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2章
19/瘴気を断ち切る剣
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白銀の大剣でシルヴィへと斬りかかるエイス。
対して先程の一撃でほぼ瀕死状態のシルヴィ。傍から見れば勝ち目なんて全くなく、すぐに勝敗が決まるような戦況だった。
だが一分、五分、十分と代わり映えの無い場所だから正確な時間こそわからないが、不思議と勝負は決着がつかずにいた。
「中々しぶといナ……」
「はは……お互い様、ね」
甲高く耳障りな音が耳に残り、次第に頭に痛みを覚える。血も流れているせいか少しずつ自分の体温も低くなっている感覚がある。それでもここまで長く剣を振り攻撃をいなすことができているのは、戦いながら細かな傷を回復させ続けているうえ今までの戦闘経験を元に少ない力で体を動かしているからだ。
しかし決定打に繋がりそうな瘴気を断ち切る剣は未だに遠い。それにエイスもその剣の存在を感じ取っているのか、はたまたシルヴィの企みを察したのかあの小屋から離そうと立ち回るため一向に近づけそうにもなかった。
「にしてモ、貴女不思議ダ。それだけの強さヲ持っているのニ反撃しないなんテ」
「傷つけたくないだけだよ……」
「ソウ、本当に大切にしているんだナ。デモそのほうが壊しがいがあるガ」
「大切にしてる……そうだね、大切だよ。フレアも君も。私は魔族とは争いたくないんだ」
このままではお互いジリ貧。体力も尽き始めているのか息も上がっている。だからか体力を回復する時間を稼ぐためにエイスが少女の強さに反して反撃してこないことの疑問を問いかける。
シルヴィはそれが時間稼ぎであることは察している。しかし行動に移そうとしていないのは自身の思いを伝えつつ、頭の中で対魔族用の動きを封じる魔法をどの順で使うか考えていたから。少しでもいいから相手の動きを封じられれば、小屋に近づくことができると気づいたのだ。
ただどれだけの拘束魔法を使用して、どれだけ動きを封殺できるのかが未知数で直ぐには行動に移すことができそうにない。仮に行動出来ても発動までの時間を稼ぐのは至難の業だ。
「お前は人間、オレは魔人。争わなイ選択肢なんて無イ」
再びエイスの怒りがこみ上げ始める。怒るくらいなら聞くなよとは言えないものの更に力を出されては流石に応戦しなければならないだろう。しかし怪我をさせたくないという生半可なこだわりのせいで防御に徹していたからこそ、反撃なんてしてこないと舐められているようだ。
「これデ終わりダ……!【エイス・エクスハティオ】!」
エイスがありったけの魔法を唱えた瞬間、轟音とともにエイスを中心に辺り一帯が白銀に輝く氷に支配される。
さすがは氷の魔人。全ての力出した時の威力が桁違い。
フレアが氷の龍を出した時の比にもならない魔力だ。
けれどシルヴィの敵ではない。
「さすが、氷の魔人。フレアよりも氷魔法が長けてる」
「……なッ!?」
広がった氷の世界に降り立った異端が息を吐く。
シルヴィが立っているところから後ろが一切氷漬けにされていない。むしろその周囲から氷が溶け始めている。
魔法を使ったような形跡は見受けられない。だからこそエイスはその光景に酷く驚きたじろいでいた。
「自己紹介がまだだったよね。私はシルヴィ。魔法使いの勇者だった者……と言ってもわからないか」
彼女の右手には、ハベルが魔力制御をできるようにと授けたペンダント。そして眼帯も外しておりそれらを異空間へとしまい込んだ。
眼帯を外し現れた、蒼色に輝く瞳。左目が黒だからこそ異様感を覚えるが、それ以上にその瞳が開かれた瞬間から周囲の空気が重くなり、少女の威圧感が増しているのがひしひしと伝わってくる。
「あっ……えっ……」
「さてと、正直気は乗らないんだけど……まぁ悪い子には手加減なんて要らないよね。思いっきりやるから歯食いしばってね?」
相手が自分よりも弱いと思い込んでいたエイス。少女の本当の魔力を前にして言葉を失い、足を震わせている。
仕方の無いことだ。明らかに実力差がありどうやっても勝てない相手に勝負を挑んでいたのだから。
「【身体能力全強化】【炎の鎧】」
怯んでいる所に狙いをつけて駆ける少女。走り初めに氷を溶かす魔法と、身体の限界を解除して無理やり自分の能力を向上させる魔法を使用。すると風の如く大地を駆けて姿が見えなくなり、一瞬だけエイスの目の前に止まる。
