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26話:清水azureの牧場ゲーム#2 後編

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『うわぁっ…操作難しいねこれ』 

スティックを倒すとなめらかに動くときもあればあまり動かないときもあるんだよね…
予想が出来ないから動かしにくい。まぁこれが面白いんだけどさ。


『コントローラーから振動を結構感じるからなんか実際に馬に乗って動かしているみたいでいいね』

〈馬操作するの難しいよね〉
〈俺もこのゲームやったことあるけど馬の動きが予想しづらいからやりにくかった〉
〈コントローラー振動ってなんかいいよね。癖になるっていうか〉
〈分かるかもw〉


『そういえば私ってまだ山を見て回ってないよね。それじゃあ探検しに行こっか!』

〈まだ建物建ててない山まで自由に行けるのか〉
〈そう、このゲームって牧場で飼育するだけのゲームじゃなくて山を探索も出来たり自然の景色を楽しむことも出来るゲームなんだよね〉
〈めちゃくちゃ面白そうやん〉


『うん、山の景色が楽しみだなぁ。牧場エリアでも周りの景色が綺麗だから期待感が高まるよ!』


馬の走る速度を少し上げまだ木を伐採していない森に入っていった。


『おぉ…川だ…すごい綺麗だなぁ…まだここら辺は手入れしてないのに橋は一応あるんだね』

幅数mくらいの川だけど、水が透き通っていて馬に乗りながらでも魚が泳いでいることが分かるくらい綺麗だね…


〈水がめちゃ綺麗だな〉
〈ここからでも魚泳いでること分かるんだな〉
〈昔ここの山を所有していた人が造ったんじゃない?〉
〈まぁそやろな古いし〉


『昔所有していた人が建てたんだね~、おっ!木の上にリスがいるね!可愛いなぁ…』

〈カワエエな〉
〈リスたん胡桃持ってる〉
〈\50000〉
〈\50000〉
〈\50000〉
〈うぉっ…急に無言赤スパするやんw〉


『3人も赤スパ上限投げてくれたのはめちゃくちゃ嬉しいんだけど…無言で急に投げられたら結構怖いねこれ…』


〈同じ人がスパチャ3連で投げるならまだしも別の3人が一気に赤スパ上限だもんなwそれは怖いわ〉
〈急に投げたくなる衝動に駆られるんだ…〉
〈スパチャ投げさせろぉ…〉
〈スパチャ…スパチャ…〉
〈こいつらスパチャ投げたさすぎやろw〉


『スパチャありがたいけど程々にしてね…無理して投げる必要はないからさ』


〈全然無理してないっす!〉
〈生活出来る範囲内で投げてるからね〉
〈貯金崩して投げてるからセーフ!〉
〈\30000:食料代削って投げてるだけなんで大丈夫です!〉


『皆それ大丈夫じゃないよね!?食料代削ってまで投げなくていいからね!』

〈20000:了解しました〉


『また投げてるよ!了解してないじゃん!』


〈草〉
〈了解しました言って赤スパ投げてるの草〉
〈奴のお金はもう…〉


歩いていると少し暗くなってきた…
もうゲーム内時間が午後18時だね…そろそろ戻らないとね。

そう思いながら進んでいると先に開けた場所があったので最後にそこに行ってみようと馬を走らせた。

『馬速いねっ!歩いているより走っているときの方が操作しやすいかも!……おぉ…!!』

開けた場所に出るとちょうどオレンジ色に輝いた太陽が山に体を半分隠し沈んでいた…
周りの豊かな自然の景色も相まってとても綺麗で幻想的に見える…


〈エモいなぁ…〉
〈\5000:これは心が浄化される綺麗さだ…〉
〈\3000〉
〈\10000:現実でもこんな景色見てみたいな〉
〈綺麗すぎてやばいな…〉
〈ヤバすぎて語彙が…〉
〈なんか自分が実際にこの山に居るみたいに感じるわ〉


『なんかこういう景色見てると自分が悩んでいることなんてちっぽけに感じるんだよね』


〈それは分かる〉
〈分かるわぁ〉
〈それは確かに感じる〉
〈そもそもで自分自身がちっぽけに感じる〉


『そうだよね~…一生この景色見てたいんだけど、もうすぐ太陽も完全に沈みそうだね…
じゃあここで配信を終わろっか。皆に今日は観に来てくれてありがとね!おつアザー!』


〈おつアザー!〉
〈おつアザー!〉
〈おつアザ~!〉
〈おつアザー〉
〈おつアザ~♪〉
〈この景色観ながら終わるってなんかいいな〉
〈最高にエモい〉
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