移転した俺は欲しい物が思えば手に入る能力でスローライフするという計画を立てる

282 ギルドでの用事が終わったので市場でマル牛の串焼きを食べる

エリクスがギルドでのやり取りを終えたので
俺達は市場へと移動する。
俺は基本この世界の調味料や産物
特産品なども買ったりするのだ。
まずは
腹を満たすために
市場の屋台で
マル牛の串焼きを買うことに。

この世界のお金を最初に手に入れた頃
メセタ、ユーミル(初回契約)とでこのマル牛の串焼きを買って食べたんだ。
今回は家族と一緒だから
まあそこそこには買う必要がある。
串焼きを買った後
ベンチで座り
買ったマル牛の串焼きを皆に手渡し
もぐっと頬張る。

「この串焼き美味しい」

皆からこの声が出る。
俺も最初この串焼きを食べたときにそう感じたのだ。
この肉は美味しいと。
メセタからマル牛はこの世界で主流となる畜産牛であることを教えてもらった。
俺は畜産業はやらないので
肉はこの世界の肉を買うか
それか願って肉、魚を出すかなのである。

理由としては
動物を育てていくと愛着が湧くため
それを食肉にしたくなくなるのである。
俺は優しいのかもしれない。
農業に向いているのかもしれない。
マル牛の串焼きを食べ終え
ライトとユミナの為に
前に利用した
布の取扱店に寄った。
そして、布を今回は１０メートルほど買って帰る。

「これで何を作るの？」
「少し大きめに採寸して可愛いお洋服を仕立てる予定」
少し大きめにする予定なのはすぐに成長してしまうためでもある。
まあ、成長の記録の為に服を作るというのも楽しいかもしれないのでそれで作るのもありかと思ってな。
家に帰る道のりが今日は少しだけ長く感じるのです。

家に帰ると俺は
ライトとユミナの採寸をする。
だいぶ身体が成長しているのでやはり少しだけ大きいサイズに作ることにした。
てきぱきと作業をする。
あっという間に服が出来上がる。
これはスキルなのかと
思ったが
どうやら
楽しすぎて気付くと出来上がっていたという感じだった。
カジュアルタイプの洋服を作った。

それをライトとユミナが着てはしゃぐ
少しだけだぼっとしてるけど
3ヶ月から5ヶ月以内にはこの子達が着れなくなってしまうかなっていうのがあるので
少しだけ大きい感じに作った。
ふたりは大変気に入ってくれたのでよしとします。