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本物妖刀、偽物聖剣
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右手に顕現させた剣。良く良く見れば蜂の巣状に小さな六角形で組まれており、それが薄っすら光っている。
「それが愛知の天賦の塔で手に入れた新しいスキルか?」
妖刀を構え直す小太郎くん。
「さあてね」
俺はとぼけながら脇構えに白剣を置く。同時に、周りを取り囲んでいた忍者軍団が襲い掛かってきた。
それぞれに剣を構え斬り掛かってくる。俺一人相手に取り囲んで小銃撃ちまくったら、フレンドリーファイアが怖いか。などと内心でふふっと笑いながら、俺は白剣をぐるりと一周させるように振るう。
白剣はその剣身を伸ばし、忍者軍団に襲い掛かる。が、それは当然のように斬られたかと思えば、砂となって崩れ落ちた。
「また分身か」
周りは砂地だ。分身体を作り出すには持ってこいだな。と思いながら次々と襲い来る忍者軍団を斬り捌いていく。
「だあッ!! 鬱陶しい!!」
と俺が白剣を地に突き刺すと、ぶわりと周囲に円形の白い結界が発生し、それが円を大きくするように周囲に広がっていく。
「ぐわっ!?」
「ううっ!?」
分身がどんどん崩れ去り、忍者軍団が白剣の範囲攻撃でダメージを受けていく中、バキン! と言う高音とともに、小太郎くんの妖刀が白剣の範囲攻撃を斬り裂く。
「くっ」
やっぱり小太郎くんを最初に行動不能にするべきか。俺が正面の小太郎くん目掛けて走り始めるなり、それを阻止するように忍者軍団が立ちはだかる。
ダダダダダダダダダダダダ…………ッッ!!
今度は小銃による斉射だ。それを白剣を盾に変形させて防ぎながら、俺は前進を続けた。
だがそうなれば後ろが手薄になるのは当然。それを狙って数人の忍者が後ろから急襲してきた。
ギィンッ!!
それを背中から生やした二本の黒刃で受け止めるが、弱化させられた俺の力では、黒刃を維持出来ず、すぐに崩れてしまった。
「ぐはっ!」
背中を斬られるも軽症。俺はすぐに砂地の下から伸ばした黒槍で背後の忍者たちを貫いき、『空間庫』から取り出したポーションで回復する。
「成程。その白い剣か何かが、ハルアキにデバフが付いていると言うのに異常に強いのか」
と小太郎くんは判断するや、俺に向かって飛び掛かってきた。交差する白剣と妖刀。互いに腕を皮一枚斬らせて、振り返ると剣を正眼に構える。
「へえ。村正相手でも負けないのか。スキルじゃなくて宝箱から発見でもした聖剣か?」
「いや、さっきから色々パワーワード出し過ぎだろ。今度は村正かよ」
「ああ、血を求めて暴れ回る妖刀村正。世に出回る写しじゃなく、これは本科だ。その凶暴性は凄まじいぞ」
それはそれは。おっかない事で。確かにこの白剣じゃなければ受け切れなかった。
「俺のはハリボテの聖剣もどきだよ。まあ姑息なのが俺には似合っているから、な!」
言って白剣を横薙ぎに振るえば、剣身が伸びて小太郎くんへと襲い掛かる。
ギィィンッ!
が今度は俺の白剣が村正によって両断されてしまった。
「成程。確かにハリボテのようだな。一撃は耐えられても、二撃でこれか」
「冗談きついな。手から血が垂れているよ? その妖刀、威力を上げるのに血が必要なんじゃないのかい?」
俺の言に、小太郎くんの片眉が一瞬ピクリと動いた。当たりらしいな。
「そっちの剣は『清塩』と『聖結界』の合わせ技か。器用な事だな」
惜しいな。この剣は更に『ドブさらい』を使ってその聖属性を上昇させているんだよねえ。『ドブさらい』はその性質上、狭所でその威力を上昇させるからね。『清塩』で蜂の巣状に剣を組み上げれば、簡易聖剣としては十分なのよ。更に、
「再生可能、か。スキルで作っているなら、それも当然だな」
そう言う事だ。俺は再生させた白剣で小太郎くんに斬り掛かるが、これを難なく受け流されてしまう。そこに喉狙いで突きが襲い来る。転がってその場から逃げる俺。
「剣に『聖結界』を使っている分、防御に『聖結界』が使えないのか。欠陥仕様じゃないか」
うるさい。これでも天賦の塔で武田さんと組んで低レベルの魔物相手に、必死に考えた戦法なんだよ。
「そっちだって、村正に血を供給し続けるのは限界があるんじゃないのかい?」
俺の挑発に、小太郎くんはつまらなさそうに嘆息した。
「おい」
「はい」
小太郎くんの一言で小太郎くんの脇に現れる一人の忍者。その胸を小太郎くんは当然のように村正で貫いた。
「嘘だろ」
あっという間にしわがれてカラカラになる忍者。それを村正を振るって取り除く小太郎くん。周りの忍者たちからも何も反応がない。やつらにとって、これは当然の事なのだろう。
「そう言う事するのか」
「俺に向ける顔が厳しくなったな」
そうかも知れない。ショックと言うより残念さで。
「人死にをなくすなんて大義名分を語っておいて、実際は一族の怨恨を晴らす為だし、仲間の命の扱いは羽毛よりも軽いし、小太郎くんの株、だだ下がりだよ」
「だが現実は、お前を止めなければ多くの人間が死ぬ事になるし、俺たちよりも高レベルのお前を止める為には、全員が命を賭けて挑まなければならないのが実状なんだよ」
胸が痛いよ。話し合いはどこまで行っても平行線で交わらないんだろう。
「さあて、この一人の忍の命が、無駄にならないようにしないとな」
言うと小太郎くんは、村正の側面をこちらに見せるように構える。すると赤い靄が小太郎くんから溢れ出し、それが他の忍者軍団へと伸びていく。
「うおおおおおおおおおおッッ!!!!」
耳をつんざく声で叫び、吠える忍者軍団。
「バフか?」
「『狂宴』と言うスキルだ。その場にいる仲間にバフを掛ける代わりに、バフを受けた人間は軽く凶暴化する」
それはやばいなあ。村正にはどうやら使用者にバフを掛ける能力もありそうだし、それもプラスしての『狂宴』となると、バフの掛かり方は通常時の何倍にもなりそうだ。こっちも、どうにか、せめて、祖父江兄妹だけでも生かしてこの場を切り抜けたかったが、そんな余裕はなさそうだ。天賦の塔で新たに獲得したスキルを切るべきか。でも切りたくないなあ。
「それが愛知の天賦の塔で手に入れた新しいスキルか?」
妖刀を構え直す小太郎くん。
「さあてね」
俺はとぼけながら脇構えに白剣を置く。同時に、周りを取り囲んでいた忍者軍団が襲い掛かってきた。
それぞれに剣を構え斬り掛かってくる。俺一人相手に取り囲んで小銃撃ちまくったら、フレンドリーファイアが怖いか。などと内心でふふっと笑いながら、俺は白剣をぐるりと一周させるように振るう。
白剣はその剣身を伸ばし、忍者軍団に襲い掛かる。が、それは当然のように斬られたかと思えば、砂となって崩れ落ちた。
「また分身か」
周りは砂地だ。分身体を作り出すには持ってこいだな。と思いながら次々と襲い来る忍者軍団を斬り捌いていく。
「だあッ!! 鬱陶しい!!」
と俺が白剣を地に突き刺すと、ぶわりと周囲に円形の白い結界が発生し、それが円を大きくするように周囲に広がっていく。
「ぐわっ!?」
「ううっ!?」
分身がどんどん崩れ去り、忍者軍団が白剣の範囲攻撃でダメージを受けていく中、バキン! と言う高音とともに、小太郎くんの妖刀が白剣の範囲攻撃を斬り裂く。
「くっ」
やっぱり小太郎くんを最初に行動不能にするべきか。俺が正面の小太郎くん目掛けて走り始めるなり、それを阻止するように忍者軍団が立ちはだかる。
ダダダダダダダダダダダダ…………ッッ!!
今度は小銃による斉射だ。それを白剣を盾に変形させて防ぎながら、俺は前進を続けた。
だがそうなれば後ろが手薄になるのは当然。それを狙って数人の忍者が後ろから急襲してきた。
ギィンッ!!
それを背中から生やした二本の黒刃で受け止めるが、弱化させられた俺の力では、黒刃を維持出来ず、すぐに崩れてしまった。
「ぐはっ!」
背中を斬られるも軽症。俺はすぐに砂地の下から伸ばした黒槍で背後の忍者たちを貫いき、『空間庫』から取り出したポーションで回復する。
「成程。その白い剣か何かが、ハルアキにデバフが付いていると言うのに異常に強いのか」
と小太郎くんは判断するや、俺に向かって飛び掛かってきた。交差する白剣と妖刀。互いに腕を皮一枚斬らせて、振り返ると剣を正眼に構える。
「へえ。村正相手でも負けないのか。スキルじゃなくて宝箱から発見でもした聖剣か?」
「いや、さっきから色々パワーワード出し過ぎだろ。今度は村正かよ」
「ああ、血を求めて暴れ回る妖刀村正。世に出回る写しじゃなく、これは本科だ。その凶暴性は凄まじいぞ」
それはそれは。おっかない事で。確かにこの白剣じゃなければ受け切れなかった。
「俺のはハリボテの聖剣もどきだよ。まあ姑息なのが俺には似合っているから、な!」
言って白剣を横薙ぎに振るえば、剣身が伸びて小太郎くんへと襲い掛かる。
ギィィンッ!
が今度は俺の白剣が村正によって両断されてしまった。
「成程。確かにハリボテのようだな。一撃は耐えられても、二撃でこれか」
「冗談きついな。手から血が垂れているよ? その妖刀、威力を上げるのに血が必要なんじゃないのかい?」
俺の言に、小太郎くんの片眉が一瞬ピクリと動いた。当たりらしいな。
「そっちの剣は『清塩』と『聖結界』の合わせ技か。器用な事だな」
惜しいな。この剣は更に『ドブさらい』を使ってその聖属性を上昇させているんだよねえ。『ドブさらい』はその性質上、狭所でその威力を上昇させるからね。『清塩』で蜂の巣状に剣を組み上げれば、簡易聖剣としては十分なのよ。更に、
「再生可能、か。スキルで作っているなら、それも当然だな」
そう言う事だ。俺は再生させた白剣で小太郎くんに斬り掛かるが、これを難なく受け流されてしまう。そこに喉狙いで突きが襲い来る。転がってその場から逃げる俺。
「剣に『聖結界』を使っている分、防御に『聖結界』が使えないのか。欠陥仕様じゃないか」
うるさい。これでも天賦の塔で武田さんと組んで低レベルの魔物相手に、必死に考えた戦法なんだよ。
「そっちだって、村正に血を供給し続けるのは限界があるんじゃないのかい?」
俺の挑発に、小太郎くんはつまらなさそうに嘆息した。
「おい」
「はい」
小太郎くんの一言で小太郎くんの脇に現れる一人の忍者。その胸を小太郎くんは当然のように村正で貫いた。
「嘘だろ」
あっという間にしわがれてカラカラになる忍者。それを村正を振るって取り除く小太郎くん。周りの忍者たちからも何も反応がない。やつらにとって、これは当然の事なのだろう。
「そう言う事するのか」
「俺に向ける顔が厳しくなったな」
そうかも知れない。ショックと言うより残念さで。
「人死にをなくすなんて大義名分を語っておいて、実際は一族の怨恨を晴らす為だし、仲間の命の扱いは羽毛よりも軽いし、小太郎くんの株、だだ下がりだよ」
「だが現実は、お前を止めなければ多くの人間が死ぬ事になるし、俺たちよりも高レベルのお前を止める為には、全員が命を賭けて挑まなければならないのが実状なんだよ」
胸が痛いよ。話し合いはどこまで行っても平行線で交わらないんだろう。
「さあて、この一人の忍の命が、無駄にならないようにしないとな」
言うと小太郎くんは、村正の側面をこちらに見せるように構える。すると赤い靄が小太郎くんから溢れ出し、それが他の忍者軍団へと伸びていく。
「うおおおおおおおおおおッッ!!!!」
耳をつんざく声で叫び、吠える忍者軍団。
「バフか?」
「『狂宴』と言うスキルだ。その場にいる仲間にバフを掛ける代わりに、バフを受けた人間は軽く凶暴化する」
それはやばいなあ。村正にはどうやら使用者にバフを掛ける能力もありそうだし、それもプラスしての『狂宴』となると、バフの掛かり方は通常時の何倍にもなりそうだ。こっちも、どうにか、せめて、祖父江兄妹だけでも生かしてこの場を切り抜けたかったが、そんな余裕はなさそうだ。天賦の塔で新たに獲得したスキルを切るべきか。でも切りたくないなあ。
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