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38話:銀髪碧眼か金髪碧眼か君はどっち派?小説討論会配信

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『前にも配信で言ったけど、私が今読んでる小説は恋愛系が多いね。ちょっと前まではハイファンタジーとかの異世界ものを読んでたよ』


〈ワイも同じや〉
〈恋愛系読んでると恋っていいなぁ…と思う〉
〈異世界系もいいよね、魔法使いたいわぁ〉
〈俺はホラーとかミステリー系好きやなぁ〉
〈ホラーは怖い(T_T)〉
〈恋愛系でも何を読んでるの?〉


『ん~…今読み進めてるのは「ボクとキミの9年の恋」って小説かなぁ。主人公と幼馴染はいつも一緒に居るほど仲が良くて将来の結婚の約束もしてたんだ。だけど小学2年生のときに幼馴染の子が親の転勤で引っ越しになって離れ離れになっちゃったんだよね。
離れ離れになって数年は主人公はずっと暗かったんだけど中学2年生のときに出会った女の子に励まされて元気になっていくんだよ。
高校2年生になって幼馴染のことをだんだん忘れて気にしなくなってその励ましてくれた子のことがだんだん好きになり始めたところで、高校に幼馴染が転校してくるんだよ!

約束をずっと信じて転校してきた幼馴染はアピールをしてくるが、今は励ましてくれた子が好きになり始めている…だから断ったんだけど二人と過ごすことによってどんどん仲が深まっていって幼馴染も気になり始めてしまう。
昔結婚の約束をした幼馴染かずっと励ましてくれた子をとるか、主人公や二人の思いが絡み合って読んでてドキドキするし悲しくなるしすごい感情移入出来る作品なんだよね…!』


〈アザーちゃんボクキミ読んでるの!?〉
〈ボクとキミの9年の恋俺も読んでる!〉
〈ボクとキミの9年の恋はまじで面白い〉
〈ボクキミの幼馴染ちゃんまじで可愛い〉
〈幼馴染ちゃんが僕の初恋です…〉
〈この小説が20年前のものなんて信じられねぇよなぁ〉
〈え、20年前…!?そんな前なの!?〉
〈俺の青春の小説〉
〈ワイが8歳のときに発売してた小説やな〉
〈へぇ~、今度読んでみよかな〉
〈アザーちゃん凄いあらすじ説明長いねw〉
〈噛まずにすらすら言えるのすげぇw〉
〈Vtuberだけじゃなくて小説オタクでもあったか…!〉


『わしもボクキミ好きじゃのぉ。お母さんが小説好きで棚にあった小説の中にボクキミがあって小さい頃は結構読んでたのぉ。わしは主人公の姉のよしえさんが好きじゃ。』


〈よしえさんはクソ美人〉
〈よしえさんは茶髪ロングのおっとりした顔が最高!!〉
〈茶髪ロングのおっとりした顔…?〉
〈おい…w〉
〈あ~…玄さんそういう事ですか〉
〈ふたなりじゃなくても好きなのねw〉


『うむ、よしえさんがふたなりじゃなかったのは残念だったのぉ』


『よしえさんがふたなりだったら世界観壊れるからね…!玄さんはいい加減ふたなりから離れて!!』


『ふたなりの話題は先にコメント欄が言ってきたのに…』


『結局触れたんだから一緒だよ…!! えーっと…それで私の好きなキャラは蓮斗さんかなぁ…励ましてくれた子のことが幼稚園のときから好きだったのに励ましてくれた子が主人公が好きだから、諦めて応援するのが最高に悲しくてかっこいいよ!』


〈蓮斗さんは漢の中の漢や〉
〈応援したあとに屋上で涙流すシーンは涙腺崩壊した…〉
〈まじで蓮斗さん報われてほしい…〉
〈主人公より蓮斗さんの方が好きや…〉
〈う~ん…主人公も主人公でかっこいいし魅力的なキャラだからなぁ…〉
〈どっちもエグいほどかっこいい〉
〈ボクキミは全員キャラが魅力的なんよ〉


『うん…!ボクキミは全員キャラが素敵だよねぇ…作者の湊さんは本当に凄いよ。湊さんは他にもたくさんの面白い小説を書いてるから皆読んでみてね!じゃあ…次は玄さんの好きな小説を紹介する番かな?』



『そうじゃな。わしが紹介する小説は主人公がエグいふたなりの…』

『エグいふたなりってそれは絶対紹介しちゃいけないやつだから…!普通の小説を言ってね、普通の!』


『え~…』
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