徒然子育て日誌〜兼業風味を添えて〜

千代に咲く

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224、お着替え一式

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 仕事からバタバタと帰宅し、保育園へとお迎えに行き、夕飯を仕上げていると「お風呂に入りたい!」と珍しく叫ぶ犬助に驚いたウサギです。

 保育園から帰って来てから「お腹がすいた!」「オモチャで遊びたい!」と言うことは有っても、「お風呂に入りたい!」と言わない犬助。
 それに倣うようにチュー助もなかなかお風呂に入りたがりません。

 しかし、今日は珍しく犬助が「お風呂に入りたい!」と夕飯の仕上げをしている私へと言いました。
 ぶっちゃけ、さっきまでいつも通りにオモチャで遊んでいたのに急にどうした?!と驚きました。
 ですが、私の空耳ではなくて犬助はお風呂に早く入ることを望みます。

 理由が気になったので犬助に問い掛けますと、ムカデみたいな大きな虫を見て怖くて寒くなったから!だそうです。
 怖がりさんな犬助らしいなぁと、微笑ましい理由に納得してしまいました。

 すぐにお風呂へと直行したい気持ちは有りましたが、仕上げ中の味噌汁のためにあと5分欲しいのが本音です。
 そのため、駄目は元々で犬助にお風呂から上がった時用の服を準備してほしいとお願いしてみました。

 正直な話、お風呂上がりの着替えの準備なんて無理だろうなぁと思っていました。

 しかし、私の予想に反して犬助は子ども達用のタンスをゴソゴソと漁り始めました。
 味噌汁の仕上げが終わる頃には、私の予想を超えて犬助とチュー助2人分の着替えを完璧に準備してくれていました!
 まさかチュー助のオムツまで準備してくれるなんて本当に驚きました。
 思わず犬助を抱きしめて、撫で回してしまうくらい驚きましたし、すごく嬉しかったです!

 常日頃から服を着せて、靴を履かせてなど、甘えん坊な部分が目立つ犬助。
 もう5歳になったのだし、そろそろ自分で出来ることはしましょうと私やクマ太郎は叱ることがあります。
 
 でも……もしかしたら、その甘えん坊な部分は犬助が保育園を頑張るための燃料なのかもしれません。

 私達の見えていなかった部分で犬助なりに成長していたのかな、と。
 出来ることは増えているけれど、パパとママに甘えたいから、わざと出来ないふりをしていたに過ぎないのかもしれません。

 真実は犬助にしか分かりませんが、人間甘えたい気持ちは大人になっても大なり小なり有るものです。
 甘やかし過ぎるのは断固反対ですが、犬助の様子を観察しながら甘やかしてあげることも大切なことかもしれないなぁと思います。

 ただ、今回のお着替え一式を揃えてくれたことは心から嬉しかったですし、犬助の成長に奇声を上げて踊り出したいほど感激した私だったりします。
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