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本編
75.戻ってきました!
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翌日。
傷を負ったために多少熱はあるものの、心配されていた事態はおこらず、俺はあっさり退院することができた。
次は縫った傷の抜糸で十日後に外来を受診すればいい。
大したことにはならなくて良かったとは言っても、あちこち打ち付けた結果のこの身体中の痛みは、正直日常生活に支障をきたすレベルだ。
現に今も病院から寮の部屋まで戻ってくるのも大変だった。
そんな俺を病院に迎えに来て、部屋まで送り届けてくれたのは圭吾さん。
姉は車の運転は出来ないし、母の柊子さんは海外出張中の為、一応一番近い身内である圭吾さんがその役割を買って出てくれたらしい。
土曜日のことに続き、今回のことは確実に説教案件であり、しかも色んな人に迷惑掛けまくった自覚があるため、これ以上圭吾さんのお世話にはなりたくなかったのだが、姉と圭吾さんに押し切られたのだ。
ところが俺の予想に反して、迎えに来た圭吾さんは今回のことについて俺に何かを言ってくることもなく、それどころか俺の事を気遣ってくれ、身体の痛みが少し楽になるまで二、三日、圭吾さんのマンションに来たらどうかとまで言ってくれた。
非常にありがたい話ではあったものの、気安い仲とは言い難い圭吾さんにそこまで世話になるわけにもいかず、丁重にお断りさせてもらったのだが──。
──その結果。
寮の入り口に着くなり、俺は圭吾さんにお姫様抱っこで車から下ろされ、部屋まで連れていかれるという辱しめを受けた。
……これ絶対嫌がらせだよな。
どうやら静かにお怒りのご様子なのが、ほんのり感じる黒いオーラで伝わってくる。
時刻は午後0時半すぎ。
今日はテスト初日でしかも三時間目で放課という日だったため、ほとんどの生徒が既に寮に戻って来ている上、お昼時という人が集まる時間も重なったこともあり、こんな風にして戻ってきた俺が大注目を集めてしまったのは言うまでもない。
そんないたたまれない状態で自室に戻ると。
そこには、元々この部屋の住人である颯真の他に、二階堂、紘斗と楓。そして何故か小鳥遊の姿があった。
俺は圭吾さんの腕から何とか自主的におりると、顔の左側をガーゼで覆われた小鳥遊へと歩み寄る。
腫れた顔が痛々しい。
「小鳥遊……」
あの時、俺が間に合わなかった結果だと思うと申し訳ない気がしないでもないが、元々コイツがモタモタしてたせいだと思うと、謝るのもなんか違う気がして。
しかし、名前を呼んだきり何と声を掛けていいのかわからなくなった俺に小鳥遊は、小さく一言。
「……守ってくれてありがとう。……ケガさせてゴメン」
と不貞腐れたような表情で言ってきた。
……こう言っちゃなんだけど、スッゲー意外。
正直、『お前が間に合わなかったせいで、僕の可愛い顔に傷がついたじゃないか!どうしてくれるんだよ!』くらいのこと言われんじゃないかと思ってたからさ。
別に感謝して欲しくてやったわけじゃないから、礼を言われるとは思ってなかったし、下手に罪悪感とか持たれても困るからそういう対応でも全然オッケーだったんだけど。
「俺が勝手にやったことだから、小鳥遊は気にしなくていい」
小鳥遊はあくまでも被害者。悪いのは襲ったヤツら。
当然の事ながら俺としてはそういうつもりだったのだが、何故か小鳥遊の眦がキッと吊り上がった。
え?何で?
「それじゃ僕の気が済まないの!中里がどう思うかなんて関係ない!男として借りはきっちり返してやるから、お前は黙ってそれを受け取っておけばいいんだよ!」
男らしさ溢れる発言に思わず苦笑いしてしまう。
やっぱり思ったとおり、コイツの元々の性格は結構男らしいほうらしい。
俺的には普段のお姫様ぶった態度より断然好感が持てるのだが、それを言ったら益々怒り出すに違いない。
俺はただ笑顔で「ありがとう」とだけ言っておいたのだった。
昨日の出来事に続き、少しだけ小鳥遊に対する好感度が上がったところで、それまで俺たちのやり取りを黙って見守っていた圭吾さんが口を開く。
「じゃあ、俺はここで失礼するよ。光希はケガのせいで発熱してるんだからゆっくり寝てなさい。くれぐれもこれ以上問題を起こさないように。
──悪いけど君たち、光希のこと頼んだよ。絶対に無理させないように頼むね」
圭吾さんは俺に黒い笑顔を見せた後、ここにいるメンバー全員と視線を合わせてから、この部屋を後にした。
さて。
「皆、ありがとう。心配させちゃってゴメン。圭吾さんはああ言ってたけど、気にしなくていいから」
これ以上、俺のために試験期間中の貴重な時間を使わせてしまうのが申し訳なくて、各自解散のつもりでそう言うと。
明らかに怒ったような表情をした颯真に有無を云わずに抱き上げられてしまった。
「いいからお前は大人しく皆の好意に甘えておけ」
「え!?だって試験中だぞ? そんな時期に迷惑掛けるような真似出来るわけねぇだろ!」
慌てて遠慮すると、いつの間にか目の前にいた二階堂から鋭い視線が向けられていることに気づき、ギクリとする。
あ、こっちも怒ってる……。
──そりゃそうか。あれだけ無茶な真似はしないって約束しておきながらこのザマだしな。
「二階堂、」
ゴメンと続けようとしたところ、あっさり言葉を遮られた。
「心配しなくても大丈夫だ。ここにいる人間は楓以外みんな優秀だから。お前の監視、──いや看病くらいなんともない」
今ハッキリ監視って言ったな!?
俺だって好きでトラブルメーカーになってるわけじゃないんだけど。
謝る気も失せ、ちょっとだけジト目を二階堂に向けると。
「俺だって別に出来ないわけじゃないんだよ!そりゃ、この中じゃ一番バカだけど、光希の監視くらい出来る!
だってそれも俺ら親衛隊の仕事だし!」
俺と一緒に軽くディスられていた楓の口からハッキリと監視という言葉が飛び出した上に、全く予想もしていなかったことを聞かされた俺は目を丸くする。
………。
──は? 今、なんて言いました?
すぐ側にある颯真の顔を見上げたところ、どこか遠い目をしながら「諦めろ」と言われてしまった。
まさかの決定事項!?
「このメンバー+αで光希の親衛隊を作ることにした。言っとくけど、異論は認めない。
変装が解けたお前を野放しにするには危険過ぎるからな」
野放しって俺は野獣か何かかよ!という反論は二階堂の冷たい視線を前にして言える筈もなく。
──散々迷惑掛けた自覚はある。
親衛隊って、あの薄ら寒い盲目集団だろ?
存在する意味ないと思ってるものを勝手に作られても困る。
まあ、ここにいるメンバーならおかしな方向にはいかない事はわかってるけどさ……。
……って。──あれ?
「……ここにいるメンバーって、小鳥遊も?」
「そうだけど、なんか文句ある? 借りは返すって言っただろ?」
まさかとは思いつつ尋ねてみると、いつもどおりツンケンした態度の小鳥遊がほんのりと頬を染めながら肯定の返事を返してくれた。
あのー、親衛隊って借りを返すとかそういうので入るもんじゃないと思うんだけど……。
そうは思っても口には出せず、俺が戻ってきてからひとりだけずっと黙ったままだった紘斗に視線を向けると。
「親衛隊の存在が色んな意味で光希にとっての抑止力になるといいなって思ってるから」
全く悪意のない爽やかなその言葉が何気に一番心に刺さった。
うん。俺、相当心配かけちゃったんだな。
「……お前らの気持ちも、俺が悪かったってのもよくわかった。
──でも頼むからそんなもの作るのやめてくれ。普通に友達でいいじゃん」
しかし、そんな俺の懇願も空しく。
後日、何故か親衛対象より親衛隊員の方が圧倒的に強い立場の『中里光希親衛隊』が発足することになったのである。
傷を負ったために多少熱はあるものの、心配されていた事態はおこらず、俺はあっさり退院することができた。
次は縫った傷の抜糸で十日後に外来を受診すればいい。
大したことにはならなくて良かったとは言っても、あちこち打ち付けた結果のこの身体中の痛みは、正直日常生活に支障をきたすレベルだ。
現に今も病院から寮の部屋まで戻ってくるのも大変だった。
そんな俺を病院に迎えに来て、部屋まで送り届けてくれたのは圭吾さん。
姉は車の運転は出来ないし、母の柊子さんは海外出張中の為、一応一番近い身内である圭吾さんがその役割を買って出てくれたらしい。
土曜日のことに続き、今回のことは確実に説教案件であり、しかも色んな人に迷惑掛けまくった自覚があるため、これ以上圭吾さんのお世話にはなりたくなかったのだが、姉と圭吾さんに押し切られたのだ。
ところが俺の予想に反して、迎えに来た圭吾さんは今回のことについて俺に何かを言ってくることもなく、それどころか俺の事を気遣ってくれ、身体の痛みが少し楽になるまで二、三日、圭吾さんのマンションに来たらどうかとまで言ってくれた。
非常にありがたい話ではあったものの、気安い仲とは言い難い圭吾さんにそこまで世話になるわけにもいかず、丁重にお断りさせてもらったのだが──。
──その結果。
寮の入り口に着くなり、俺は圭吾さんにお姫様抱っこで車から下ろされ、部屋まで連れていかれるという辱しめを受けた。
……これ絶対嫌がらせだよな。
どうやら静かにお怒りのご様子なのが、ほんのり感じる黒いオーラで伝わってくる。
時刻は午後0時半すぎ。
今日はテスト初日でしかも三時間目で放課という日だったため、ほとんどの生徒が既に寮に戻って来ている上、お昼時という人が集まる時間も重なったこともあり、こんな風にして戻ってきた俺が大注目を集めてしまったのは言うまでもない。
そんないたたまれない状態で自室に戻ると。
そこには、元々この部屋の住人である颯真の他に、二階堂、紘斗と楓。そして何故か小鳥遊の姿があった。
俺は圭吾さんの腕から何とか自主的におりると、顔の左側をガーゼで覆われた小鳥遊へと歩み寄る。
腫れた顔が痛々しい。
「小鳥遊……」
あの時、俺が間に合わなかった結果だと思うと申し訳ない気がしないでもないが、元々コイツがモタモタしてたせいだと思うと、謝るのもなんか違う気がして。
しかし、名前を呼んだきり何と声を掛けていいのかわからなくなった俺に小鳥遊は、小さく一言。
「……守ってくれてありがとう。……ケガさせてゴメン」
と不貞腐れたような表情で言ってきた。
……こう言っちゃなんだけど、スッゲー意外。
正直、『お前が間に合わなかったせいで、僕の可愛い顔に傷がついたじゃないか!どうしてくれるんだよ!』くらいのこと言われんじゃないかと思ってたからさ。
別に感謝して欲しくてやったわけじゃないから、礼を言われるとは思ってなかったし、下手に罪悪感とか持たれても困るからそういう対応でも全然オッケーだったんだけど。
「俺が勝手にやったことだから、小鳥遊は気にしなくていい」
小鳥遊はあくまでも被害者。悪いのは襲ったヤツら。
当然の事ながら俺としてはそういうつもりだったのだが、何故か小鳥遊の眦がキッと吊り上がった。
え?何で?
「それじゃ僕の気が済まないの!中里がどう思うかなんて関係ない!男として借りはきっちり返してやるから、お前は黙ってそれを受け取っておけばいいんだよ!」
男らしさ溢れる発言に思わず苦笑いしてしまう。
やっぱり思ったとおり、コイツの元々の性格は結構男らしいほうらしい。
俺的には普段のお姫様ぶった態度より断然好感が持てるのだが、それを言ったら益々怒り出すに違いない。
俺はただ笑顔で「ありがとう」とだけ言っておいたのだった。
昨日の出来事に続き、少しだけ小鳥遊に対する好感度が上がったところで、それまで俺たちのやり取りを黙って見守っていた圭吾さんが口を開く。
「じゃあ、俺はここで失礼するよ。光希はケガのせいで発熱してるんだからゆっくり寝てなさい。くれぐれもこれ以上問題を起こさないように。
──悪いけど君たち、光希のこと頼んだよ。絶対に無理させないように頼むね」
圭吾さんは俺に黒い笑顔を見せた後、ここにいるメンバー全員と視線を合わせてから、この部屋を後にした。
さて。
「皆、ありがとう。心配させちゃってゴメン。圭吾さんはああ言ってたけど、気にしなくていいから」
これ以上、俺のために試験期間中の貴重な時間を使わせてしまうのが申し訳なくて、各自解散のつもりでそう言うと。
明らかに怒ったような表情をした颯真に有無を云わずに抱き上げられてしまった。
「いいからお前は大人しく皆の好意に甘えておけ」
「え!?だって試験中だぞ? そんな時期に迷惑掛けるような真似出来るわけねぇだろ!」
慌てて遠慮すると、いつの間にか目の前にいた二階堂から鋭い視線が向けられていることに気づき、ギクリとする。
あ、こっちも怒ってる……。
──そりゃそうか。あれだけ無茶な真似はしないって約束しておきながらこのザマだしな。
「二階堂、」
ゴメンと続けようとしたところ、あっさり言葉を遮られた。
「心配しなくても大丈夫だ。ここにいる人間は楓以外みんな優秀だから。お前の監視、──いや看病くらいなんともない」
今ハッキリ監視って言ったな!?
俺だって好きでトラブルメーカーになってるわけじゃないんだけど。
謝る気も失せ、ちょっとだけジト目を二階堂に向けると。
「俺だって別に出来ないわけじゃないんだよ!そりゃ、この中じゃ一番バカだけど、光希の監視くらい出来る!
だってそれも俺ら親衛隊の仕事だし!」
俺と一緒に軽くディスられていた楓の口からハッキリと監視という言葉が飛び出した上に、全く予想もしていなかったことを聞かされた俺は目を丸くする。
………。
──は? 今、なんて言いました?
すぐ側にある颯真の顔を見上げたところ、どこか遠い目をしながら「諦めろ」と言われてしまった。
まさかの決定事項!?
「このメンバー+αで光希の親衛隊を作ることにした。言っとくけど、異論は認めない。
変装が解けたお前を野放しにするには危険過ぎるからな」
野放しって俺は野獣か何かかよ!という反論は二階堂の冷たい視線を前にして言える筈もなく。
──散々迷惑掛けた自覚はある。
親衛隊って、あの薄ら寒い盲目集団だろ?
存在する意味ないと思ってるものを勝手に作られても困る。
まあ、ここにいるメンバーならおかしな方向にはいかない事はわかってるけどさ……。
……って。──あれ?
「……ここにいるメンバーって、小鳥遊も?」
「そうだけど、なんか文句ある? 借りは返すって言っただろ?」
まさかとは思いつつ尋ねてみると、いつもどおりツンケンした態度の小鳥遊がほんのりと頬を染めながら肯定の返事を返してくれた。
あのー、親衛隊って借りを返すとかそういうので入るもんじゃないと思うんだけど……。
そうは思っても口には出せず、俺が戻ってきてからひとりだけずっと黙ったままだった紘斗に視線を向けると。
「親衛隊の存在が色んな意味で光希にとっての抑止力になるといいなって思ってるから」
全く悪意のない爽やかなその言葉が何気に一番心に刺さった。
うん。俺、相当心配かけちゃったんだな。
「……お前らの気持ちも、俺が悪かったってのもよくわかった。
──でも頼むからそんなもの作るのやめてくれ。普通に友達でいいじゃん」
しかし、そんな俺の懇願も空しく。
後日、何故か親衛対象より親衛隊員の方が圧倒的に強い立場の『中里光希親衛隊』が発足することになったのである。
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