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11話:清水azureのホラーゲーム配信 前編
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[ホラーゲーム配信する(;_;)]#アザーライ
ブ
7990人が視聴中
『アザ友の皆、こんアザ~…エターナル2期生所属の清水azureです。今日は配信に来てくれてありがとう……よろしくね』
〈きちゃ〉
〈ホラー配信フォーーー〉
〈初っ端から元気なくて草〉
〈アザーちゃんの悲鳴が聞けるときいて…〉
『なんで…なんでホラーゲーム配信しなきゃいけないのぉ…』
〈まさかこんなに早くホラーゲーム配信をするとはねw〉
〈てかなんでホラーゲームの配信なの?w〉
『それはね…マネージャーさんがやれって言ったんだよ…!!』
――――――――――
2回目の配信を終えてから1日後…
マネージャーの琴葉さんと発声の練習と口調の練習をしていたんだ。声も口調もだいぶ自然になってきたから、もう練習は必要ないかなと思ってるけど一応ね。
「おつアザ~!……っふぅ どうでしたか?」
「いいですね。正直もう練習は必要ないんですが。るいさんの声の様子など、喉が傷んだり負担がかかっているかもしれないのでこれからも通話で話しましょう。それで…ですね今日は伝えたいことがあるのですが…」
「伝えたいこと?」
「はい…大変言いづらいのですが…2日後の配信はホラーゲームの配信をしていただきたいと…」
「ほ、ホラーゲームの配信!?!?む…無理ですよそんなの。僕本当に怖いの苦手なんですって!!」
「そこをなんとかお願いします…社長のお願いなんですよ。社長がアザーちゃんのファンで、アザーちゃんの悲鳴が聞きたいからホラー配信やってほしいなと…」
「しゃ、社長が…!?で、でも…」
「では、るい君が好きなアニメの限定フィギュアをあげます」
「…え?」
「この前言っていたでしょ?あのアニメが一番好きでフィギュアとかも集めているって。それで限定フィギュアをゲット出来なかったとか…私それの限定フィギュアを持っているんですよ。1つだけ。それをあげるのでホラーゲーム配信をお願いします」
「げ、限定フィギュア……」
「限定カードもあげますよ」
「限定カードも…… な、ならやります…!頑張ります!めちゃくちゃ頑張りますよ!!ホラーゲーム配信なんてばっちこいです!」
「ありがとうございます」
――――――――――
『って事があったんだよ!』
〈フィギュアで頷いちゃうアザーちゃん可愛い〉
〈マネージャーさん優秀〉
〈最後ノリノリで草〉
〈で、今後悔してるわけねw〉
『フィギュアとカードの魅力には勝てなかったよ…うん…もらえてよかった。だから対価としてホラーゲーム配信頑張ります!!』
〈頑張れー〉
〈ホラー配信する言うてもなんのゲームやるの?〉
『あ、そういえばゲーム紹介してなかったね。今日やるゲームは屋敷の中でゾンビが出てくるゲームだよ。確かそれの最新作のゲームだった気がする』
〈めっちゃ怖いやつやんそれw〉
〈プレイした人の動画観たけどやばかったなぁ〉
〈アザーちゃん大丈夫か〉
〈なんでよりにもよってそのゲームにしたのw〉
『ま、マネージャーさんから貰ったんだもん…これ…』
〈マネージャー鬼畜で草〉
〈マネージャーさんこれでアザーちゃんの悲鳴が聞けます。ありがたやぁありがたやぁ…〉
〈泣き声も聞こえるかなぁ〉
こ、琴葉さん… 僕になんてゲームを送り付けてきたんだ…許さん、許さんぞぉぉぉ…
『じゃ、じゃあこれで配信終わろっか』
〈草〉
〈まだ何もしてないぞ~〉
〈ゲームを起動すらしてないやんw〉
『ほ、本当にしないとだめかなぁ…』
〈だめだよ〉
〈フィギュアとカード貰ったんでしょ!〉
〈僕らのためにもアザーちゃん頑張ってくれ!〉
『う、うん…そうだね…配信やめたら怒られるだろうし、このままずっとこうしてもしょうがないしね。早く終わらせるためにちゃっちゃと進めよう!』
男は屋敷を目指して下水道を進む。明かりは自分が持っている懐中電灯しかなく、とても暗い。下に流れている水は濁っていて、画面越しでも匂いがするみたいだ… 歩くたびに水を踏むピチャピチャッ…という音が耳の中に響く…
『く、暗い… 音がリアルすぎるよ…』
〈まだ始めて数分やぞw〉
〈既に怖いなw〉
〈もう怯えているアザーちゃんカワエエ〉
ドゴォォォォォンッッッッッッ!!!!!
