妊娠✕糖尿病✕迷走しながらも何とか頑張った私の話！

３、再検査その１

　再検査……。
　とっても嫌な響きです。

　今回、私が再検査をすることになったのは妊娠前期に測定する検査項目の中にある空腹時血糖値という項目です。
　言葉のとおりに絶食時、もしくは２時間以上飲食をしていない時に採血をして測定します。
　正常の基準値としては８０以上～１００未満。

　実際の所、この時の私の空腹時血糖の結果を教えて貰っていないため、どれくらい超えていたかは分かりません。
　先生が「ちょっとだけ高いんだよねえ。どうしようか……？再検査しとこうか！」みたいな事を言ってた気がします。
　でも、私は再検査の言葉にばかり意識が行ってましたので「正確な結果をプリーズ！！」と突っ込めませんでした。

　帰宅後も「え？マジで？マジな話なんだよね？」と頭は大混乱です。
　２人の息子を妊娠出産した経験を脳みその片隅から掘り起こしても血糖値で引っかかった記憶はございません。

　ちょっとずつ再検査となったことを受け入れ始めた私。
　蘇るのは２人目であるチュー助を妊娠・出産後の暴飲暴食。

　仕事で疲れたー！とコンビニスイーツを楽しんだり。

　育児疲れたー！と子ども舌な甘党である自分好みのあま～いカフェラテを１日に２杯、３杯と楽しんだり。

　何よりも２回の妊娠出産を経て増加した贅肉と脂肪……そして、体重。

　「みとめたくな～い！！」なんて叫べ無いほどに、鏡の中の自分が見つめています……。

　一般的に妊娠・出産は高いリスクを伴います。
　増してや３５歳を過ぎると高齢出産の定義に分類されます。
　加えて身長と体重を使用して計算するＢＭＩ値が高いこともリスクUPの１つです。

　諸々を鑑みますと、今の私って妊娠・出産時のリスクが高いのです。
　これが３５歳以下、ＢＭＩ値も正常範囲だったら先生も多めに見てくれたかもしれません。
　実際に妊娠中に増やして良い体重を普段は１０㎏と言う所を、最大でも８㎏までと言われちゃいましたから。

　……こうして、過去の自分を見つめ直すことで再検査という事実を何とか飲み込んだ私。
　そして、約３週間後に受ける血糖値の再検査である５０g糖負荷試験に思いを馳せるのでした。