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【サミュエル】(学院発展ルート)
4 胸の花
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サミュエル先生と卒業式の会場であるホールを出ると、エントランスで声をかけられた。
「ベルナデット様、演奏は大変素晴らしかったですが、今日の演奏は学長の力があってのことだとわかっていますか?」
声をかけてくれたのはよく一緒に演奏したコンラッド君だった。
ヴィオラ科の学生で第二期生だ。
この学院は年齢で学年を決めるわけではなく、試験に合格した年ごとになっている。
なので、学年ではなく、何期生と呼んでいるのだ。
そして、コンラッド君はヴィオラ科の期待の人材で、私とも、よく一緒に演奏をした仲なのだった。
「ふふふ。本当にそうよね。
私、すぐ隣で聞いていたのだけれど、素晴らしい音色だったわ~。」
すると、コンラッド君が顔をしかめた。
「ベルナデット様!!
あなたは一応、この学院の主席卒業なんですよ?
そんな間抜けな顔してないでしっかりしたらどうです?」
「え?間抜け??
それは・・問題だわ。」
私は緩んだ顔を引き締めようとした。
だが、ふと先程のサミュエル先生の言葉を思い出してしまった。
『これからも私の側にいて下さい。ベルナデット様。』
(あれって、夢じゃないわよね?私に言ってくれたのよね?!)
だが、先程のサミュエル先生のことを思い出すと、どうしても顔が赤くなってしまうのだ。
「ベルナデット様・・・何かあったんですか?」
「え?いえ。別に・・。何も。」
するとコンラッド君が溜息をついた。
「そうですか・・。
殿下との婚約解消したと聞いたので落ち込んでいるかと思いましたが、元気そうですね。」
「もしかして、コンラッド君・・・私を心配して声をかけてくれたの?」
するとコンラッド君が真っ赤な顔をした。
「な、なにをバカなことを!!
そんな訳ないでしょ?!
私はただ手のかかるあなたがやっと卒業するので、喜んでいるだけです。」
私はそれを聞いて少し落ち込んでしまった。
確かに私は以前、演奏会でコンラッド君に多大な迷惑をかけてしまったのだ。
「あの時は迷惑かけて本当にごめんね・・。」
すると、今度はコンラッド君が目を丸くした。
「素直にあやまらないで下さい。
それにあの時のことは気にしていないと何度も言ったでしょ?
あなたの脳はちゃんと働いているんですか?」
「一応・・・。」
「はぁ~。ほら、元気出して下さい。
あなたが暗い顔をしていると、鬱陶しくてたまりません。
ベルナデット様の胸の花、私が貰ってあげますから。」
「え?花?」
周りを見渡せば、確かに周りの一期生のみんなは胸に花をつけていなかった。
(あら?朝はみんなつけていたわよね?)
私が疑問に思っていると、コンラッド君が溜息をついた。
「最近のあなたは、殿下や学長との練習で忙しい様子でしたので、説明しますと・・。
卒業式で、『胸の花を渡す』というイベントがあるらしいですよ?
きっと渡す人などいないのでしょ?
主席卒業生が胸に花をつけたままというのも問題なので、仕方ないので私が貰ってあげますよ。」
「そうなんだ。」
私は思わず、日本の卒業式の様子を思い出した。
私には縁がなかったが、確かに同級生は『好きな先輩の花を貰った』っと狂喜乱舞していたように記憶している。
(なるほど、最初はこんな風に花をただ誰かに渡すっていうイベントだったのかもしれないな。)
私は胸から花を外した。
「はい。」
するとコンラッド君が目を丸くした。
「私にくれるのですか?」
「ええ。そういうイベントでしょ?
貰ってくれると助かるわ。」
私はコンラッド君に花を手渡した。
「どうぞ。」
コンラッド君はとても嬉しそうに笑った。
私は思わず嬉しくなった。
「ふふふ。そんなに喜んでくれると嬉しいな。」
「な!!別に喜んでなど!!
仕方なく貰ってあげただけです!!
ですが、交換・返品共に受け付けておりません。
わかりましたね?」
「え、ええ。」
コンラッド君がさっと私の手を取った。
「不本意ですが、形式ですので。
あくまで形式です。
他意はありません。
いいですね?」
「?」
私はこれから何が始まるのかわからずにじっとコンラッド君を見た。
すると、コンラッド君が私の手に口付けをした。
(え?!)
