堕ちてゆく兄と弟。愛？淫欲？ 禁断のLove

その24 その後。完結

結婚式を終え、妻となった智恵子との平凡な日々が続いていた。

陽介は思い出す。
女装趣味が高じて、兄との禁断の愛欲生活も7~8年続いた。
自分は完全に心は女になり、普通の男には戻れないと思っていた。
そんな時に、中学時代に憧れていた池下智恵子と再会した。

「池下さん、私が誰か分かりますか？ 中学時代、同じクラスの...」

「・・・・・・」

智恵子はしばらく訝しげな目で陽介を見つめていた。
彼女が思い出せないのは仕方ないことで、中学時代の陽介は大人しく目立たない男子であり、目の前にいるのは智恵子以上の美女。

もう、心身ともに女となり異性は愛せないと思っていた陽介だったが、まだそんな心が残っていたのは自分でも意外だった。
陽介は何度も池下智恵子に求愛した。最初は戸惑っていた智恵子も少しずつ気を許してくれた。

色々なことがあった。
気が付くと陽介は男に戻り、智恵子と結婚することになった。彼女のお腹の中には自分の子どもが宿っている。責任重大だ。

その間、兄も結婚し子どもが一人いる。それにバラバラになった家族も寄りを戻した。
父は立ち直り、母もカルト宗教の洗脳から目が覚めたようだ。
父と母も再婚すると、孝介、陽介とも昔のように親子関係に戻り、
両親も子どもたちが所帯を持つと大変喜んでくれた。

ささやかながら、異常だった小林家もシアワセに暮らしています。

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「陽介、気持ちいいかい？」

「ああ、、気持ちいい...」

結婚後も、孝介と陽介は年に数回関係を続けていた。
一度知ってしまった禁断の味は、そう簡単には...。

それでも、絶対家族には秘密でいようと誓い合う兄弟であった。

兄はセクシー下着の弟を突いた。
そして、共に果てた。


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これで完結です。

モチベーションが下がり、無理矢理完結に持っていくことになりましたが、今まで読んで下さった方ありがとうございました。

尚。

前作『女豹の恩讐~』
前々作『雌蛇の罠~』

微々ながら未だ反応があるので、そんな #ミックスファイト 関連の作品を次回作に考えています。