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「フレイディ様からは最悪でしたの?」
ロマンティック云々を口に出すのはやめようと思ったので、アマリアは違うことを言った。
しかしフレイディは微笑を浮かべ、小さく首を振る。
「最悪、ではないかな。でもきみからはそうだっただろう?」
ああ、私のことをおっしゃったのね。
アマリアは理解し、少し考えた。
最悪かと言われると……。
「そうですわね。あれほどアトリエをめちゃくちゃにされて、ついかっとしてしまったほどでしたもの」
今ではもう怒っている気持ちも、引きずっている気持ちもない。
散々、謝られた。
そもそも犯人であるレオンにだって悪気はなかった。
たくさん償いのものもいただいた。
すっかり水に流した気持ちだったのだ。
だから単なる事実としてそのまま言ったのだけど、フレイディは居心地悪そうに笑った。
「はは、正直だな……」
「どうしてですの? 今はもう悪い気持ちなどございませんのに」
アマリアはまた小首をかしげることになる。
ロマンティック云々を口に出すのはやめようと思ったので、アマリアは違うことを言った。
しかしフレイディは微笑を浮かべ、小さく首を振る。
「最悪、ではないかな。でもきみからはそうだっただろう?」
ああ、私のことをおっしゃったのね。
アマリアは理解し、少し考えた。
最悪かと言われると……。
「そうですわね。あれほどアトリエをめちゃくちゃにされて、ついかっとしてしまったほどでしたもの」
今ではもう怒っている気持ちも、引きずっている気持ちもない。
散々、謝られた。
そもそも犯人であるレオンにだって悪気はなかった。
たくさん償いのものもいただいた。
すっかり水に流した気持ちだったのだ。
だから単なる事実としてそのまま言ったのだけど、フレイディは居心地悪そうに笑った。
「はは、正直だな……」
「どうしてですの? 今はもう悪い気持ちなどございませんのに」
アマリアはまた小首をかしげることになる。
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