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161、ウルトラマンへの情熱
しおりを挟む連休明け一番の朝は相変わらずドタバタで、忘れ物にガビーンとなるウサギです。
やはり連休明けには魔物が住んでいると思います。
4歳児様ともなりますと、保育園に行く、行かないと言うことを理解して聞いてくるようになります。
そのため、今朝も寝起き一発の犬助に「きょう、保育園ある?」と聞かれました。
あるよ、と答えれば、「犬ちゃん、行きたくない!」と布団へと退避しようとします。
そんな犬助へと私も「ママも仕事に行きたくない!」と答えます。
連休明けに仕事や保育園に行きたくない気持ちが山盛りになるのは、大人も子どもも関係ないのでしょう。
私の返答に犬助は黙って心の中で犬助なりに何かを葛藤しているのでしょう。
暫くすれば、何も言うこと無く起き出して普通にご飯を食べますから。
ちなみに、2歳児様チュー助はまだまだポヤンと保育園云々が分かって無さそうです。
その代わり、チュー助は寝起き一番に「ジード!」と叫んでいました。
保育園や仕事に遅れないようにドタバタと準備をして出発し、何とか間に合った私達。
しかし、職場に記入して貰って保育園に提出しなければならない就労証明を忘れたことに気が付きました。
職場に到着して気が付き、どうしようも無いなとガックリとなる私です。
近頃ヒシヒシと感じることがあります。
それは、チュー助のウルトラマンへの情熱がどんどん増大していることです。
少し前まではテレビに映ったウルトラマンを大人しく座って鑑賞していたチュー助。
それが今では色んなウルトラマンのシリーズを全てジードと叫びながら、指差しでどのウルトラマンシリーズが見たいかを訴えてきます。
ジード以外にはオーブと叫ぶパターンも有りますが、正直な話をすれば何種類ものウルトラマンシリーズの中でチュー助の正解に辿り着くのは骨が折れます。
チュー助がジードと言うからジードを見せようとすると「イヤァっっ!!」と却下されます。
只管、一つ一つウルトラマンシリーズを「これ?これ?」とチュー助へ尋ねながら、やっとこさ答えを見つけます。
やっと見付けた答えのウルトラマンを見始めれば、ご機嫌にオープニングに合わせて踊り、ウルトラマンの戦闘シーンは一緒に戦うチュー助。
ただ、興奮してテレビに映った怪獣にパンチしたり、「おしり~」と言いながらお尻を擦り付けるのはやめてほしいなぁ、と……。
テレビが壊れそうで恐ろしい今日此の頃です……。
……もう一つ、気になるとすればチュー助のウルトラマンを見ながら唐突に始まるもう一つの癖でしょうか?
ウルトラマンを見てるなぁ、と思っていると私やクマ太郎の側に急に近寄ってきます。
そして、私やクマ太郎と視線を合わせると「うぅぅん!」と真面目な表情で何かを共有したように大きく頷くのです。
私やクマ太郎はチュー助と何を頷き合って、共有しているのか首を傾げてしまうチュー助の不思議な癖です。
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