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95 麦を簡易脱穀してその麦を使ったご飯を作る

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麦を使った
ご飯が無性に食べたくなった
麦飯という食べ物である。

炊飯器に脱穀した麦を入れ
炊いていく。
麦は水分をよく吸うため
炊く時には少し多めに水を入れておく。
炊飯器のスイッチを押す。
その瞬間に
「こらあ!!我が君!また自分だけいい思いをしているなぁ!!」
と後ろをむくと尻尾を高速で振るう
高速狼がいた。

「ち、違う!?……麦飯を炊いてるだけだ…」
「麦飯?」
「そう……麦飯」
「いつものご飯とは違うの?」
「うん!全く違うよ」
と言って俺は高速狼いやメセタの頭を優しく撫でる。
メセタはにこにこして
「そ、そういうことであるなら許しましょう」
と言う。

(ある意味でメセタはツンデレなのかもしれなき)

麦飯が炊きあがるまでの間
ソファで寛ぐことにした。
エリクスも寝室から出てくる。
「兄貴……なにかやってるの?」
「麦飯をいま炊いててな……炊きあがるまで寛いでいるんだよ」
「麦飯ってなに!?」
とエリクスもまたメセタと同じで食べ物には目がない。
「朝収穫した麦あったろ……あれを炊いてるんだよ」

「あれって炊いて食べれるの!?」
「それが麦飯だ」
「ほほう!!……これは炊きあがるの楽しみ!」
やはり
楽しみは分かち合わなければな。

1時間ほどで炊きあがると思う。
それまでの間
ソファで寛ぐ形である。
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