9 / 12
啓斗の気持ち1
しおりを挟む
自分がそれなりにモテる方だと自覚したのは、小学校三年生の頃だった。
幼稚園時代にも女の子から折り紙やシール、覚えたてのつたない字で書かれた手紙らしきものを渡されていたけれど、はっきりと自我が芽生えたのがその頃だった。
初彼女は小五の時の同級生。公開告白されて断れない雰囲気の中、付き合うことになった。その子に特別な感情を持っていたわけではなかったけれど、付き合ってみたら好きになれるかもしれないと思ったからだ。結局好きになる前に相手の心変わりでフラれたけれど。
以降も放課後に呼び出されたり下駄箱にラブレターを入れられたり、アプローチされることは多々あった。中学の卒業式の日に第二どころか袖口のボタンまでむしり取られた時は友人達からからかいまじりに賞賛されたっけ。
クラスや部活動、委員会が同じなど少しでも接点があるならまだ理解できる。でも口を聞いたこともないような後輩までやってきて何でもいいから記念にくださいと言ってくるのだから嬉しさよりも困惑が勝つ。
たぶん告白してきた子たちが好きになったのは、俺個人というよりも生徒会役員、サッカー部、クラスのムードメイカーというような俺を構成する要素なんだろうとどこか冷めた気持ちでとらえていた。
付き合う前は「優しい所が好き」「リーダーシップがあってかっこいい」「話していると楽しい」「部活で頑張ってる姿がいい」
なのに別れる時は「誰にでも優しいのは嫌」「アドバイスを求めてるわけじゃない、わかってほしいの」「付き合ったら何か違った」「部活ばっかりで全然会えない」
好きになってくれた理由と別れる原因が同じという意味がわからなかった。自分自身に原因があるのは確かなんだろうけれど、友人に相談しても気を遣われているのか慰めと激励が返ってくるばかり。
自分なりに反省して次に活かそうとしてもうまくいかず、失望されてフラれることが続いて半ば女性不信だった気がする。恋愛に向いていないと半ば諦めの境地だった。
結局別れるなら最初から付き合わなければいい。「今は恋愛はする気はない」と公言すると仲間内では勿体ないとか草食系とからかわれたりしたけれど、合コンやサークル関係の集まりでも盛り上げ役や仲人役に終始した。
とはいえ意味ありげな視線やボディタッチが完全になくなることはなかった。
大学二回生の冬、いつものように居酒屋の座敷を貸切って開いたサークル飲みで、さりげなく示される好意から逃れるために目立たない端の席に移動し人心地ついていた時。
「大変だね」
隣から声をかけてきたのが紗矢だった。
「あー……はは」
どう受け取っていいかわからずへらりと笑ってみせると、「何か飲むならついでに頼むけど」とメニューを手渡された。
程なくしてジョッキを軽く打ち鳴らした後、しばしの沈黙が落ちる。
当時紗矢とは同学年ながら学部が違うため、あまり接点がなかった。何人かで話すことはあったが、二人きりで顔を突き合わせて話すのは初めてかもしれない。
酔って眠り込んでしまったらしい友人のそばで番をしながら静かにジョッキを口に運ぶ紗矢を横目で眺めながら会話の糸口を探す。
「レモンサワー、好きなの?」
「飲みやすいから」
好きとも嫌いともつかない返答に相槌を打ったと同時、背後の席で歓声が上がった。耳を傾ければ、恋愛談義が始まったようだった。クリスマスまでもうひと月を切っているせいか、皆浮足立っている。
付き合っている相手がいる仲間はデートやプレゼントについての情報交換、そうでない仲間は合コンや紹介の依頼。
賑やかな場と衝立一枚を挟んだこっち側は別世界のようだった。
「紗矢ちゃんって落ち着いてるね」
「そうかな」
「うん。騒いだり、羽目を外したりしてる所、見たことない」
新入生歓迎会から始まり定例飲み会や合宿でもバカ騒ぎする中心部から、どこか一歩引いているような印象があった。
「ゴメン。一人だけテンション低いと盛り下がるね」
「や、そうじゃなくて。他の子と違うから気になっただけ」
紗矢は口元でジョッキを止めて揺れる中身に視線を落とす。
「ちゃんと楽しんでるんだけど、他の子みたいにうまくはしゃげなくてさ。なんて、こんなこと言われても困るよね。酔ってるだけだから気にしないで」
