移転した俺は欲しい物が思えば手に入る能力でスローライフするという計画を立てる

113 土曜日の朝と朝食作り

土曜日の朝がやってくる。
明日は商品受け渡しの日である。
まずは、朝起きて
朝食作りから始まるのである。
今日は和食を作ってみる。

米を炊き
お味噌汁を作る。
まだ、にがりが自分の力で手に入らないので豆腐とかは作れないので
スーパーの豆腐を利用する。
増えるわかめを利用して
豆腐とわかめのお味噌汁を作る。

そして卵焼き器を使って
だし巻き玉子を作っていく。
匂いにつられて皆が起きてくる。
「おはようございます！我が君……和食というやつですか！？」
「そうだよ」
「おはようございます！兄貴……なんだこの朝食！？……宝石？」
（いやいやいや宝石ってお前）

「これは和食という料理」
「おはよう！嫁ちゃん……いい匂いだねぇ……愛だね愛」
（えといきなりなんだ？）
そこへリッカもやって来て
「いい匂い……なになにこれなに！？」
まだ全品は揃ってないけど
「和食っていいます……あとは鮭という魚をいま焼いてますから皆は座って待っててね」

「さけ？」
「俺も知らない、魚だ」
「実は我が君……我が君の言ってる魚の名前と私たちの知ってる魚はきっと名前が違うと思いますよ」
「そうか……なら現物をみて名前を教えて欲しいな」
「「「はーい」」」
（僕は食べれるならなんでもいいや）

食卓に和食を並べていく。
魚を並べると
リッカが
「あ！これ！サムンギョですね！熊系の魔獣が川でばっしーんってやる魚」
（あー、なんか想像してるやつと同じで草）
ばっしーんは草。
リッカ可愛いなぁ
にへらぁってなる俺に全員が
「「「「その顔気持ち悪い」」」」
リッカまで！？
やっぱ俺リッカ大好きなのかな。
いやどうやらユーミルにもメセタにもやったみたいだから
皆の事がきっと俺は大好きなんだ
にへらぁってなるくらいに……。