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「お前は役立たずだから追放だ」ではなく……?
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「今までよくやってくれたんで、お前は、もう、この冒険者パーティーを『卒業』だ」
「あの、それ、『お前は役立たずだから追放だ』って事?」
「聞こえなかったのか? もう一度言うぞ。今までよくやってくれたんで、お前は、もう、この冒険者パーティーを『卒業』だ」
「それ……単なる……言いか……」
「あ、それと、冒険者ギルドに出す届けの『パーティー脱退理由』は『自己都合』にしろ」
「それ、どう考えても追放……」
「うるさい。ウダウダ言うと……ほら、田舎に居るお前の妹、もうすぐ結婚だっけ? その妹が結婚式の翌日に未亡人になってもいいのか?」
「ちょ……ちょっと待って……」
「納得してもらえたか?」
「あの……追放でいいんで、ボクから妹を奪った、あのクソイケメン野郎を殺してもらえる? 出来れば初夜の前に……って、どうして顔が青くなってるの?」
「あの、それ、『お前は役立たずだから追放だ』って事?」
「聞こえなかったのか? もう一度言うぞ。今までよくやってくれたんで、お前は、もう、この冒険者パーティーを『卒業』だ」
「それ……単なる……言いか……」
「あ、それと、冒険者ギルドに出す届けの『パーティー脱退理由』は『自己都合』にしろ」
「それ、どう考えても追放……」
「うるさい。ウダウダ言うと……ほら、田舎に居るお前の妹、もうすぐ結婚だっけ? その妹が結婚式の翌日に未亡人になってもいいのか?」
「ちょ……ちょっと待って……」
「納得してもらえたか?」
「あの……追放でいいんで、ボクから妹を奪った、あのクソイケメン野郎を殺してもらえる? 出来れば初夜の前に……って、どうして顔が青くなってるの?」
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