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家族会議
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学校で体育祭があった日の夜、カナにリビングに呼ばれた。家族会議だそうだ。いつ以来だろうか。確か俺が中一の時に父のパソコンでエロ動画を漁っていたのを、母に見付かった時以来かも知れない。今回の会議、前回参加しなかったカナが仕切っている。俺は議題を知らない。
「さて、お兄ちゃん。私たちに隠している事があるんじゃないの?」
はて? 何の事だろう? 隠し事が多過ぎて分からない。まさか自室のパソコンやスマホのエロ動画が見付かった訳じゃないだろうな。
「九月に来た人たちの事よ」
と、カナがずいと前のめりに顔を近付けてくる。
「九月に来た人たち? アオイちゃん一家かな?」
九月の最終週にアオイちゃんが一家で我が家にやって来て、ホットプレートでお家BBQをやったのだ。美味しかった。
「そんな訳ないでしょう? オルさんとかジョンポチくんとかマスタックさんとか、その辺の人たちの事よ!」
「ああ、そっちね」
「…………」
「…………」
「いやいや! 何か言う事あるでしょう!?」
「何が?」
俺があくまですっとぼけるつもりの姿勢を見せている為、カナの顔が真っ赤になっていく。
「私たちが会ったマスタックって人、あまりにもマスタック侯爵と似過ぎているよね?」
「そうかな?」
「ジョンポチくん、ジョンポチ陛下と顔同じなんだけど?」
「そうかなあ?」
「お兄ちゃん!!」
怒鳴られた。これ以上は誤魔化しきれないかもしれないなあ。
「オルドランドの駐日大使であるクドウ氏は、クドウ商会と関係があるのか?」
と今度は父が質問してくる。
「いや、それは本当に関係ない。本当にうちの商会は工藤さんが社長なんだよ。俺もオルドランドの大使がクドウって名前でびっくりしてるもん」
オルドランドから日本にやって来た駐日大使は、クドウと言う名前の緑髪の伯爵子息の紳士であった。どう言った経緯でクドウ大使が駐日大使に選ばれたのかは知らないが、クドウと言う名前に、日本人は親近感を覚えて、今のところ好意的に対応している。それがオルドランド側の狙いだったのかも知れない。
「そうなのか?」
「クドウ商会なんて、ぶっちゃけ日本中にあるよ」
カタカナのクドウ商会となると別だが、工藤商会は至る所にある。
「だからって、お兄ちゃんの会社が、異世界と関係ないって事にはならないよね?」
俺の目を見据えるカナ。一歩も引かない姿勢である。
「…………そうだな。確かにあの外国人御一行は、ジョンポチ陛下率いるオルドランド御一行だったよ」
「やっぱり!」
カナがそう声を発したかと思ったら、家族全員頭を抱え出した。
「そう言う事は先に言っといてよう。私王様相手にすっごいフランクに対応してたじゃん!」
とカナ。王様じゃなくて帝だけどな。
「ああ、唐揚げで良かったのかしら? もっと豪勢な食事にすれば良かったわ」
と母。皆母の作った料理に満足してたよ。
「缶ビールって。侯爵相手に缶ビールって」
と父。それには俺もビクビクしてた。
どうやら三人とも、あの日ジョンポチ陛下御一行に対応した自らに一言物申したいらしいが、冷や冷やしていたのは俺も同じである。結果から言えば誰も怒らなかったし傷付いていないのだから大丈夫だ。問題ない。
「何で? 何で!? どう言う事!? どうしてお兄ちゃんが接待している訳!? お兄ちゃんの会社って何なの!?」
カナがテーブル越しに俺の肩を掴んで揺さぶってくる。
「たまたまらしいよ。俺も詳しくは知らないけど、水面下で国交締結の話は動いていたってのは知っているだろ? そんな中でうちの会社が貿易会社として、白羽の矢が立ったんだよ」
「何でお兄ちゃんの会社だったの?」
とカナが尋ねてくる。
「うちが新興企業だったからだよ。古参だと、どこからか何をやっているのか外部に漏れる可能性があるでしょ? その点、新興なら全員の動きを把握出来るから漏れる心配は少ないし、マスコミも目新しさのない新興貿易会社なんて相手にしないしね。それに東京郊外なのも良かったらしいよ。マスコミの目がここまで向かないから」
「だが、異世界との貿易交易となると、ある程度の企業力が必要になってくるんじゃないか?」
これは父。
「まあ、そうなんだけど。うちの会社、社員の半数以上が国からの出向組だから」
「成程。企業としてはあれだが、外国と交渉するには強いな」
「そう言う事」
腕を組む父。父は納得したようだ。
「何でそんな重要な会社にお兄ちゃんが入れたのよ?」
カナの質問。その目が怪しんでいた。
「前に言ったろ? 社長が高校の先輩で、その伝手だよ」
「だからって、国の一大事業に関わる会社に、高校生をバイトで入れるかなあ?」
三人が疑いの目を俺に向けてくる。まあ、そうなるよなあ。
「それな。どうやらうちの社長、俺があの事故の被害者だと知っていたらしい」
「あの事故って、天使の?」
カナの問いに俺は首肯する。
「ほら、桂木翔真もあの事故の被害者だろう? あの事故の関係者には何かあるんじゃないか? って理由でバイトに入れたらしい。おんなじ理由でタカシもバイトに入っているしね」
どうやらカナもこれには納得出来たらしい。父と同じように腕を組んで頷いている。
「で? 何かあるの?」
と母が尋ねてくる。
「ないよ。俺はいたって普通の人間だよ」
「そう」
と母はホッとしていた。母としては、桂木翔真みたいにはなって欲しくないようだ。
「なあんだ。じゃあ桂木さんみたいにスキル? ってのは使えないんだ」
「…………」
「えっ? 使えるの?」
う~ん、言って良いんだろうか? 妹から期待するような視線を向けられると、兄としては弱い。俺は何もない空間に手を突っ込み、そこからペットボトルのコーラを取り出した。
「おおおお!!」
と三人して声を上げる。
「凄い! それがスキルなの!?」
「そうだな。俺のは『空間庫』って言う、異空間に物を仕舞える能力だよ」
「と言う事は、お兄ちゃん異世界行ったの!?」
顔がくっつきそうな程近付いてくるカナ。異世界行って祝福の儀を受ければ、地球人でもスキルを得られる事は既に一般人まで知られている。
「行ったって言っても、何か建物の中を移動しただけで、外には出てないよ」
「なあんだ。異世界がどんなところか聞きたかったのに」
あからさまにがっかりするんじゃない。
「でも便利よねえ。何でも仕舞えるの?」
と意外にも母がグイグイきた。異世界転移よりも、身近なスキルだったからかも知れない。
「いや、生き物は無理だよ。無生物だけ」
「確かに、生き物を入れるのはあまり良い気はしないわねえ」
母は頬に片手を当てながらそんな事を言っている。そう言うものだろうか?
「良いなあ。私も欲しい!」
とカナ。確かに『空間庫』は誰でも欲しがるスキルだろう。
「そうねえ。色々仕舞えて便利よねえ」
俺がコーラを取り出した空間を、二人してチラチラ見遣る。
「いや、使わせないよ」
と言う俺の返答に母とカナが首を傾げる。
「会社で使っているんだよ。私用は出来ないよ」
「でもコーラ入れているじゃない」
カナからツッコミが入る。
「すみっこをちょっと使っているだけだよ。俺が持っているんだから俺の特権。それにこれらだって、会社の品が入らないようなら、取り出さなきゃならないし」
「入らないようならって事は、入れられる限界があるのか?」
と父が尋ねてくる。
「うん。大体この家と同じくらいかなあ」
「結構入るじゃない」
「だったらちょっとくらい大丈夫でしょ?」
母とカナはそんな事を言うが、
「いや、商売をやっていて、その量はそんなに大容量とは言えないな。仕事で使っているなら、家族の分を入れるのは無理だろう」
と父が援護してくれた。ありがたい。
「なあんだ。つまんないの」
カナは肘をついてそっぽを向く。が、何かを思い出したようにこちらに振り返った。
「そう言えばバヨネッタさんはどう言う人なの? お兄ちゃんがバイトする以前にもうちに来たじゃない?」
良く覚えているなあ。
「あの人は魔女だ」
「魔女?」
三人が首を傾げる。
「要は何でも出来る自由人ってやつだよ。だから考えるだけ無駄だよ」
嘘は言っていないつもりだが、三人とも俺の言葉をどう飲み込めば良いのか、分からない顔をしている。だが俺からこれ以上言う事はない。
「とりあえず俺から言える事は、俺が今日話した事は守秘義務が発生するから、誰にも話さないでねって事」
「アオイにも?」
「アオイちゃんにも。親戚一同にも誰にもだよ」
