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問題
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ママへ。
私、ママに会いたい。
私、成長したよ。
中1の私は143cmしかなかった。
今では高1になり、150cmになりました。
最近は伸びなくなったけど、ここまで伸びたのはママのおかげだよ♩
私は好きな人が出来ました。
でもママ、どうしたらいい??
片思いなんだ。伝えたいけど、相手に好きな人がいる感じでさ。
ママ、教えてよ。胸が苦しい。他の子が話しかけるだけで胸がチクリと痛むんだ。
でも最近は、仲良く話してます。
話してきてくれるんだ。
特別にママにだけ名前教えるね??
島川 月人 君、ってゆうんだ。
シマカワ ツキヒトって読むよ。
今名前を書いてるだけでも恥ずかしいんだ。
ママ、これからも見守ってね。
ママの娘、琉穏ょり♩
―――――――――――――――――
はぁ、今で何枚目なんだろう。
天国にいるママには伝わらないって知ってる。
でも伝えたいから書いてる。
伝わってる様な気持ちになれるから。
ママ、三段ボックスの下にまたママへの手紙が一枚増えました。
もう一番下だけじゃ溢れる程まで書いちゃいました。テヘ♩
私は盛岡 琉穏。モリオカ リオンって読む。
私はこの自分の名前が大好き。
琉球の空の様にポカポカと暖かな心を持つ子になってほしい。これが由来。
ママとパパの新婚旅行が沖縄で忘れられないくらい嬉しくて私の名前に付けたんだって♩
私もいつか行ってみたいトカ思ってミタリ♩
「パパーご飯」
私は下に掛けて行きながらパパに声をかけた。
「皆起こしてきてー」
パパはフライパンを振りながら私をちらっとみた。
「星雅セイガ、月雅ルウガ、起きてー」
そう、2人は双子の弟。中二なんだ!!名前似てるでしょ♩星と月なんだ♩
「心暖ネオンも起きようね♩」
心暖は女の子で三歳なんだ♩
私と名前似てるでしょ♩
三歳って事は??ってなるよね。
そう、ママは三年前に亡くなった。
心暖はお腹にいて9ヵ月だったんだ。
帰る途中に飛び出してきた車に跳ねられママは即死。でもママは心暖を守ろうとしっかりお腹を抱えていかたら心暖には別状なかったんだ。
「おはよ♩」
教室に入ると、同時に手を皆に挙げ、席に着いた。
「琉穏!!おは!!」
朝からパワフルな要人カナメ君が挨拶してきた。
「琉穏ちゃぁーんおはょ。」
いつでも眠そうな愛良アイラちゃん。
そして…「琉穏。」
名前呼ばれただけで気絶しそう♩
月人ツキヒトくん。
「琉~穏ちゃん♡」
双子とは、思えない二人。
時人トキヒトくん。
そう、月人くんの双子のお兄ちゃん。
チャラチャラした時人くんと
クールな月人くん♩
最近良く絡むんだよな♩
時人くんと月人くんは席前だし♩
要人くんと愛良ちゃんは後ろ。
隣は匠タクミくん。すっごい不良さん。
学校もあまり来ない。
「琉穏ちゃぁん、昨日さ…」ガラガラ!!って話してたら匠くんじゃん…!!
「おい蘭」低い声が教室に響き渡る。
「お前ふざけんじゃねえぞ。俺をなめんなよ」蘭ちゃんとは、匠くんの彼女。明るい茶髪で耳にかけた髪で2つのピアスが見えている。
「ふざけてない」
教室がシンとなっているから震えた蘭ちゃんの声も端の席のここまで聞こえている。
「匠別れたくないから。」
泣きながら蘭ちゃんははっきりと言った。
「そ」
その一言を残して教室を出て行った。
「今日びっくりしたね」
愛良ちゃんと話ながら家に向かった。
「おい」
後ろで声がしてビクッとした。
「ぶふ…笑、俺だよ」
後ろを振り返ると月人くんと時人くんが笑顔で手を振っていた。
私、ママに会いたい。
私、成長したよ。
中1の私は143cmしかなかった。
今では高1になり、150cmになりました。
最近は伸びなくなったけど、ここまで伸びたのはママのおかげだよ♩
私は好きな人が出来ました。
でもママ、どうしたらいい??
