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【1】ハグレモノ案件
1-13 闇に思う
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下へ。下へ。光届かぬ深き闇へ。奈落の底へとシロガネは下りてゆく。この先には二つの地獄が待っている。犠牲者の痛ましい姿を見届ける地獄と、シロガネの手によって皆殺しにしなければならぬ地獄だ。
もし兄くんがここに連れて来られているなら、流石にもう手遅れな気がする。彼や家族にしてやれる事は、亡骸と遺留品の回収くらいだろうか。それでも完全には諦めきれないが。
幸い、シロガネの地獄巡りにはお伴がいた。マジックドローンが1体だけ付いてきてくれたのだ。自ら発光してトンネルを照らしてくれるし、何よりドローンを介してラズ老師と話も出来る。判断に迷うとき、指示を仰げるのはありがたかった。
「ふぅ~。終わった終わった。そっちはどうじゃ? シロガネ」
突然ドローンからラズ老師の声。
「底に向かってるよ。まだ成果無し」
「こっちは地上の"掃除屋"をあらかた掃除したところじゃ」
「………そう」
「いや、今ワシ、面白い事言ったんじゃが。"掃除屋"を掃除した……」
「どうでもいいってば」
「はっ! ジョークのわからんやつじゃのう。まあいいわい。
これから救助隊を組織して巣穴に向かわせる。お母さんも同伴させるでな、シロガネには悪いが感動の再会シーンは見せられんな」
「別にいいよ。それよりチコリちゃんは?」
「外の空気を吸って元気を取り戻しつつあるな」
「そう。ならいいや」
シロガネはホッと胸をなで下ろし、優しく微笑んだ。
「ベロニカからの新情報じゃが、兄くんと思わしき少年が西の関所に来ていたことが分かった」
「えっ! 見つかったの!?」
「いや、最初の足取りを掴んだだけじゃ。兄くんと確定したわけでもないしな。その少年は関所から帝国に向かうつもりだったようじゃが、『査証無しでは通せない』と担当官がつっぱねたので、関所越えは阻止されとる。今のところはそこまでじゃな」
「と言うことは……どういうこと?」
「森か砂漠から国境越えを目論んだかもしれないし、査証を作るために首都に向かったかもしれぬ。向かう途中で"掃除屋"に捕まった可能性もある。つまり、お前の地獄巡りはまだまだ続くって事じゃ」
「そう…。分かった…」
ギチッ! ギチッ! ギチッ! ギチッ!
突然、関節を鳴り響かせながら、正面から"親衛隊"が迫ってきた。一瞬ドキッとしたシロガネだったが、まだ距離がある。冷静に上段の構えを取ると、"親衛隊"が間合いに入った刹那、折れた剣を真っ正面から振り下ろした。頭が真っ二つに割れ、絶命した"親衛隊"は、傾斜のきついトンネルをずり落ちて行った。
今のシロガネには、うっかりも、天然ボケも無い。ただ、冷静に処理していくだけだった。
頭の割れた"親衛隊"の遺体は、トンネルの分岐点に引っかかっていた。道は三つに分かれている。どれも下りトンネルだったが、一つは井戸のように真っ直ぐ下に伸びていた。
どれが本丸だろう。中央の井戸が怪しいが、罠の可能性もある。問題は一度下りたら登るのが困難ということか。
「よし。ワシが確かめてきてやる。しばらく真っ暗闇になるが大丈夫か? 怖くないか? 1人でトイレに行けるかのう?」
「そんな子供じゃねーよ」
「はっはっはっ♪ じゃあ、行ってくる」光る球体は笑い声を上げながら中央の井戸に潜って行く。
シロガネの周囲は真っ暗になった。
大丈夫。"掃除屋"も"親衛隊"もギチギチとやかましい。近づいて来るならすぐに分かる。大丈夫。ドローンが戻ってくるまで座って待っていればいい。大丈夫。ボクは大丈夫。独りぼっちでも、ボクは大丈夫。
耳を澄ますと、どこからかウネウネと柔らかい音が聞こえてきた。きっとそれは幼虫かサナギの出す音。身体が固まっていないので、そんな音になるのだ。三つに分かれた道のどこかに子育て部屋があるのだろう。その近くに女王の排卵部屋もあるかもしれない。
それにしても……ハグレモノか。その言葉には思うところがある。シロガネ自身も一般社会に溶け込めないハグレモノだからだ。
物心ついたとき、シロガネは"深キ深キ森"に作られた隠れ里にいた。隠れ里は、何らかの理由で人間社会にいられない人々が寄り添うように集まって生まれるそうだ。シロガネは、生まれながらにハグレモノだった。
それでもあの頃は幸せだったと思う。逞しい父がいた。褐色肌で銀髪だった。美しい母がいた。雪のように肌は白く、黒髪だった。大好きな弟がいた。クロガネは母に似て色白で黒髪だった。シロガネは父似で、褐色肌の銀髪だった。
