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5.元彼とどっちがうまい?
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手首を掴み直され、触れる手のひらの熱さと共にもう逃げることはできないんだと思い知らされる。
「覚悟の前に、せめて何をする気が教えて」
覚悟しろと言うからには、せめて事前告知が欲しい。おずおずと見上げると、啓斗はまっすぐに私の目を見つめ返してきた。
「何する、ねえ……逆にどこまでなら許してくれるの?」
「手を繋ぐくらいなら」
即答するや啓斗の眉が寄る。
「は、舐めてんの?」
「ひぃ」
ガンをつけるというのだろうか、きつく睨み据えられて思わず首をすくめた。
「だって、友達は手、繋がないよね?」
「別にこんなの、普通だろ」
あっという間に指同士を交差した状態で手を繋がれてしまう。平たくて乾いた手のひらに私の手をすっぽりと覆う。
「普通じゃない……」
ただの友達同士でこんな意味深な触れ方はしない。
私の手を握ったり緩めたりを繰り返しながら、啓斗は思案するように目線を宙に浮かばせた。さまよう視線はすぐに正面に戻ったものの、なぜか目が合わない。訝しんでいると啓斗の口が開いた。
「とりあえずキスでもするか」
飲みに誘うくらいの気軽さで告げられて、目を見張る。
「は……? え……?」
戸惑っているうちに片手が解放されて、代わりに頬に触れられた。顔の角度を微調整されているとわかり、一気に頬が熱を持つ。
「待って待って、こんな急に、」
「だから待たないって」
なだめるように耳の下から顎まで撫でられる。くすぐったさに一瞬目を閉じた隙に、鼻先が触れ合いそうな距離まで啓斗の顔が近づいていた。視界がぼやけていく中、青い香りがふわっと香る。
すぐに唇に柔らかなものが触れた。かすめるような感触がわずかなぬくもりを残して離れていく。
ほっとしたのもつかの間、すぐさまもう一度唇が重なった。今度は触れるだけでなくついばむように甘噛みされる。
「ぅ、ふ……」
鼻に抜けるような吐息を漏らすと薄く開いた唇の合間を生あたたかく濡れたものが這う。びくっと肩を揺らせばそれはわずかな時間動きを止めた。
「し、舌……」
入れないで、と続けようとしたのにそれを無視して舌が口内に差し入れられる。
「ひゃ、めっ」
「んー?」
うまく口が閉じられなくて情けない発音になってしまったけれど、やめてほしいという意思は伝わっているはずだ。なのに生返事をしたきり止まる気配がない。私が対応できないでいるうちに、伸ばした舌先で歯列を割られてしまった。
これ以上好き勝手するなら噛んでやろうか、なんて考えが頭に浮かぶ。けれどそれを実行に移す前に舌を絡め取られる。
くすぐるように表面が擦り合わされ、背筋に電流が走った。とっさに舌を奥に引っ込めるけれど、すかさず啓斗の舌が追ってきて、先端でつんつんとちょっかいをかけてくる。
やめる気はなさそうだ。こうなったらやっぱり噛むしかない。痛いのは自分じゃないとはいえ、抵抗はある。もし血が出たらどうしよう。
あれこれ気を回している間に私が抵抗してこないとみたのか、急に舌の動きが機敏になった。唾液をまぜるように口内をかき回され、硬直する。
「ぁ……」
二周目で爪先が浮いて、シーツの上を滑る。何度も繰り返されるうちに力が抜けていく。
「んぅ、……んっ」
やめてほしいと伝えるべきなのに頭がぼんやりして意味の通る言葉を紡ぐことができない。お互いの口の狭間から響く濡れた音が思考が霧散させていく。
流されてしまう。それでもいいや。投げやりなのか覚悟が決まったのか判断もつかないまま、いつの間にか与えられる刺激に身を任せていた。
だまし討ちみたいに始まった不本意なキスだから、私からは応えちゃいけない。
そんな風に考えること自体がもう術中にはまっているようなものだ。そもそも無理やりなのに不快じゃない時点で分が悪い。