「はーい」
とカナは返事はしているが、理解しているのやら。
「もしバレれば、事故の時みたいにマスコミが押し掛けてくるからな」
「…………分かった」
どうやら理解してくれたらしい。
「さて、お兄ちゃん。私たちに隠している事があるんじゃないの?」
はて? 何の事だろう? 隠し事が多過ぎて分からない。まさか自室のパソコンやスマホのエロ動画が見付かった訳じゃないだろうな。
「九月に来た人たちの事よ」
と、カナがずいと前のめりに顔を近付けてくる。
「九月に来た人たち? アオイちゃん一家かな?」
九月の最終週にアオイちゃんが一家で我が家にやって来て、ホットプレートでお家BBQをやったのだ。美味しかった。
「そんな訳ないでしょう? オルさんとかジョンポチくんとかマスタックさんとか、その辺の人たちの事よ!」
「ああ、そっちね」
「…………」
「…………」
「いやいや! 何か言う事あるでしょう!?」
「何が?」
俺があくまですっとぼけるつもりの姿勢を見せている為、カナの顔が真っ赤になっていく。
「私たちが会ったマスタックって人、あまりにもマスタック侯爵と似過ぎているよね?」
「そうかな?」
「ジョンポチくん、ジョンポチ陛下と顔同じなんだけど?」
「そうかなあ?」
「お兄ちゃん!!」
怒鳴られた。これ以上は誤魔化しきれないかもしれないなあ。
「オルドランドの駐日大使であるクドウ氏は、クドウ商会と関係があるのか?」
と今度は父が質問してくる。
「いや、それは本当に関係ない。本当にうちの商会は工藤さんが社長なんだよ。俺もオルドランドの大使がクドウって名前でびっくりしてるもん」
オルドランドから日本にやって来た駐日大使は、クドウと言う名前の緑髪の伯爵子息の紳士であった。どう言った経緯でクドウ大使が駐日大使に選ばれたのかは知らないが、クドウと言う名前に、日本人は親近感を覚えて、今のところ好意的に対応している。それがオルドランド側の狙いだったのかも知れない。
「そうなのか?」
「クドウ商会なんて、ぶっちゃけ日本中にあるよ」
カタカナのクドウ商会となると別だが、工藤商会は至る所にある。
「だからって、お兄ちゃんの会社が、異世界と関係ないって事にはならないよね?」
俺の目を見据えるカナ。一歩も引かない姿勢である。
「…………そうだな。確かにあの外国人御一行は、ジョンポチ陛下率いるオルドランド御一行だったよ」
「やっぱり!」
カナがそう声を発したかと思ったら、家族全員頭を抱え出した。
「そう言う事は先に言っといてよう。私王様相手にすっごいフランクに対応してたじゃん!」
とカナ。王様じゃなくて帝だけどな。
「ああ、唐揚げで良かったのかしら? もっと豪勢な食事にすれば良かったわ」
と母。皆母の作った料理に満足してたよ。
「缶ビールって。侯爵相手に缶ビールって」
と父。それには俺もビクビクしてた。
どうやら三人とも、あの日ジョンポチ陛下御一行に対応した自らに一言物申したいらしいが、冷や冷やしていたのは俺も同じである。結果から言えば誰も怒らなかったし傷付いていないのだから大丈夫だ。問題ない。
「何で? 何で!? どう言う事!? どうしてお兄ちゃんが接待している訳!? お兄ちゃんの会社って何なの!?」
カナがテーブル越しに俺の肩を掴んで揺さぶってくる。
「たまたまらしいよ。俺も詳しくは知らないけど、水面下で国交締結の話は動いていたってのは知っているだろ? そんな中でうちの会社が貿易会社として、白羽の矢が立ったんだよ」
「何でお兄ちゃんの会社だったの?」
とカナが尋ねてくる。
「うちが新興企業だったからだよ。古参だと、どこからか何をやっているのか外部に漏れる可能性があるでしょ? その点、新興なら全員の動きを把握出来るから漏れる心配は少ないし、マスコミも目新しさのない新興貿易会社なんて相手にしないしね。それに東京郊外なのも良かったらしいよ。マスコミの目がここまで向かないから」
「だが、異世界との貿易交易となると、ある程度の企業力が必要になってくるんじゃないか?」
これは父。
「まあ、そうなんだけど。うちの会社、社員の半数以上が国からの出向組だから」
「成程。企業としてはあれだが、外国と交渉するには強いな」
「そう言う事」
腕を組む父。父は納得したようだ。
「何でそんな重要な会社にお兄ちゃんが入れたのよ?」
カナの質問。その目が怪しんでいた。
「前に言ったろ? 社長が高校の先輩で、その伝手だよ」
「だからって、国の一大事業に関わる会社に、高校生をバイトで入れるかなあ?」
三人が疑いの目を俺に向けてくる。まあ、そうなるよなあ。
「それな。どうやらうちの社長、俺があの事故の被害者だと知っていたらしい」
「あの事故って、天使の?」
カナの問いに俺は首肯する。
「ほら、桂木翔真もあの事故の被害者だろう? あの事故の関係者には何かあるんじゃないか? って理由でバイトに入れたらしい。おんなじ理由でタカシもバイトに入っているしね」
どうやらカナもこれには納得出来たらしい。父と同じように腕を組んで頷いている。
「で? 何かあるの?」
と母が尋ねてくる。
「ないよ。俺はいたって普通の人間だよ」
「そう」
と母はホッとしていた。母としては、桂木翔真みたいにはなって欲しくないようだ。
「なあんだ。じゃあ桂木さんみたいにスキル? ってのは使えないんだ」
「…………」
「えっ? 使えるの?」
う~ん、言って良いんだろうか? 妹から期待するような視線を向けられると、兄としては弱い。俺は何もない空間に手を突っ込み、そこからペットボトルのコーラを取り出した。
「おおおお!!」
と三人して声を上げる。
「凄い! それがスキルなの!?」
「そうだな。俺のは『空間庫』って言う、異空間に物を仕舞える能力だよ」
「と言う事は、お兄ちゃん異世界行ったの!?」
顔がくっつきそうな程近付いてくるカナ。異世界行って祝福の儀を受ければ、地球人でもスキルを得られる事は既に一般人まで知られている。
「行ったって言っても、何か建物の中を移動しただけで、外には出てないよ」
「なあんだ。異世界がどんなところか聞きたかったのに」
あからさまにがっかりするんじゃない。
「でも便利よねえ。何でも仕舞えるの?」
と意外にも母がグイグイきた。異世界転移よりも、身近なスキルだったからかも知れない。
「いや、生き物は無理だよ。無生物だけ」
「確かに、生き物を入れるのはあまり良い気はしないわねえ」
母は頬に片手を当てながらそんな事を言っている。そう言うものだろうか?
「良いなあ。私も欲しい!」
とカナ。確かに『空間庫』は誰でも欲しがるスキルだろう。
「そうねえ。色々仕舞えて便利よねえ」
俺がコーラを取り出した空間を、二人してチラチラ見遣る。
「いや、使わせないよ」
と言う俺の返答に母とカナが首を傾げる。
「会社で使っているんだよ。私用は出来ないよ」
「でもコーラ入れているじゃない」
カナからツッコミが入る。
「すみっこをちょっと使っているだけだよ。俺が持っているんだから俺の特権。それにこれらだって、会社の品が入らないようなら、取り出さなきゃならないし」
「入らないようならって事は、入れられる限界があるのか?」
と父が尋ねてくる。
「うん。大体この家と同じくらいかなあ」
「結構入るじゃない」
「だったらちょっとくらい大丈夫でしょ?」
母とカナはそんな事を言うが、
「いや、商売をやっていて、その量はそんなに大容量とは言えないな。仕事で使っているなら、家族の分を入れるのは無理だろう」
と父が援護してくれた。ありがたい。
「なあんだ。つまんないの」
カナは肘をついてそっぽを向く。が、何かを思い出したようにこちらに振り返った。
「そう言えばバヨネッタさんはどう言う人なの? お兄ちゃんがバイトする以前にもうちに来たじゃない?」
良く覚えているなあ。
「あの人は魔女だ」
「魔女?」
三人が首を傾げる。
「要は何でも出来る自由人ってやつだよ。だから考えるだけ無駄だよ」
嘘は言っていないつもりだが、三人とも俺の言葉をどう飲み込めば良いのか、分からない顔をしている。だが俺からこれ以上言う事はない。
「とりあえず俺から言える事は、俺が今日話した事は守秘義務が発生するから、誰にも話さないでねって事」
「アオイにも?」
「アオイちゃんにも。親戚一同にも誰にもだよ」
「はーい」
とカナは返事はしているが、理解しているのやら。
「もしバレれば、事故の時みたいにマスコミが押し掛けてくるからな」
「…………分かった」
どうやら理解してくれたらしい。
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