移転した俺は欲しい物が思えば手に入る能力でスローライフするという計画を立てる

253 チャリオット紹介と彼の意外な正体

リビングダイニングに行くと
チャリオットがおやつを作っていたので彼を紹介することにした。
「彼はチャリオットといって『ランドグリズリー』なんですけど『人間モード』ができるんですよ」
と言ったら
ふたりは口を揃えて
「「今度おまえかよ！『テュポン」」」
と言うので
俺は
「は！？親父！？」

チャリオットは苦笑いを浮かべ
「まさかユウキ様とアキト様がいらっしゃるとはこれはこれは
女神さまはほんとうに素晴らしい方…いや…我が息子と、言った方がいいのか」
と言い出す。
なんでランドグリズリーなのか聞くと
ミルドレシアとふたりで語りだす
「私たちは、この世界(惑星)を今から６００年ほど前に作り上げました。生物もすべて作り上げました。
その影響で世界に身体を留められなくなり一度転生という形をとることにしたのです」
「その時にツィーゲルはもう作っていたので
彼に『いずれ我が息子がこの世界にやってくるから仲良くしてくれ』伝えたのです」

転生する形をとったのは
１０年前
それまでは身体は維持できたのである。
産まれた我が息子を一度地球に送り
あるときにこっちに移転する形取りました。
「それで俺は移転早々に池ポチャかよ」
その後は冒頭のあれだ。

「この能力は？俺は基本思えばスキルや一部の能力以外は手に入るみたいだけど」
「それは私からの贈り物です」
と説明される。
まさか

自分が契約した魔獣が自分の両親の転生した姿だったなんて…
なんて
素晴らしい…じゃなかった
突っ込み要素満点なんだよ！？

というわけで
チャリオットとミルドレシアの正体が明らかになった。