こっちを振り返って苦笑するその頬は確かにほんのりと赤みがさしていた。ただ、笑みに変わる寸前の横顔に寂しげな陰が落ちていたように見えて、放っておけない気持ちになった。
「皆と同じようにする必要はないんじゃない。輪の外側から気を配ってくれる紗矢ちゃんみたいな人も必要だと思う」
ちゃんと見ていると伝えたくて断言すると、柔らかい黒色をした瞳が丸く見開かれる。
輪の中心で明るく笑い声を響かせる子や、くだらない話をちゃんと拾ってツッコミを入れてくれる子は目立つし好かれやすいと思う。
けれど紗矢みたいに酔いつぶれた友人の世話をしたり、さりげなくテーブルの端に空いたグラスやゴミを集めておくような気配りだって同じくらい評価されていいはずだ。
「それに俺は紗矢ちゃんくらい落ち着きがある方が好きだけど」
気後れする必要はないと伝えたかった。お節介かもしれないと自覚してながらも、そういう性分だ。昔から誰かが泣いていたり悲しそうにしているのが気になってしまう。
「ああ、なるほど」
ちょっとでも笑ってくれたらと期待していたけれど、返ってきた反応は予想とは違うものだった。
「えっと、なるほどって?」
「いや、なんか小笠原君が人気がある理由がわかったなと思って」
褒められているような気がしないのは気のせいだろうか。含み笑う紗矢が何を思ってそんなことを言い出したのか、俄然興味が出てくる。
「つまりどういうこと?」
「愛想が良くて、隅っこにいる私に声かけて相手してくれる気遣いができて、しかもめちゃくちゃ肯定してくれる」
レモンサワーを一口啜るわずかな間さえももどかしくて、急かすように促した。
「それで?」
「よく知らない私のことを当たり前みたいに名前にちゃん付けで呼ぶし」
両手で作った円の中にジョッキを収めたまま、紗矢がふふっと小さく笑い声を漏らす。酔っているのかもしれない。
「勘違いする子、いっぱいいそうだなって」
糾弾されているはずなのに、嫌な気持ちがしない。むしろすがすがしいのは、あくまで他人事みたいな口ぶりだからだろうか。ああ、この子は俺に興味がないんだと伝わってきて、それがなぜかすごく楽だった。
幼稚園時代にも女の子から折り紙やシール、覚えたてのつたない字で書かれた手紙らしきものを渡されていたけれど、はっきりと自我が芽生えたのがその頃だった。
初彼女は小五の時の同級生。公開告白されて断れない雰囲気の中、付き合うことになった。その子に特別な感情を持っていたわけではなかったけれど、付き合ってみたら好きになれるかもしれないと思ったからだ。結局好きになる前に相手の心変わりでフラれたけれど。
以降も放課後に呼び出されたり下駄箱にラブレターを入れられたり、アプローチされることは多々あった。中学の卒業式の日に第二どころか袖口のボタンまでむしり取られた時は友人達からからかいまじりに賞賛されたっけ。
クラスや部活動、委員会が同じなど少しでも接点があるならまだ理解できる。でも口を聞いたこともないような後輩までやってきて何でもいいから記念にくださいと言ってくるのだから嬉しさよりも困惑が勝つ。
たぶん告白してきた子たちが好きになったのは、俺個人というよりも生徒会役員、サッカー部、クラスのムードメイカーというような俺を構成する要素なんだろうとどこか冷めた気持ちでとらえていた。
付き合う前は「優しい所が好き」「リーダーシップがあってかっこいい」「話していると楽しい」「部活で頑張ってる姿がいい」
なのに別れる時は「誰にでも優しいのは嫌」「アドバイスを求めてるわけじゃない、わかってほしいの」「付き合ったら何か違った」「部活ばっかりで全然会えない」
好きになってくれた理由と別れる原因が同じという意味がわからなかった。自分自身に原因があるのは確かなんだろうけれど、友人に相談しても気を遣われているのか慰めと激励が返ってくるばかり。
自分なりに反省して次に活かそうとしてもうまくいかず、失望されてフラれることが続いて半ば女性不信だった気がする。恋愛に向いていないと半ば諦めの境地だった。
結局別れるなら最初から付き合わなければいい。「今は恋愛はする気はない」と公言すると仲間内では勿体ないとか草食系とからかわれたりしたけれど、合コンやサークル関係の集まりでも盛り上げ役や仲人役に終始した。
とはいえ意味ありげな視線やボディタッチが完全になくなることはなかった。
大学二回生の冬、いつものように居酒屋の座敷を貸切って開いたサークル飲みで、さりげなく示される好意から逃れるために目立たない端の席に移動し人心地ついていた時。
「大変だね」
隣から声をかけてきたのが紗矢だった。
「あー……はは」
どう受け取っていいかわからずへらりと笑ってみせると、「何か飲むならついでに頼むけど」とメニューを手渡された。
程なくしてジョッキを軽く打ち鳴らした後、しばしの沈黙が落ちる。
当時紗矢とは同学年ながら学部が違うため、あまり接点がなかった。何人かで話すことはあったが、二人きりで顔を突き合わせて話すのは初めてかもしれない。
酔って眠り込んでしまったらしい友人のそばで番をしながら静かにジョッキを口に運ぶ紗矢を横目で眺めながら会話の糸口を探す。
「レモンサワー、好きなの?」
「飲みやすいから」
好きとも嫌いともつかない返答に相槌を打ったと同時、背後の席で歓声が上がった。耳を傾ければ、恋愛談義が始まったようだった。クリスマスまでもうひと月を切っているせいか、皆浮足立っている。
付き合っている相手がいる仲間はデートやプレゼントについての情報交換、そうでない仲間は合コンや紹介の依頼。
賑やかな場と衝立一枚を挟んだこっち側は別世界のようだった。
「紗矢ちゃんって落ち着いてるね」
「そうかな」
「うん。騒いだり、羽目を外したりしてる所、見たことない」
新入生歓迎会から始まり定例飲み会や合宿でもバカ騒ぎする中心部から、どこか一歩引いているような印象があった。
「ゴメン。一人だけテンション低いと盛り下がるね」
「や、そうじゃなくて。他の子と違うから気になっただけ」
紗矢は口元でジョッキを止めて揺れる中身に視線を落とす。
「ちゃんと楽しんでるんだけど、他の子みたいにうまくはしゃげなくてさ。なんて、こんなこと言われても困るよね。酔ってるだけだから気にしないで」
こっちを振り返って苦笑するその頬は確かにほんのりと赤みがさしていた。ただ、笑みに変わる寸前の横顔に寂しげな陰が落ちていたように見えて、放っておけない気持ちになった。
「皆と同じようにする必要はないんじゃない。輪の外側から気を配ってくれる紗矢ちゃんみたいな人も必要だと思う」
ちゃんと見ていると伝えたくて断言すると、柔らかい黒色をした瞳が丸く見開かれる。
輪の中心で明るく笑い声を響かせる子や、くだらない話をちゃんと拾ってツッコミを入れてくれる子は目立つし好かれやすいと思う。
けれど紗矢みたいに酔いつぶれた友人の世話をしたり、さりげなくテーブルの端に空いたグラスやゴミを集めておくような気配りだって同じくらい評価されていいはずだ。
「それに俺は紗矢ちゃんくらい落ち着きがある方が好きだけど」
気後れする必要はないと伝えたかった。お節介かもしれないと自覚してながらも、そういう性分だ。昔から誰かが泣いていたり悲しそうにしているのが気になってしまう。
「ああ、なるほど」
ちょっとでも笑ってくれたらと期待していたけれど、返ってきた反応は予想とは違うものだった。
「えっと、なるほどって?」
「いや、なんか小笠原君が人気がある理由がわかったなと思って」
褒められているような気がしないのは気のせいだろうか。含み笑う紗矢が何を思ってそんなことを言い出したのか、俄然興味が出てくる。
「つまりどういうこと?」
「愛想が良くて、隅っこにいる私に声かけて相手してくれる気遣いができて、しかもめちゃくちゃ肯定してくれる」
レモンサワーを一口啜るわずかな間さえももどかしくて、急かすように促した。
「それで?」
「よく知らない私のことを当たり前みたいに名前にちゃん付けで呼ぶし」
両手で作った円の中にジョッキを収めたまま、紗矢がふふっと小さく笑い声を漏らす。酔っているのかもしれない。
「勘違いする子、いっぱいいそうだなって」
糾弾されているはずなのに、嫌な気持ちがしない。むしろすがすがしいのは、あくまで他人事みたいな口ぶりだからだろうか。ああ、この子は俺に興味がないんだと伝わってきて、それがなぜかすごく楽だった。
3
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる