503 / 607
第十一章 ポータルズ列伝
プリンスの騎士編 第4話 友人との再会
しおりを挟む
軒先にぶら下がっている黒い鳥の絵が描かれた看板の下を潜り、木の扉を開ける。
プリンスを先頭に五人が店の中に入ると、四つほどある丸テーブルの内三つが人で埋まっていた。
一人の小柄な娘が立ちあがり、こちらにやって来る。
目がくりっとした可憐な顔が、ブロンドの髪で縁取られており、それが彼女の美しさを引きたてていた。
「みなさん、アリストへようこそ」
落ちついた声で娘が挨拶した。
「ルルさん、こんにちは!」
プリンスが元気に挨拶を返す。
「ルルちゃん、久しぶりー!」
「「おひさー!」」
「再会感激」
「お元気ー?」
ルルと顔見知りの騎士たちが、口々に挨拶する。
「ガハハハ、あんたが五人の騎士をまとめてるんだって?」
熊のような大男が、白騎士の前に立つ。
「ワシゃ、マックってんだ。
よろしく頼むぜ!」
大男のマックに背中をバンバン叩かれ、白騎士が目を白黒している。
たたっと走ってきた銀髪の少女二人が、それぞれ黄騎士、緑騎士に抱きつく。
「「ナルちゃん、メルちゃん、こんにちはー!」」
「「こんにちはー!」」
桃騎士の前に立ったのは、黒褐色の肌、褐色の髪を持つ、美しい娘だった。髪の間から長い耳が出ている。
「桃騎士さん、お久しぶり。
収録では、お世話になりました」
ハスキーな声でエルフの娘が挨拶する。
「コリーダちゃん、おひさー!
あなたの曲、凄く売れているわよ」
売れているどころではない。
コリーダが地球を訪れたとき収録した彼女の歌は、地球世界のほとんどの国で、発売以来ヒットチャートの第一位を独占している。
黒騎士の前に立ったのは、三角耳とふさふさ尻尾を持つ小柄な女性だ。
「黒騎士さん、こんにちは」
「コルナさん、お久しぶり。
また、モフモフさせてください」
動物好きの黒騎士は、コルナが地球に来た時、彼女に毛並みを触らせてもらい感動したのだ。
シローが飼っている白猫が、さっと黒騎士の肩に乗る。
「ブランちゃ~ん、元気だった~?
う~ん、いい子いい子~♡」
『ツンデレ』ならぬ『猫デレ』とでも言うべきか。
白猫を撫でている黒騎士は、この再会でキャラクター崩壊を起こしている。
「みんな、とにかく座ってよ。
言ってあったように、朝食抜いてきたかな?
ここの料理は絶品だから、思う存分楽しんでね!」
シローの言葉で、プリンスと騎士たちが席に着き、食事が始まった。
◇
「うわっ、ナニコレっ!
すんごく、美味しい!」
白騎士が感動しているのは、ラザニアのような一品だ。
何層にも重ねた生地の間には肉や野菜が入っており、複雑で濃厚な味となっている。
「ガハハハ、うめえだろ?
こいつぁ、ハーフラビットって魔獣の肉が入ってる。
新鮮なほどうまいから、今朝がた新米冒険者が獲ってきたんだぜ。
ヤツら、シローのことを尊敬というか、崇拝してるから、そりゃもう張りきってな」
「「おいしーっ!」」
「最高!」
「愛が詰まった料理に、魔法をどーん!」
「パーパ、どーんってなに?」
「どーん、どーん、どーん!」
銀髪の少女二人がシローに話しかけるが、彼は困り顔で黙っている。
その時、入り口の扉が開き、銀髪の男性が入ってきた。
「「「「「リーヴァス様!」」」」」
騎士たちの声が揃う。
「遅くなりましたな。
申し訳ない。
皆さん、久しいですな」
初老だろうが若々しい男は、長身をひるがえすと優雅な動作で空いた席に着いた。
騎士たちは、その立ち居振る舞いの美しさと端正な顔にぽーっと見とれている。
「ギルドのやつら、今から張りきってますぜ、兄貴」
マックがリーヴァスに話しかける。
「騎士のみなさん、明日はアリストギルドに案内しますぞ。
イベントも用意しております」
リーヴァスの言葉に、騎士たちが盛りあがる。
「「ギルド、行ってみたい!」」
「楽しみ!」
「ホントねえ!」
騎士たちの歓声に続き、白騎士がお伺いをたてる。
「リ、リーヴァス様、あたしも『兄貴』って呼んでいいいかしら?」
「「「「「ダメーっ!!」」」」」
他の騎士だけでなく、シローの家族にまで拒絶され、涙を流した白騎士が、くわえたハンカチを両手で「きーっ」と引っぱる。
賑やかな食事は、夕方まで続いた。
◇
カラス亭で食事を楽しんだ五人の騎士は、シローの家に泊まった。
プリンス翔太は、シローが城に送った。
朝になり、建物の一つにあるリビングで朝食をとっているところだ。
「シローちゃん、なんなのこの家とお庭!
めちゃくちゃ広いじゃない!」
白騎士が驚くのも無理はない。リビングの窓からは、大木に囲まれた広い庭と向かいにある二階建ての離れが見えていた。
「「お風呂、凄かったー!」」
黄騎士と緑騎士が言っているのは、大浴場の事だ。母屋と回廊で繋がった大浴場は、それだけのために一つ大型の家屋が設けてある。
「温泉最高!」
黒騎士が感動しているように、この家の大浴場は温泉になっているのだ。ちなみに温泉のお湯は、シローがダンジョンで手に入れた秘宝(アーティファクト)で生成している。
「つるつるつるりん滑り台~♪」
昨日、滑り台をナル、メルと一緒に、何度も滑った桃騎士らしい発言だ。
この家には、三階の子供部屋から一階のリビングを繋ぐ、滑り台があるのだ。
それをシローの家族以外で滑った大人は、桃騎士が初めてだ。
「シローちゃん、そういえば、昨日リーヴァス様がギルドを案内してくださるっておっしゃってたけど」
「そうだよ。
食事が済んだら、すぐギルドに向かうからね。
向こうでは、イベントも用意してくれてるみたいだから」
こうして、プリンスの騎士五人はギルドへ向かうことになった。
プリンスを先頭に五人が店の中に入ると、四つほどある丸テーブルの内三つが人で埋まっていた。
一人の小柄な娘が立ちあがり、こちらにやって来る。
目がくりっとした可憐な顔が、ブロンドの髪で縁取られており、それが彼女の美しさを引きたてていた。
「みなさん、アリストへようこそ」
落ちついた声で娘が挨拶した。
「ルルさん、こんにちは!」
プリンスが元気に挨拶を返す。
「ルルちゃん、久しぶりー!」
「「おひさー!」」
「再会感激」
「お元気ー?」
ルルと顔見知りの騎士たちが、口々に挨拶する。
「ガハハハ、あんたが五人の騎士をまとめてるんだって?」
熊のような大男が、白騎士の前に立つ。
「ワシゃ、マックってんだ。
よろしく頼むぜ!」
大男のマックに背中をバンバン叩かれ、白騎士が目を白黒している。
たたっと走ってきた銀髪の少女二人が、それぞれ黄騎士、緑騎士に抱きつく。
「「ナルちゃん、メルちゃん、こんにちはー!」」
「「こんにちはー!」」
桃騎士の前に立ったのは、黒褐色の肌、褐色の髪を持つ、美しい娘だった。髪の間から長い耳が出ている。
「桃騎士さん、お久しぶり。
収録では、お世話になりました」
ハスキーな声でエルフの娘が挨拶する。
「コリーダちゃん、おひさー!
あなたの曲、凄く売れているわよ」
売れているどころではない。
コリーダが地球を訪れたとき収録した彼女の歌は、地球世界のほとんどの国で、発売以来ヒットチャートの第一位を独占している。
黒騎士の前に立ったのは、三角耳とふさふさ尻尾を持つ小柄な女性だ。
「黒騎士さん、こんにちは」
「コルナさん、お久しぶり。
また、モフモフさせてください」
動物好きの黒騎士は、コルナが地球に来た時、彼女に毛並みを触らせてもらい感動したのだ。
シローが飼っている白猫が、さっと黒騎士の肩に乗る。
「ブランちゃ~ん、元気だった~?
う~ん、いい子いい子~♡」
『ツンデレ』ならぬ『猫デレ』とでも言うべきか。
白猫を撫でている黒騎士は、この再会でキャラクター崩壊を起こしている。
「みんな、とにかく座ってよ。
言ってあったように、朝食抜いてきたかな?
ここの料理は絶品だから、思う存分楽しんでね!」
シローの言葉で、プリンスと騎士たちが席に着き、食事が始まった。
◇
「うわっ、ナニコレっ!
すんごく、美味しい!」
白騎士が感動しているのは、ラザニアのような一品だ。
何層にも重ねた生地の間には肉や野菜が入っており、複雑で濃厚な味となっている。
「ガハハハ、うめえだろ?
こいつぁ、ハーフラビットって魔獣の肉が入ってる。
新鮮なほどうまいから、今朝がた新米冒険者が獲ってきたんだぜ。
ヤツら、シローのことを尊敬というか、崇拝してるから、そりゃもう張りきってな」
「「おいしーっ!」」
「最高!」
「愛が詰まった料理に、魔法をどーん!」
「パーパ、どーんってなに?」
「どーん、どーん、どーん!」
銀髪の少女二人がシローに話しかけるが、彼は困り顔で黙っている。
その時、入り口の扉が開き、銀髪の男性が入ってきた。
「「「「「リーヴァス様!」」」」」
騎士たちの声が揃う。
「遅くなりましたな。
申し訳ない。
皆さん、久しいですな」
初老だろうが若々しい男は、長身をひるがえすと優雅な動作で空いた席に着いた。
騎士たちは、その立ち居振る舞いの美しさと端正な顔にぽーっと見とれている。
「ギルドのやつら、今から張りきってますぜ、兄貴」
マックがリーヴァスに話しかける。
「騎士のみなさん、明日はアリストギルドに案内しますぞ。
イベントも用意しております」
リーヴァスの言葉に、騎士たちが盛りあがる。
「「ギルド、行ってみたい!」」
「楽しみ!」
「ホントねえ!」
騎士たちの歓声に続き、白騎士がお伺いをたてる。
「リ、リーヴァス様、あたしも『兄貴』って呼んでいいいかしら?」
「「「「「ダメーっ!!」」」」」
他の騎士だけでなく、シローの家族にまで拒絶され、涙を流した白騎士が、くわえたハンカチを両手で「きーっ」と引っぱる。
賑やかな食事は、夕方まで続いた。
◇
カラス亭で食事を楽しんだ五人の騎士は、シローの家に泊まった。
プリンス翔太は、シローが城に送った。
朝になり、建物の一つにあるリビングで朝食をとっているところだ。
「シローちゃん、なんなのこの家とお庭!
めちゃくちゃ広いじゃない!」
白騎士が驚くのも無理はない。リビングの窓からは、大木に囲まれた広い庭と向かいにある二階建ての離れが見えていた。
「「お風呂、凄かったー!」」
黄騎士と緑騎士が言っているのは、大浴場の事だ。母屋と回廊で繋がった大浴場は、それだけのために一つ大型の家屋が設けてある。
「温泉最高!」
黒騎士が感動しているように、この家の大浴場は温泉になっているのだ。ちなみに温泉のお湯は、シローがダンジョンで手に入れた秘宝(アーティファクト)で生成している。
「つるつるつるりん滑り台~♪」
昨日、滑り台をナル、メルと一緒に、何度も滑った桃騎士らしい発言だ。
この家には、三階の子供部屋から一階のリビングを繋ぐ、滑り台があるのだ。
それをシローの家族以外で滑った大人は、桃騎士が初めてだ。
「シローちゃん、そういえば、昨日リーヴァス様がギルドを案内してくださるっておっしゃってたけど」
「そうだよ。
食事が済んだら、すぐギルドに向かうからね。
向こうでは、イベントも用意してくれてるみたいだから」
こうして、プリンスの騎士五人はギルドへ向かうことになった。
0
お気に入りに追加
333
あなたにおすすめの小説
嫌われ聖女さんはとうとう怒る〜今更大切にするなんて言われても、もう知らない〜
𝓝𝓞𝓐
ファンタジー
13歳の時に聖女として認定されてから、身を粉にして人々のために頑張り続けたセレスティアさん。どんな人が相手だろうと、死にかけながらも癒し続けた。
だが、その結果は悲惨の一言に尽きた。
「もっと早く癒せよ! このグズが!」
「お前がもっと早く治療しないせいで、後遺症が残った! 死んで詫びろ!」
「お前が呪いを防いでいれば! 私はこんなに醜くならなかったのに! お前も呪われろ!」
また、日々大人も気絶するほどの魔力回復ポーションを飲み続けながら、国中に魔物を弱らせる結界を張っていたのだが……、
「もっと出力を上げんか! 貴様のせいで我が国の騎士が傷付いたではないか! とっとと癒せ! このウスノロが!」
「チッ。あの能無しのせいで……」
頑張っても頑張っても誰にも感謝されず、それどころか罵られるばかり。
もう我慢ならない!
聖女さんは、とうとう怒った。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
人間だった竜人の番は、生まれ変わってエルフになったので、大好きなお父さんと暮らします
吉野屋
ファンタジー
竜人国の皇太子の番として預言者に予言され妃になるため城に入った人間のシロアナだが、皇太子は人間の番と言う事実が受け入れられず、超塩対応だった。シロアナはそれならば人間の国へ帰りたいと思っていたが、イラつく皇太子の不手際のせいであっさり死んでしまった(人は竜人に比べてとても脆い存在)。
魂に傷を負った娘は、エルフの娘に生まれ変わる。
次の身体の父親はエルフの最高位の大魔術師を退き、妻が命と引き換えに生んだ娘と森で暮らす事を選んだ男だった。
【完結したお話を現在改稿中です。改稿しだい順次お話しをUPして行きます】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる