うちのバカの元カノってところでしょ。」
「やはりか……」
さゆきの首を右手で掴んでいたが、三ツ矢さんの反応を見るやその手を離して頭目掛けて発砲する。
「ぐはっ!」
「そんな!」
カリアは驚く。
「今君のセリフで彼女は命を落とした。自覚ないの?」
「……いや、あんたが殺しただけだろ。」
こんな残酷な世界に僕は入ってしまったのだろうか……。さゆきさんの目も当てられない姿に僕は吐き気を催した。
「……新入り、これがモリさんによる悲劇のジンクスだ。モリさんが愛した女は必ず悪女で必ず死ぬ……。残酷だけどこれ毎度起きるんだよね。」
「……おかげで新しい八幸を考えなきゃいけないよ。」
長嶋は残酷な男だ。僕の頭のメモにそう書くことにした。
「……んですか。」
「モリさん!」
僕はモリさんがショック起こすのではないかと不安で見せないように顔を隠す。
「光……大丈夫だ。もうこんな現場……何度もこの目で見てきた。良い女が最期を迎えるのはいつも俺に会ってからだ。」
モリさんは思ったより冷静だ。でも何故だろう……その冷静な心の持ち主である彼から涙が見える。というより流れない方がおかしいんだよな。
「さてどうしようかな。今ここで開戦してもいいけど……それじゃつまらないよね。」
「それどころか……フェアじゃないだろ。そっちは部下ひとり死んで……俺らの方は戦意喪失。」
「そうね……ならまた今度に。」
そのセリフを聞くと三ツ矢さんはニヤリと笑う。
「と見せかけて……エヌル!」
「準備万端や!」
と言って現れたのは鎌子さんだ。
「カマノビール四瓶、イリョクアッパー三瓶、セイギョデキーヌ五錠……」
次々と薬の名前と共に異常な量を機械音声が読み上げる。
「オーバードーズ!」
手についた鎌が巨大化し、攻撃の威力が高まった上で暴走するかのように大勢の兵に向かって切り刻む。僕はカリアに攻撃が当たらないようにカリアを連れ走り去る。
「ちょっと何をするのですか!」
「いいから逃げて!」
何やってるんだろう。妹かもしれないなんて思った敵の女を庇うなんて。
「もっとだ!もっと俺に狩らせろ!もっともっ」
「……はぁいそこまで」
鎌子さんは気絶し、長嶋率いる彼らは逃げる。やられたのは兵のみである。
「私をどうする気なのですか!」
「どうもしない……でもひとつ聞きたい。」
「……なんですか。」
「簡単に仲間を殺す正義のヒーロー組織を見て君はあれでもまだ仲間でいたい?」
「……」
答えは沈黙。彼女に迷いがあるのであれば……それはきっとあのヒーローを完全には信じてないからだろう。
「少し一人になります……」
「……」
僕は彼女を置いて組織の元に戻ることにした。
「ただいま、戻りました……。」
「おう。」
モリさんが返事をする。人を見るやいなや、大宮さんとカイスだけいない。
「二人は……?」
「知らない。」
「そう……」
クームはそう言ったが、あの二人はこんな時に何処へ。と思っていると三ツ矢さんがゆっくりと現れた。
「彼らなら……戦ってる。」
「え?」
「ちょっと待ってくださいよ!なんでこのタイミングで戦いに……」
「このタイミングだから……かな。彼らの関係上開戦するにあたって解決しなきゃいけないものがあるんだ。」
三ツ矢さんは冷静にそう言ってるが、どうも僕には理解できない。戦う為に解決しなきゃいけないもの?。それはなんだというのか。
「戦いの中で解決しなきゃいけないものってなんなんですか!それに多分ですけど相手は八幸なんでしょ!大勢で言って終わらせた方が……。」
「組織同士の争いだけが戦いじゃない……。個人個人の考えがあってみんな意見がぶつかって対立する、だから争いってのが起きる。」
「……」
「その中で真の悪は……人と人の交流を割り込んで邪魔する奴のことさ。」
「……」
窓越しに外を見ながら三ツ矢さんはそう言いつつ少し笑顔になる。
「……らしくないこと言っちゃったかな。少し気分転換に頭を冷やすか。……おかまちゃん、獲物あげるよ。」
「ありがとうね総司ちゃん!」
おかまの人が突撃し、僕は体を押さえつけられ、そのままタクシーに乗せられる。
「ちょっと何するんですか!あーダメです!そこはちょっと僕まだこういうのはちょっ」
僕はこれからどうなるのだろう……。そんな事を思いながらタクシーに乗ってる途中で僕はたくさんのおか……おネエ様達に見つめられて息が遠のき始めて気絶していく。
タクシーを見送った三ツ矢に向かって結末に納得のいってないクームは叫ぶ。
「おいちょっと待てよ!あんなのにアイツ渡しておいて安否とか……どうなるか分かったもんじゃないぞ!」
「……ハハッ、彼なら大丈夫さ。」
クームはあわわと怯えているが、三ツ矢は冷静にそう言うと外に出ようとする。
「アンタ、このタイミングでどこに行くんだい?」
今度は有栖が問いかける。
「……ちょっと散歩に。」
(目には目を歯には歯を……悪には悪を)
三ツ矢は彼らの戦いを少し邪魔するやつがいないかと不安なところがあった。
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