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第71話 方向性
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「はぁ? なんでお前が辞めるんだよ!」
デフェロットは急な脱退宣言に驚きつつ、立ちあがってガッディアを怒鳴る。
「ねぇ、どうして?」
レニナも目を見開いて驚いてはいたが、彼の気持ちを聞きたかったのか、話を聞くことを優先した。
「経験は、より多くの場所に訪れることで得られると思うんだ。つまり、冒険さ。同じ場所を常に行き来するよりも、この広い世界を旅することでお前たちはきっと強くなる。
デフェロット、お前はイレギュラーが起る時のために強くなりたい、と言ったな」
「あぁ、そうだよ。俺らが死なねぇためにな」
「それはごもっともだ。しかし、イレギュラーがあるからこそ強くなれるんじゃないか? 実際、あの一件がなければ、ここに来ることもジュタに会うこともなかった。
つまり、新しいスキルが開眼することはなかったかもしれない」
それを聞いてデフェロットとレニナは一瞬だけ黙り込んだ。代わりにジュタが質問しだした。
「な、なるほど。そのために、自分の知らない土地へと旅した方が良い、ってことですね。
でもそれってガッディアさんも一緒に行けばいいんじゃないですか?」
年上でしかも冒険者としてベテランの域に達しているガッディアの意見を素直に飲み込むジュタ。しかし、気になることはしっかりと追及した。
「あー、キミには詳しく言っていなかったな。俺にはジンドの街に妻と娘がいる。もちろん俺だって高みを目指したいとは思っている。
が、残念ながらその旅には参加できない」
それを聞いてジュタは納得した。そして、彼がどんな思いで今話しているのかも、少しだけ理解している。
「おいガッディア、そもそもお前たちを死なせねぇために強くなろうって思ったんだよ。
なのにお前がいなくなっちまったら、もともこうもねぇだろ!」
デフェロットはこう見えて、仲間の安否を常に気にかけている。ガッディアに家族がいること、帰りを待つ人がいることは重々承知だった。
「ああ、分かっているさ。だが、今はそれだけの理由じゃないんだろ? お前は純粋に強さを追い求めだしている」
これは今日行った戦闘をして感じたことだ。ガッディアはそれまでパーティーを抜けるつもりなどなかったはずだ。そうでなければここまでやっては来なかったはずだ。
「もしかして、あいつのこと言ってる?」
レニナも何となく周囲の意見を汲み取っていた。しかし、ジュタはまだ何のことかよく分かってなかった。
「あの、どういうことなんでしょうか?」
「つまりだな、デフェロットはララクを超えたい、と思っているということだ。まぁ、彼とは色々とあったからな」
ジュタは、ララクが疾風怒濤に加入していたことがあることを、なんとなく知っている。そして、何故かデフェロットがムキになっていることも。
しかし、具体的な理由は知らないでいた。
「そうだよ。俺はあいつに勝ちてぇ。俺の誘いを蹴ったことを、後悔させてやりてぇ。この力があれば、イケると思ったんだよ。
けど、足りなかった」
俯くデフェロット。彼の頭には、ララクに助けられた映像と、今日の戦いがフラッシュバックしていた。
「ちっさ。まだ根に持ってんの? 私もあの時はイラっと来たけどさ、別に今は何とも思ってないけど」
嘘は言っていないようで、真顔のままレニナは喋っていた。
「わりぃかよ! けどよぉ、俺らはもっと強くなる手段を手に入れた。
だから、もっとこのスキルを使いこなせるようになって、あいつにリベンジしてぇ」
デフェロットは自分の手にある紋章を見つめる。彼が【キズナ変化】を手にしてまだ日は浅い。この力をすべて引き出せていない可能性があるということだ。
「お前は彼に勝利したいと感じ、そして純粋に強さを追い求めだしている。なに、それは悪い事じゃない。
こんな血なまぐさい冒険者という職業からしたら、そっちのほうが正しいと言える。
お前が強くなることで、高難易度のクエストが受けれるようになる。
そうすれば、助かる人たちが大勢いる」
冒険者はクエストをこなすのが仕事だが、そのために強くなることも仕事といえる。向上心を忘れずにいることは大切なことだ。
「だったらっ! ……」
言い返そうとしたが、デフェロットはすぐに言葉が途切れてしまう。言い返したくてもそれが出来なかった。
仲間の気持ちを、彼は理解してしまったからだ。
「残念だが、俺とは方向性が違う。俺の目標は、あの街で家族と過ごすことだ。
だから、お互いのためにも、ここで別れるべきなんだよ」
拠点のある彼からしたら、首都サーザーに来ただけでも遠出だ。それに彼は稼がなくてはいけない。クエストは報酬も貰えて経験値も得れる。だが、模擬戦は金は増えないしレベルアップに必要な経験値もあまり増えない。
デフェロットが自分で言った強くなるための方法に、そもそもガッディアは付き合うことが難しかった。
「……くそが」
下を向いたまま彼は暴言を吐く。しかこれは、ガッディアに向けていったものとは限らない。
「でもそれだと、ガッディアさんは1人になってしまいますよね?」
「案ずるな。実はここに入る前にいたパーティーとも、同じ理由で別れているんだ。やはり冒険者は、その名の通り冒険を求めるものだ。
だから、遅かれ早かれこうなると思っていた。こいつの性格上な。
俺は街に戻って、雇ってくれるパーティーを探すさ」
ガッディアはレベルが高く仲間を守ってくるタンクだ。彼ならば、他のパーティーに加入するのはそこまで難しくないはずだ。
現に、こうして疾風怒濤に加入していたのだから。
デフェロットは急な脱退宣言に驚きつつ、立ちあがってガッディアを怒鳴る。
「ねぇ、どうして?」
レニナも目を見開いて驚いてはいたが、彼の気持ちを聞きたかったのか、話を聞くことを優先した。
「経験は、より多くの場所に訪れることで得られると思うんだ。つまり、冒険さ。同じ場所を常に行き来するよりも、この広い世界を旅することでお前たちはきっと強くなる。
デフェロット、お前はイレギュラーが起る時のために強くなりたい、と言ったな」
「あぁ、そうだよ。俺らが死なねぇためにな」
「それはごもっともだ。しかし、イレギュラーがあるからこそ強くなれるんじゃないか? 実際、あの一件がなければ、ここに来ることもジュタに会うこともなかった。
つまり、新しいスキルが開眼することはなかったかもしれない」
それを聞いてデフェロットとレニナは一瞬だけ黙り込んだ。代わりにジュタが質問しだした。
「な、なるほど。そのために、自分の知らない土地へと旅した方が良い、ってことですね。
でもそれってガッディアさんも一緒に行けばいいんじゃないですか?」
年上でしかも冒険者としてベテランの域に達しているガッディアの意見を素直に飲み込むジュタ。しかし、気になることはしっかりと追及した。
「あー、キミには詳しく言っていなかったな。俺にはジンドの街に妻と娘がいる。もちろん俺だって高みを目指したいとは思っている。
が、残念ながらその旅には参加できない」
それを聞いてジュタは納得した。そして、彼がどんな思いで今話しているのかも、少しだけ理解している。
「おいガッディア、そもそもお前たちを死なせねぇために強くなろうって思ったんだよ。
なのにお前がいなくなっちまったら、もともこうもねぇだろ!」
デフェロットはこう見えて、仲間の安否を常に気にかけている。ガッディアに家族がいること、帰りを待つ人がいることは重々承知だった。
「ああ、分かっているさ。だが、今はそれだけの理由じゃないんだろ? お前は純粋に強さを追い求めだしている」
これは今日行った戦闘をして感じたことだ。ガッディアはそれまでパーティーを抜けるつもりなどなかったはずだ。そうでなければここまでやっては来なかったはずだ。
「もしかして、あいつのこと言ってる?」
レニナも何となく周囲の意見を汲み取っていた。しかし、ジュタはまだ何のことかよく分かってなかった。
「あの、どういうことなんでしょうか?」
「つまりだな、デフェロットはララクを超えたい、と思っているということだ。まぁ、彼とは色々とあったからな」
ジュタは、ララクが疾風怒濤に加入していたことがあることを、なんとなく知っている。そして、何故かデフェロットがムキになっていることも。
しかし、具体的な理由は知らないでいた。
「そうだよ。俺はあいつに勝ちてぇ。俺の誘いを蹴ったことを、後悔させてやりてぇ。この力があれば、イケると思ったんだよ。
けど、足りなかった」
俯くデフェロット。彼の頭には、ララクに助けられた映像と、今日の戦いがフラッシュバックしていた。
「ちっさ。まだ根に持ってんの? 私もあの時はイラっと来たけどさ、別に今は何とも思ってないけど」
嘘は言っていないようで、真顔のままレニナは喋っていた。
「わりぃかよ! けどよぉ、俺らはもっと強くなる手段を手に入れた。
だから、もっとこのスキルを使いこなせるようになって、あいつにリベンジしてぇ」
デフェロットは自分の手にある紋章を見つめる。彼が【キズナ変化】を手にしてまだ日は浅い。この力をすべて引き出せていない可能性があるということだ。
「お前は彼に勝利したいと感じ、そして純粋に強さを追い求めだしている。なに、それは悪い事じゃない。
こんな血なまぐさい冒険者という職業からしたら、そっちのほうが正しいと言える。
お前が強くなることで、高難易度のクエストが受けれるようになる。
そうすれば、助かる人たちが大勢いる」
冒険者はクエストをこなすのが仕事だが、そのために強くなることも仕事といえる。向上心を忘れずにいることは大切なことだ。
「だったらっ! ……」
言い返そうとしたが、デフェロットはすぐに言葉が途切れてしまう。言い返したくてもそれが出来なかった。
仲間の気持ちを、彼は理解してしまったからだ。
「残念だが、俺とは方向性が違う。俺の目標は、あの街で家族と過ごすことだ。
だから、お互いのためにも、ここで別れるべきなんだよ」
拠点のある彼からしたら、首都サーザーに来ただけでも遠出だ。それに彼は稼がなくてはいけない。クエストは報酬も貰えて経験値も得れる。だが、模擬戦は金は増えないしレベルアップに必要な経験値もあまり増えない。
デフェロットが自分で言った強くなるための方法に、そもそもガッディアは付き合うことが難しかった。
「……くそが」
下を向いたまま彼は暴言を吐く。しかこれは、ガッディアに向けていったものとは限らない。
「でもそれだと、ガッディアさんは1人になってしまいますよね?」
「案ずるな。実はここに入る前にいたパーティーとも、同じ理由で別れているんだ。やはり冒険者は、その名の通り冒険を求めるものだ。
だから、遅かれ早かれこうなると思っていた。こいつの性格上な。
俺は街に戻って、雇ってくれるパーティーを探すさ」
ガッディアはレベルが高く仲間を守ってくるタンクだ。彼ならば、他のパーティーに加入するのはそこまで難しくないはずだ。
現に、こうして疾風怒濤に加入していたのだから。
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