26 / 69
エクリプス辺境伯家3
しおりを挟む
「なるほど。王国から臣下として仕えたいと、そういうことなんだね」
「話が早いな。平民出身にはこれだけ肥沃的な土地の運営など不可能だ!われらを取り立てればすぐにでも楽になるぞ!」
(こいつら何なのかな?いきなり重臣に取り立てろとか馬鹿の極みだわ。王妃様からの差し金なの?)
(お母様らは無能な者たちとは付き合わず身分差別などせずに能力ある質素な者達が好きです。おそらくお父様らが愚かな臣下に賛同して寄越したのでしょう。貴族家はいくつかありますが領地維持が精一杯で開発など不可能です。この肥沃的な土地の事を聞いて今なら押し通せると思ったのでしょう。愚かにもほどがあります)
(お母さんも差別せずにもっぱら市民の声に耳を傾けているよ。だからここでは獣人や半獣人たちから絶大な信頼を得ているし長年貢献しているから唯一公爵家を存続できているんだ。まだ統治体制が固まっていないのに問題ばかり押し付けるなんて)
(どこにでも愚かなものがいるものよのぅ。貴族という言葉に惑わされよって。その言葉を名乗るならリーヴリルのように世界に貢献せねばならぬのにのぅ)
全員がこいつらを追い払うことで一致したがとりあえず話を聞くことにした。
「なにかしら信じられる証拠でもあるのかな」
その言葉を待っていたかのように書類の束を大量に出される。中身を流し読みで確認するが余りに酷過ぎる。
(中身は自己推薦ものばかりだな。大して能力もないのにやたらと誇張されているし成果を出してない。何かしらの役職を渡り歩いたけど長続きしてないしただひたすら右から左に流しているだけで内容をぜんぜん理解してない。本気で出世したいのならそこで他人の3倍の成果ぐらいは出して欲しいんだけど半分にも届いていない。だめだこれは)
価値なしと判断するしかなかった。
「われらのすばらしい結果が見えたようだな。さぁ臣下にしろ!」
雇用される側なのに態度がでかすぎる。常識を学んで来い、そう言いたいが寝耳に水だろう。
「リムネール、この人たちを寝泊りできるところに案内してあげて。ちょっと判断に時間が掛かる」
「わかりました」
すぐさま取り立てろと喚いたがユーフォリアたちになだめさせて帰す。
「ここにきた南部の人たちと会わせたら領地が混乱するね」
最悪暴動を起こすかもしれない。彼らの貴族に対する意識は敵対以外ないのだから。
「どうなされますか?」
3人が口をそろえる。
「とりあえず王様らに話を聞いてくるから居ない間問題を起こさせない様にして」
なんでこんなに足取りが重いんだろうか。ちょっと荒れそうだ。
そうして話を纏めて帰ってきてから問題はさらに悪化していた。
「他種族と揉めてケンカしただけでなく無銭飲食に暴行だけにとどまらず女性らに襲い掛かろうとした、ですか。そんな無法がこの王国では当たり前なの?王女様」
「「もうしわけありません!」」
二人の王女が頭を下げまくる。あいつら、どれだけ二人に恥をかかせているのか理解できないのか?人として最低の秩序すら守れないヤツラに殺意が沸く。
「それでどう判断したのか説明して」
「それを行った全員を装備などを取り上げ強制労働に従事させました。借金の倍額を積み立てるまでは逃げられないように周りに監視させます。暴行罪などは王国に報告して労役罪なので王国軍に突き出し裁判にかけて貴族の相続権の永久剥奪と場合によれば貴族本家の取り潰しです」
「リーヴリルが得た信頼なんかをこちらで潰していることは罪以外ありえない。でも、誠意を見せるにはどうすればいいのか分からない。許してなんていえないけど領地の発展を全力でやるから時間をください」
シャナに返事を促す。この領地の大多数に支持されているカグラ家としては王国をどう思うか。
「わらわとしてはまだ様子見の段階じゃ。これぐらいのトラブルは移動先では珍しいことではないからのぅ。ただ、これ以上同じことが起きればリーヴリルを御輿に担いで反乱じゃ」
二人が恐怖に震える。今の王国なら更地に変えてしまうこともできるが。
「王国側に監督役になれそうな統治に能力が優れた人を斡旋してもらって様子を見よう」
それでダメならシャナに同意することにした。
この問題を短時間で解決するにはこれしかないか。
「テストですか?」
「うん。仕官させるために作った」
テストの内容は簡単だが選別するにはちょうどいい。
「それで納得させられるのですか?」
ガチガチに固まった頭では無能が出てしまい帰るだろうがそれが一つの狙いだ。
「君達も受けてもらうよ」
なぜ受けさせるのか今は理解できないだろうが彼女たちには派閥の代表として活躍してもらう。王国のほうにも仕官募集を大々的に宣伝しておいた。
「これ難しすぎませんか?」「答えを見るとすごく簡単だね」「解釈は簡単で合理的だのぅ」
テストの結果は非常に悪かったがある効果を狙っていた。
「何でこんなところでグズグズしてるの?問題点が分かったんだから行動するべきじゃないか!」
そうして3人を追い出す。募集で集まった人たちと協力してもらいましょうか。
「追い出されましたけどどうしましょうか?」
ユーフォリアとリースリットとシャナは考えていた。3日後に仕官できるかどうかのテストがある。多分これで高得点を出せないと自分らの立場や信頼は上がらない。
そうして悩んでいたがとある一団から声をかけられる。
「もしかして王女様らではありませんか?」
見知らぬ人たちだ、装備などを身に付けていることから兵士か冒険者だろう。獣人族やエルフ族なども混じっている。
「あなたたちは誰ですか?」
「自分は貴族の子供たちですが問題を起こしたヤツラとは違う最下級貴族の出の者です。王都で働いてたんですけど食べていくのすら精一杯で苦しかったんですけど『いつか良い暮らし』をしようと思い描いてたんです。けどそういう機会がなくて。で、ここのエクリプス辺境伯様が王都で仕官募集の話が大々的に広まってビッグチャンスだと思いここに来たんですよ」
もう一人が名乗り出る
「アタシラは獣人や半獣人などだよ。この肥沃的な土地で生産される品々が王国で大評判になっていてね。ここにはそれらの品々の取引に来たんだよ。他種族の人たちも話し合えば気がいい人たちばかりで驚いたよ」
最後の一人が名乗り出る
「自分たちは南部から来た種族で仕官できれば家族の生活が楽になるので応募しました。リーヴリル様には多大にお世話になっているので何か恩返しをしたいと思って。シャナ様はどうしてですか?」
「それでわたしたちになにか話があるとか」
「先のテストですよ。全員が赤でダメだしされたでしょ?正直ヘコみました。答えを見ればこんな簡単に合理的に出来た問題すら出来ないほど無能だと。それを怒った貴族が多く帰りましたが自分たちはまだあきらめていません。ここで採用されれば格段に良い暮らしが出来るのは間違いなのですから。だから仲間たちとテストの問題点を洗いなおして3日後の本番に備えようかと話してたところに王女様たちがいて」
「あたしたちも同じでさ、こことの関係を深めるには仕官するしか方法がないと判断したのさ。同じように徹底的に見直してなんとしてでも合格しようかと思ってね。リースリット様たちもおなじだろ」
「いつまでも人だよりの生活では先が見えません。身分など興味ありませんがリーヴリル様は誰であろうと平等に接するすばらしいお方です。いまは無力ですが将来必ず恩返しをしたい。そのために3日後のテストをがんばるつもりです」
本番のテストはどうなるか分からないがここでウジウジ悩むよりもはるかに建設的だ。リーヴリルもそれを望んでいるからこそテストの内容を責めなかった。来た人たちを集めて勉強会を開きがんばろうと。
「話が早いな。平民出身にはこれだけ肥沃的な土地の運営など不可能だ!われらを取り立てればすぐにでも楽になるぞ!」
(こいつら何なのかな?いきなり重臣に取り立てろとか馬鹿の極みだわ。王妃様からの差し金なの?)
(お母様らは無能な者たちとは付き合わず身分差別などせずに能力ある質素な者達が好きです。おそらくお父様らが愚かな臣下に賛同して寄越したのでしょう。貴族家はいくつかありますが領地維持が精一杯で開発など不可能です。この肥沃的な土地の事を聞いて今なら押し通せると思ったのでしょう。愚かにもほどがあります)
(お母さんも差別せずにもっぱら市民の声に耳を傾けているよ。だからここでは獣人や半獣人たちから絶大な信頼を得ているし長年貢献しているから唯一公爵家を存続できているんだ。まだ統治体制が固まっていないのに問題ばかり押し付けるなんて)
(どこにでも愚かなものがいるものよのぅ。貴族という言葉に惑わされよって。その言葉を名乗るならリーヴリルのように世界に貢献せねばならぬのにのぅ)
全員がこいつらを追い払うことで一致したがとりあえず話を聞くことにした。
「なにかしら信じられる証拠でもあるのかな」
その言葉を待っていたかのように書類の束を大量に出される。中身を流し読みで確認するが余りに酷過ぎる。
(中身は自己推薦ものばかりだな。大して能力もないのにやたらと誇張されているし成果を出してない。何かしらの役職を渡り歩いたけど長続きしてないしただひたすら右から左に流しているだけで内容をぜんぜん理解してない。本気で出世したいのならそこで他人の3倍の成果ぐらいは出して欲しいんだけど半分にも届いていない。だめだこれは)
価値なしと判断するしかなかった。
「われらのすばらしい結果が見えたようだな。さぁ臣下にしろ!」
雇用される側なのに態度がでかすぎる。常識を学んで来い、そう言いたいが寝耳に水だろう。
「リムネール、この人たちを寝泊りできるところに案内してあげて。ちょっと判断に時間が掛かる」
「わかりました」
すぐさま取り立てろと喚いたがユーフォリアたちになだめさせて帰す。
「ここにきた南部の人たちと会わせたら領地が混乱するね」
最悪暴動を起こすかもしれない。彼らの貴族に対する意識は敵対以外ないのだから。
「どうなされますか?」
3人が口をそろえる。
「とりあえず王様らに話を聞いてくるから居ない間問題を起こさせない様にして」
なんでこんなに足取りが重いんだろうか。ちょっと荒れそうだ。
そうして話を纏めて帰ってきてから問題はさらに悪化していた。
「他種族と揉めてケンカしただけでなく無銭飲食に暴行だけにとどまらず女性らに襲い掛かろうとした、ですか。そんな無法がこの王国では当たり前なの?王女様」
「「もうしわけありません!」」
二人の王女が頭を下げまくる。あいつら、どれだけ二人に恥をかかせているのか理解できないのか?人として最低の秩序すら守れないヤツラに殺意が沸く。
「それでどう判断したのか説明して」
「それを行った全員を装備などを取り上げ強制労働に従事させました。借金の倍額を積み立てるまでは逃げられないように周りに監視させます。暴行罪などは王国に報告して労役罪なので王国軍に突き出し裁判にかけて貴族の相続権の永久剥奪と場合によれば貴族本家の取り潰しです」
「リーヴリルが得た信頼なんかをこちらで潰していることは罪以外ありえない。でも、誠意を見せるにはどうすればいいのか分からない。許してなんていえないけど領地の発展を全力でやるから時間をください」
シャナに返事を促す。この領地の大多数に支持されているカグラ家としては王国をどう思うか。
「わらわとしてはまだ様子見の段階じゃ。これぐらいのトラブルは移動先では珍しいことではないからのぅ。ただ、これ以上同じことが起きればリーヴリルを御輿に担いで反乱じゃ」
二人が恐怖に震える。今の王国なら更地に変えてしまうこともできるが。
「王国側に監督役になれそうな統治に能力が優れた人を斡旋してもらって様子を見よう」
それでダメならシャナに同意することにした。
この問題を短時間で解決するにはこれしかないか。
「テストですか?」
「うん。仕官させるために作った」
テストの内容は簡単だが選別するにはちょうどいい。
「それで納得させられるのですか?」
ガチガチに固まった頭では無能が出てしまい帰るだろうがそれが一つの狙いだ。
「君達も受けてもらうよ」
なぜ受けさせるのか今は理解できないだろうが彼女たちには派閥の代表として活躍してもらう。王国のほうにも仕官募集を大々的に宣伝しておいた。