まさかコンラッド君がそんなことをするとは思わずに私は驚いてしまった。
コンラッド君は真剣な顔で私を見た。
「ご卒業おめでとうございます。
そして、これまで殿下の婚約者様としてお疲れさまでした。
今日の卒業記念演奏も素晴らしいものでした。
来年はぜひ、私と共に奏でましょう。
私ならもっとあなたの音楽を引き出させます。」
そう言って笑うと、コンラッド君は「では」と一礼して去って行った。
(コンラッド君って私のこと嫌いなはずなのに・・・。
ふふふ。負けず嫌いなのかな?)
私がコンラッド君の背中を見ていると、サミュエル先生に話しけられた。
「ベルナデット様。ここにいたのですか?」
「はい。」
すると、私の耳に2人の生徒の会話が耳に入ってきた。
「ねぇ、貰えそう?」
「無理だよ~~。はぁ。『胸の花は想いを寄せる相手に渡す』でしょ?
どうして『貰う』じゃなくて『渡す』なの??
そんなの絶対貰えないじゃない。」
「何言ってるの!!下さいって言ってみればいいでしょ?
もしかしたら貰えるかもよ?」
「!!!・・・最後だし、言ってみる!」
そう言って女の子は去っていった。
(あ・・やっぱりここでも、花を渡すのは恋愛イベントなのか・・・。
あれ?恋愛??)
サミュエル先生の視線が私の顔の下に向いているのに気づいた。
「どうかされたのですか?」
「いえ・・・。あの、ベルナデット様、胸の花はどうされたのですか?」
私は慌ててサミュエル先生を見た。
「あの!!私、よくわからなくて、その・・・あげてしまいました・・。」
サミュエル先生は優しく微笑んだ。
「そうですか・・。ベルナデット様、あちらで陛下がお待ちです。
主席卒業のベルナデット様にお祝いをとのことです。」
「陛下が・・・。
わかりました。参ります。
ありがとうございました。」
私は小さく溜息をついた。
(やっぱりサミュエル先生は大人ね。
私が花をあげたと言っても顔色ひとつ変わらなかったわ・・・。
もう少し、妬いてくれるかと思ったのだけど・・寂しいな。
いや!!妬く?!そんな恐れ多いわ!!何言ってるの!!
しっかりするのよ!!)
気を取り直して、陛下のところへ急ぐことにした。
・
・
・
その後、残されたサミュエルは・・・。
サミュエルは眉を寄せた後、溜息をついて小さく呟いた。
「花、欲しかった・・。」
だがその声はあまりにも小さくて卒業式の後の賑やかな周囲の音に消えていった。
「ベルナデット様、演奏は大変素晴らしかったですが、今日の演奏は学長の力があってのことだとわかっていますか?」
声をかけてくれたのはよく一緒に演奏したコンラッド君だった。
ヴィオラ科の学生で第二期生だ。
この学院は年齢で学年を決めるわけではなく、試験に合格した年ごとになっている。
なので、学年ではなく、何期生と呼んでいるのだ。
そして、コンラッド君はヴィオラ科の期待の人材で、私とも、よく一緒に演奏をした仲なのだった。
「ふふふ。本当にそうよね。
私、すぐ隣で聞いていたのだけれど、素晴らしい音色だったわ~。」
すると、コンラッド君が顔をしかめた。
「ベルナデット様!!
あなたは一応、この学院の主席卒業なんですよ?
そんな間抜けな顔してないでしっかりしたらどうです?」
「え?間抜け??
それは・・問題だわ。」
私は緩んだ顔を引き締めようとした。
だが、ふと先程のサミュエル先生の言葉を思い出してしまった。
『これからも私の側にいて下さい。ベルナデット様。』
(あれって、夢じゃないわよね?私に言ってくれたのよね?!)
だが、先程のサミュエル先生のことを思い出すと、どうしても顔が赤くなってしまうのだ。
「ベルナデット様・・・何かあったんですか?」
「え?いえ。別に・・。何も。」
するとコンラッド君が溜息をついた。
「そうですか・・。
殿下との婚約解消したと聞いたので落ち込んでいるかと思いましたが、元気そうですね。」
「もしかして、コンラッド君・・・私を心配して声をかけてくれたの?」
するとコンラッド君が真っ赤な顔をした。
「な、なにをバカなことを!!
そんな訳ないでしょ?!
私はただ手のかかるあなたがやっと卒業するので、喜んでいるだけです。」
私はそれを聞いて少し落ち込んでしまった。
確かに私は以前、演奏会でコンラッド君に多大な迷惑をかけてしまったのだ。
「あの時は迷惑かけて本当にごめんね・・。」
すると、今度はコンラッド君が目を丸くした。
「素直にあやまらないで下さい。
それにあの時のことは気にしていないと何度も言ったでしょ?
あなたの脳はちゃんと働いているんですか?」
「一応・・・。」
「はぁ~。ほら、元気出して下さい。
あなたが暗い顔をしていると、鬱陶しくてたまりません。
ベルナデット様の胸の花、私が貰ってあげますから。」
「え?花?」
周りを見渡せば、確かに周りの一期生のみんなは胸に花をつけていなかった。
(あら?朝はみんなつけていたわよね?)
私が疑問に思っていると、コンラッド君が溜息をついた。
「最近のあなたは、殿下や学長との練習で忙しい様子でしたので、説明しますと・・。
卒業式で、『胸の花を渡す』というイベントがあるらしいですよ?
きっと渡す人などいないのでしょ?
主席卒業生が胸に花をつけたままというのも問題なので、仕方ないので私が貰ってあげますよ。」
「そうなんだ。」
私は思わず、日本の卒業式の様子を思い出した。
私には縁がなかったが、確かに同級生は『好きな先輩の花を貰った』っと狂喜乱舞していたように記憶している。
(なるほど、最初はこんな風に花をただ誰かに渡すっていうイベントだったのかもしれないな。)
私は胸から花を外した。
「はい。」
するとコンラッド君が目を丸くした。
「私にくれるのですか?」
「ええ。そういうイベントでしょ?
貰ってくれると助かるわ。」
私はコンラッド君に花を手渡した。
「どうぞ。」
コンラッド君はとても嬉しそうに笑った。
私は思わず嬉しくなった。
「ふふふ。そんなに喜んでくれると嬉しいな。」
「な!!別に喜んでなど!!
仕方なく貰ってあげただけです!!
ですが、交換・返品共に受け付けておりません。
わかりましたね?」
「え、ええ。」
コンラッド君がさっと私の手を取った。
「不本意ですが、形式ですので。
あくまで形式です。
他意はありません。
いいですね?」
「?」
私はこれから何が始まるのかわからずにじっとコンラッド君を見た。
すると、コンラッド君が私の手に口付けをした。
(え?!)
まさかコンラッド君がそんなことをするとは思わずに私は驚いてしまった。
コンラッド君は真剣な顔で私を見た。
「ご卒業おめでとうございます。
そして、これまで殿下の婚約者様としてお疲れさまでした。
今日の卒業記念演奏も素晴らしいものでした。
来年はぜひ、私と共に奏でましょう。
私ならもっとあなたの音楽を引き出させます。」
そう言って笑うと、コンラッド君は「では」と一礼して去って行った。
(コンラッド君って私のこと嫌いなはずなのに・・・。
ふふふ。負けず嫌いなのかな?)
私がコンラッド君の背中を見ていると、サミュエル先生に話しけられた。
「ベルナデット様。ここにいたのですか?」
「はい。」
すると、私の耳に2人の生徒の会話が耳に入ってきた。
「ねぇ、貰えそう?」
「無理だよ~~。はぁ。『胸の花は想いを寄せる相手に渡す』でしょ?
どうして『貰う』じゃなくて『渡す』なの??
そんなの絶対貰えないじゃない。」
「何言ってるの!!下さいって言ってみればいいでしょ?
もしかしたら貰えるかもよ?」
「!!!・・・最後だし、言ってみる!」
そう言って女の子は去っていった。
(あ・・やっぱりここでも、花を渡すのは恋愛イベントなのか・・・。
あれ?恋愛??)
サミュエル先生の視線が私の顔の下に向いているのに気づいた。
「どうかされたのですか?」
「いえ・・・。あの、ベルナデット様、胸の花はどうされたのですか?」
私は慌ててサミュエル先生を見た。
「あの!!私、よくわからなくて、その・・・あげてしまいました・・。」
サミュエル先生は優しく微笑んだ。
「そうですか・・。ベルナデット様、あちらで陛下がお待ちです。
主席卒業のベルナデット様にお祝いをとのことです。」
「陛下が・・・。
わかりました。参ります。
ありがとうございました。」
私は小さく溜息をついた。
(やっぱりサミュエル先生は大人ね。
私が花をあげたと言っても顔色ひとつ変わらなかったわ・・・。
もう少し、妬いてくれるかと思ったのだけど・・寂しいな。
いや!!妬く?!そんな恐れ多いわ!!何言ってるの!!
しっかりするのよ!!)
気を取り直して、陛下のところへ急ぐことにした。
・
・
・
その後、残されたサミュエルは・・・。
サミュエルは眉を寄せた後、溜息をついて小さく呟いた。
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