片思いなんだ。伝えたいけど、相手に好きな人がいる感じでさ。
ママ、教えてよ。胸が苦しい。他の子が話しかけるだけで胸がチクリと痛むんだ。
でも最近は、仲良く話してます。
話してきてくれるんだ。
特別にママにだけ名前教えるね??
島川 月人 君、ってゆうんだ。
シマカワ ツキヒトって読むよ。
今名前を書いてるだけでも恥ずかしいんだ。
ママ、これからも見守ってね。
ママの娘、琉穏ょり♩
―――――――――――――――――
はぁ、今で何枚目なんだろう。
天国にいるママには伝わらないって知ってる。
でも伝えたいから書いてる。
伝わってる様な気持ちになれるから。
ママ、三段ボックスの下にまたママへの手紙が一枚増えました。
もう一番下だけじゃ溢れる程まで書いちゃいました。テヘ♩
私は盛岡 琉穏。モリオカ リオンって読む。
私はこの自分の名前が大好き。
琉球の空の様にポカポカと暖かな心を持つ子になってほしい。これが由来。
ママとパパの新婚旅行が沖縄で忘れられないくらい嬉しくて私の名前に付けたんだって♩
私もいつか行ってみたいトカ思ってミタリ♩
「パパーご飯」
私は下に掛けて行きながらパパに声をかけた。
「皆起こしてきてー」
パパはフライパンを振りながら私をちらっとみた。
「星雅セイガ、月雅ルウガ、起きてー」
そう、2人は双子の弟。中二なんだ!!名前似てるでしょ♩星と月なんだ♩
「心暖ネオンも起きようね♩」
心暖は女の子で三歳なんだ♩
私と名前似てるでしょ♩
三歳って事は??ってなるよね。
そう、ママは三年前に亡くなった。
心暖はお腹にいて9ヵ月だったんだ。
帰る途中に飛び出してきた車に跳ねられママは即死。でもママは心暖を守ろうとしっかりお腹を抱えていかたら心暖には別状なかったんだ。
「おはよ♩」
教室に入ると、同時に手を皆に挙げ、席に着いた。
「琉穏!!おは!!」
朝からパワフルな要人カナメ君が挨拶してきた。
「琉穏ちゃぁーんおはょ。」
いつでも眠そうな愛良アイラちゃん。
そして…「琉穏。」
名前呼ばれただけで気絶しそう♩
月人ツキヒトくん。
「琉~穏ちゃん♡」
双子とは、思えない二人。
時人トキヒトくん。
そう、月人くんの双子のお兄ちゃん。
チャラチャラした時人くんと
クールな月人くん♩
最近良く絡むんだよな♩
時人くんと月人くんは席前だし♩
要人くんと愛良ちゃんは後ろ。
隣は匠タクミくん。すっごい不良さん。
学校もあまり来ない。
「琉穏ちゃぁん、昨日さ…」ガラガラ!!って話してたら匠くんじゃん…!!
「おい蘭」低い声が教室に響き渡る。
「お前ふざけんじゃねえぞ。俺をなめんなよ」蘭ちゃんとは、匠くんの彼女。明るい茶髪で耳にかけた髪で2つのピアスが見えている。
「ふざけてない」
教室がシンとなっているから震えた蘭ちゃんの声も端の席のここまで聞こえている。
「匠別れたくないから。」
泣きながら蘭ちゃんははっきりと言った。
「そ」
その一言を残して教室を出て行った。
「今日びっくりしたね」
愛良ちゃんと話ながら家に向かった。
「おい」
後ろで声がしてビクッとした。
「ぶふ…笑、俺だよ」
後ろを振り返ると月人くんと時人くんが笑顔で手を振っていた。
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