一瞬消えたシルヴィが現れると同時にエイスがビクッと身体を震わせた。
目を瞑るほどに驚いており判断が鈍っているのを確認した少女は、エイスの足を拘束魔法で拘束するだけして攻撃はせずに再び足を動かす。
狙いは瘴気を断ち切る剣だ。
先程までの戦闘でだいぶ離されてはいたが、無事に小屋に到着し、急いで反応のある場所を漁る。そうでもしないと満身創痍気味の身体が魔法による強制的身体能力強化によって、悲鳴をあげ壊れる可能性があるからだ。
「あった……!」
漁れば意外と直ぐに出てきたが、いつから置かれていたのか剣自体が朽ち始めていた。
瘴気に関わるものだからこそ朽ち果てないようにと特殊な素材を使っていたものの、全体的に錆の茶色の率が多く剣としての機能はほぼなさそうだった。
しかし、今は直している時間はない。あとどれほどまで耐えれるか不明だが、それでも状況を打破できる可能性に掛けるしかない。
だが身体能力強化をこれ以上続ければ身体を壊すことになるため、エイスの元に戻ることは実質的に不可能までもあった。ならばとハベルとの戦いで見せた【迅雷の大槍】を瘴気を断ち切る剣に纏わせて思い切り投げる。雷鳴と共に剣は空を木々を、そして瘴気を切り裂き瞬く間にエイスの胸を貫いた。
「あぐ……っ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
貫かれた場所が焼けるように痛み、どんどんと力が抜けていくのを感じるエイス。その場に倒れると痛みによる反射で細い手が貫いた場所へと運ばれる。
けれどそこにあるはずの傷はなかった。むしろ無傷。本当に貫かれたのかと錯覚するほどに無傷。
しかし確かに痛みがあり、血が流れているような感覚もエイスは感じている。
「瘴気を断ち切る剣は肉を斬ることはできない。でも身体の中にある瘴気や魔力を斬り、エイスが使った魔力を奪う魔法と同じく魔力を奪う事ができる。だから傷がないのに痛みを感じるんだよ」
少しして歩いて戻ってきたシルヴィは、悲鳴をあげ続けているエイスに貫いた剣のことを話す。
「そ、そんなことガあって……」
「それがあるんだよ。でもまぁ認めたくないならもう一度切ってみるしかないね」
悪い笑みを浮かべた少女は、地面に刺さった剣を手に取り、振り下ろした。
「ヒッ……やめ、やめテ……やめテくださイ……」
だが、シルヴィが切ったのは土。それもエイスの顔スレスレに突き刺したのだ。
もちろん本気で切るつもりは一切ない。だが威勢を張られたままでは回復した時に逆襲される可能性もあった。だからと顔を狙ったのだ。
魔力のみを切るとはいえ、もしそんなことをすれば痛みのショックで死ぬ可能性がある。そのためそんな酷いことはしないのである。
「なら、フレアに意識を戻して。じゃないと本当に切るから」
「わ、わかっタ……から、やめテ……」
魔族を傷つけない。お互いに共存できる日々を願うシルヴィにとってエイスの怯えは、かなり心を痛めるものだった。だが心を鬼にしてそうしたことで生えた角は消え去り、黒く染った目は元に戻った。
「……シルヴィ?」
「フレア!? や、やっぱり意識は支配されてなかったんだ……もし戻らなかったらって思うと私……!」
「……一体、なんの事……? というかなんで私ここに……」
意識が戻ったことに歓喜して抱きつくシルヴィ。数少ない友人だからこそこうして戻ってきたことに、思わず涙を流している。
対して元に戻ったフレアはあっけからんとしており、現状を理解出来ていない様子だった。
どうやらフレアが一瞬意識を戻した時を含め何一つ覚えていないらしい。思い出せてもこの森に来る前、それも前日の記憶のようだ。恐らく魔人から人に戻る際にその日の出来事を忘れてしまうのだろう。
ただだからとてわからないままだと混乱するのと、今後のことを考えて、フレアが魔人であること。そしてフレアの中に眠っているのはエイスという氷の魔人であることなどを知らせた。
本来ならば伝えたところで信じないものだが、周りが氷で覆われていたり、記憶が無いことから直ぐに信じてくれていた。
加えてシルヴィには言っていないが、過去にも似たようなことがあったのだから尚更なのだ。
「まぁ、なにわともあれ無事でよかった……森の瘴気もある程度収まったし、帰ろう」
