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第5話
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【ライトニングスラッシュ】詳細
効果……稲妻の力を宿した斬撃で相手を斬りつける。
雷の力によって単純に威力が増幅しており、他の効果としては刃が触れた瞬間に肉体へと電気が流れ込みダメージを与えるというものがある。
来光からは熱も発生しており、それにより対象を焦がすことも可能。
真っ二つにされた大鹿の切断面はどちらも軽く燃焼しており、思いのほか血は流れなかった。しかしそれでも、大型のモンスターを一刀両断すれば血しぶきが上がる。
ララクはそれを、まだ装備中のホーリーシールドで出来るだけ塞いでみせた。盾を通り過ぎた血液が、ララクの頬や着ているマントに触れる。が、軽度なので彼はさほど気にする様子はなかった。
戦いが終わると、生を失った大鹿の頭部と胴体が、坂になっている岩場を転げ落ちていく。途中で止まることはなく、そのままゼマのいる海辺の砂浜地帯へと落下していった。
「でっか。さすが、ララク大先生」
ゼマは自分の近くへとやってきた大鹿の新鮮な死体を見て、目を見開いていた。自分よりも明らかに大きく筋肉質な体。恐ろしさを再認識すると同時に、焼いたらうまそうだな、と楽観的な感想も抱いていた。
「やめてくださいよ、作戦が上手くいっただけです。
もっと警戒心が強ければ、こうはならなかったと思います」
ララクは会話をしながら、上空から地上へと舞い戻ってきた。両手に装備していた武器と盾はすでに存在しなかった。スキルで作り出したものは、スキルを解除すれば消失する。
「それって、見た目で舐められてたってこと?」
ゼマはおかしそうにしている。彼女はまじまじと、ちんちくりんな容姿のララクを見ていた。童顔と背の小ささ、それと鎧を着用していない事も大きい。
「えぇ。なんとなく、そう感じるだけですけど」
トライディアに直接そう聞いたわけではないが、ララクには感覚的に分かるのだろう。相手が自分の事を見下していることが。
何故なら、そういった負のオーラを、数えきれないほど浴びていたから。
「っま、いいじゃん。強いんだから、あんた」
「っえ、あー、はい」
ララクは照れくさそうに頬を掻いた。
彼は強くなった。
彼が大型モンスターを圧倒できるほど、強くなったのは、彼が100回目の追放を迎えてからである。
彼は100回目の追放の後、とんでもないスキルを得た。
それが【追放エナジー】である。
【追放エナジー】詳細
獲得条件……パーティー契約を100回解除される。故意に自分から解除されにいった場合はノーカウント(通算100回)。
効果……パーティー契約を解除してきた相手、並びにそのパーティーメンバーのスキルを獲得できる。
同じスキルがある場合、その数だけ効果が上昇する。
獲得条件など、複雑なように思えるが、簡単にいえば「今までの仲間のスキルを全て使える」というものである。
本来スキルはモンスターなどを倒し経験値(戦闘データ)を得てレベルアップし、一定のレベルになるとスキルを獲得できる。
が、中には特別な条件をクリアすることで獲得できるものがある。そしてそれは基本的に明かされることはなく、今回の【追放エナジー】のように条件が厳しいものを俗に「隠れスキル」と呼ぶ。
そして【追放エナジー】を得たことにより、彼の現在の所持スキルが大幅に変更した。
名前 ララク・ストリーン
種族 人間
レベル 52
アクションスキル 一覧
【ヒーリング(Ⅰ)】【エアスラッシュ(Ⅶ)】【フィジカルアップ(Ⅸ)】【スピードアップ(Ⅶ)】【スラッシュムーブ(Ⅱ)】【クイックカウンター(Ⅱ)】【挑発(Ⅴ)】【ディフェンスアップ(Ⅶ)】【カウンターブレイク(Ⅳ)】【ギガクエイク(Ⅳ)】【シールドアタック(Ⅳ)】【ウェイトアップ(Ⅳ)】【サーチング(Ⅵ)】【ウィンドブレイク(Ⅴ)】【スピントルネード(Ⅳ)】【空中浮遊(Ⅳ)】【嗅覚強化(Ⅱ)】【ウィンドカッター(Ⅵ)】【ウィンドスラッシュ(Ⅸ)】……NEXT
パッシブスキル 一覧
【追放エナジー】【剣適性(Ⅹ)】【盾適性(Ⅸ)】【魔力上昇(Ⅹ)】【身体能力上昇(Ⅹ)】【防御力上昇(Ⅹ)】【俊敏性上昇(Ⅹ)】【体力上昇(Ⅶ)】……NEXT
自分が何のスキルを所持しているか分かるこのスキル画面は、手の甲にある紋章に触れれば、このように閲覧することが可能である。
ララクの場合、これはまだ一部に過ぎない。スキル一覧の最後にある「NEXT」の文字に触れれば、画面が切り替わり、他のスキルが表示される。
その中には先の戦闘で使用した【アイシクルスラッシュ】や【シールドバッシュ】。
前者は氷刃のシェントルマ、後者は盾殴りのナゲキスが所持していたスキルである。
このように、かつての仲間のスキルを使用することが可能になり、ララクの戦闘力は飛躍的に向上した。
パッシブスキルにある「適性」は、持っているだけで武器などを扱えるようになり威力を高めてくれる。
ララクが刀を振り回せたのは、【剣適性(Ⅹ)】のおかげである。ここに書かれている(Ⅹ)は、同名のスキルが合体して性能を向上させていることを示している。
【剣適性】はポピュラーなパッシブスキルであり、氷刃のシェントルマ以外に猛烈剣士デフェロット、刀人ジャンスなど、数多くの冒険者が所持している。
それら全てが1つに集約したことを、(Ⅹ)などの数字で表しているのである。
追放を100回経験したことにより【追放エナジー】を獲得して覚醒したララクは、本来のレベルを遥かに超える力を発揮できるようになった。
先ほど戦ったトライディアは、レベル56。現在ララクのレベルは52なので、その差を埋めつつ、軽く凌駕してしまった。
イレギュラーな破格の強さ。
その力の根源は、かつて自分を追放した仲間たちというのだから、皮肉なものである。
「じゃあ、クエスト終了を報告しにギルドに戻りましょうか」
ララクは死体となったトライディアを再度確認し、近くの村へと帰路することにしたようだ。
「ねぇねぇ、この鹿、美味しそうじゃない? 肉、貰えるかな?」
腹が減ってきたのか、ゼマはヨダレを流しそうな勢いだった。その瞳は、星の光のようにキラキラと輝いている。
「そうですねぇ、クエストはトライディアの素材集めじゃなくて討伐のみですから、交渉次第ですね」
今回のクエスト「三本角を退治してくれ!」は、トライディアを排除して欲しいという依頼だった。クエストによっては、モンスターの肉や皮、それらの入手を目的としたものもある。なので今回の場合は、ギルド側や依頼主との話し合いの上、モンスターの素材を分け合うのが一般的である。
「そっか、そっか。じゃあ、帰りよろしく~」
食への期待値を高めたゼマは、鼻歌交じりにそう言った。
「了解です。【テレポート】」
ララクは自分と、仲間のゼマに移動スキルを発動する。
すると、青白い光に包まれる2人。さらに、トライディアの死体も光に飲み込まれる。そしてすぐに、2人と一体の姿が海辺から消えていった。
【テレポート】詳細
効果……一度訪れたことのある場所へと瞬間移動可能。
なんとも便利なスキルである。
これは瞬影忍者カケルという冒険者が所持している希少スキルである。
便利ではあるが、燃費が悪く、魔力が膨大な者でないと有効活用は出来ないだろう。その点、ララクは【魔力上昇】のようなパッシブスキルを持っているので、多用しなければただの便利すぎる移動手段である。
ララクとゼマは、このスキルによって、今回のクエストを受注した近くの村へと飛ばされるのだった。
効果……稲妻の力を宿した斬撃で相手を斬りつける。
雷の力によって単純に威力が増幅しており、他の効果としては刃が触れた瞬間に肉体へと電気が流れ込みダメージを与えるというものがある。
来光からは熱も発生しており、それにより対象を焦がすことも可能。
真っ二つにされた大鹿の切断面はどちらも軽く燃焼しており、思いのほか血は流れなかった。しかしそれでも、大型のモンスターを一刀両断すれば血しぶきが上がる。
ララクはそれを、まだ装備中のホーリーシールドで出来るだけ塞いでみせた。盾を通り過ぎた血液が、ララクの頬や着ているマントに触れる。が、軽度なので彼はさほど気にする様子はなかった。
戦いが終わると、生を失った大鹿の頭部と胴体が、坂になっている岩場を転げ落ちていく。途中で止まることはなく、そのままゼマのいる海辺の砂浜地帯へと落下していった。
「でっか。さすが、ララク大先生」
ゼマは自分の近くへとやってきた大鹿の新鮮な死体を見て、目を見開いていた。自分よりも明らかに大きく筋肉質な体。恐ろしさを再認識すると同時に、焼いたらうまそうだな、と楽観的な感想も抱いていた。
「やめてくださいよ、作戦が上手くいっただけです。
もっと警戒心が強ければ、こうはならなかったと思います」
ララクは会話をしながら、上空から地上へと舞い戻ってきた。両手に装備していた武器と盾はすでに存在しなかった。スキルで作り出したものは、スキルを解除すれば消失する。
「それって、見た目で舐められてたってこと?」
ゼマはおかしそうにしている。彼女はまじまじと、ちんちくりんな容姿のララクを見ていた。童顔と背の小ささ、それと鎧を着用していない事も大きい。
「えぇ。なんとなく、そう感じるだけですけど」
トライディアに直接そう聞いたわけではないが、ララクには感覚的に分かるのだろう。相手が自分の事を見下していることが。
何故なら、そういった負のオーラを、数えきれないほど浴びていたから。
「っま、いいじゃん。強いんだから、あんた」
「っえ、あー、はい」
ララクは照れくさそうに頬を掻いた。
彼は強くなった。
彼が大型モンスターを圧倒できるほど、強くなったのは、彼が100回目の追放を迎えてからである。
彼は100回目の追放の後、とんでもないスキルを得た。
それが【追放エナジー】である。
【追放エナジー】詳細
獲得条件……パーティー契約を100回解除される。故意に自分から解除されにいった場合はノーカウント(通算100回)。
効果……パーティー契約を解除してきた相手、並びにそのパーティーメンバーのスキルを獲得できる。
同じスキルがある場合、その数だけ効果が上昇する。
獲得条件など、複雑なように思えるが、簡単にいえば「今までの仲間のスキルを全て使える」というものである。
本来スキルはモンスターなどを倒し経験値(戦闘データ)を得てレベルアップし、一定のレベルになるとスキルを獲得できる。
が、中には特別な条件をクリアすることで獲得できるものがある。そしてそれは基本的に明かされることはなく、今回の【追放エナジー】のように条件が厳しいものを俗に「隠れスキル」と呼ぶ。
そして【追放エナジー】を得たことにより、彼の現在の所持スキルが大幅に変更した。
名前 ララク・ストリーン
種族 人間
レベル 52
アクションスキル 一覧
【ヒーリング(Ⅰ)】【エアスラッシュ(Ⅶ)】【フィジカルアップ(Ⅸ)】【スピードアップ(Ⅶ)】【スラッシュムーブ(Ⅱ)】【クイックカウンター(Ⅱ)】【挑発(Ⅴ)】【ディフェンスアップ(Ⅶ)】【カウンターブレイク(Ⅳ)】【ギガクエイク(Ⅳ)】【シールドアタック(Ⅳ)】【ウェイトアップ(Ⅳ)】【サーチング(Ⅵ)】【ウィンドブレイク(Ⅴ)】【スピントルネード(Ⅳ)】【空中浮遊(Ⅳ)】【嗅覚強化(Ⅱ)】【ウィンドカッター(Ⅵ)】【ウィンドスラッシュ(Ⅸ)】……NEXT
パッシブスキル 一覧
【追放エナジー】【剣適性(Ⅹ)】【盾適性(Ⅸ)】【魔力上昇(Ⅹ)】【身体能力上昇(Ⅹ)】【防御力上昇(Ⅹ)】【俊敏性上昇(Ⅹ)】【体力上昇(Ⅶ)】……NEXT
自分が何のスキルを所持しているか分かるこのスキル画面は、手の甲にある紋章に触れれば、このように閲覧することが可能である。
ララクの場合、これはまだ一部に過ぎない。スキル一覧の最後にある「NEXT」の文字に触れれば、画面が切り替わり、他のスキルが表示される。
その中には先の戦闘で使用した【アイシクルスラッシュ】や【シールドバッシュ】。
前者は氷刃のシェントルマ、後者は盾殴りのナゲキスが所持していたスキルである。
このように、かつての仲間のスキルを使用することが可能になり、ララクの戦闘力は飛躍的に向上した。
パッシブスキルにある「適性」は、持っているだけで武器などを扱えるようになり威力を高めてくれる。
ララクが刀を振り回せたのは、【剣適性(Ⅹ)】のおかげである。ここに書かれている(Ⅹ)は、同名のスキルが合体して性能を向上させていることを示している。
【剣適性】はポピュラーなパッシブスキルであり、氷刃のシェントルマ以外に猛烈剣士デフェロット、刀人ジャンスなど、数多くの冒険者が所持している。
それら全てが1つに集約したことを、(Ⅹ)などの数字で表しているのである。
追放を100回経験したことにより【追放エナジー】を獲得して覚醒したララクは、本来のレベルを遥かに超える力を発揮できるようになった。
先ほど戦ったトライディアは、レベル56。現在ララクのレベルは52なので、その差を埋めつつ、軽く凌駕してしまった。
イレギュラーな破格の強さ。
その力の根源は、かつて自分を追放した仲間たちというのだから、皮肉なものである。
「じゃあ、クエスト終了を報告しにギルドに戻りましょうか」
ララクは死体となったトライディアを再度確認し、近くの村へと帰路することにしたようだ。
「ねぇねぇ、この鹿、美味しそうじゃない? 肉、貰えるかな?」
腹が減ってきたのか、ゼマはヨダレを流しそうな勢いだった。その瞳は、星の光のようにキラキラと輝いている。
「そうですねぇ、クエストはトライディアの素材集めじゃなくて討伐のみですから、交渉次第ですね」
今回のクエスト「三本角を退治してくれ!」は、トライディアを排除して欲しいという依頼だった。クエストによっては、モンスターの肉や皮、それらの入手を目的としたものもある。なので今回の場合は、ギルド側や依頼主との話し合いの上、モンスターの素材を分け合うのが一般的である。
「そっか、そっか。じゃあ、帰りよろしく~」
食への期待値を高めたゼマは、鼻歌交じりにそう言った。
「了解です。【テレポート】」
ララクは自分と、仲間のゼマに移動スキルを発動する。
すると、青白い光に包まれる2人。さらに、トライディアの死体も光に飲み込まれる。そしてすぐに、2人と一体の姿が海辺から消えていった。
【テレポート】詳細
効果……一度訪れたことのある場所へと瞬間移動可能。
なんとも便利なスキルである。
これは瞬影忍者カケルという冒険者が所持している希少スキルである。
便利ではあるが、燃費が悪く、魔力が膨大な者でないと有効活用は出来ないだろう。その点、ララクは【魔力上昇】のようなパッシブスキルを持っているので、多用しなければただの便利すぎる移動手段である。
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生成、複製、精錬、創造なども可能で、鉱石が含まれていればそれを操る事も出来てしまうという規格外な力を持っていた。
この話はそんな力を持ちつつも、平々凡々、のどかに生きていきたいと思いながら旅をして、片手間に女の子を助けたり、街を救ったり世界を救ったりする。
そんなありふれたお話である。
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カクヨムと小説家になろうで投稿したものを引っ張ってきました!
モチベに繋がりますので、感想や誤字報告、エールもお待ちしています〜
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