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第二部
8 失われた三か月間
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一昨日は落とし穴だった。
昨日は捕まえたと思ったらマネキンだった。
そして今日は煙幕だ。
この一か月間、ずっと子供の鬼ごっこのようなやり取りが続いている。
しかし、よくもあんな煙幕だとか落とし穴だとか幼稚で姑息な手段を考えるものだ。
汗でうなじに張り付くゴールデンロッドイエローの髪を鬱陶しそうに掻き上げた彼女は地上二十階建ての厚労省庁舎を、エレベーターも使わずに誰もいない屋内非常階段を昇っていく。
厚生局が占有する十二階まで上がった彼女は非常ドアの先にある長い廊下の一番奥まで進み、『異能管理室』と書かれたプレートが掲げられるドアを開けた。
するとタイトスカートにブラウス姿のスタイルの良い女性が室内へ入って来た彼女に気付き声を掛ける。
「あら、まだ宵の口なのに今日は早かったわね」
ブラウンの長い髪を一つに束ねたリサはコーヒーカップにコーヒーを注いでいるところだった。
視線でリサと挨拶を交わした彼女は教室ほどの広さしかない事務所を見回す。
自席でダンベルを持ち上げているのはアフリカ系日本人のネイサン、応接用のソファーに寝転ぶのは直人だ。今日の当直メンバーはこの三人らしい。
「よう、姫様、ニヤニヤしてどうした? デートでもしてきたのか?」
ソファーに寝転ぶジーンズにTシャツ姿のラフな出で立ちをしたこの男はこれでもこの班のリーダーである。
「は? 何を言っているのですか?」
彼女が無精ヒゲを生やした直人をギロリと睨むと、ネイサンがダンベルを持ったまま大げさに肩を竦めた。
「やめとけ直人、姫は気付いてないんだよ。これはセンシティブな問題だからな」
「?」
訝しげに眉間にシワを寄せながら彼女は自分のデスクに腰を掛ける。
そして使い込まれたノートパソコンを開いた。すぐにスリープモードから回復したパソコン画面に報告書の様式が展開され、彼女はキーボードを叩き文字を打ち込み始める。
ふぅ、と小さく息を漏らした。
《姫》―――、それがここでの彼女の渾名だった。
彼女はそう呼ばれるのが嫌で仕方なかった。なんだか馬鹿にされているみたいだし、自分の名前にその漢字が使われている訳でもなければ、お姫様みたいに振る舞ったこともない。
しかしいつの間にかここではそう呼ばれるようになった。最初は姫と呼ばれることをハッキリと口に出して拒んでいたが、一癖も二癖もある同僚たちは一向に改善しようとせず、彼女はいつしか諦めて受け入れるようになっていた。
パーティションで区切られただけの室長室のドアが緩慢に開き、中から口髭を蓄えた四十代半ばの男が白髪交じりの金髪を掻きながら現れた。
「あ、室長。お疲れ様です」
特に敬意を払う訳でもなく、直人は視線だけを室長に向ける。
「ああ、おつかれ」
昨日からずっと室長室に籠って仕事をしていたのだろう。室長と呼ばれた男、マーク・クレイグの眼の下には濃い隈が出来ていた。
報告書を作成していた彼女も軽く会釈するが、視線はPC画面に置かれたままだ。
リサからコーヒーカップを受け取り、再び室長室に戻ろうとしていたマークは何かを思い出したように踵を返した。
「あ……そうだ、姫、八重山照の件で話があるんだ。その報告書が終わってからでいいから、室長室まで来てくれ」
「……はい」
彼女が振り返ったときには既にマークは室長室のドアを閉めるところだった。
◇◇◇
プリントアウトしたばかりの報告書を片手に彼女は室長室のドアを二回ノックして開ける。
「失礼します。話とはなんでしょうか、室長」
マークはデスクの上に山積みにされた書類の中から何かを探しているようだ。
「うん、君が担当している八重山照なんだがな……、監視対象から除外しようと思う」
「な、なぜですか!?」
予想外の展開に彼女は少なからず動揺した。
「ちょっと待ってくれ……。ああ、あったあった」
書類の山からオレンジ色のファイルを取り出したマークはファイルを開き、中の書類をペラペラと捲っていく。
「報告書を見る限りでは八重山照は自己防衛のためにしか異能を使用していないようだし、これ以上の監視は他の業務に支障が出るからな。彼は放置しておいて構わないだろう。貯まった俺の仕事も振り分けたいし……」
「そんなことはありません! あの男は凶悪……な、はずです!」
「ううーん、しかし、今のところ確固たる違法性は皆無だしな……。疑わしきは罰せずが世の道理だしねぇ」
「必ず決定的な現場を押さえてみせます! もう少しだけ猶予をください!」
「お、おう? 珍しいな、そんなに熱くなるなんて……まあ、君がそこまで言うなら……」
「ありがとうございます」
頭を下げて踵を返そうとした彼女をマークは呼び止める。
「ああ、それから……〝失われた三か月間〟に関してなにか思い出せそうか?」
彼女は小さく首を振る。
「……いえ、今のところはなにも……」
「そうか……、なんならサイコメトリーを試してみるか? 記憶を読んだことが引き金になって思い出すこともある」
「……この件については自力で思い出さないとダメな気がするんです……」
「まあ、いつでも力になるから気が変わったら言ってくれ」
「ありがとうございます」
「うむ、じゃあ今日は上がっていいぞ。お疲れさま」
彼女には記憶のない空白の三か月間があった。
それは今から四か月前の五月―――、彼女は自身が担当する異能者・八重山照を監視しに行くと同僚に伝え、庁舎を出ていく姿が確認されたのを最後に失踪し行方不明になる。その三か月後、街中で立ち尽くしているところを異能管理室の職員に保護された。
空白の三か月の間に一体なにがあったのか何も思い出せない。思い出せないというよりも存在しないといった表現に近いかもしれない。つまり失踪した日から保護された日までの三か月間は彼女にとって瞬きほどの時間でしかないのだ。
しかし、自身にとって〝失われた三か月間〟という事柄がとてつもなく重要であるという確信めいた何かが頭ではなく心の奥に残留していた。
空調の効いた庁舎を出るとむわッと熱の籠った重い空気が全身にまとわりついてきた。
ヒートアイランド現象によって行き場を失った熱は日が完全に落ちた夜だろうと関係なく、いつまでも都心に居座り続けている。
彼女は繁華街に向かって歩き出した。
高校生である彼女は他のメンバーと違い当直することはない。基本的に勤務は学校が終わってからの数時間と土日のみであるが、緊急出動要請があれば例え授業中だろうと現場に行かなければならない。それが今の彼女の立場と役職だった。もちろん緊急の呼び出しがあった場合に得られなかった単位は親方日の丸である国が保証してくれる。
彼女は真っ直ぐ家には帰らず最短距離で例の公園に向かっている。
このままではあの男が無罪放免で野に放たれてしまう―――、そんな一種の使命感に駆られていた。
繁華街を通り抜ける途中で彼女はショーウインドを鏡代わりにして髪形を整えてからニッと口角を上げて笑顔を作り、そして再び素面に戻した。
―――私はニヤついてなどいない。
そんなことを呟くように確認してから再び歩き出す。
そして公園にたどり着いた彼女は樹木の物陰に隠れながら公園内を覗き見た。視線の先には悠々と足を組んでベンチに腰を掛ける軽薄そうなあの男がいる。
ターゲットである八重山照がやる気なく怠惰に、だらしなくボケーと意味もなくベンチに座っていた。
今さっき私から逃げおおせたばかりだと言うのにもう戻ってきている……。
なぜか彼女は自分がムカムカと苛立っていることに気付いた。
そんなにこの公園が好きなのだろうか……。それともまさかこの公園に住んでいるのだろうか?
―――その直後だった。
黒い髑髏のバンダナで顔を隠した何者かが八重山照の背後から迫り、金属バットを振りかぶる。
反射的に物陰から飛び出していた彼女は、咄嗟に叫んでいた。
「先輩、うしろッ!」
昨日は捕まえたと思ったらマネキンだった。
そして今日は煙幕だ。
この一か月間、ずっと子供の鬼ごっこのようなやり取りが続いている。
しかし、よくもあんな煙幕だとか落とし穴だとか幼稚で姑息な手段を考えるものだ。
汗でうなじに張り付くゴールデンロッドイエローの髪を鬱陶しそうに掻き上げた彼女は地上二十階建ての厚労省庁舎を、エレベーターも使わずに誰もいない屋内非常階段を昇っていく。
厚生局が占有する十二階まで上がった彼女は非常ドアの先にある長い廊下の一番奥まで進み、『異能管理室』と書かれたプレートが掲げられるドアを開けた。
するとタイトスカートにブラウス姿のスタイルの良い女性が室内へ入って来た彼女に気付き声を掛ける。
「あら、まだ宵の口なのに今日は早かったわね」
ブラウンの長い髪を一つに束ねたリサはコーヒーカップにコーヒーを注いでいるところだった。
視線でリサと挨拶を交わした彼女は教室ほどの広さしかない事務所を見回す。
自席でダンベルを持ち上げているのはアフリカ系日本人のネイサン、応接用のソファーに寝転ぶのは直人だ。今日の当直メンバーはこの三人らしい。
「よう、姫様、ニヤニヤしてどうした? デートでもしてきたのか?」
ソファーに寝転ぶジーンズにTシャツ姿のラフな出で立ちをしたこの男はこれでもこの班のリーダーである。
「は? 何を言っているのですか?」
彼女が無精ヒゲを生やした直人をギロリと睨むと、ネイサンがダンベルを持ったまま大げさに肩を竦めた。
「やめとけ直人、姫は気付いてないんだよ。これはセンシティブな問題だからな」
「?」
訝しげに眉間にシワを寄せながら彼女は自分のデスクに腰を掛ける。
そして使い込まれたノートパソコンを開いた。すぐにスリープモードから回復したパソコン画面に報告書の様式が展開され、彼女はキーボードを叩き文字を打ち込み始める。
ふぅ、と小さく息を漏らした。
《姫》―――、それがここでの彼女の渾名だった。
彼女はそう呼ばれるのが嫌で仕方なかった。なんだか馬鹿にされているみたいだし、自分の名前にその漢字が使われている訳でもなければ、お姫様みたいに振る舞ったこともない。
しかしいつの間にかここではそう呼ばれるようになった。最初は姫と呼ばれることをハッキリと口に出して拒んでいたが、一癖も二癖もある同僚たちは一向に改善しようとせず、彼女はいつしか諦めて受け入れるようになっていた。
パーティションで区切られただけの室長室のドアが緩慢に開き、中から口髭を蓄えた四十代半ばの男が白髪交じりの金髪を掻きながら現れた。
「あ、室長。お疲れ様です」
特に敬意を払う訳でもなく、直人は視線だけを室長に向ける。
「ああ、おつかれ」
昨日からずっと室長室に籠って仕事をしていたのだろう。室長と呼ばれた男、マーク・クレイグの眼の下には濃い隈が出来ていた。
報告書を作成していた彼女も軽く会釈するが、視線はPC画面に置かれたままだ。
リサからコーヒーカップを受け取り、再び室長室に戻ろうとしていたマークは何かを思い出したように踵を返した。
「あ……そうだ、姫、八重山照の件で話があるんだ。その報告書が終わってからでいいから、室長室まで来てくれ」
「……はい」
彼女が振り返ったときには既にマークは室長室のドアを閉めるところだった。
◇◇◇
プリントアウトしたばかりの報告書を片手に彼女は室長室のドアを二回ノックして開ける。
「失礼します。話とはなんでしょうか、室長」
マークはデスクの上に山積みにされた書類の中から何かを探しているようだ。
「うん、君が担当している八重山照なんだがな……、監視対象から除外しようと思う」
「な、なぜですか!?」
予想外の展開に彼女は少なからず動揺した。
「ちょっと待ってくれ……。ああ、あったあった」
書類の山からオレンジ色のファイルを取り出したマークはファイルを開き、中の書類をペラペラと捲っていく。
「報告書を見る限りでは八重山照は自己防衛のためにしか異能を使用していないようだし、これ以上の監視は他の業務に支障が出るからな。彼は放置しておいて構わないだろう。貯まった俺の仕事も振り分けたいし……」
「そんなことはありません! あの男は凶悪……な、はずです!」
「ううーん、しかし、今のところ確固たる違法性は皆無だしな……。疑わしきは罰せずが世の道理だしねぇ」
「必ず決定的な現場を押さえてみせます! もう少しだけ猶予をください!」
「お、おう? 珍しいな、そんなに熱くなるなんて……まあ、君がそこまで言うなら……」
「ありがとうございます」
頭を下げて踵を返そうとした彼女をマークは呼び止める。
「ああ、それから……〝失われた三か月間〟に関してなにか思い出せそうか?」
彼女は小さく首を振る。
「……いえ、今のところはなにも……」
「そうか……、なんならサイコメトリーを試してみるか? 記憶を読んだことが引き金になって思い出すこともある」
「……この件については自力で思い出さないとダメな気がするんです……」
「まあ、いつでも力になるから気が変わったら言ってくれ」
「ありがとうございます」
「うむ、じゃあ今日は上がっていいぞ。お疲れさま」
彼女には記憶のない空白の三か月間があった。
それは今から四か月前の五月―――、彼女は自身が担当する異能者・八重山照を監視しに行くと同僚に伝え、庁舎を出ていく姿が確認されたのを最後に失踪し行方不明になる。その三か月後、街中で立ち尽くしているところを異能管理室の職員に保護された。
空白の三か月の間に一体なにがあったのか何も思い出せない。思い出せないというよりも存在しないといった表現に近いかもしれない。つまり失踪した日から保護された日までの三か月間は彼女にとって瞬きほどの時間でしかないのだ。
しかし、自身にとって〝失われた三か月間〟という事柄がとてつもなく重要であるという確信めいた何かが頭ではなく心の奥に残留していた。
空調の効いた庁舎を出るとむわッと熱の籠った重い空気が全身にまとわりついてきた。
ヒートアイランド現象によって行き場を失った熱は日が完全に落ちた夜だろうと関係なく、いつまでも都心に居座り続けている。
彼女は繁華街に向かって歩き出した。
高校生である彼女は他のメンバーと違い当直することはない。基本的に勤務は学校が終わってからの数時間と土日のみであるが、緊急出動要請があれば例え授業中だろうと現場に行かなければならない。それが今の彼女の立場と役職だった。もちろん緊急の呼び出しがあった場合に得られなかった単位は親方日の丸である国が保証してくれる。
彼女は真っ直ぐ家には帰らず最短距離で例の公園に向かっている。
このままではあの男が無罪放免で野に放たれてしまう―――、そんな一種の使命感に駆られていた。
繁華街を通り抜ける途中で彼女はショーウインドを鏡代わりにして髪形を整えてからニッと口角を上げて笑顔を作り、そして再び素面に戻した。
―――私はニヤついてなどいない。
そんなことを呟くように確認してから再び歩き出す。
そして公園にたどり着いた彼女は樹木の物陰に隠れながら公園内を覗き見た。視線の先には悠々と足を組んでベンチに腰を掛ける軽薄そうなあの男がいる。
ターゲットである八重山照がやる気なく怠惰に、だらしなくボケーと意味もなくベンチに座っていた。
今さっき私から逃げおおせたばかりだと言うのにもう戻ってきている……。
なぜか彼女は自分がムカムカと苛立っていることに気付いた。
そんなにこの公園が好きなのだろうか……。それともまさかこの公園に住んでいるのだろうか?
―――その直後だった。
黒い髑髏のバンダナで顔を隠した何者かが八重山照の背後から迫り、金属バットを振りかぶる。
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