だけど、気がつけばシロガネは独りになっていた。家族は消えていた。シロガネの右腕も失われ、代わりにクロガネの白い腕が移植されていた。クロガネの白い腕は、シロガネに近付くあらゆる命を吸い取り、干からびた屍体へと変えた。
シロガネは自分に怯えながら、"深キ深キ森"をさまよい続けた。だけどどうしても人恋しくて、森の近くにある村を遠くから眺めていた。そんなシロガネを村人が目撃し、"森の野人"と恐れられ、事件解決のために王宮戦士が派遣され、シロガネは保護された。その時メンバーにいたのがラズ老師だ。
そしてシロガネは居場所をもらった。命を奪う事しかできないシロガネに役割が与えられた。あの時の出会いがなければ、今もシロガネはハグレモノだろう。恐ろしい死神として、討伐対象になっていたかもしれない。
シロガネからしてみれば、ここの"掃除屋"達は同類なのだ。だから同情はしている。容赦する気は一切無いが。
突然周囲が明るくなる。ドローンが戻って来たのだ。
「おかえり。どうだった?」
「ゴミ捨て場になっておった。遺留品を捜すならここかもしれぬが、まあ、後回しじゃな」
「ありがとう」
さてどうする? 残るは二つ。この先は更に枝分かれしている可能性もある。安全策を取るならドローンを頼るのも手だが……。いや、二度手間になるだけだ。登るのに苦労しそうな井戸とは違う。今は時間が惜しい。少しでも前に進まなければ。
右か? 左か? ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な…
「おっ! シロガネちょっと待て!」
そう言ったかと思うと、ドローンは無言になる。話しかけても返事はないし、移動してもついて来ない、仕方ないので待機していると……
「喜べシロガネ! 兄くんが見つかったぞ!」
「えっ!? 何処にいたの!?」
「査証を作るのに金がいると知った兄くんは、関所で行商人の馬車をヒッチハイクして、首都"ノイバラ"へ。すぐに出来る仕事を探して繁華街を回り、冒険者御用達の酒場で皿洗いのバイトを見つけたそうじゃ。兄くんは家に戻る気は無かったらしいが職員に説得されての、今、ベロニカの元へ向かっとる。もうじきワシの元へ届けられる予定じゃ」
「そうか…よかった…」
シロガネはホッと胸をなで下ろす。少なくとも地獄を一つ見なくて済む。
「そういうわけじゃから、戻って来てもええぞい。後始末はワシがやっとくから」
「じいちゃんは家族の再会を見届けないとダメだろ。こっちは全部ボクがやるよ。大丈夫。命を奪うのは大得意だから」
老師の短い沈黙。そして…
「わかった。ここは任せる。じゃが、あまり無理をするでないぞ。回復魔法は心を癒してはくれぬでな」
そう言い残し、ドローンは地上へと向かう。
「あ~~~!!!! ちょっと待って! ちょっと待って! 明かりはいるの! 明かりはいるからっ! ドロドロは置いてってっ!」
もし兄くんがここに連れて来られているなら、流石にもう手遅れな気がする。彼や家族にしてやれる事は、亡骸と遺留品の回収くらいだろうか。それでも完全には諦めきれないが。
幸い、シロガネの地獄巡りにはお伴がいた。マジックドローンが1体だけ付いてきてくれたのだ。自ら発光してトンネルを照らしてくれるし、何よりドローンを介してラズ老師と話も出来る。判断に迷うとき、指示を仰げるのはありがたかった。
「ふぅ~。終わった終わった。そっちはどうじゃ? シロガネ」
突然ドローンからラズ老師の声。
「底に向かってるよ。まだ成果無し」
「こっちは地上の"掃除屋"をあらかた掃除したところじゃ」
「………そう」
「いや、今ワシ、面白い事言ったんじゃが。"掃除屋"を掃除した……」
「どうでもいいってば」
「はっ! ジョークのわからんやつじゃのう。まあいいわい。
これから救助隊を組織して巣穴に向かわせる。お母さんも同伴させるでな、シロガネには悪いが感動の再会シーンは見せられんな」
「別にいいよ。それよりチコリちゃんは?」
「外の空気を吸って元気を取り戻しつつあるな」
「そう。ならいいや」
シロガネはホッと胸をなで下ろし、優しく微笑んだ。
「ベロニカからの新情報じゃが、兄くんと思わしき少年が西の関所に来ていたことが分かった」
「えっ! 見つかったの!?」
「いや、最初の足取りを掴んだだけじゃ。兄くんと確定したわけでもないしな。その少年は関所から帝国に向かうつもりだったようじゃが、『査証無しでは通せない』と担当官がつっぱねたので、関所越えは阻止されとる。今のところはそこまでじゃな」
「と言うことは……どういうこと?」
「森か砂漠から国境越えを目論んだかもしれないし、査証を作るために首都に向かったかもしれぬ。向かう途中で"掃除屋"に捕まった可能性もある。つまり、お前の地獄巡りはまだまだ続くって事じゃ」
「そう…。分かった…」
ギチッ! ギチッ! ギチッ! ギチッ!
突然、関節を鳴り響かせながら、正面から"親衛隊"が迫ってきた。一瞬ドキッとしたシロガネだったが、まだ距離がある。冷静に上段の構えを取ると、"親衛隊"が間合いに入った刹那、折れた剣を真っ正面から振り下ろした。頭が真っ二つに割れ、絶命した"親衛隊"は、傾斜のきついトンネルをずり落ちて行った。
今のシロガネには、うっかりも、天然ボケも無い。ただ、冷静に処理していくだけだった。
頭の割れた"親衛隊"の遺体は、トンネルの分岐点に引っかかっていた。道は三つに分かれている。どれも下りトンネルだったが、一つは井戸のように真っ直ぐ下に伸びていた。
どれが本丸だろう。中央の井戸が怪しいが、罠の可能性もある。問題は一度下りたら登るのが困難ということか。
「よし。ワシが確かめてきてやる。しばらく真っ暗闇になるが大丈夫か? 怖くないか? 1人でトイレに行けるかのう?」
「そんな子供じゃねーよ」
「はっはっはっ♪ じゃあ、行ってくる」光る球体は笑い声を上げながら中央の井戸に潜って行く。
シロガネの周囲は真っ暗になった。
大丈夫。"掃除屋"も"親衛隊"もギチギチとやかましい。近づいて来るならすぐに分かる。大丈夫。ドローンが戻ってくるまで座って待っていればいい。大丈夫。ボクは大丈夫。独りぼっちでも、ボクは大丈夫。
耳を澄ますと、どこからかウネウネと柔らかい音が聞こえてきた。きっとそれは幼虫かサナギの出す音。身体が固まっていないので、そんな音になるのだ。三つに分かれた道のどこかに子育て部屋があるのだろう。その近くに女王の排卵部屋もあるかもしれない。
それにしても……ハグレモノか。その言葉には思うところがある。シロガネ自身も一般社会に溶け込めないハグレモノだからだ。
物心ついたとき、シロガネは"深キ深キ森"に作られた隠れ里にいた。隠れ里は、何らかの理由で人間社会にいられない人々が寄り添うように集まって生まれるそうだ。シロガネは、生まれながらにハグレモノだった。
それでもあの頃は幸せだったと思う。逞しい父がいた。褐色肌で銀髪だった。美しい母がいた。雪のように肌は白く、黒髪だった。大好きな弟がいた。クロガネは母に似て色白で黒髪だった。シロガネは父似で、褐色肌の銀髪だった。
だけど、気がつけばシロガネは独りになっていた。家族は消えていた。シロガネの右腕も失われ、代わりにクロガネの白い腕が移植されていた。クロガネの白い腕は、シロガネに近付くあらゆる命を吸い取り、干からびた屍体へと変えた。
シロガネは自分に怯えながら、"深キ深キ森"をさまよい続けた。だけどどうしても人恋しくて、森の近くにある村を遠くから眺めていた。そんなシロガネを村人が目撃し、"森の野人"と恐れられ、事件解決のために王宮戦士が派遣され、シロガネは保護された。その時メンバーにいたのがラズ老師だ。
そしてシロガネは居場所をもらった。命を奪う事しかできないシロガネに役割が与えられた。あの時の出会いがなければ、今もシロガネはハグレモノだろう。恐ろしい死神として、討伐対象になっていたかもしれない。
シロガネからしてみれば、ここの"掃除屋"達は同類なのだ。だから同情はしている。容赦する気は一切無いが。
突然周囲が明るくなる。ドローンが戻って来たのだ。
「おかえり。どうだった?」
「ゴミ捨て場になっておった。遺留品を捜すならここかもしれぬが、まあ、後回しじゃな」
「ありがとう」
さてどうする? 残るは二つ。この先は更に枝分かれしている可能性もある。安全策を取るならドローンを頼るのも手だが……。いや、二度手間になるだけだ。登るのに苦労しそうな井戸とは違う。今は時間が惜しい。少しでも前に進まなければ。
右か? 左か? ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な…
「おっ! シロガネちょっと待て!」
そう言ったかと思うと、ドローンは無言になる。話しかけても返事はないし、移動してもついて来ない、仕方ないので待機していると……
「喜べシロガネ! 兄くんが見つかったぞ!」
「えっ!? 何処にいたの!?」
「査証を作るのに金がいると知った兄くんは、関所で行商人の馬車をヒッチハイクして、首都"ノイバラ"へ。すぐに出来る仕事を探して繁華街を回り、冒険者御用達の酒場で皿洗いのバイトを見つけたそうじゃ。兄くんは家に戻る気は無かったらしいが職員に説得されての、今、ベロニカの元へ向かっとる。もうじきワシの元へ届けられる予定じゃ」
「そうか…よかった…」
シロガネはホッと胸をなで下ろす。少なくとも地獄を一つ見なくて済む。
「そういうわけじゃから、戻って来てもええぞい。後始末はワシがやっとくから」
「じいちゃんは家族の再会を見届けないとダメだろ。こっちは全部ボクがやるよ。大丈夫。命を奪うのは大得意だから」
老師の短い沈黙。そして…
「わかった。ここは任せる。じゃが、あまり無理をするでないぞ。回復魔法は心を癒してはくれぬでな」
そう言い残し、ドローンは地上へと向かう。
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