「これ難しすぎませんか?」「答えを見るとすごく簡単だね」「解釈は簡単で合理的だのぅ」
テストの結果は非常に悪かったがある効果を狙っていた。
「何でこんなところでグズグズしてるの?問題点が分かったんだから行動するべきじゃないか!」
そうして3人を追い出す。募集で集まった人たちと協力してもらいましょうか。
「追い出されましたけどどうしましょうか?」
ユーフォリアとリースリットとシャナは考えていた。3日後に仕官できるかどうかのテストがある。多分これで高得点を出せないと自分らの立場や信頼は上がらない。
そうして悩んでいたがとある一団から声をかけられる。
「もしかして王女様らではありませんか?」
見知らぬ人たちだ、装備などを身に付けていることから兵士か冒険者だろう。獣人族やエルフ族なども混じっている。
「あなたたちは誰ですか?」
「自分は貴族の子供たちですが問題を起こしたヤツラとは違う最下級貴族の出の者です。王都で働いてたんですけど食べていくのすら精一杯で苦しかったんですけど『いつか良い暮らし』をしようと思い描いてたんです。けどそういう機会がなくて。で、ここのエクリプス辺境伯様が王都で仕官募集の話が大々的に広まってビッグチャンスだと思いここに来たんですよ」
もう一人が名乗り出る
「アタシラは獣人や半獣人などだよ。この肥沃的な土地で生産される品々が王国で大評判になっていてね。ここにはそれらの品々の取引に来たんだよ。他種族の人たちも話し合えば気がいい人たちばかりで驚いたよ」
最後の一人が名乗り出る
「自分たちは南部から来た種族で仕官できれば家族の生活が楽になるので応募しました。リーヴリル様には多大にお世話になっているので何か恩返しをしたいと思って。シャナ様はどうしてですか?」
「それでわたしたちになにか話があるとか」
「先のテストですよ。全員が赤でダメだしされたでしょ?正直ヘコみました。答えを見ればこんな簡単に合理的に出来た問題すら出来ないほど無能だと。それを怒った貴族が多く帰りましたが自分たちはまだあきらめていません。ここで採用されれば格段に良い暮らしが出来るのは間違いなのですから。だから仲間たちとテストの問題点を洗いなおして3日後の本番に備えようかと話してたところに王女様たちがいて」
「あたしたちも同じでさ、こことの関係を深めるには仕官するしか方法がないと判断したのさ。同じように徹底的に見直してなんとしてでも合格しようかと思ってね。リースリット様たちもおなじだろ」
「いつまでも人だよりの生活では先が見えません。身分など興味ありませんがリーヴリル様は誰であろうと平等に接するすばらしいお方です。いまは無力ですが将来必ず恩返しをしたい。そのために3日後のテストをがんばるつもりです」
本番のテストはどうなるか分からないがここでウジウジ悩むよりもはるかに建設的だ。リーヴリルもそれを望んでいるからこそテストの内容を責めなかった。来た人たちを集めて勉強会を開きがんばろうと。
0
お気に入りに追加
245
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜【毎日更新】
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
転生したら幼女でした。※ただし、レベル、ステータスは完スト
まさ☆まさお
ファンタジー
剣で、魔法で、スキルでありとあらゆる攻撃方法で魔物を殲滅させまくってレベルを完ストさせ、魔王を蹂躙し世界を救った勇者は何の因果か病に倒れ絶命した。
しかし、神々は勇者の存在が無になることを恐れ、転生させることによって、その存在を消滅させないようにしたのであった。
この物語は【破壊王】【蹂躙せしもの】【歩く鬼畜】などなど、魔物勢から呼ばれた勇者が、ステータス、レベル、スキル、魔物に対する残虐性、戦闘やスキル、魔法に対する記憶のみを残して、後は真っ白な幼女に転生し、日々を楽しくおかしく過ごす物語である。
実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、pixivにも投稿中。
※小説家になろうでは最新『勇者祭編』の中盤まで連載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる