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221、かき氷

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 まだまだ暑いせいもあるのか、犬助が急にかき氷が食べたいと地団駄を踏み始めて「あーあ……」となったウサギです。

 食べたい!食べたい!と我儘を言って地団駄を踏む子どもほど手に負えないものってない気がします。
 今日はもう夜だから無理と言っても、眠気も相まって癇癪チックに泣き始める犬助。
 宥めすかして、ちょっぴり叱って……。
 明日ちょっとしたイベントがあるので、その場所へかき氷を探しに行こうということでおさまりました。

 一夜明けまして、犬助との約束通りにキッチンカーが集まるイベント会場へと繰り出した我が家。
 しかし、ウインナーやカレー、ピザ、クレープは有っても残念ながらかき氷は有りませんでした。

 ですがイベント会場近くのタコ焼き屋さんでかき氷が売っていたのでラッキーでした!
 ブルーハワイ味のかき氷を一つ買って、犬助とチュー助の二人で仲良く半分こ。

 満面の笑顔で美味しそうにかき氷を頬張る犬助。
 ストローで溶けたかき氷を吸って、最後まで楽しんでいました。

 イベント会場では無料の風船の配布も有りました。
 残念ながらフワフワと浮かぶ系の風船では有りませんでした。
 でも、棒付きの大きな風船を貰って満面の笑みでご満悦なチュー助。
 チュー助は嬉しそうに、楽しそうに風船を振り回します。
 そして、何を思ったのか風船を急に手放しました。
 風もそこそこ強かったので、転がりながら飛ばされていく風船をクマ太郎が慌てて追いかけました。
 そのクマ太郎の姿を爆笑して喜ぶチュー助。
 その後は、手放した風船を慌てて拾いに行くクマ太郎の姿を見たいのか、チュー助は恐らくわざと何度も風船を持つ手を離します。
 その度に風船を拾いに走るクマ太郎……。
 結局、風船を渡したら手放すチュー助へは風船を持たせないことで決着が付きました。

 チュー助が喜ぶ姿はとても可愛らしいですが、こちらとしては勘弁して欲しい一幕でした。
 もっとも、その夜に風船に跨って遊んでいたチュー助のお尻の下で風船がパンッ!と割れて、ビックリして大泣きすることとなったチュー助でした。

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