『うわァァァァァァァッッッ!?!?!??なに、なんの音?ねぇ、なんの音!?』
後ろを振り返ると天井の一部が崩れたみたいで、道が塞がっていた。
『さっきまで天井はなんともなかったでしょ!?おかしいよね??ここでびっくりさせるのやめてよ!』
〈悲鳴助かる〉
〈悲鳴きちゃあ!〉
〈ホラーゲームでびっくりさせるのやめてよ!は草〉
〈まだゾンビ出てきてないのに大丈夫かw〉
進むのを再開する…
少し進んだ先にドアがあった。ここから出れるみたいだ…
『ドアがあるね。ここを開けると屋敷に行けるのかな…』
ドアを開ける… 懐中電灯で周りを照らすと、木箱など物が置いてあった…
『ん?なんだこれ…ってナイフ!?もう武器ゲット出来るの!?これもう私最強なんじゃない!?ゾンビなんて楽勝でしょ!』
〈最弱武器ナイフでイキっている模様()〉
〈ナイフでここまで喜ぶ人初めて見たw〉
『それによくよく思えばあまり怖くないかもこのゲーム!』
〈ゾンビ出てきてないのにそれは草〉
〈アザーちゃんこれなんのゲームか覚えてない?〉
『ふんふっふ~ん♪余裕余裕!すぐにおわらせちゃう…っんぁぁぁぁぁ!?!?!?』
次の部屋に移動しようとしたときに横を見ると…
干からびた人骨があった。周りをハエが飛んでおりとても気持ち悪い…
〈これクリアー出来んのかw〉
ブ
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『アザ友の皆、こんアザ~…エターナル2期生所属の清水azureです。今日は配信に来てくれてありがとう……よろしくね』
〈きちゃ〉
〈ホラー配信フォーーー〉
〈初っ端から元気なくて草〉
〈アザーちゃんの悲鳴が聞けるときいて…〉
『なんで…なんでホラーゲーム配信しなきゃいけないのぉ…』
〈まさかこんなに早くホラーゲーム配信をするとはねw〉
〈てかなんでホラーゲームの配信なの?w〉
『それはね…マネージャーさんがやれって言ったんだよ…!!』
――――――――――
2回目の配信を終えてから1日後…
マネージャーの琴葉さんと発声の練習と口調の練習をしていたんだ。声も口調もだいぶ自然になってきたから、もう練習は必要ないかなと思ってるけど一応ね。
「おつアザ~!……っふぅ どうでしたか?」
「いいですね。正直もう練習は必要ないんですが。るいさんの声の様子など、喉が傷んだり負担がかかっているかもしれないのでこれからも通話で話しましょう。それで…ですね今日は伝えたいことがあるのですが…」
「伝えたいこと?」
「はい…大変言いづらいのですが…2日後の配信はホラーゲームの配信をしていただきたいと…」
「ほ、ホラーゲームの配信!?!?む…無理ですよそんなの。僕本当に怖いの苦手なんですって!!」
「そこをなんとかお願いします…社長のお願いなんですよ。社長がアザーちゃんのファンで、アザーちゃんの悲鳴が聞きたいからホラー配信やってほしいなと…」
「しゃ、社長が…!?で、でも…」
「では、るい君が好きなアニメの限定フィギュアをあげます」
「…え?」
「この前言っていたでしょ?あのアニメが一番好きでフィギュアとかも集めているって。それで限定フィギュアをゲット出来なかったとか…私それの限定フィギュアを持っているんですよ。1つだけ。それをあげるのでホラーゲーム配信をお願いします」
「げ、限定フィギュア……」
「限定カードもあげますよ」
「限定カードも…… な、ならやります…!頑張ります!めちゃくちゃ頑張りますよ!!ホラーゲーム配信なんてばっちこいです!」
「ありがとうございます」
――――――――――
『って事があったんだよ!』
〈フィギュアで頷いちゃうアザーちゃん可愛い〉
〈マネージャーさん優秀〉
〈最後ノリノリで草〉
〈で、今後悔してるわけねw〉
『フィギュアとカードの魅力には勝てなかったよ…うん…もらえてよかった。だから対価としてホラーゲーム配信頑張ります!!』
〈頑張れー〉
〈ホラー配信する言うてもなんのゲームやるの?〉
『あ、そういえばゲーム紹介してなかったね。今日やるゲームは屋敷の中でゾンビが出てくるゲームだよ。確かそれの最新作のゲームだった気がする』
〈めっちゃ怖いやつやんそれw〉
〈プレイした人の動画観たけどやばかったなぁ〉
〈アザーちゃん大丈夫か〉
〈なんでよりにもよってそのゲームにしたのw〉
『ま、マネージャーさんから貰ったんだもん…これ…』
〈マネージャー鬼畜で草〉
〈マネージャーさんこれでアザーちゃんの悲鳴が聞けます。ありがたやぁありがたやぁ…〉
〈泣き声も聞こえるかなぁ〉
こ、琴葉さん… 僕になんてゲームを送り付けてきたんだ…許さん、許さんぞぉぉぉ…
『じゃ、じゃあこれで配信終わろっか』
〈草〉
〈まだ何もしてないぞ~〉
〈ゲームを起動すらしてないやんw〉
『ほ、本当にしないとだめかなぁ…』
〈だめだよ〉
〈フィギュアとカード貰ったんでしょ!〉
〈僕らのためにもアザーちゃん頑張ってくれ!〉
『う、うん…そうだね…配信やめたら怒られるだろうし、このままずっとこうしてもしょうがないしね。早く終わらせるためにちゃっちゃと進めよう!』
男は屋敷を目指して下水道を進む。明かりは自分が持っている懐中電灯しかなく、とても暗い。下に流れている水は濁っていて、画面越しでも匂いがするみたいだ… 歩くたびに水を踏むピチャピチャッ…という音が耳の中に響く…
『く、暗い… 音がリアルすぎるよ…』
〈まだ始めて数分やぞw〉
〈既に怖いなw〉
〈もう怯えているアザーちゃんカワエエ〉
ドゴォォォォォンッッッッッッ!!!!!
『うわァァァァァァァッッッ!?!?!??なに、なんの音?ねぇ、なんの音!?』
後ろを振り返ると天井の一部が崩れたみたいで、道が塞がっていた。
『さっきまで天井はなんともなかったでしょ!?おかしいよね??ここでびっくりさせるのやめてよ!』
〈悲鳴助かる〉
〈悲鳴きちゃあ!〉
〈ホラーゲームでびっくりさせるのやめてよ!は草〉
〈まだゾンビ出てきてないのに大丈夫かw〉
進むのを再開する…
少し進んだ先にドアがあった。ここから出れるみたいだ…
『ドアがあるね。ここを開けると屋敷に行けるのかな…』
ドアを開ける… 懐中電灯で周りを照らすと、木箱など物が置いてあった…
『ん?なんだこれ…ってナイフ!?もう武器ゲット出来るの!?これもう私最強なんじゃない!?ゾンビなんて楽勝でしょ!』
〈最弱武器ナイフでイキっている模様()〉
〈ナイフでここまで喜ぶ人初めて見たw〉
『それによくよく思えばあまり怖くないかもこのゲーム!』
〈ゾンビ出てきてないのにそれは草〉
〈アザーちゃんこれなんのゲームか覚えてない?〉
『ふんふっふ~ん♪余裕余裕!すぐにおわらせちゃう…っんぁぁぁぁぁ!?!?!?』
次の部屋に移動しようとしたときに横を見ると…
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