だからといって、簡単に降参するのは癪にさわる。
譲れないと念じて、深く浅く、触れては離れる熱い舌に心を乱されないようにやり過ごす。
――そうできたらよかったのに。
さっきから何度も啓斗の舌を追いそうになっている。
はっきり言って、キスがうまい。
最初こそ強引だったのに、いざ始まってしまえばひとつひとつの挙動が丁寧で優しい。でもそれだけでなく、時にぞくりとするような踏み込み方をしてくるのだ。その緩急に誘い出されそうになってしまう。
すんでのところで堪えていたのに、舌の先を吸い出されて甘ったるい吐息が漏れる。これ以上抗うのは無理だと自覚した途端、深く重なっていた唇が解放された。
「ふ……ぇ?」
始まりも突然なら終わりも唐突で、ぼんやりとしてしまう。視線の先で啓斗がいたずらっぽい笑みを浮かべた。
「はい、おしまい」
さっきまでのことが嘘みたいにあっさりと、啓斗が離れていく。
「放心状態になるくらい気に入った?」
からかうように問われ、かあっと頬が燃え上がる。
「ちが……っ」
自意識過剰だと罵ってやりたいのにうまく舌が回らない。きっとまだ痺れが残っているせいだ。
「元彼とどっちがうまい?」
意地悪な質問にひゅ、と喉が鳴る。
同時にもやがかかった思考がいきなりクリアになった。一拍遅れて罪悪感に襲われる。
「……知らない」
あまりにもデリカシーに欠ける。絶対答えるものかと強く口元を引き結ぶと、啓斗はじれったそうな様子で短い髪に指先を通した。
「ここまできてごまかすなよ」
「そうじゃなくて、すごく久しぶりだから……」
口に出してすぐに余計なことを言ってしまったと後悔した。
「ふーん、久しぶりねえ」
上がった語尾で啓斗が興味を示したことが伝わってくる。
これ以上調子に乗らせたくない。どうしたら今の失言を取り消せるかと必死で頭を働かせているうちに、啓斗が勝ち誇ったように口の端を上げた。
「じゃあ俺の方がうまいんだ」
「どうしてそうなるの」
眉をつり上げるけれど、啓斗はおかまいなしに先を続けた。
「忘れられないキスはしてもらえなかったってことだろ」
痛い所を突かれ、口ごもる。なお悪いのは、本当は元彼とのことを忘れたわけじゃないことだ。比べて啓斗の方が上手だとジャッジしてしまった。
もう別れたんだから悪いなんて思う必要はないはずなのに、いたたまれない。私自身が元彼から新しい人と比較されて選ばれなかったからこそ、こんなに嫌悪感があるのだと思う。
黙りこくる私を見て、啓斗が顔を覗き込んでくる。
「反論しないんだな。本気で全然記憶にないわけ? それとも俺が上書きした?」
「そんなの知ってどうするのよ」
うんざりしながら答えると、啓斗はあっさりと告げる。
「どうって、俺が嬉しい? 好きな女の一番になりたいもん」
興味本位だとばかり思っていたのに、まさかそんな理由だったなんて。気恥ずかしくてたまらなくて、顔が熱くなる。
このタイミングでそんなことを言われたら、ほだされてしまう。
「なんで、そんなに……」
「え、何? よく聞こえない」
顔を寄せられて肩がびくついた。とっさに後じさりしてしまう。
「や、なんか……なんだろ」
啓斗が私の答えを待っているのがわかる。なのに頭の中がふわふわとして、自分でも何を言いたいかわからない。ただ、嬉しいのに苦しくて、ただただ胸がいっぱいだった。
どうして私のことそこまで好きでいてくれるんだろう。どうしてこんなに安心してしまうんだろう。
知りたいけど聞けない。元彼とのことで自己肯定感が地を這っている今の私にとって、啓斗がくれるどこまでもまっすぐな好意は劇薬だ。
失恋から立ち直るために利用してしまいそうで怖い。
「どうしてこんなに優しいのか、とか?」
逡巡するうちに落ち着いた低い声が耳に注ぎ込まれる。
「ぅ……」
考えていたこととだいたい同じだ。どうしてわかったんだろう。さっきから疑問ばかりが浮かぶ。
「それなら、紗矢を絶対落としたいからだよ」
動いた拍子に唇に張り付いていた毛先を啓斗がそっと外して、そのまま指先にくるりと巻き付ける。
「覚悟の前に、せめて何をする気が教えて」
覚悟しろと言うからには、せめて事前告知が欲しい。おずおずと見上げると、啓斗はまっすぐに私の目を見つめ返してきた。
「何する、ねえ……逆にどこまでなら許してくれるの?」
「手を繋ぐくらいなら」
即答するや啓斗の眉が寄る。
「は、舐めてんの?」
「ひぃ」
ガンをつけるというのだろうか、きつく睨み据えられて思わず首をすくめた。
「だって、友達は手、繋がないよね?」
「別にこんなの、普通だろ」
あっという間に指同士を交差した状態で手を繋がれてしまう。平たくて乾いた手のひらに私の手をすっぽりと覆う。
「普通じゃない……」
ただの友達同士でこんな意味深な触れ方はしない。
私の手を握ったり緩めたりを繰り返しながら、啓斗は思案するように目線を宙に浮かばせた。さまよう視線はすぐに正面に戻ったものの、なぜか目が合わない。訝しんでいると啓斗の口が開いた。
「とりあえずキスでもするか」
飲みに誘うくらいの気軽さで告げられて、目を見張る。
「は……? え……?」
戸惑っているうちに片手が解放されて、代わりに頬に触れられた。顔の角度を微調整されているとわかり、一気に頬が熱を持つ。
「待って待って、こんな急に、」
「だから待たないって」
なだめるように耳の下から顎まで撫でられる。くすぐったさに一瞬目を閉じた隙に、鼻先が触れ合いそうな距離まで啓斗の顔が近づいていた。視界がぼやけていく中、青い香りがふわっと香る。
すぐに唇に柔らかなものが触れた。かすめるような感触がわずかなぬくもりを残して離れていく。
ほっとしたのもつかの間、すぐさまもう一度唇が重なった。今度は触れるだけでなくついばむように甘噛みされる。
「ぅ、ふ……」
鼻に抜けるような吐息を漏らすと薄く開いた唇の合間を生あたたかく濡れたものが這う。びくっと肩を揺らせばそれはわずかな時間動きを止めた。
「し、舌……」
入れないで、と続けようとしたのにそれを無視して舌が口内に差し入れられる。
「ひゃ、めっ」
「んー?」
うまく口が閉じられなくて情けない発音になってしまったけれど、やめてほしいという意思は伝わっているはずだ。なのに生返事をしたきり止まる気配がない。私が対応できないでいるうちに、伸ばした舌先で歯列を割られてしまった。
これ以上好き勝手するなら噛んでやろうか、なんて考えが頭に浮かぶ。けれどそれを実行に移す前に舌を絡め取られる。
くすぐるように表面が擦り合わされ、背筋に電流が走った。とっさに舌を奥に引っ込めるけれど、すかさず啓斗の舌が追ってきて、先端でつんつんとちょっかいをかけてくる。
やめる気はなさそうだ。こうなったらやっぱり噛むしかない。痛いのは自分じゃないとはいえ、抵抗はある。もし血が出たらどうしよう。
あれこれ気を回している間に私が抵抗してこないとみたのか、急に舌の動きが機敏になった。唾液をまぜるように口内をかき回され、硬直する。
「ぁ……」
二周目で爪先が浮いて、シーツの上を滑る。何度も繰り返されるうちに力が抜けていく。
「んぅ、……んっ」
やめてほしいと伝えるべきなのに頭がぼんやりして意味の通る言葉を紡ぐことができない。お互いの口の狭間から響く濡れた音が思考が霧散させていく。
流されてしまう。それでもいいや。投げやりなのか覚悟が決まったのか判断もつかないまま、いつの間にか与えられる刺激に身を任せていた。
だまし討ちみたいに始まった不本意なキスだから、私からは応えちゃいけない。
そんな風に考えること自体がもう術中にはまっているようなものだ。そもそも無理やりなのに不快じゃない時点で分が悪い。
だからといって、簡単に降参するのは癪にさわる。
譲れないと念じて、深く浅く、触れては離れる熱い舌に心を乱されないようにやり過ごす。
――そうできたらよかったのに。
さっきから何度も啓斗の舌を追いそうになっている。
はっきり言って、キスがうまい。
最初こそ強引だったのに、いざ始まってしまえばひとつひとつの挙動が丁寧で優しい。でもそれだけでなく、時にぞくりとするような踏み込み方をしてくるのだ。その緩急に誘い出されそうになってしまう。
すんでのところで堪えていたのに、舌の先を吸い出されて甘ったるい吐息が漏れる。これ以上抗うのは無理だと自覚した途端、深く重なっていた唇が解放された。
「ふ……ぇ?」
始まりも突然なら終わりも唐突で、ぼんやりとしてしまう。視線の先で啓斗がいたずらっぽい笑みを浮かべた。
「はい、おしまい」
さっきまでのことが嘘みたいにあっさりと、啓斗が離れていく。
「放心状態になるくらい気に入った?」
からかうように問われ、かあっと頬が燃え上がる。
「ちが……っ」
自意識過剰だと罵ってやりたいのにうまく舌が回らない。きっとまだ痺れが残っているせいだ。
「元彼とどっちがうまい?」
意地悪な質問にひゅ、と喉が鳴る。
同時にもやがかかった思考がいきなりクリアになった。一拍遅れて罪悪感に襲われる。
「……知らない」
あまりにもデリカシーに欠ける。絶対答えるものかと強く口元を引き結ぶと、啓斗はじれったそうな様子で短い髪に指先を通した。
「ここまできてごまかすなよ」
「そうじゃなくて、すごく久しぶりだから……」
口に出してすぐに余計なことを言ってしまったと後悔した。
「ふーん、久しぶりねえ」
上がった語尾で啓斗が興味を示したことが伝わってくる。
これ以上調子に乗らせたくない。どうしたら今の失言を取り消せるかと必死で頭を働かせているうちに、啓斗が勝ち誇ったように口の端を上げた。
「じゃあ俺の方がうまいんだ」
「どうしてそうなるの」
眉をつり上げるけれど、啓斗はおかまいなしに先を続けた。
「忘れられないキスはしてもらえなかったってことだろ」
痛い所を突かれ、口ごもる。なお悪いのは、本当は元彼とのことを忘れたわけじゃないことだ。比べて啓斗の方が上手だとジャッジしてしまった。
もう別れたんだから悪いなんて思う必要はないはずなのに、いたたまれない。私自身が元彼から新しい人と比較されて選ばれなかったからこそ、こんなに嫌悪感があるのだと思う。
黙りこくる私を見て、啓斗が顔を覗き込んでくる。
「反論しないんだな。本気で全然記憶にないわけ? それとも俺が上書きした?」
「そんなの知ってどうするのよ」
うんざりしながら答えると、啓斗はあっさりと告げる。
「どうって、俺が嬉しい? 好きな女の一番になりたいもん」
興味本位だとばかり思っていたのに、まさかそんな理由だったなんて。気恥ずかしくてたまらなくて、顔が熱くなる。
このタイミングでそんなことを言われたら、ほだされてしまう。
「なんで、そんなに……」
「え、何? よく聞こえない」
顔を寄せられて肩がびくついた。とっさに後じさりしてしまう。
「や、なんか……なんだろ」
啓斗が私の答えを待っているのがわかる。なのに頭の中がふわふわとして、自分でも何を言いたいかわからない。ただ、嬉しいのに苦しくて、ただただ胸がいっぱいだった。
どうして私のことそこまで好きでいてくれるんだろう。どうしてこんなに安心してしまうんだろう。
知りたいけど聞けない。元彼とのことで自己肯定感が地を這っている今の私にとって、啓斗がくれるどこまでもまっすぐな好意は劇薬だ。
失恋から立ち直るために利用してしまいそうで怖い。
「どうしてこんなに優しいのか、とか?」
逡巡するうちに落ち着いた低い声が耳に注ぎ込まれる。
「ぅ……」
考えていたこととだいたい同じだ。どうしてわかったんだろう。さっきから疑問ばかりが浮かぶ。
「それなら、紗矢を絶対落としたいからだよ」
動いた拍子に唇に張り付いていた毛先を啓斗がそっと外して、そのまま指先にくるりと巻き付ける。
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