4 / 23
一章:人狼チュートリアル
3話:規則 OF 人狼
しおりを挟む
「それでは、本題に入ろうねぇ。
人狼館の主人であるこの牙王がじきじきに、
人狼ハーレムのゲームルールの説明をするお」
人狼館の玄関ホールに集まっている全員が注目して、
この場の緊張感がより一層高まっている。
首つり映像を見た古里太は、衝撃を受けた一方、
今から始まることへの純粋な興味も湧いていた。
ひょっとすると、我々は犯罪組織に監禁されていて、
これから無理やりデスゲームをさせられるのだろうか?
「ちょっと説明が長くなるけど、後で殺人は必ず起こるので、
『殺人は後のお楽しみ』で、ガマンして聞いて欲しいお」
まるで我々が殺人を楽しみにしているかのようなことを、
牙王は勝手に前提にして、決めつけて話してくる。
もちろん、そんなはずはない。
「後ほど紙面に書いたルールをちゃんと配布、掲示するので、
細かい点は気にしなくていいよ。今は流れだけ言うお」
牙王はふざけているようでいて、やけに親切でもある。
ルールを早口で一度しか言わないとか、
そういうケチな嫌がらせはしないようだ。
頭脳戦や心理戦の殺し合いを楽しみたくて、そうするのか?
首吊り画像も、ただ嫌がらせで見せていたのではなくて、
我々が真剣に殺し合うように仕向けるためだろうか?
あんなふざけた演出をしたのも、我々は冗談感覚で
簡単に人を殺せるんだぞ、決して温情などないぞ、
ということを分からせる、見せしめのようなものか?
牙王の言動は最初はデタラメに見えたが、
少し行動原理が把握できてきた気がする。
「これからみんなにやってもらうデスゲームは、
『人狼ハーレム』というものだお」
この人狼館で目覚めたときに、館内放送で聞いた単語だ。
「もちろん、名前通り『人狼』をモチーフにはしているけれど、
テーブルトークゲームもしくはTRPGの『人狼』とは違う、
オリジナルルールのデスゲームですお」
古里太は、テーブルトークの「人狼」を知っていた。
しかし、それが「ハーレム」とどう結びつくか想像できない。
「『人狼』というのは、人間に化ける狼で、人を殺す。
この人狼の正体を暴いて、処刑するのがゲームの基本だお。
テーブルトークのも、今回のデスゲームのも」
牙王はさらっと言うが、我々にしてみたら、
人狼が混ざって誰かが殺されるというのを、
ゲームではなく現実のデスゲームでやったら、恐怖でしかない。
「テーブルトークの『人狼』との違いは、
一言でいうと、『共和制』と『君主制』の違いだお。
本作の人狼指名は、プレイヤー全員の投票で決める……
のではなく、ハーレムの王様だけに指名権があるお」
古里太は、固定観念から今まで考えたこともなかったが、
そういうバリエーションもありえたのか、と改めて思った。
「ハーレムの王様は、プレイヤー中ひとりしかいない、
男がなりますお。今回のゲームでは、古里太君! キミだお」
古里太は、最後に来たので、集団の一番後ろから、
ひとり液晶画面を見つめていた。
しかし、牙王に名指しで指名されたことで、
女子たちが一斉に振り向いた。気恥ずかしさを覚える。
「整理しようか。ゲームの基本的な流れはこうだお。
人狼は、人に紛れて、人を殺す。だから、
人狼を暴き出して、処刑しなければいけない。
人狼を処刑する指名権は、ハーレムの王様、
今回は古里太君、キミだけにある。」
……そんな、責任重大じゃないか!
古里太は事の重大さに、初めて気づいた。
「人狼を処刑できれば、人間側、つまり人狼以外のみんなが勝利。
できなければ、人狼側の勝利。人間たちは処刑される。
処刑されると文字通り死ぬ。基本はシンプルだお?」
テーブルトークゲームとは違い、これは現実で処刑が行われる。
殺すか、殺されるかの勝負になる。そして全員の生死が決まる、
人狼処刑の指名権は自分にだけあり、生死の与奪を握るに等しい。
「ハーレムの主人はひとり。人狼もひとり隠れている。
人狼の殺人は一回しか行われない。ひとりだけを殺す。
主人側の処刑の機会は二回ある。殺人の前と後。
一度に処刑できるのは、やはりひとりだけ」
牙王は、事務的で冷淡な口調で言った。
「ただし、人狼が殺人する対象は、一度目の処刑で選ばれた人物。
人狼じゃなければ人狼に殺される。
人狼が選ばれた場合は、こちらで処刑する。
そしてその時点で、人間側の勝利が確定」
人狼の殺人対象を、ハーレムの主人が選ぶ。
生贄(いけにえ)にするようなイメージか?
「ここもテーブルトークと違うところだけど、
死ぬ人数が減るんだから、これには文句ないだロウ~?」
たしかにそれはそうだ。
死人を増やして欲しいとは、誰も思わないだろう。
「人狼による殺人の後の処刑は推理して決めればいい。
じっさい、『人狼裁判』というものを開く予定だお。
一度目の処刑で、人狼が生き残った場合だけれども」
「人狼裁判」がどのようなものか分からないが、
イベントとして盛り上げたいから、開くのだろうか?
「一方、殺人の前の処刑対象は、何で決めたらいいのか?
それは、主人の独断で決めていいお。ということは!
ハーレムの奴隷は、ご主人様に奉仕する必要が出てくるねえ」
(そうか、だから、「ハーレム」なのか!)
古里太は、今までの疑問が、いろいろ解消された気がした。
どうして、権限を王様ひとりに集中させるかといえば、
ハーレムを実現させるためのものだろう。
そして、「人狼」と「ハーレム」の概念が頭の中で結びつく。
「さて、人間か人狼の勝利した側、
つまり最後まで生き残った側は、
この人狼館を無事に脱出できますお」
ゲームにさえ勝てば、アッサリ解放してくれるのか?
しかし、本当に信じていいのかどうかは分からない。
「さらに、勝利側には、巨額の賞金が出ますお。
その額なんと【十億円】!!」
牙王は金額を強調した。大半の人間が、
生涯掛かっても稼げない額だ。
「さらにさらに、人間側が勝利した暁には、
ハーレムの主人はハーレムの奴隷を、
館の外に『お持ち帰り』できますお。
お~んもちかえりぃ!」
もし勝てば、館の中だけでなく、
外でもハーレムを持てるのか!
「ちなみに、人狼側が勝った場合は、
ハーレムの主人を処刑するか、
奴隷にしてお持ち帰りするか選べますお。
ワンチャン、生き残りのチャ~ンス!」
もちろん、処刑される覚悟は必要だろうが、
それでも生き残れる余地があるのは、
主人側にとっての希望ではあるだろう。
「概要は、ざっとこんなもんですお。
頭を整理する時間を、少しくれてやりますお」
牙王が間を置いたので、
女子は小声で少しざわめき始めた。
古里太は、今まで説明されたことをふり返り、
また自分の思考を整理していた。
この人狼デスゲームの勝利時の報酬。
生きて館を出られて、
一生遊べる大金を手に入れて、
おまけにハーレムまで持ち帰れる。
古里太にとって、非常に魅力的だった。
しかしもちろん、ゲームの敗北時には、
死を覚悟せねばならない。
性の歓びへの期待に酔いしれる一方、
恐怖が嘔吐のようにこみ上げてくる。
悪酔いしているような、めまいがする感覚。
しかし、そのめまい自体も、もはや快感だった。
子供の頃、公園の回転遊具や、ブランコなどの乗り物で、
わざとめまいをして、楽しんでいたような感覚だ。
普通に考えれば、異常事態なのだが、
そんな非日常を体験したことで、
感覚が麻痺してしまったのだろうか?
恐怖はあるが、それを上回る大きな興奮が、
古里太の心のうちを支配していた。
命を賭けてゲームに挑み、そして勝利して、
栄光をつかもうという欲望が、
ムクムクと湧きあがってくる。
古里太は武者震いをした。
そして、ひとりつぶやく。
「性か、死か」
人狼館の主人であるこの牙王がじきじきに、
人狼ハーレムのゲームルールの説明をするお」
人狼館の玄関ホールに集まっている全員が注目して、
この場の緊張感がより一層高まっている。
首つり映像を見た古里太は、衝撃を受けた一方、
今から始まることへの純粋な興味も湧いていた。
ひょっとすると、我々は犯罪組織に監禁されていて、
これから無理やりデスゲームをさせられるのだろうか?
「ちょっと説明が長くなるけど、後で殺人は必ず起こるので、
『殺人は後のお楽しみ』で、ガマンして聞いて欲しいお」
まるで我々が殺人を楽しみにしているかのようなことを、
牙王は勝手に前提にして、決めつけて話してくる。
もちろん、そんなはずはない。
「後ほど紙面に書いたルールをちゃんと配布、掲示するので、
細かい点は気にしなくていいよ。今は流れだけ言うお」
牙王はふざけているようでいて、やけに親切でもある。
ルールを早口で一度しか言わないとか、
そういうケチな嫌がらせはしないようだ。
頭脳戦や心理戦の殺し合いを楽しみたくて、そうするのか?
首吊り画像も、ただ嫌がらせで見せていたのではなくて、
我々が真剣に殺し合うように仕向けるためだろうか?
あんなふざけた演出をしたのも、我々は冗談感覚で
簡単に人を殺せるんだぞ、決して温情などないぞ、
ということを分からせる、見せしめのようなものか?
牙王の言動は最初はデタラメに見えたが、
少し行動原理が把握できてきた気がする。
「これからみんなにやってもらうデスゲームは、
『人狼ハーレム』というものだお」
この人狼館で目覚めたときに、館内放送で聞いた単語だ。
「もちろん、名前通り『人狼』をモチーフにはしているけれど、
テーブルトークゲームもしくはTRPGの『人狼』とは違う、
オリジナルルールのデスゲームですお」
古里太は、テーブルトークの「人狼」を知っていた。
しかし、それが「ハーレム」とどう結びつくか想像できない。
「『人狼』というのは、人間に化ける狼で、人を殺す。
この人狼の正体を暴いて、処刑するのがゲームの基本だお。
テーブルトークのも、今回のデスゲームのも」
牙王はさらっと言うが、我々にしてみたら、
人狼が混ざって誰かが殺されるというのを、
ゲームではなく現実のデスゲームでやったら、恐怖でしかない。
「テーブルトークの『人狼』との違いは、
一言でいうと、『共和制』と『君主制』の違いだお。
本作の人狼指名は、プレイヤー全員の投票で決める……
のではなく、ハーレムの王様だけに指名権があるお」
古里太は、固定観念から今まで考えたこともなかったが、
そういうバリエーションもありえたのか、と改めて思った。
「ハーレムの王様は、プレイヤー中ひとりしかいない、
男がなりますお。今回のゲームでは、古里太君! キミだお」
古里太は、最後に来たので、集団の一番後ろから、
ひとり液晶画面を見つめていた。
しかし、牙王に名指しで指名されたことで、
女子たちが一斉に振り向いた。気恥ずかしさを覚える。
「整理しようか。ゲームの基本的な流れはこうだお。
人狼は、人に紛れて、人を殺す。だから、
人狼を暴き出して、処刑しなければいけない。
人狼を処刑する指名権は、ハーレムの王様、
今回は古里太君、キミだけにある。」
……そんな、責任重大じゃないか!
古里太は事の重大さに、初めて気づいた。
「人狼を処刑できれば、人間側、つまり人狼以外のみんなが勝利。
できなければ、人狼側の勝利。人間たちは処刑される。
処刑されると文字通り死ぬ。基本はシンプルだお?」
テーブルトークゲームとは違い、これは現実で処刑が行われる。
殺すか、殺されるかの勝負になる。そして全員の生死が決まる、
人狼処刑の指名権は自分にだけあり、生死の与奪を握るに等しい。
「ハーレムの主人はひとり。人狼もひとり隠れている。
人狼の殺人は一回しか行われない。ひとりだけを殺す。
主人側の処刑の機会は二回ある。殺人の前と後。
一度に処刑できるのは、やはりひとりだけ」
牙王は、事務的で冷淡な口調で言った。
「ただし、人狼が殺人する対象は、一度目の処刑で選ばれた人物。
人狼じゃなければ人狼に殺される。
人狼が選ばれた場合は、こちらで処刑する。
そしてその時点で、人間側の勝利が確定」
人狼の殺人対象を、ハーレムの主人が選ぶ。
生贄(いけにえ)にするようなイメージか?
「ここもテーブルトークと違うところだけど、
死ぬ人数が減るんだから、これには文句ないだロウ~?」
たしかにそれはそうだ。
死人を増やして欲しいとは、誰も思わないだろう。
「人狼による殺人の後の処刑は推理して決めればいい。
じっさい、『人狼裁判』というものを開く予定だお。
一度目の処刑で、人狼が生き残った場合だけれども」
「人狼裁判」がどのようなものか分からないが、
イベントとして盛り上げたいから、開くのだろうか?
「一方、殺人の前の処刑対象は、何で決めたらいいのか?
それは、主人の独断で決めていいお。ということは!
ハーレムの奴隷は、ご主人様に奉仕する必要が出てくるねえ」
(そうか、だから、「ハーレム」なのか!)
古里太は、今までの疑問が、いろいろ解消された気がした。
どうして、権限を王様ひとりに集中させるかといえば、
ハーレムを実現させるためのものだろう。
そして、「人狼」と「ハーレム」の概念が頭の中で結びつく。
「さて、人間か人狼の勝利した側、
つまり最後まで生き残った側は、
この人狼館を無事に脱出できますお」
ゲームにさえ勝てば、アッサリ解放してくれるのか?
しかし、本当に信じていいのかどうかは分からない。
「さらに、勝利側には、巨額の賞金が出ますお。
その額なんと【十億円】!!」
牙王は金額を強調した。大半の人間が、
生涯掛かっても稼げない額だ。
「さらにさらに、人間側が勝利した暁には、
ハーレムの主人はハーレムの奴隷を、
館の外に『お持ち帰り』できますお。
お~んもちかえりぃ!」
もし勝てば、館の中だけでなく、
外でもハーレムを持てるのか!
「ちなみに、人狼側が勝った場合は、
ハーレムの主人を処刑するか、
奴隷にしてお持ち帰りするか選べますお。
ワンチャン、生き残りのチャ~ンス!」
もちろん、処刑される覚悟は必要だろうが、
それでも生き残れる余地があるのは、
主人側にとっての希望ではあるだろう。
「概要は、ざっとこんなもんですお。
頭を整理する時間を、少しくれてやりますお」
牙王が間を置いたので、
女子は小声で少しざわめき始めた。
古里太は、今まで説明されたことをふり返り、
また自分の思考を整理していた。
この人狼デスゲームの勝利時の報酬。
生きて館を出られて、
一生遊べる大金を手に入れて、
おまけにハーレムまで持ち帰れる。
古里太にとって、非常に魅力的だった。
しかしもちろん、ゲームの敗北時には、
死を覚悟せねばならない。
性の歓びへの期待に酔いしれる一方、
恐怖が嘔吐のようにこみ上げてくる。
悪酔いしているような、めまいがする感覚。
しかし、そのめまい自体も、もはや快感だった。
子供の頃、公園の回転遊具や、ブランコなどの乗り物で、
わざとめまいをして、楽しんでいたような感覚だ。
普通に考えれば、異常事態なのだが、
そんな非日常を体験したことで、
感覚が麻痺してしまったのだろうか?
恐怖はあるが、それを上回る大きな興奮が、
古里太の心のうちを支配していた。
命を賭けてゲームに挑み、そして勝利して、
栄光をつかもうという欲望が、
ムクムクと湧きあがってくる。
古里太は武者震いをした。
そして、ひとりつぶやく。
「性か、死か」
0
お気に入りに追加
171
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(自作)
雅内
ホラー
2ch大好きの根暗なわたくしが、下手の横好きで書き連ねていくだけの”意味が分かると怖い話”でございます。
コピペではなくオリジナルとなりますので、あまり難しくなく且つ、不快な内容になるかもしれませんが、何卒ご了承くださいませ。
追記:感想ありがとうございます。
追加で順次解説を記述していきたいと思います。解釈の一つとしてお読みいただけますと幸いです。
嫌われ者の悪役令息に転生したのに、なぜか周りが放っておいてくれない
AteRa
ファンタジー
エロゲの太ったかませ役に転生した。
かませ役――クラウスには処刑される未来が待っている。
俺は死にたくないので、痩せて死亡フラグを回避する。
*書籍化に際してタイトルを変更いたしました!
序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし〜
水間ノボル🐳
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
★2024/2/25〜3/3 男性向けホットランキング1位!
★2024/2/25 ファンタジージャンル1位!(24hポイント)
「主人公が俺を殺そうとしてくるがもう遅い。なぜか最強キャラにされていた~」
『醜い豚』
『最低のゴミクズ』
『無能の恥晒し』
18禁ゲーム「ドミナント・タクティクス」のクズ悪役貴族、アルフォンス・フォン・ヴァリエに転生した俺。
優れた魔術師の血統でありながら、アルフォンスは豚のようにデブっており、性格は傲慢かつ怠惰。しかも女の子を痛ぶるのが性癖のゴミクズ。
魔術の鍛錬はまったくしてないから、戦闘でもクソ雑魚であった。
ゲーム序盤で主人公にボコられて、悪事を暴かれて断罪される、ざまぁ対象であった。
プレイヤーをスカッとさせるためだけの存在。
そんな破滅の運命を回避するため、俺はレベルを上げまくって強くなる。
ついでに痩せて、女の子にも優しくなったら……なぜか主人公がキレ始めて。
「主人公は俺なのに……」
「うん。キミが主人公だ」
「お前のせいで原作が壊れた。絶対に許さない。お前を殺す」
「理不尽すぎません?」
原作原理主義の主人公が、俺を殺そうとしてきたのだが。
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル表紙入り。5000スター、10000フォロワーを達成!
異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!
冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。
女を肉便器にするのに飽きた男、若返って生意気な女達を落とす悦びを求める【R18】
m t
ファンタジー
どんなに良い女でも肉便器にするとオナホと変わらない。
その真実に気付いた俺は若返って、生意気な女達を食い散らす事にする
一日一怪 ~秒で読めちゃう不思議な話~
ありす
ホラー
Twitter (現: X ) で「#一日一怪」として上げた創作怪談を加筆修正した短編集です。いろんなテイストのサクッと読めちゃう短いお話ばかりですので、お気軽にお読み下さいませ(˶´ᵕ`˶)☆.*・
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる