1 / 1
第1章 異世界へ!?
つまならない日常
しおりを挟む
暑い日だった。
教室の窓から弾丸の様な太陽の光が俺(一輝)の肌に向かって突き刺さる。
汗ばむ手がノートに張り付く。
そんな暑い暑い日だった。
俺の名前は双葉一輝。
いたって普通の高校生だ。
授業の終わりを告げるチャイムがなり、無事に今日全授業が終わった。
一輝は部活に入っておらず、仲の良い友達もいない。いわゆるぼっちだ。
だからよく俺は変な輩に絡まれるのだが...
「お、一輝じゃん!あのさちょっとでいいから金貸してくんね?」
ほーらきた。
俺の中学の頃からの先輩だ。いつもならちょっと金を貸して(帰ってくることはない)さっさっと逃げれば話は終了―
なのだが、今日はそういう訳には行けない理由がある。...仕方ない。
「あ、先輩。ちわーす。すいません今日持ち合わせなくて...」
「嘘つくなよ。今日お前食堂で昼飯食っただろう?なら財布あるよなぁ~」
くっ...どこまで見てんだよ。こうなったら...
「うるせぇよはげ。テメェに出す金は一銭たりともねぇんのだよ」
「はぁ~?テメェ誰に向かって...て!おい!まてぇ!!!」
そう言って先輩をキレさしたあと俺は校門に向かって全力疾走した。
何とか逃げ切った。
「はぁはぁ...ふぅー。危なかったぜ」
そこまでして逃げた理由とは、今日は予約していた新作ゲームの発売日だ。先輩に金を出していたら絶対に足りなくなるから死ぬ気で逃げてきたのだ。
「合計5960円です。ありがとうございました」
教室の窓から弾丸の様な太陽の光が俺(一輝)の肌に向かって突き刺さる。
汗ばむ手がノートに張り付く。
そんな暑い暑い日だった。
俺の名前は双葉一輝。
いたって普通の高校生だ。
授業の終わりを告げるチャイムがなり、無事に今日全授業が終わった。
一輝は部活に入っておらず、仲の良い友達もいない。いわゆるぼっちだ。
だからよく俺は変な輩に絡まれるのだが...
「お、一輝じゃん!あのさちょっとでいいから金貸してくんね?」
ほーらきた。
俺の中学の頃からの先輩だ。いつもならちょっと金を貸して(帰ってくることはない)さっさっと逃げれば話は終了―
なのだが、今日はそういう訳には行けない理由がある。...仕方ない。
「あ、先輩。ちわーす。すいません今日持ち合わせなくて...」
「嘘つくなよ。今日お前食堂で昼飯食っただろう?なら財布あるよなぁ~」
くっ...どこまで見てんだよ。こうなったら...
「うるせぇよはげ。テメェに出す金は一銭たりともねぇんのだよ」
「はぁ~?テメェ誰に向かって...て!おい!まてぇ!!!」
そう言って先輩をキレさしたあと俺は校門に向かって全力疾走した。
何とか逃げ切った。
「はぁはぁ...ふぅー。危なかったぜ」
そこまでして逃げた理由とは、今日は予約していた新作ゲームの発売日だ。先輩に金を出していたら絶対に足りなくなるから死ぬ気で逃げてきたのだ。
「合計5960円です。ありがとうございました」
0
お気に入りに追加
4
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
『神様が引退したら大変な事になりました』
大輝
ファンタジー
世界を作り守って来た神。
その大神様が突然「ワシは疲れたから引退する」と言い出した。
大神様の息子光の神が叔父の闇の神の元へ行くと、闇の神は、そのせいで下界の様子がおかしいのではないかと言う。
光と闇のバランスが崩れる事は良くない事だと…
人間界が心配になった光の神は、自ら下界に降りて行く事にした。
しかし、神々とは肉体を持たぬエネルギー体。
どうやって下界に降り立つか考えるのだが…
後は読んでみてね~
ちょっとコメディータッチにしたいなあ。
ついに猫が普通に喋るかあ?
ファンタジーなんけど…僕が書くとどうしてこうなるんだろう(^^;;
猫が焼きもちが終わって、やれやれ少し休もうと思ったのに、ストーリーが湧いて出るから(^◇^;)
ゆっくり、ゆーーーっくり更新しよう(^^♪
ここが一番最初~
聖女だって癒やされたいっ!〜週末は日本で〜
こうじ
ファンタジー
聖女アリア・カールスは疲れていた。次から次へとやってくる面倒事や人間関係に嫌気が刺していた。限界を感じたアリアは女神に頼み込み(脅すともいう)週末の2日間だけは休みを貰える事になる。しかも異世界『日本』で過ごせる事に。こうして聖女アリアの癒やしを求める週末旅が始まった。
異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!
マーニー
ファンタジー
※ほのぼの日常系です
病弱で閉鎖的な生活を送る、伯爵令嬢の美少女ニコル(10歳)。対して、亡くなった両親が残した借金地獄から抜け出すため、忙殺状態の限界社会人サラ(22歳)。
ある日、同日同時刻に、体力の限界で息を引き取った2人だったが、なんとサラはニコルの体に転生していたのだった。
「こういうときって、神様のチート能力とかあるんじゃないのぉ?涙」
異世界転生お約束の神様登場も特別スキルもなく、ただただ、不健康でひ弱な美少女に転生してしまったサラ。
「せっかく忙殺の日々から解放されたんだから…楽しむしかない。ぜっっったいにスローライフを満喫する!」
―――異世界と健康への不安が募りつつ
憧れのスローライフ実現のためまずは健康体になることを決意したが、果たしてどうなるのか?
魔法に魔物、お貴族様。
夢と現実の狭間のような日々の中で、
転生者サラが自身の夢を叶えるために
新ニコルとして我が道をつきすすむ!
『目指せ健康体!美味しいご飯と楽しい仲間たちと夢のスローライフを叶えていくお話』
※はじめは健康生活。そのうちお料理したり、旅に出たりもします。日常ほのぼの系です。
※非現実色強めな内容です。
※溺愛親バカと、あたおか要素があるのでご注意です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる