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第2部 彼を救うための仕込み
33.また最初に逆戻り 観光ツアー編5
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座席に戻り、外の景色を眺めながら私とアルフリードは次々に運ばれてくる、帝国料理の定番メニューを平らげていった。
アルフリードは食べ方も食器の使い方も本当にキレイなのに、それが至って自然な所作で、話し方も気取らず気さくなのに上品さが漂っていた。
時折、窓の外を見て遠くの景色を眺めているその横顔は、とっても爽やかで綺麗でずっと見ていても飽きないくらいだった。
私はと言えば、食器を使う時も音が鳴ってしまうし、食べてから飲み物を飲もうとちょっと動作を変えるだけでもワタワタしてしまうし、あれだけ王子様と一緒に練習したのに、なかなか慣れずにいて、つい彼の完璧さと比べてしまう。
キレイに盛り付けられたデザートも食べ終わって、紅茶を飲みながら、私はアルフリードに例の話を切り出した。
「アルフリード、私またあなたのお屋敷に行きたいな~」
カップに口をつけながら、彼は愛嬌のある焦茶色の瞳を私の方に向けた。
「本当に? うちにまた来たいなんて言ってくれるのはエミリア、君が初めてだよ」
嬉しそうにアルフリードは目を細めて笑った。
そりゃあ、彼の叔母さまが婚約パーティーの時に言っていたように、あのオドロオドロしいお屋敷に足を運ぼうとするのは勇気がいるものね。
だけど、パーティーがあったのはつい一昨日のことで、王子様のプロデュースでかなり綺麗になった訳だから、さすがにしばらくはその状態が維持されてるはずよね。
それに、私が彼に初めてされた事で倒れざるを得なかったあの中庭も、あの時は真っ暗で一部しかライトアップがされていなかったからよく見えなかったけど、昼間に見たらどんな感じなのか、とっても気になる。
「ただ、ソフィアナが不在にしてる間、代わりの仕事が色々あって招待できるのは3日後くらいになっちゃいそうなんだけど、いいかな?」
彼はテーブルの上に乗せていた私の片手に手を伸ばして手の平同士を合わせると、さっきから彼のお気に入りの指を絡ませる握り方をしてきた。
隣で歩いている時にはそんなに気にならなかったけど、こうして正面に座って彼の姿も見えていて、さらに手を握っている所も目の端に見えていると、すごく恥ずかしい。
私は目線を合わせていられなくて、彼から顔を背けてしまった。
「うん……いつでもいいよ」
なぜか、こんなにドキドキするシチュエーションになってしまった中、3日後にヘイゼル公爵邸に行く約束をすることになった。
その後は、ガンブレッドに乗って少し帝都から離れて、周りに野花が咲いている川が流れるピクニックスポットをお散歩したり、古い遺跡が残っているエリアを探検したりして、その後は帝都に戻り、カフェや飲食店が隣接しているエリアに向かった。
アルフリードが案内してくれたのはカフェ・シガロ、という帝国の老舗のティールームという所だった。
4、5人の女性グループが3段重ねのショーケースにケーキがたくさん盛られたメニューを食べているのが気になったけど、とてもじゃないけど私とアルフリードだけでは食べきれそうになかった。
梨とカスタードのタルトのティーセットを食べながら、お昼を食べる前に王子様のファンクラブの子に渡されたパンフレットを眺めていた。
「へぇー、エルラルゴの追っかけ団体がいるのは聞いてたけど、こんなパンフレットなんかも作ってるんだ。なかなか本格的だね」
そんな事を言っているアルフリードと一緒に中を見ていると、ワークショップのページが出てきた。
“……ワークショップの参加費はチャリティーになっていて、恵まれない子供達や支援が必要な人々に寄付されている……”
うわぁ、すごい。慈善事業にもなってるんだ。
王子様の人間性できすぎじゃない……? 皇女様も私の境遇を可哀想がって、色々教えて下さったり、周りを動かしてくれるのも彼のこういう所が強く影響してる気がする。
あ、このページに教えている講座一覧が載ってる。
そういえば、前にお母様が王子様に直接予約していたワークショップって何だったんだろ? イリスの分も予約したって言ってたっけな。
ざぁっと見てると、気になるのがあった。
“インテリアコーディネート”
アルフリードの幽霊屋敷を変身させるには、なかなか役立ちそうな知識じゃないかな?
多分、貴族家の中でも最も大きいお屋敷だから、長期戦も覚悟した方がいいかも。
そうこうしているうちに、夕方くらいになって私たちはお店を出た。
「今日はそろそろ帰ろうか。初めての帝都はどうだった?」
繋がれていたガンブレッドの手綱をほどきながら、アルフリードは私に問いかけてきた。
「すっごくいい街だった。キレイでお店もたくさんあって、治安も良さそうだし」
本当に楽しかった。また来たい。
あれ、なんか頭のあたりがワシワシされてる気がする。
「今日見切れなかったお店もたくさんあったからね。また、いつでも連れてきてあげるよ」
どのお店も良かったけど、一番良かったのは最初に行ったスパの温泉かな。
あそこだったら、毎日のように行ってもいいかも。
アリスに髪の毛も可愛くセットしてもらえたし。
そう思って、結ってくれたポニーテールに手を当てると……
ベチャッとした感触が、手の平全体を覆った。
「キャーーーー!」
「こら!ガンブレッド、だから食べちゃダメだって言っただろ!!」
私のポニーテールは、ガンブレッドの唾液でベッチョベチョになっていた。
まさか、さっきアルフリードが私の髪の毛の匂いを嗅いでた時、白目を剥き出して彼のことを見ていたのは、羨ましいなーって思ってたんじゃないわよね!?
私のまた温泉に行きたいという夢は瞬時に叶ってしまったのだった。
アルフリードは食べ方も食器の使い方も本当にキレイなのに、それが至って自然な所作で、話し方も気取らず気さくなのに上品さが漂っていた。
時折、窓の外を見て遠くの景色を眺めているその横顔は、とっても爽やかで綺麗でずっと見ていても飽きないくらいだった。
私はと言えば、食器を使う時も音が鳴ってしまうし、食べてから飲み物を飲もうとちょっと動作を変えるだけでもワタワタしてしまうし、あれだけ王子様と一緒に練習したのに、なかなか慣れずにいて、つい彼の完璧さと比べてしまう。
キレイに盛り付けられたデザートも食べ終わって、紅茶を飲みながら、私はアルフリードに例の話を切り出した。
「アルフリード、私またあなたのお屋敷に行きたいな~」
カップに口をつけながら、彼は愛嬌のある焦茶色の瞳を私の方に向けた。
「本当に? うちにまた来たいなんて言ってくれるのはエミリア、君が初めてだよ」
嬉しそうにアルフリードは目を細めて笑った。
そりゃあ、彼の叔母さまが婚約パーティーの時に言っていたように、あのオドロオドロしいお屋敷に足を運ぼうとするのは勇気がいるものね。
だけど、パーティーがあったのはつい一昨日のことで、王子様のプロデュースでかなり綺麗になった訳だから、さすがにしばらくはその状態が維持されてるはずよね。
それに、私が彼に初めてされた事で倒れざるを得なかったあの中庭も、あの時は真っ暗で一部しかライトアップがされていなかったからよく見えなかったけど、昼間に見たらどんな感じなのか、とっても気になる。
「ただ、ソフィアナが不在にしてる間、代わりの仕事が色々あって招待できるのは3日後くらいになっちゃいそうなんだけど、いいかな?」
彼はテーブルの上に乗せていた私の片手に手を伸ばして手の平同士を合わせると、さっきから彼のお気に入りの指を絡ませる握り方をしてきた。
隣で歩いている時にはそんなに気にならなかったけど、こうして正面に座って彼の姿も見えていて、さらに手を握っている所も目の端に見えていると、すごく恥ずかしい。
私は目線を合わせていられなくて、彼から顔を背けてしまった。
「うん……いつでもいいよ」
なぜか、こんなにドキドキするシチュエーションになってしまった中、3日後にヘイゼル公爵邸に行く約束をすることになった。
その後は、ガンブレッドに乗って少し帝都から離れて、周りに野花が咲いている川が流れるピクニックスポットをお散歩したり、古い遺跡が残っているエリアを探検したりして、その後は帝都に戻り、カフェや飲食店が隣接しているエリアに向かった。
アルフリードが案内してくれたのはカフェ・シガロ、という帝国の老舗のティールームという所だった。
4、5人の女性グループが3段重ねのショーケースにケーキがたくさん盛られたメニューを食べているのが気になったけど、とてもじゃないけど私とアルフリードだけでは食べきれそうになかった。
梨とカスタードのタルトのティーセットを食べながら、お昼を食べる前に王子様のファンクラブの子に渡されたパンフレットを眺めていた。
「へぇー、エルラルゴの追っかけ団体がいるのは聞いてたけど、こんなパンフレットなんかも作ってるんだ。なかなか本格的だね」
そんな事を言っているアルフリードと一緒に中を見ていると、ワークショップのページが出てきた。
“……ワークショップの参加費はチャリティーになっていて、恵まれない子供達や支援が必要な人々に寄付されている……”
うわぁ、すごい。慈善事業にもなってるんだ。
王子様の人間性できすぎじゃない……? 皇女様も私の境遇を可哀想がって、色々教えて下さったり、周りを動かしてくれるのも彼のこういう所が強く影響してる気がする。
あ、このページに教えている講座一覧が載ってる。
そういえば、前にお母様が王子様に直接予約していたワークショップって何だったんだろ? イリスの分も予約したって言ってたっけな。
ざぁっと見てると、気になるのがあった。
“インテリアコーディネート”
アルフリードの幽霊屋敷を変身させるには、なかなか役立ちそうな知識じゃないかな?
多分、貴族家の中でも最も大きいお屋敷だから、長期戦も覚悟した方がいいかも。
そうこうしているうちに、夕方くらいになって私たちはお店を出た。
「今日はそろそろ帰ろうか。初めての帝都はどうだった?」
繋がれていたガンブレッドの手綱をほどきながら、アルフリードは私に問いかけてきた。
「すっごくいい街だった。キレイでお店もたくさんあって、治安も良さそうだし」
本当に楽しかった。また来たい。
あれ、なんか頭のあたりがワシワシされてる気がする。
「今日見切れなかったお店もたくさんあったからね。また、いつでも連れてきてあげるよ」
どのお店も良かったけど、一番良かったのは最初に行ったスパの温泉かな。
あそこだったら、毎日のように行ってもいいかも。
アリスに髪の毛も可愛くセットしてもらえたし。
そう思って、結ってくれたポニーテールに手を当てると……
ベチャッとした感触が、手の平全体を覆った。
「キャーーーー!」
「こら!ガンブレッド、だから食べちゃダメだって言っただろ!!」
私のポニーテールは、ガンブレッドの唾液でベッチョベチョになっていた。
まさか、さっきアルフリードが私の髪の毛の匂いを嗅いでた時、白目を剥き出して彼のことを見ていたのは、羨ましいなーって思ってたんじゃないわよね!?
私のまた温泉に行きたいという夢は瞬時に叶ってしまったのだった。
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