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55 寝室で一日のお疲れ様と翌日お客人が、やってくる

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そんな感じに時間は過ぎていく。
そろそろ消灯の時間かなってなって
リビングダイニングの電気を消して
メセタと一緒に寝室に向かう。

「今日も色々とあったね」
「そうです!もうすぐわたしと出会って1週間近く経ちますね」
「もうそんなに経つか……早いもんだよ」
2人で仲良くベッドに入る。

「今日も仲良く過ごせたことに感謝」
「明日も良き日であります様に」
「「おやすみ」」

翌朝
もぞもぞと俺は身体を動かして
起きる。
「ふああ……よく寝た」
「おはようございます……我が君……寝顔可愛い……寝顔天使ございました」
「お前いつ起きた?」
「2時間ほど前でございます」

またこいつ俺の寝顔を守れたとか言っていたな。
なんで俺の寝顔なんて守る必要あるのか?
まあ、いいか。

朝食を作る為にリビングダイニングに向かう。
今日は食パンとミルクバター、バナナとりんご、梨のフルーツサラダを朝食にする。

朝食後に
洗濯物を洗濯機に入れて
洗う。
洗いが終わるまでの間に
外で
野菜類と果物の収穫を行うことにする。

外へ出て
裏庭に行く。

倉庫からコンテナと収穫用鋏をだす。
野菜類と果物を今回は別のコンテナに入れて
まず
野菜類のコンテナを家に持ち帰る。
すると

「あの……すみませんがここの住人ですか?」
と声を掛けられたので後ろを振り向くと身なりのいい御仁が1人居た。
スーツに身を固めた男性が居た。
「はい、何でしょうか」
「その箱の中身を拝見させてもらってもいいですかな?」

俺は箱を男性の側まで持っていき
「これですけど」
と見せる。
男性は
「これは野菜類?見たことない物ですが」
「これはキャベツ、じゃがいも、レタスです」
「キャベツ、じゃがいも、レタスですねどれもみずみずしいですね」
「今日取れたばかりの新鮮野菜です」

「ぶしつけた話だがその野菜類を私のやっている商会で売りに出したいのだが……だけどまだその野菜の味を知らないので」
「じゃがいも以外でしたら今すぐご賞味頂けますけど」
「じゃがいもは無理なのかい?」
「ええ、……芽に毒成分があるので取って煮ないと基本は食べれませんね」

「なるほど……食べるためにはきちんとした知識が必要という訳か……以外は食べれると?」
「はい」
(サラダ用皿)
ぽんっ
俺の手にサラダ用の皿が出てくる。
「今どうやってその皿を!?」
「あ、これ俺の能力なんです……いま欲しい物を出せます……が出せない物も存在します」
「そ、そうか(この青年はすごい力を持っているようだ……やはり『私の跡取り』にもいいかもしれん)」

簡易テーブルを用意して
キャベツを手でちぎり皿に乗せて塩を掛ける。
「はいどうぞ」
「え!?もう食べれるのかい!?」
「ええ食べれますよ」
「では、…………あむ……っなんとみずみずしいんだ!歯ごたえもあって噛めば噛むほどに中から水が」
「それがキャベツです!」

いつもなにか皿のキャベツが無くなってしまう。
物足りない感じのお客人
「では、次はレタスを食べますか?実はこれも先程のキャベツと同じ科目の野菜類なんですよ」
「なんと!?さっき食べたものと同じ科目の野菜!?」
手際良くレタスをちぎりさっきと同じように塩を振る

「はいどうぞ」
「先程のやつと比べるとだいぶ葉が柔らかいな」
「こっちは柔らかいのが特徴なんですよね……それとこの野菜とキャベツは『アブラナ』と呼ばれる品種で内層に水分と油を少量含んでいる種類の野菜になるのです」
「この葉の油のような艶はそれか」
「はい」

「これは是非とも当商会と契約してこの野菜類を提供して貰えないだろうか」
とお辞儀をされる。
「それは、定期的にという形ですか?」

「我が君……どうしたんですか?」
とメセタがやってくる。
「ハイランドウルフ……この子まさかと思うが君の?」
「はい。従魔で相棒で友達です」
「そしてわたしの運命の人」
「それは違うぞメセタ」
このやり取りを見た商会の人は

「君はこの子の言ってることがわかるのか?」
「はい。分かるようになりました」
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