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11.手習いってこういうもの……? *
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「さあ、答えて。これは何?」
「そんなの、わかんないっ……!……あぁッ!!」
俺は今、ほぼ全裸の状態で床に仰向けになり、目隠しをされ、手首を縛られ、足を大きく拡げられ、恥ずかしいところを晒しながらあられもなく啼く羽目になっていた。
それというのも、俺の担任教師の六条にそっくりな平安ネカマがこんな格好させた挙げ句に『手習いの指南』だとか言って、筆を使って俺の身体を撫で回しているからである。
手習いっていうのは所謂習字の稽古。
でもって、紙の代わりに文字が書かれているのは俺の身体。筆にたっぷり染み込んだ液体は俺の身体から溢れた分泌物。──カウパーだ。
そう!俺は今、手習いと称して筆でチンコの先っぽを擽られ、先走りの液体を筆で掬われてはそれでわざと乳首を掠めるようにして文字を書かれ、恥ずかしい液体を塗り付けられている状態なのだ。
しかも。
「このように初めて手習いをする子供でもわかる文字もわからないとは。 徹底的にこの身体に『いろは』というものを教え込まないとならないな」
「あぁッ…!」
そんな風にこじつけとしか思えない事を口にしては、今度は俺の身体の敏感な部分を撫でたり摘まんだりと直に触れ、嬉々として身体の反応を確かめている。
そして散々入口を擽られ、更なる刺激を待ち望む浅ましい後孔には、この文字当てが不正解になる度にひとつずつ指じゃない何かを差し込まれている状態だ。たぶん筆の柄の部分じゃないかと思うんだけど……。
そんな風にして俺は目隠しされている状態で良いように翻弄され、ただ喘いだり身体をくねらせたりしているだけのいやらしい玩具に成り果てていた。
俺もこのプレイはどうなんだと思いつつも、ガチガチにチンコを勃たせて喘いでいるのだから、我ながらエロに対する柔軟性が高いと思う。
「あんまり不正解ばかりが続くものから、罰として挿れるものが無くなってしまったよ。さて、どうしようか。もうこちらも限界が近そうだし」
「いやぁぁ…ッ……!だめぇ…ッ……!」
ぬるぬるになったチンコの先っぽを指で撫でられながら後ろに入ってたものを一気に抜かれた俺は、みっともない程大きな声を上げながら身体を仰け反らせ、一気に射精した。
──ヤバい……。頭真っ白になるほど気持ちいい……。
放心状態の俺に六条の揶揄うような声が降り注ぐ。
「随分早いね。やはり源氏の君は手習いの『いろは』より、こっちの『いろは』をお教えしたほうが喜んでいただけるようだ」
こっちの『いろは』って……?
ボンヤリとした頭でその意味を考えようとした時、不意に唇が塞がれた。
「んん…ッ……」
いきなり過ぎて驚いてしまい、喘ぎにならないくぐもった声が口から零れる。そして息苦しさで半開きになった俺の唇に六条の舌が入り込んできた。
それは俺の口腔内をいとも容易く蹂躙し、一旦収まりかけた快感を無理矢理引き摺り出していく。
俺は夢中で舌を動かしながら溢れそうな二人分の唾液を必死に飲み干した。
「フフッ……。また芯が通り始めたね。若いというのは本当に素晴らしい。 でもこの若さが眩しくもあり、時に妬ましくもあるのだがね……」
訳のわからない事を呟く六条は、さっきのキスで再び頭を擡げたらしい俺のチンコをゆるゆると扱いている。
イッたばっかで敏感になってるからか、緩い力でも強すぎるくらいだ。
程無くしてチンコの他に冷たい何かが尻の穴に触れたと思ったら、まるでそこが自然と開くのを促すかのように指先でクルクルと周辺を撫でられた。
うわっ……。これもヤバい……。
俺の意思とは関係なく勝手に蕾がヒクつき始めると、漸く指先が内部へと入っていく。
「はぁ…ん……」
「源氏の君は余程こちらが好きなのだね。前側に触れた時よりも反応がいい。
貴方をこのような身体にしたのが私以外の誰かだと思うと妬けるね」
「いゃぁ……!」
すっかりノーマークだと思っていた乳首をやや強目に摘ままれ、まるで身体中を電気が走り抜けたかのような感覚に襲われる。
「胸の尖りを苛めると、こちらの食い付きがよくなるのだね。これは良いことを知った」
先程の不満そうな言葉とは打って変わってどこか満足そうな口調になった六条に、俺は最早為す術もなくされるがままになるしかない運命を悟って青くなった。
そして乳首への刺激と平行して、先程散々何かによって拡げられていた俺の尻穴を今度は六条の指が埋めていくのが堪らない。
「すごいね。あっという間に三本も入ったよ。先程も思ったのだけれど、貴方の身体は快感に貪欲な上に男の情欲を煽る天性の素質があるようだ」
本当に感心してるのか揶揄っているのか。どっちにしても恥ずかし過ぎていたたまれず、羞恥で身体が熱くなる。
目隠しされた状態で縛られて。大股拡げて男の指を楽々三本も咥え込んで。それでチンコフル勃起。
これ。相手がどんな顔してんのかとか、今自分が何されてんのかわかんない状態だからまだいいけど(ホントはよくないけど!)、見えてる状態だったら情けなさすぎて泣きそうになってたかも。今だけは目隠しプレイに感謝だな……。
俺がそんな風にちょっとだけ打ちひしがれている間にも、六条の攻めは終わらない。
三本の指で後孔をぐちゃぐちゃにかき混ぜられ、内側のいいところを擦られ、どんどん身体と心を溶かされていく。
「あぁッ…!そこばっか、ダメだって…ぇ…!も、ツラいからぁ……!ちゃんと前も弄ってイカせて……!」
イケそうでイケない感覚が続いたせいで頭がバカになっていた俺は、恥ずかしいことをしているとわかっていながらあられもなく懇願した。
たぶん手を拘束されてなかったら、とっくに自分で弄ってる自信ある。だって、いくら気持ち良くても後ろだけでイクとかそんな都市伝説じみた真似無理だし。
「前を弄ったらさっきのようにすぐに達してしまうのでしょう? それじゃあつまらないよね?」
俺は六条の問いかけに全力で首を横に振る。
いやいや!全力で否定させてもらいます!
男ならわかるでしょ!?
すると六条は俺の希望とは微妙にズレた落とし処を提案してきた。
「仕方がない。この刺激だけでは足りないというのなら、そろそろ私も貴方を堪能させてもらうことにしよう」
え!?
六条の指が抜かれ衣擦れの音が聞こえたと思ったら、あっさりと身体を反転させられ、四つん這いの体勢にさせられる。
しかし俺は手の拘束のせいで上手く身体を支えられず、頭を床に着き尻だけを高く上げるという、まるで男を誘うようなセクシーポーズをする羽目になっていた。
だーかーらー! 俺、こういうポーズのセクシー美女大好物だけど、自分がやりたい訳じゃないんだって!!
そう心の中で叫んでも誰かに届く訳はなく。
俺は目隠しで拘束されたまま六条のいきり勃ったデカマラを受け入れ、乳首を弄り倒されたり、それこそもう何も出ないっていうまでチンコを扱かれ、散々啼かされる羽目になったのだった。
そして明け方近く。
「源氏の君を日が高くなってから帰したとあってはこの六条の恥になります故」
六条が一応世間体というものを気にしてくれたお陰で、責め苦にも似た凄まじい快感から漸く解放された俺は、這々の体で六条邸を後にしたのだった。
「そんなの、わかんないっ……!……あぁッ!!」
俺は今、ほぼ全裸の状態で床に仰向けになり、目隠しをされ、手首を縛られ、足を大きく拡げられ、恥ずかしいところを晒しながらあられもなく啼く羽目になっていた。
それというのも、俺の担任教師の六条にそっくりな平安ネカマがこんな格好させた挙げ句に『手習いの指南』だとか言って、筆を使って俺の身体を撫で回しているからである。
手習いっていうのは所謂習字の稽古。
でもって、紙の代わりに文字が書かれているのは俺の身体。筆にたっぷり染み込んだ液体は俺の身体から溢れた分泌物。──カウパーだ。
そう!俺は今、手習いと称して筆でチンコの先っぽを擽られ、先走りの液体を筆で掬われてはそれでわざと乳首を掠めるようにして文字を書かれ、恥ずかしい液体を塗り付けられている状態なのだ。
しかも。
「このように初めて手習いをする子供でもわかる文字もわからないとは。 徹底的にこの身体に『いろは』というものを教え込まないとならないな」
「あぁッ…!」
そんな風にこじつけとしか思えない事を口にしては、今度は俺の身体の敏感な部分を撫でたり摘まんだりと直に触れ、嬉々として身体の反応を確かめている。
そして散々入口を擽られ、更なる刺激を待ち望む浅ましい後孔には、この文字当てが不正解になる度にひとつずつ指じゃない何かを差し込まれている状態だ。たぶん筆の柄の部分じゃないかと思うんだけど……。
そんな風にして俺は目隠しされている状態で良いように翻弄され、ただ喘いだり身体をくねらせたりしているだけのいやらしい玩具に成り果てていた。
俺もこのプレイはどうなんだと思いつつも、ガチガチにチンコを勃たせて喘いでいるのだから、我ながらエロに対する柔軟性が高いと思う。
「あんまり不正解ばかりが続くものから、罰として挿れるものが無くなってしまったよ。さて、どうしようか。もうこちらも限界が近そうだし」
「いやぁぁ…ッ……!だめぇ…ッ……!」
ぬるぬるになったチンコの先っぽを指で撫でられながら後ろに入ってたものを一気に抜かれた俺は、みっともない程大きな声を上げながら身体を仰け反らせ、一気に射精した。
──ヤバい……。頭真っ白になるほど気持ちいい……。
放心状態の俺に六条の揶揄うような声が降り注ぐ。
「随分早いね。やはり源氏の君は手習いの『いろは』より、こっちの『いろは』をお教えしたほうが喜んでいただけるようだ」
こっちの『いろは』って……?
ボンヤリとした頭でその意味を考えようとした時、不意に唇が塞がれた。
「んん…ッ……」
いきなり過ぎて驚いてしまい、喘ぎにならないくぐもった声が口から零れる。そして息苦しさで半開きになった俺の唇に六条の舌が入り込んできた。
それは俺の口腔内をいとも容易く蹂躙し、一旦収まりかけた快感を無理矢理引き摺り出していく。
俺は夢中で舌を動かしながら溢れそうな二人分の唾液を必死に飲み干した。
「フフッ……。また芯が通り始めたね。若いというのは本当に素晴らしい。 でもこの若さが眩しくもあり、時に妬ましくもあるのだがね……」
訳のわからない事を呟く六条は、さっきのキスで再び頭を擡げたらしい俺のチンコをゆるゆると扱いている。
イッたばっかで敏感になってるからか、緩い力でも強すぎるくらいだ。
程無くしてチンコの他に冷たい何かが尻の穴に触れたと思ったら、まるでそこが自然と開くのを促すかのように指先でクルクルと周辺を撫でられた。
うわっ……。これもヤバい……。
俺の意思とは関係なく勝手に蕾がヒクつき始めると、漸く指先が内部へと入っていく。
「はぁ…ん……」
「源氏の君は余程こちらが好きなのだね。前側に触れた時よりも反応がいい。
貴方をこのような身体にしたのが私以外の誰かだと思うと妬けるね」
「いゃぁ……!」
すっかりノーマークだと思っていた乳首をやや強目に摘ままれ、まるで身体中を電気が走り抜けたかのような感覚に襲われる。
「胸の尖りを苛めると、こちらの食い付きがよくなるのだね。これは良いことを知った」
先程の不満そうな言葉とは打って変わってどこか満足そうな口調になった六条に、俺は最早為す術もなくされるがままになるしかない運命を悟って青くなった。
そして乳首への刺激と平行して、先程散々何かによって拡げられていた俺の尻穴を今度は六条の指が埋めていくのが堪らない。
「すごいね。あっという間に三本も入ったよ。先程も思ったのだけれど、貴方の身体は快感に貪欲な上に男の情欲を煽る天性の素質があるようだ」
本当に感心してるのか揶揄っているのか。どっちにしても恥ずかし過ぎていたたまれず、羞恥で身体が熱くなる。
目隠しされた状態で縛られて。大股拡げて男の指を楽々三本も咥え込んで。それでチンコフル勃起。
これ。相手がどんな顔してんのかとか、今自分が何されてんのかわかんない状態だからまだいいけど(ホントはよくないけど!)、見えてる状態だったら情けなさすぎて泣きそうになってたかも。今だけは目隠しプレイに感謝だな……。
俺がそんな風にちょっとだけ打ちひしがれている間にも、六条の攻めは終わらない。
三本の指で後孔をぐちゃぐちゃにかき混ぜられ、内側のいいところを擦られ、どんどん身体と心を溶かされていく。
「あぁッ…!そこばっか、ダメだって…ぇ…!も、ツラいからぁ……!ちゃんと前も弄ってイカせて……!」
イケそうでイケない感覚が続いたせいで頭がバカになっていた俺は、恥ずかしいことをしているとわかっていながらあられもなく懇願した。
たぶん手を拘束されてなかったら、とっくに自分で弄ってる自信ある。だって、いくら気持ち良くても後ろだけでイクとかそんな都市伝説じみた真似無理だし。
「前を弄ったらさっきのようにすぐに達してしまうのでしょう? それじゃあつまらないよね?」
俺は六条の問いかけに全力で首を横に振る。
いやいや!全力で否定させてもらいます!
男ならわかるでしょ!?
すると六条は俺の希望とは微妙にズレた落とし処を提案してきた。
「仕方がない。この刺激だけでは足りないというのなら、そろそろ私も貴方を堪能させてもらうことにしよう」
え!?
六条の指が抜かれ衣擦れの音が聞こえたと思ったら、あっさりと身体を反転させられ、四つん這いの体勢にさせられる。
しかし俺は手の拘束のせいで上手く身体を支えられず、頭を床に着き尻だけを高く上げるという、まるで男を誘うようなセクシーポーズをする羽目になっていた。
だーかーらー! 俺、こういうポーズのセクシー美女大好物だけど、自分がやりたい訳じゃないんだって!!
そう心の中で叫んでも誰かに届く訳はなく。
俺は目隠しで拘束されたまま六条のいきり勃ったデカマラを受け入れ、乳首を弄り倒されたり、それこそもう何も出ないっていうまでチンコを扱かれ、散々啼かされる羽目になったのだった。
そして明け方近く。
「源氏の君を日が高くなってから帰したとあってはこの六条の恥になります故」
六条が一応世間体というものを気にしてくれたお陰で、責め苦にも似た凄まじい快感から漸く解放された俺は、這々の体で六条邸を後にしたのだった。
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