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271、クリスマスケーキのチラシ

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 夕飯の度に「しゃーしゃー、ちょうだい!」とチュー助に言われて、ちょっぴりへこむウサギです。

 毎日もの凄く豪華という訳では有りませんが、一汁三菜を目指して汁物とおかずを2品は頑張って作っている私。
 犬助とチュー助が食べそうな汁物かおかずも一品は組み合わせて考えているつもりです。
 しかし、夕飯のおかずが並んでいるにも関わらず、毎日の第一声が「しゃーしゃー、ちょうだい!」です。
 チュー助の言う「しゃーしゃー」とはふりかけのことです。
 朝も、昼も、夜も、取り敢えずは「しゃーしゃー」とふりかけを希望するチュー助。
 何気に丼ものやカレーなどご飯にかける食べ物の中で一番ふりかけが好きみたいです。
 ぶっちゃけ親子丼やカレーライスを作ってもチュー助はあんまり食べてくれなかったりします。
 以前、子どもは口の中で上手におかずとご飯を混ぜることが苦手だからふりかけなどを好みやすいと栄養士さんに聞いたことがあります。
 チュー助の好きなものを否定するつもりは有りませんが……出来れば夕飯の時くらいは「しゃーしゃー」と言わないでくれると嬉しいなぁ、と願う私だったりします。

 ケーキ屋さんのチェーン店からクリスマスケーキのチラシが入っていて、子ども達がキャーキャーなりました。

 クリスマスケーキのチラシを見るともう1年が終わりそう……と遠い目をしてしまいます。
 何と言いますか、不思議なもので歳を重ねれば重ねるほどに1年が経つのが早い気がします。
 クリスマスが過ぎれば、すぐに年末の大掃除や年賀状から始まる年越し準備。

 大人にとってはクリスマスは一つの通過点です。
 けれど、犬助とチュー助にとってはクリスマスのキラキラとした美味しそうなケーキやプレゼントが貰える特別な日です。

 今年はケーキ屋さんのチラシを見た犬助が「この列車のケーキがいい!」と初めてリクエストしました。
 しかし、そのケーキの中身や大きさ、お値段を確認しますと潔く却下する以外の道は有りません。

 ……絶対に大人2人、幼子2人の家庭で食べれる量ではありませんし、ケーキの味?種類?的に余ることは確実。
 しかもクリスマス価格なのか、とても素敵なケーキならではのエグいお値段設定。
 大きさも、味や種類も、お値段的にも却下な一品でした。

 食べたい!と折角リクエストした犬助には申し訳有りませんでしたが、去年と同じ1~2人用の小さくて丸いチョコケーキを2つ予約したいと思います。
 そのケーキ2つを予約したとしても、二千円以内で終了。
 尚且つ、先に犬助とチュー助にケーキをそれぞれ一つずつ食べさせて、余った分を私とクマ太郎が食べれば問題なし!ということで。

 大きくて丸い、クリスマスらしいケーキはもう少し犬助とチュー助が歳を重ねてからかなぁ、と思った夜でした。

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