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第三部 お腐れ令嬢
Episode79.ずっと傍にいたい(ジーク視点)
しおりを挟むジークフォルテン・フォン・ロンディニアは、生まれてすぐに、己の膨大な魔力を御しきれず、命の危機に瀕したことがある。懸命な救急活動により一命はとり留めたものの、しばらく虚弱体質が治らず、外に一歩も出られない幼少期を過ごした。
いつも窓の外を見ていた。
同年代の子たちは外で駆け回っているというのに、自分は暗い部屋で安静にしていろと言われる。何か手伝うことはないかと乳母に聞けば「ジーク様はお休みになられてください」と床に戻される。実につまらない。ジークの言葉数が少なくなり、表情が乏しくなるまで、大した時間はかからなかった。
魔力量は成長するにつれて増していく。
ジークはたびたび高熱を出すようになり、焦ったロンディニア公爵がシェルアリノ騎士公爵家に助けを求めた。かの家は体と魔力量が釣り合っていない子どもを教育し、魔力に体を慣れさせ症状を緩和した事例があった。騎士公爵家から派遣された家庭教師のもと、さっそく魔力の制御方法と魔法武術に関する鍛錬を始めた。ちょうど六歳かそこらの時だった。
天性の才能があったジークは、めきめきと実力を伸ばした。
虚弱体質はかなり良くなり、九歳になる頃には供を連れずに外出できるようになった。
それでも油断すると倒れてしまう時もある。
ある立食パーティでのことだった。外向けに催された夜会ではなく、日ごろから交流のある家同士を招き寄せて親睦を深める。知り合いしかいないからという理由でジークにも参加する許可がおりた。
初めて見るたくさんの大人達。話す内容は身内贔屓と経営や領地問題、魔獣関連、あとは縁談の話ばかり。実につまらないと思っていた時に、衝撃的な体験をした。
──黒い蝶がいる。
第一印象はそれだった。
まだ七歳くらいと思われる黒髪の女の子は、青玉石の瞳に天真爛漫さを秘めて、少々緊張して佇んでいた。彼女の隣には、彼女そっくりな髪色と目を持つ十一歳ほどの少年。彼はぴったりと少女に寄り添い、まるでお姫様を守る騎士のように辺りを見渡していた。
これが、ラティアーノ伯爵令嬢と伯爵令息に会った瞬間。
そして同時に、ジークは呼吸困難で倒れた。
──ジークが悪夢を見始めたのも、この日からだった。
本当にイヤな夢だった。
『シリウス様』
甘ったるい声で呼ばれる。
聞くだけで不快になるような、媚びへつらった女の声。
夢の中の自分は大人の体になっていて、違和感と頭痛と吐き気で気が狂いそうになる。
『シリウス様ったら、ぼーっとしてどうなされたのですか』
自分でありながら、自分ではない不思議な感覚。まるで魂が肉体を離れて他人に憑依したような、妙な居心地の悪さを感じる。
ぐぃと腕を引っ張られた。柔らかな女の肌と、クラクラしそうなほど濃い香水の匂い。夢の中のくせに、こんなに現実な感覚はいらないだろうに。舌打ちを堪えながらも、ジークは絡みつく腕を振り払い女の顔を見つめた。
編み込みがなされた金色の髪。大きくて丸い黄色の瞳に、丸みがあって柔らかそうな頬。フリルがふんだんにあしらわれた黄色のドレスも相まって、男の庇護欲を掻き立てられそうな令嬢だ。しかし可愛いらしい雰囲気と裏腹に、強欲さが滲み出ている。
『私、早くシリウス様と一緒になりたいです』
悪夢はいつも、見知らぬ女が隣にいて、シリウスという知らない男の名前で呼ばれる場面から始まる。
次に黒髪の伯爵令嬢が出てきて、仲良く話す場面。
夢の中にいるシリウスはスラスラと話す。冗談を離したり、悪戯をしかけたり。きっと好き同士なのだろう。婚約者という言葉も聞こえたから、この二人は結婚するのだろう。本当に楽しそうな雰囲気で、この場面だけは夢を見ているジークの心も和んだ。
その次に見せられたのは、シリウスが暗黒竜という魔獣に襲われる場面。肩を牙で貫かれ、シリウスの体から血が溢れる。明らかに重症で、シリウスはすぐ治療施設に運ばれた。
シリウスを看病していたのは婚約者である黒髪令嬢ではなく、金髪令嬢だった。
金髪令嬢は献身的にシリウスを支えた。
なのに、婚約者である黒髪令嬢が出てこない。心配する手紙すら寄こさない。
それどころか、金髪令嬢は黒髪令嬢にいじめられたと涙ながらに告白した。
あんなのにシリウスの事を好きだと言っていた黒髪令嬢が、心配の手紙一つ出さないなんてありえるだろうか。誰にでも優しく、儚げな彼女がイジメなどするだろうか。ジークは違和感を覚えたが、シリウスは違っていたようだ。徐々に金髪令嬢の言葉を信じるようになってしまったのだ。
ここから先の場面は、何度見ても慣れない。夢とはいえ、悲劇を見せられるのは気持ちのいいものではなかった。物語の結末はバッドエンドだ。救いはない。早く目覚めればいいのに、しっかり見ろと言わんばかりにこの時だけは夢から覚めない。
ああ、いやだ。見たくもない。
黒髪の令嬢を目の前にして、夢の中のシリウスが告げたのは婚約破棄だった。
『あなたがそういう女性だと思わなかった』
呆然とする黒髪令嬢の、透き通った青宝玉の瞳から大粒の涙が零れ落ちる様子を見て、ジークの胸がズキリと痛む。いつもこの場面を見ると、胸のあたりがきゅうっと絞られるのだ。
夢の場面が切り替わった。
シリウスと金髪令嬢が口論している。
魔獣に襲われ床に臥せっていたシリウス宛に、黒髪令嬢が手紙を書いていたのではないか。しかも手紙を、シリウスが読まないように捨てていたのではないか。金髪令嬢が、悪意を持って黒髪令嬢を悪者だと仕立て上げていたのではないか。
そんな言い争いだった。
シリウスという男がいま何を考えているのか、ジークには手に取るように分かった。一時期の金髪令嬢の優しさに絆され、信じていたはずの婚約者を信じられなくなった。愛していたはずの婚約者を裏切ってしまった。後悔と絶望、そして己への強い憤りだ。
『俺はしてはいけないことをした。だから彼女に謝らなければいけない。一生かけて償っていく。許されようとは思ってない』
場面が切り替わった。
魔獣がひしめく暗い森の中だった。
黒髪令嬢が、大量の血を流して倒れていた。
魔獣に噛みつかれた痛々しい痕が、体中にある。
体が冷たく、息をしていなかった。
なぜ彼女が死んでいるのか、夢の登場人物であるシリウスにも夢を見ているジークにも分からなかった。
たまたま魔獣に襲われたのか、それとも婚約破棄されたことに絶望して魔獣に喰い殺されることを選んだのかは、分からない。分かったのは、シリウスが婚約破棄をしたせいで彼女が独りになり、守ることが出来なかった、という事実だけ。
『俺が、彼女を殺してしまった。俺のせいで……』
シリウスの絶望しきった声を皮切りに、ジークの悪夢はそこで終わる。
何度も同じ悪夢を見た。
両親に悪夢のことを伝え、専門の魔導師を呼んで治療してもらったが効果は無し。
自分が『ジーク』なのか『シリウス』なのかさえ曖昧になる。ジークが知っているはずのない知識を披露し、周りの大人を驚かせたことも一度や二度ではない。何かの拍子に『シリウス』の喋り方になっているときもある。正直気が狂いそうだった。
そんな時だ。
黒い蝶のような女の子ともう一度会う機会があった。
『ロサミリス・ファルベ・ラティアーノと申します。先日の体調不良の件もありますし、とても心配いたしました。どうぞわたくしの傍にいる時は無理せずに、体調が優れなかったらお伝えください』
『……………』
『あの…………ジークフォルテン様?』
『いや、何でもない』
ジークは少女の顔をまじまじと見た。触り心地のよさそうな長い黒羽の髪と、海を宿したような深い青の瞳が特徴的な女の子は、ロサミリスという名前らしい。
悪夢に出てきた黒髪令嬢と瓜二つ。
後に彼女は婚約者となり、馬鹿馬鹿しい悪夢が現実になる気がして、心の底から恐怖した。
────俺が守らなければ。
不思議と、そう思った。
決意したジークの行動は早かった。森で魔獣に喰い殺される黒髪令嬢を救うためだけに、己を鍛え始めた。魔法武術を磨き、魔法の研鑽に精を尽くした。悪夢のことも気にしなくなった。彼女を守りたい、その想いがあれば何度同じ悪夢を見ても心が折れることはなかった。
ロサミリスという少女は、とても天真爛漫で、可憐で、可愛らしい女の子だった。
口数が少なく表情が乏しいジークに積極的に話しかけ、にこにこ笑う。
何がそんなに嬉しいのかと問えば「ジーク様の隣にいるだけで幸せです」と彼女は頬を染めた。
『ジーク様! ご覧になって、あそこに可愛らしいお花がありますの!』
『今日は上手に踊れましたわ!』
『ジーク様、この本とっても面白いと思いましたの! お読みになってはいいかがですか?』
『ジーク様、魔法を使って倒れられたとお伺いいたしました。体調はいかがでしょうか』
彼女と過ごす時間が増えるつれ、恋慕の想いが強くなっていく。
同時に、彼女を失う恐怖も増えた。
いつか自分も、シリウスという男のように、海を閉じ込めた貴き青の瞳に涙を浮かべさせてしまうのだろうか。暗い森の中で息絶えさせる未来を歩ませてしまうのだろうか。
この想いを、愛を──伝えても良いのだろうか。
伝えたら、何かのきっかけで彼女を悲しませてしまうのではないだろうか。
不安に苛まれたジークは、ますますロサミリスに仏頂面を貫くようになった。
必要最低限のことしか話さない。
でも彼女の好みは把握しているから、茶会を開くときは必ず彼女の好きな茶葉と甘さ控えめな焼き菓子を調達した。こうすれば少しは、少なくとも好意を抱いていると彼女に伝えることが出来ると思っていたから。
でもジークの意図に反して、最初は積極的に話しかけてくれた彼女も、徐々に口数が減っていた。態度はよそよそしくなり、目を合わせてくれない。嫌われたかもしれない。それはそれでいいかと思った。彼女を救うのが使命だ。別に両想いにこだわる必要はない。
初めてロンディニア次期公爵として夜会に参加したとき、彼女は自分の晴れ姿に見惚れていた。自分だって彼女の可愛らしいドレス姿に見惚れていたくせに、ソレは棚に上げて、彼女が自分を嫌いなわけではないと嬉しくなったものだ。
それでも、ジークの不安は拭えなかった。
悪夢の中の金髪令嬢と瓜二つの娘が、ロサミリスの姉としてやってきた時も。
オルフェンにそそのかされて騎士団の事務部に入った時も。
魔獣がよく出現するというローフェン地方に行った時も。
胸が締め付けられて痛くて苦しいほどに、不安だった。
『ジーク、様…………こ、ここにいては危険です。早く、早く、安全な場所に!』
暗黒竜と決着をつける。
かなり『シリウス』寄りの感情を抱いて、ラティアーノ次期伯爵たるサヌーンルディア卿に同行し、魔獣討伐に参加した。そして暗黒竜の討伐に成功した。
また一つ悪夢と異なる結末に出来たことに、ジークは安堵した。
次に彼女の声を聞いたのは、医務室だった。
『じ、じ、ジーク様っ!? おき、起きてっ!?!?』
あぁ良かったと。
心の底からほっとした。
次にジークは、彼女に愛を伝えてみることにした。
言葉にして伝えなければ、察しが良い彼女でも誤解してしまうと知ったから。
彼女は顔を真っ赤にして恋慕の気持ちを伝えてくれた。
『愛してます、ジーク様』
悪夢とは別の結末を迎えることが出来た。
だが悪夢を見なくなる、ということはなかった。
金髪令嬢や婚約破棄のシーンはほとんど見なくなったが、かわりに黒髪令嬢が森の中で死んでいるシーンは繰り返し見せつけられた。
──ああ、まだダメなんだ。まだ足りないんだ。
彼女から呪いを宿している事実を知ったときに、悪夢の中で黒髪令嬢が死んでいるのは、呪いによってロサミリスが死ぬことを暗示しているのではないかと推測した。
呪いが他者を傷つけるものだと知っていたから、彼女は離れたいと言ってきた。触れたくないとも言ってきた。念願かなって両想いになったのに、こんな仕打ちはあんまりだ。ジークは強い衝動のまま、柔らかい彼女の肢体を掻き抱き、無理やり上を向かせ、深海の瞳を覗き込んだ。
──絶対にロサを幸せにしてみせる。
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──ロサを守るのは俺の役目だ。
そして、敬虔なる信徒を二人で打ち倒し、呪いを消す方法を手に入れた。
テオドラ先生の協力のもと、見事呪いを打ち破った彼女は、本当に嬉しそうに微笑み、胸の中に飛び込んでくる。
凛としたロサの顔が好きだ。
恥ずかしいとすぐに耳が赤くなるロサが好きだ。
逆境に負けないロサの生きざまが好きだ。
離したくない。離れたくない。
ずっと傍にいたい。
ずっと愛して、ずっと愛されたい。
そう、ジークは想い続けていた。
「悪夢……………そういえば見なくなったな」
ロサミリスの手から呪いが消えた翌日から、あれだけ毎日のように見ていた悪夢を見なくなった。
役目を果たした、とでも言うかのように。
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しばらく彼女の黒髪を指で遊んだあと、ジークはロサミリスの唇に軽い口づけを落とした。
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