森の瘴気の濃さが無くなり、魔物の気配も感じ取れなくなったため、二人は学校へと帰るのだった。
「……あれ、なんか忘れているような……まぁいいか」
対して先程の一撃でほぼ瀕死状態のシルヴィ。傍から見れば勝ち目なんて全くなく、すぐに勝敗が決まるような戦況だった。
だが一分、五分、十分と代わり映えの無い場所だから正確な時間こそわからないが、不思議と勝負は決着がつかずにいた。
「中々しぶといナ……」
「はは……お互い様、ね」
甲高く耳障りな音が耳に残り、次第に頭に痛みを覚える。血も流れているせいか少しずつ自分の体温も低くなっている感覚がある。それでもここまで長く剣を振り攻撃をいなすことができているのは、戦いながら細かな傷を回復させ続けているうえ今までの戦闘経験を元に少ない力で体を動かしているからだ。
しかし決定打に繋がりそうな瘴気を断ち切る剣は未だに遠い。それにエイスもその剣の存在を感じ取っているのか、はたまたシルヴィの企みを察したのかあの小屋から離そうと立ち回るため一向に近づけそうにもなかった。
「にしてモ、貴女不思議ダ。それだけの強さヲ持っているのニ反撃しないなんテ」
「傷つけたくないだけだよ……」
「ソウ、本当に大切にしているんだナ。デモそのほうが壊しがいがあるガ」
「大切にしてる……そうだね、大切だよ。フレアも君も。私は魔族とは争いたくないんだ」
このままではお互いジリ貧。体力も尽き始めているのか息も上がっている。だからか体力を回復する時間を稼ぐためにエイスが少女の強さに反して反撃してこないことの疑問を問いかける。
シルヴィはそれが時間稼ぎであることは察している。しかし行動に移そうとしていないのは自身の思いを伝えつつ、頭の中で対魔族用の動きを封じる魔法をどの順で使うか考えていたから。少しでもいいから相手の動きを封じられれば、小屋に近づくことができると気づいたのだ。
ただどれだけの拘束魔法を使用して、どれだけ動きを封殺できるのかが未知数で直ぐには行動に移すことができそうにない。仮に行動出来ても発動までの時間を稼ぐのは至難の業だ。
「お前は人間、オレは魔人。争わなイ選択肢なんて無イ」
再びエイスの怒りがこみ上げ始める。怒るくらいなら聞くなよとは言えないものの更に力を出されては流石に応戦しなければならないだろう。しかし怪我をさせたくないという生半可なこだわりのせいで防御に徹していたからこそ、反撃なんてしてこないと舐められているようだ。
「これデ終わりダ……!【エイス・エクスハティオ】!」
エイスがありったけの魔法を唱えた瞬間、轟音とともにエイスを中心に辺り一帯が白銀に輝く氷に支配される。
さすがは氷の魔人。全ての力出した時の威力が桁違い。
フレアが氷の龍を出した時の比にもならない魔力だ。
けれどシルヴィの敵ではない。
「さすが、氷の魔人。フレアよりも氷魔法が長けてる」
「……なッ!?」
広がった氷の世界に降り立った異端が息を吐く。
シルヴィが立っているところから後ろが一切氷漬けにされていない。むしろその周囲から氷が溶け始めている。
魔法を使ったような形跡は見受けられない。だからこそエイスはその光景に酷く驚きたじろいでいた。
「自己紹介がまだだったよね。私はシルヴィ。魔法使いの勇者だった者……と言ってもわからないか」
彼女の右手には、ハベルが魔力制御をできるようにと授けたペンダント。そして眼帯も外しておりそれらを異空間へとしまい込んだ。
眼帯を外し現れた、蒼色に輝く瞳。左目が黒だからこそ異様感を覚えるが、それ以上にその瞳が開かれた瞬間から周囲の空気が重くなり、少女の威圧感が増しているのがひしひしと伝わってくる。
「あっ……えっ……」
「さてと、正直気は乗らないんだけど……まぁ悪い子には手加減なんて要らないよね。思いっきりやるから歯食いしばってね?」
相手が自分よりも弱いと思い込んでいたエイス。少女の本当の魔力を前にして言葉を失い、足を震わせている。
仕方の無いことだ。明らかに実力差がありどうやっても勝てない相手に勝負を挑んでいたのだから。
「【身体能力全強化】【炎の鎧】」
怯んでいる所に狙いをつけて駆ける少女。走り初めに氷を溶かす魔法と、身体の限界を解除して無理やり自分の能力を向上させる魔法を使用。すると風の如く大地を駆けて姿が見えなくなり、一瞬だけエイスの目の前に止まる。
一瞬消えたシルヴィが現れると同時にエイスがビクッと身体を震わせた。
目を瞑るほどに驚いており判断が鈍っているのを確認した少女は、エイスの足を拘束魔法で拘束するだけして攻撃はせずに再び足を動かす。
狙いは瘴気を断ち切る剣だ。
先程までの戦闘でだいぶ離されてはいたが、無事に小屋に到着し、急いで反応のある場所を漁る。そうでもしないと満身創痍気味の身体が魔法による強制的身体能力強化によって、悲鳴をあげ壊れる可能性があるからだ。
「あった……!」
漁れば意外と直ぐに出てきたが、いつから置かれていたのか剣自体が朽ち始めていた。
瘴気に関わるものだからこそ朽ち果てないようにと特殊な素材を使っていたものの、全体的に錆の茶色の率が多く剣としての機能はほぼなさそうだった。
しかし、今は直している時間はない。あとどれほどまで耐えれるか不明だが、それでも状況を打破できる可能性に掛けるしかない。
だが身体能力強化をこれ以上続ければ身体を壊すことになるため、エイスの元に戻ることは実質的に不可能までもあった。ならばとハベルとの戦いで見せた【迅雷の大槍】を瘴気を断ち切る剣に纏わせて思い切り投げる。雷鳴と共に剣は空を木々を、そして瘴気を切り裂き瞬く間にエイスの胸を貫いた。
「あぐ……っ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
貫かれた場所が焼けるように痛み、どんどんと力が抜けていくのを感じるエイス。その場に倒れると痛みによる反射で細い手が貫いた場所へと運ばれる。
けれどそこにあるはずの傷はなかった。むしろ無傷。本当に貫かれたのかと錯覚するほどに無傷。
しかし確かに痛みがあり、血が流れているような感覚もエイスは感じている。
「瘴気を断ち切る剣は肉を斬ることはできない。でも身体の中にある瘴気や魔力を斬り、エイスが使った魔力を奪う魔法と同じく魔力を奪う事ができる。だから傷がないのに痛みを感じるんだよ」
少しして歩いて戻ってきたシルヴィは、悲鳴をあげ続けているエイスに貫いた剣のことを話す。
「そ、そんなことガあって……」
「それがあるんだよ。でもまぁ認めたくないならもう一度切ってみるしかないね」
悪い笑みを浮かべた少女は、地面に刺さった剣を手に取り、振り下ろした。
「ヒッ……やめ、やめテ……やめテくださイ……」
だが、シルヴィが切ったのは土。それもエイスの顔スレスレに突き刺したのだ。
もちろん本気で切るつもりは一切ない。だが威勢を張られたままでは回復した時に逆襲される可能性もあった。だからと顔を狙ったのだ。
魔力のみを切るとはいえ、もしそんなことをすれば痛みのショックで死ぬ可能性がある。そのためそんな酷いことはしないのである。
「なら、フレアに意識を戻して。じゃないと本当に切るから」
「わ、わかっタ……から、やめテ……」
魔族を傷つけない。お互いに共存できる日々を願うシルヴィにとってエイスの怯えは、かなり心を痛めるものだった。だが心を鬼にしてそうしたことで生えた角は消え去り、黒く染った目は元に戻った。
「……シルヴィ?」
「フレア!? や、やっぱり意識は支配されてなかったんだ……もし戻らなかったらって思うと私……!」
「……一体、なんの事……? というかなんで私ここに……」
意識が戻ったことに歓喜して抱きつくシルヴィ。数少ない友人だからこそこうして戻ってきたことに、思わず涙を流している。
対して元に戻ったフレアはあっけからんとしており、現状を理解出来ていない様子だった。
どうやらフレアが一瞬意識を戻した時を含め何一つ覚えていないらしい。思い出せてもこの森に来る前、それも前日の記憶のようだ。恐らく魔人から人に戻る際にその日の出来事を忘れてしまうのだろう。
ただだからとてわからないままだと混乱するのと、今後のことを考えて、フレアが魔人であること。そしてフレアの中に眠っているのはエイスという氷の魔人であることなどを知らせた。
本来ならば伝えたところで信じないものだが、周りが氷で覆われていたり、記憶が無いことから直ぐに信じてくれていた。
加えてシルヴィには言っていないが、過去にも似たようなことがあったのだから尚更なのだ。
「まぁ、なにわともあれ無事でよかった……森の瘴気もある程度収まったし、帰ろう」
森の瘴気の濃さが無くなり、魔物の気配も感じ取れなくなったため、二人は学校へと帰るのだった。
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