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198、バカちんこ!

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 犬助のとある言葉にどこで覚えてきたのか……と言いつつも、そう言えばクマ太郎が時々言っていたなと思い当たってしまったウサギです。

 最近、犬助がよく口にするある単語。
 男の子だからなぁ……と諦めつつも、あんまり大きな声で叫んで欲しいものでは有りません。

 そう……公衆の面前で「バカちんこ!」なんて……。

 自宅ならばまだ良いのです。
 4歳児、5歳児、子どもなんて大きくなれば、テレビや保育園など、色々な所から言葉を覚えて来ますから。

 クマ太郎へちょっかいをかけるように「バカちんこ!」と叫んでも、ぶっちゃけ男の子なんてそんなものよね、と思えます。
 しかし、保育園へと送り届けた際にクマ太郎へと「バカちんこ!」と叫ぶことは頂けません。
 その場ですぐに捕獲して、視線を合わせながらお話し合いを開始したかったくらいには頂けません。
 もっとも、最後っ屁のように言い逃げされたので捕獲できませんでしたが。
 お迎え後に犬助とはちょっぴりお説教タイムを設けなければなりません。

 そんな犬助の「バカちんこ!」問題。
 どこで覚えてきたのかと記憶の糸を辿れば……思い当たることが何点か。
 一つはクマ太郎が時々言ってるな、と思い当たりました。
 ですが、それが犬助に移ったと考えるよりも前にもう一つの可能性に辿り着きました。
 正解かは分かりませんが、おそらく最初の切っ掛けは「ミニオンズの大脱走」なのではないかと思います。

 一時期でしたが、犬助が何度も繰り返し見ていた映画の一つで有る「ミニオンズ」。
 何作品か有りますが、その中で「ミニオンズの大脱走」と言う映画で登場する悪役が叫んでいた気がします。
 何度も見ている時にその悪役を見て笑ったりしていたので、覚えたのではないかなぁ……と。

 自宅でも、保育園でも、キラキラ言葉とトゲトゲ言葉と言って、言葉遣いについて話すことがあります。
 他の人を嬉しくさせるキラキラ言葉。
 他の人を傷付けるトゲトゲ言葉。

 今も犬助が良くない言葉を使えば、その言葉はトゲトゲ言葉だよと繰り返し伝えています。
 あんまり「バカちんこ!」も素敵な言葉とは言えないので、少しずつでも使用する頻度が低下すればいいなぁくらいには思います。

 でも、子どもってそういう「ウンコ!」「チンコ!」とかの言葉を言うのが好きだったりするから困るのですよね……。
 気長に頑張ろうと思います……。
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