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92 さつまいもの蒸かし芋が出来上がる

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番組を観ていて途中辺りで俺はキッチンの鍋の状態をチェックしに行く。
1度蓋を開けてみて
菜箸を蒸かし芋に刺してみる。
刺して簡単に刺さるなら蒸しあがった状態である。
まだ少し硬い感じであるので
また蓋をしてソファに戻る。
「どうでした?」
とメセタが聞くので
「もう少しかな……不思議発見終わったらもう一度見てようかな」
「それがいいかと」

その後も今日は面白い番組をやってそうなのでそれを観ながら食べるのも良いかもしれない。
皿に蒸しあがった蒸かし芋を盛り付ける。
そしてテーブルに配膳すると
3人は
目をキラキラとさせ
「「「これなに!?」」」
って言ってくるので
「前にさつまいもを収穫したろ?それを蒸し器で蒸して作った『蒸かし芋』だ」

「「「おお!!」」」
といい。
ユーミルは
「また僕食べすぎちゃうよぅ」
と言っている。
多少のことなら食べてすぎても大丈夫なのだろうと俺は思った。
「元気な子を沢山産んでくれたら俺はそれだけで嬉しいよ」
と言いながらユーミルの頭を撫でる。
ユーミルは無言になった。
「どうした!?調子崩したのか!?」
「…………ちがう」
(嫁ちゃん……自分の発言には気をつけた方がいいよ)

「??」
俺は首を傾げる。
メセタとエリクスは
((我が君(兄貴)ってたまに思うけど……天然タラシだよね))
でも3人は満更ではなかった。
やはりなんだかんだ言っても全員『』の事が大好きなんだって事!
それはよく分かりました。

「蒸かし芋食べやすくしてあるからな」
「「「そうなの!?あ!皮に切れ込み入れてある!!」」」
「そう!それを剥くと直ぐに食べれるからね」
「「「はーい」」」

メセタの分は剥いてあげる。
「「「頂きます……あむ……!?…………甘ーい!!!……これってじゃがいもと同じ芋なの!?」」」
「そうだよ!じゃがいもとは実は種類的には違うけどね」
「そうなの?」
「じゃがいもは蔓と根、芽に毒成分があるんだが……このさつまいもは蔓と芽の毒成分がほぼ無い」
「へえ」
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