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何やらヤバいらしい
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「地球が消滅する。ですか?」
俺の疑問の声に、L魔王は首肯で答える。穏やかじゃないな。
「魔王ノブナガが征服したいのは、向こうの世界でしょ? それとも気が変わって地球も征服したくなったって事?」
百香が疑問を呈する。
「確かに魔王ノブナガの主戦場は向こうの世界だったけど、何せ魂を複数持っているような魔王だっからな、征服する世界が複数になってもおかしくない」
俺は持論を口にする。百香としては寝耳に水だったらしく、絶句していた。
「じゃあ、その魂の数だけ、世界が魔王に支配されて、自由勝手にされるって事?」
それは俺には分からない。が、その可能性もあると、俺は日本政府や国連には説明している。
その辺はどうなのか? と俺たちがL魔王に注目するも、本人は呑気にフルーツタルトをパクついていた。
「あ、ごめんなさい」
「いや、良いんですけど」
「ええと、魔王が複数世界を征服するかしないかの話でしたね」
俺たちは首肯する。
「確かに過去にはそのような事案もありました」
「じゃあ、今回も同様に、魔王ノブナガは複数世界を支配しようと動いていると?」
俺の質問に対して、L魔王は紅茶を一口飲んでから、一言。
「だと良いのですが……」
「違う、と?」
「それは分かりません。私は魔王ノブナガではないですから」
「なら、何をそんなに懸念して、ここにやって来たんですか?」
小太郎くんの言葉に、L魔王は一つ頷いてから口を開いた。
「皆さんは、この世界が絶妙なバランスの上に成立している事をご存知ですか?」
俺とアネカネ以外は首を傾げていた。俺としても雑学でそんな話を目にしたくらいだ。
「あれですか? この宇宙の物理定数がまるで人間が存在する為に設定されているかのようで、ほんの少し、何なら10の数10乗分の1違うだけで、この宇宙は今のように成立しておらず、崩壊していただろうってやつですか?」
俺の発言にアネカネが首肯し、それを見てL魔王が頷く。
「何言っているのか分からん」
とタカシが更なる説明を求めた。
「つまり、重力や光速、電気量なんかがほんの少し狂うだけで、この宇宙は成り立たないんだそうだ」
「そうです。それ程に世界と言うものは絶妙なバランスで成り立っているのです。そしてそれは異世界も同様です」
「魔法やスキルでどうにかなる問題ではないと」
「何事も限度がありますから。考えてみてください、普通の魔王の数倍の能力を持つ魔王が、その権能を遺憾なく揮えば、物理定数さえ滅茶苦茶になるのは、火を見るより明らかでは?」
そう言われれば、いや、そう言えば魔王ノブナガは魔法も使わず、その膨大な魔力で無理矢理次元を超えて地球にやって来た奴だ。奴が世界を操作出来るようになったなら、物理定数なんて簡単に壊してしまいそうだ。
「でもそれも、可哀想だけど向こうの世界の話でしょう? こっちの世界……」
百香もそこまで言って押し黙った。他の皆も黙っている。魔王がこちらに攻めてくるかも知れない。と悟ったからだろう。だが俺としてはそれより厄介な可能性に気付いてしまった。
「もしかしてL魔王さんは、魔王ノブナガがこちらに攻めて来なかったとしても、こっちの世界が崩壊すると考えているんですか?」
驚く面々を他所に、L魔王は紅茶を一口飲んで、首肯する。やっぱりか。
「先程、世界は絶妙なバランスで成立していると言いましたよね?」
L魔王の言に俺たちは頷き返した。
「それは、あなた方が異世界と呼ぶ数多ある世界を包含しての事なのです」
絶句する面々。そんな中でも、俺は疑問を口にした。
「つまり、魔王ノブナガが向こうの世界を自身の好きなように改ざんしたら、その影響がこちらにまで現れる。と言う事ですか?」
首肯するL魔王。
「そうです。向こうの世界と関係の深いここ地球は、間違いなく影響を受けて物理定数のバランスが崩れ、ここら一帯は崩壊して宇宙から消滅します」
「嘘、でしょ?」
百香は信じられないものを見るように、いや、見たくないとでも思ったのか、目を見開いて、テーブルの上のカップを凝視していた。
「嘘ではありません。これは過去にも起こった事のある、魔王の起こした事案ですから」
「過去にもあったんですか?」
疑問を口にした俺を見て、L魔王は首肯した。
「皆さんは、宇宙に対して、銀河や星の数が少ないと感じだ事はありませんか?」
どう言う事か? と皆が首を傾げ、俺に説明を求めてくる。だから俺のは知識じゃなくて、雑学なんだけどなあ。
「確か、この宇宙の銀河や星の位置には偏りがあって、集まるところにはいっぱい集まっているけど、ないところにはまるでないって……、え? それってつまり……」
「そうです。その銀河や星が不自然に消えている地域は、魔王が無秩序にその権能を揮った結果、消えてしまった世界の名残りです」
「マジで?」
冷や汗がこめかみを垂れるのを感じる。
「はい。これでも我々は我々で、この世界が全て崩壊しないように、ギリギリのところで部分崩壊までに留めているのですよ」
それはそうなのだろう。そして今回もこの世界が全て崩壊しないように、先手を打とうと言う訳だ。
「どうしろと? はっきり言って、俺たちだけでどうにかなる事態じゃないんですけど」
バヨネッタさんやリットーさん、シンヤたちとも協力が必要だし、日本政府や地球各国、向こうの世界の各国とだって、連携していかなくちゃいけない問題だ。何故この人は俺たちの元に来たのだろうか?
「ああ、そこら辺は大丈夫です。既に他の皆さんのところへは、我々の仲間が向かっていますから」
そうなんだ。
「そしてあなた方のところへ来たのにも、理由かあります。あなた方、特にハルアキくんに話を通すと、色々事態が好転しそうな事と、今回の協力者と連携するには、あなたでなければならないかと」
「今回の協力者? あなた方天使ではなく?」
「すみません、魔王関連で天使がでしゃばると、各方面からお叱りを受けるので、私たちは直接魔王と対峙出来ないんです」
だからこそのお願いであって協力者の手配って訳か。俺の心を読んでL魔王が首肯する。
「それで、協力者って誰なんですか?」
「それはこちらの方です」
とL魔王はリモコンを取ってスイッチを入れた。途端にリビングのテレビが点いて、その画面の向こうでは、椅子に腰掛ける少女を中心に、数名がこちらを見ていた。
いきなりテレビ電話かよ。このテレビにそんな機能ないはずなんだけどなあ。とか、両脇で控えている人たち、獣人だ。初めて見たな。とか、なんか、宇宙船を思わせる近未来な内装だな。とか、そんなものはすぐに頭から吹き飛んでいた。中心で椅子に座る少女に、見覚えがあったからだ。
「……浅野……」
「久しぶりね、二人とも」
俺とタカシの友達で、あの事故で行方不明になった浅野が、以前と変わらない笑顔を浮かべていた。
俺の疑問の声に、L魔王は首肯で答える。穏やかじゃないな。
「魔王ノブナガが征服したいのは、向こうの世界でしょ? それとも気が変わって地球も征服したくなったって事?」
百香が疑問を呈する。
「確かに魔王ノブナガの主戦場は向こうの世界だったけど、何せ魂を複数持っているような魔王だっからな、征服する世界が複数になってもおかしくない」
俺は持論を口にする。百香としては寝耳に水だったらしく、絶句していた。
「じゃあ、その魂の数だけ、世界が魔王に支配されて、自由勝手にされるって事?」
それは俺には分からない。が、その可能性もあると、俺は日本政府や国連には説明している。
その辺はどうなのか? と俺たちがL魔王に注目するも、本人は呑気にフルーツタルトをパクついていた。
「あ、ごめんなさい」
「いや、良いんですけど」
「ええと、魔王が複数世界を征服するかしないかの話でしたね」
俺たちは首肯する。
「確かに過去にはそのような事案もありました」
「じゃあ、今回も同様に、魔王ノブナガは複数世界を支配しようと動いていると?」
俺の質問に対して、L魔王は紅茶を一口飲んでから、一言。
「だと良いのですが……」
「違う、と?」
「それは分かりません。私は魔王ノブナガではないですから」
「なら、何をそんなに懸念して、ここにやって来たんですか?」
小太郎くんの言葉に、L魔王は一つ頷いてから口を開いた。
「皆さんは、この世界が絶妙なバランスの上に成立している事をご存知ですか?」
俺とアネカネ以外は首を傾げていた。俺としても雑学でそんな話を目にしたくらいだ。
「あれですか? この宇宙の物理定数がまるで人間が存在する為に設定されているかのようで、ほんの少し、何なら10の数10乗分の1違うだけで、この宇宙は今のように成立しておらず、崩壊していただろうってやつですか?」
俺の発言にアネカネが首肯し、それを見てL魔王が頷く。
「何言っているのか分からん」
とタカシが更なる説明を求めた。
「つまり、重力や光速、電気量なんかがほんの少し狂うだけで、この宇宙は成り立たないんだそうだ」
「そうです。それ程に世界と言うものは絶妙なバランスで成り立っているのです。そしてそれは異世界も同様です」
「魔法やスキルでどうにかなる問題ではないと」
「何事も限度がありますから。考えてみてください、普通の魔王の数倍の能力を持つ魔王が、その権能を遺憾なく揮えば、物理定数さえ滅茶苦茶になるのは、火を見るより明らかでは?」
そう言われれば、いや、そう言えば魔王ノブナガは魔法も使わず、その膨大な魔力で無理矢理次元を超えて地球にやって来た奴だ。奴が世界を操作出来るようになったなら、物理定数なんて簡単に壊してしまいそうだ。
「でもそれも、可哀想だけど向こうの世界の話でしょう? こっちの世界……」
百香もそこまで言って押し黙った。他の皆も黙っている。魔王がこちらに攻めてくるかも知れない。と悟ったからだろう。だが俺としてはそれより厄介な可能性に気付いてしまった。
「もしかしてL魔王さんは、魔王ノブナガがこちらに攻めて来なかったとしても、こっちの世界が崩壊すると考えているんですか?」
驚く面々を他所に、L魔王は紅茶を一口飲んで、首肯する。やっぱりか。
「先程、世界は絶妙なバランスで成立していると言いましたよね?」
L魔王の言に俺たちは頷き返した。
「それは、あなた方が異世界と呼ぶ数多ある世界を包含しての事なのです」
絶句する面々。そんな中でも、俺は疑問を口にした。
「つまり、魔王ノブナガが向こうの世界を自身の好きなように改ざんしたら、その影響がこちらにまで現れる。と言う事ですか?」
首肯するL魔王。
「そうです。向こうの世界と関係の深いここ地球は、間違いなく影響を受けて物理定数のバランスが崩れ、ここら一帯は崩壊して宇宙から消滅します」
「嘘、でしょ?」
百香は信じられないものを見るように、いや、見たくないとでも思ったのか、目を見開いて、テーブルの上のカップを凝視していた。
「嘘ではありません。これは過去にも起こった事のある、魔王の起こした事案ですから」
「過去にもあったんですか?」
疑問を口にした俺を見て、L魔王は首肯した。
「皆さんは、宇宙に対して、銀河や星の数が少ないと感じだ事はありませんか?」
どう言う事か? と皆が首を傾げ、俺に説明を求めてくる。だから俺のは知識じゃなくて、雑学なんだけどなあ。
「確か、この宇宙の銀河や星の位置には偏りがあって、集まるところにはいっぱい集まっているけど、ないところにはまるでないって……、え? それってつまり……」
「そうです。その銀河や星が不自然に消えている地域は、魔王が無秩序にその権能を揮った結果、消えてしまった世界の名残りです」
「マジで?」
冷や汗がこめかみを垂れるのを感じる。
「はい。これでも我々は我々で、この世界が全て崩壊しないように、ギリギリのところで部分崩壊までに留めているのですよ」
それはそうなのだろう。そして今回もこの世界が全て崩壊しないように、先手を打とうと言う訳だ。
「どうしろと? はっきり言って、俺たちだけでどうにかなる事態じゃないんですけど」
バヨネッタさんやリットーさん、シンヤたちとも協力が必要だし、日本政府や地球各国、向こうの世界の各国とだって、連携していかなくちゃいけない問題だ。何故この人は俺たちの元に来たのだろうか?
「ああ、そこら辺は大丈夫です。既に他の皆さんのところへは、我々の仲間が向かっていますから」
そうなんだ。
「そしてあなた方のところへ来たのにも、理由かあります。あなた方、特にハルアキくんに話を通すと、色々事態が好転しそうな事と、今回の協力者と連携するには、あなたでなければならないかと」
「今回の協力者? あなた方天使ではなく?」
「すみません、魔王関連で天使がでしゃばると、各方面からお叱りを受けるので、私たちは直接魔王と対峙出来ないんです」
だからこそのお願いであって協力者の手配って訳か。俺の心を読んでL魔王が首肯する。
「それで、協力者って誰なんですか?」
「それはこちらの方です」
とL魔王はリモコンを取ってスイッチを入れた。途端にリビングのテレビが点いて、その画面の向こうでは、椅子に腰掛ける少女を中心に、数名がこちらを見ていた。
いきなりテレビ電話かよ。このテレビにそんな機能ないはずなんだけどなあ。とか、両脇で控えている人たち、獣人だ。初めて見たな。とか、なんか、宇宙船を思わせる近未来な内装だな。とか、そんなものはすぐに頭から吹き飛んでいた。中心で椅子に座る少女に、見覚えがあったからだ。
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