252 / 660
251、インフルエンザの予防接種
しおりを挟む最初からクライマックスに泣く犬助には悪いけれど、思わず笑ってしまったウサギです。
今年のインフルエンザは微妙に夏場でも感染している子は居たみたいですが、最近になって本格的に流行りだしたように感じます。
そのため、早めにお世話になっている小児科さんへインフルエンザの予防接種の予約を行っておきました。
……お世話になっている近所の小児科さんは、タイミングを逃すとなかなかインフルエンザの予防接種の予約が取りにくいのです。
早めに予約した甲斐も有って、無事に昼からの半休でクマ太郎と二人で子ども達の予防接種へと行くことが出来ました。
そんなインフルエンザの予防接種。
幼いお子さんは全国津々浦々、何処でも似たようなモノだとは思いますが、例に漏れることなく犬助とチュー助も注射は大嫌いです。
今回はクマ太郎が一緒に行ってくれたので、注射が嫌で暴れる可能性の高い犬助を任せることが出来ました。
そんな注射が大嫌いな五歳児犬助は、やはり小児科へと着いて、診察室の近くで待機する頃から泣き出してしまいました。
クマ太郎に抱っこされながら「注射キライ!こわい!」と泣く犬助は、オバケよりも注射の方が怖いらしいです。
ギャンギャン泣く犬助の姿に、小児科のベテランの看護師のお姉様方は微笑ましいものを見るように慣れた雰囲気で笑っています。
とうとう順番となりまして、私の子どもの頃からお世話になっているおじいちゃん先生の眼の前に座ることになった犬助。
ギャンギャン泣きながら「やざじぐしてくだざいっ!」「もしもし(聴診)だけがいい!」と犬助は叫びます。
そして、先生が注射器を取り出して犬助がそれを視認した瞬間が、犬助の怖いという気持ちのピークとなりました。
クマ太郎曰く、そんなに強い力で暴れたり、抵抗していなかったとは言うものの、看護師さん二人とクマ太郎で抑えにかかる姿は十分に暴れているように見えました。
注射が終わったあとも、しばらくは鼻をズルズル、涙を流して顔をクシャクシャにして泣いていた犬助。
犬助があまりにも注射を打つ前から泣いていたので、逆にチュー助は不安そうでは有りましたが泣くには至りませんでした。
……しかし、それも先生の前に座るまでの話でした。
先生の前にクマ太郎と一緒に座って、にーにの次に自分が注射をされると理解した瞬間に泣き出しました。
しかも、チュー助はインフルエンザの予防接種とは別にもう一本予防接種が有りましたので、両腕に打つこととなりました。
注射のあとはしばらく泣いてご機嫌斜めだった犬助とチュー助。
慰めてあやして、近くのオモチャ屋さんでウインドショッピングしたりして、何とかご機嫌は回復しました。
しかし……子どものインフルエンザの予防接種って2回でワンセットなんですよね……。
犬助とチュー助には、まだもう一回予防接種が有るよとは言えないなぁ……と思った私です。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
読まれるウェブ小説を書くためのヒント
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
エッセイ・ノンフィクション
自身の経験を踏まえつつ、読まれるための工夫について綴るエッセイです。
アルファポリスで活動する際のヒントになれば幸いです。
過去にカクヨムで投稿したエッセイを加筆修正してお送りします。
作者はHOTランキング1位、ファンタジーカップで暫定1位を経験しています。
作品URL→https://www.alphapolis.co.jp/novel/503630148/484745251
リアル男子高校生の日常
しゅんきち
エッセイ・ノンフィクション
2024年高校に入学するしゅんの毎日の高校生活をのぞいてみるやつ。
ほぼ日記です!短いのもあればたまに長いのもだしてます。
2024年7月現在、軽いうつ状態です。
2024年4月8日からスタートします!
2027年3月31日完結予定です!
たまに、話の最後に写真を載せます。
挿入写真が400枚までですので、400枚を過ぎると、古い投稿の挿入写真から削除します。[話自体は消えません]
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる