私の敬愛するお嬢様は、天使の様な悪女でございます。

今更！キャラクター紹介

ラナ・レイン

アリアナ・エストルド付添人。真面目で鈍感、おまけに純情でもある。対魔物や剣や魔法試合においては抜群の判断力を利かせる腕のある竜使いだが、男性に関しては鈍感が行き過ぎて学生の間は女史だ何だと言われていたが、それすら気にしていなかった強者でもある２０歳。



アリアナ・エストルド

五代公爵家が一つエストルド家の娘で、スチュワート王太子殿下の婚約者。エストルド家は代々王国財務を担う名家であるが、アリアナは「魔法解除魔法」が常に発動している奇異な存在の為、婚約自体反対されている経緯を持つ。ラナに溺愛されている転生……未来視持ちの１６歳。



スチュワート・リッケンハイム

リッケンハイム王国第一王子。下に弟が一人いるが、彼は既に１６歳で王太子に立太子している。アリアナを愛して止まないが、立場の為に、そしてアリアナの為、延いては自分自身の為に王太子として愛想を振りまいていた、案外腹は黒い１８歳。



ガイ・セレンディス

五代公爵家が一つ、セレンディス家嫡男。既に伯爵位を父親から譲り受けている。代々騎士団を纏めて来た名家だが、その分力量が問われる身でもある。ラナの事は入学当初から気になっていたが、ガサツな面が裏目に出てしまい、暫くギクシャクしてしまう。が、基本的には面倒見の良い兄貴分な２０歳。



ミレニス・セルーク（マーレイ）

セルーク神父に拾われた孤児だったが、実は五代公爵家が一つ、マーレイ家の御落胤。その昔、マーレイ家で侍女として働いていた母がマーレイ家を辞めた後体を壊し、セルーク神父にミレニスを託した経緯がある。本人は才女で勉強に秀でているが、ドジ属性が付属していてそう見えない。下町育ちの気立ての良い１６歳。



ジョセフィーネ・マーレイ

五代公爵家が一つ、マーレイ家長女。兄のバセントとは半分血が繋がっている。幼い頃に母を亡くし、愛情を知らないまま周りに甘やかされた結果勝気に育つ。父親には王太子の婚約者の座を取れと言われ続け、それこそが最上の幸せだと思っていた。事あるごとにアリアナに絡み、スチュワートに近付く者には怒鳴り散らしていた１７歳（悪役）令嬢。



トール・ベガモット（元セルーク）

ジョセフィーネ・マーレイの護衛だが、ジョセフィーネが次々と世話役をクビにするので、ほぼ護衛兼執事の立場になりつつある。アリアナ同様未来視持ちの為、起こり得る災難からミレニスを守る為に態とマーレイ家に入った。が、今はこれで良かったと本人も納得している状態。彼の未来視はアリアナもどこまで視えているのかは知らない。案外普通の男性だったりするかも……な２２歳。



ヒース・ルノ・コレット・パトゥーム

隣国パトゥームの第二王子殿下。遊学の為にリッケンハイム王立学園に来ていた留学生。今後の国交の為にスチュワートを始め有力貴族と懇意にしていたが、それ以外とは交流も持たなかった計算高い所がある。が、それを表に出さない愛嬌の持ち主でもある。最近はどうやってミレニスと遊ぼうか、それには何と言って遊学期間を延ばすか考えている１８歳。



エレーネ・ミゼット

ミゼット侯爵家の長女。ジークハルト・メンディスの許嫁であり、お互い再従兄弟同士でもある。小さな頃から決まっていた婚約な上に、ジークハルトが冷たいので異議を唱えたがっていたが、砂竜の件で考えは変わる。常にアリアナを支持する１６歳。



ジークハルト・メンディス

五代公爵家が一つ、メンディス家の嫡男。メンディス家は代々王国宰相の地位を継いでいる名家。無口で合理主義、その上幼い頃からスチュワート支持なので許嫁のエレーネとは良く喧嘩していた。本人的には理路整然と話しているつもりだが、側から見たら只の痴話喧嘩にしか見えていない。が、本人は気付いていない１８歳。



キャンベル・ノーツ

ノーツ伯爵家長女。アリアナやエレーネとは幼い頃からの友人。オズワルド・ベッツィーとは婚約者の間柄だが、どちらかと言えば只の友達の様な間柄で不満があった……が、ある時から彼の焼き餅焼きが炸裂して困っている。が、内心満更でもない１７歳。



オズワルド・ベッツィー

ベッツィー侯爵家次男。魔法力学を得意とし、既に魔法省から誘いが来ている天才。勉強熱心な為他は子供っぽい所があり、且つ頓着しない性格だったのだが、ある時から許嫁であるキャンベルが気になって仕方ない１７歳。



セティル・ロートレド

ロートレド伯爵家次女。アリアナの友人。ガウェイン・モルトの許嫁で、少々勝気な性格。お喋りが大好きなのだが、ガウェインの反応がいまいちなので不満が溜まっていた。ある時から自分の気持ちに気付いて、甲斐甲斐しくガウェインの世話を焼く様になった１６歳。



ガウェイン・モルト

セレンディス家に劣らぬ武芸の名家、モルト伯爵家の嫡男。無口な上無骨、その上文武両道を掲げて勉強と訓練して来た弊害か、女性と話すのは苦手としている。最近セティルが以前にも増して可愛くなって来てしまって、どうして良いのか分からない１８歳。



ジルエッタ・オフバニール

オフバニール侯爵家三女。アリアナの友人。マルニム・ルグワの婚約者。控えめで、自分の様な者がマルニムの婚約者で良いのかいつも悩んでしまう性格。可愛いものが大好きで、自分よりちょっと背の低いマルニムを可愛いと思っているのは内緒にしている１６歳。


マルニム・ルグワ

リッケンハイム王国立ルグワ学園創立者の孫。ルグワ家は五代公爵家が一つでもある。素直な所が犬みたいだと幼い頃にスチュワートからマル坊と呼ばれ、仲間内で浸透しているのが若干の不服でもある。祖父が大男なので、身長はいずれ伸びると信じている。が、彼は小柄な母似だという事に気付いていない１６歳。