16 / 77
16 はじめての超級
しおりを挟む
ボッ、とフェンリルが動いた。
まず風圧──そして衝撃。
気づいたときは村の外まで吹っ飛ばされていた。
舌打ちし、すぐに立ち上がる。
フェンリルの足元では千景がイルネージュをかばうように二刀を振り回していた。
すぐに駆けつけ、跳躍。
首を狙って剣を振る。入る──と思ったが、前足ではたき落とされ、地面に激突した。
「バラバラに攻撃してもムダじゃ。儂に合わせい」
二刀を振りかざした千景。全身がバリバリと音を立て、発光する。
「おとなしくせいっ!」
二刀でフェンリルの足にバツの字に斬りつける。俺は両手を向け、炎弾を連続で放った。
足を攻撃され、よろめいたところに多連装ロケット砲ばりの炎弾。
フェンリルの顔面にドドド、ドンドンドン、と炸裂した。
「まだじゃっ、ふたりを運べっ」
千景の指示。煙幕が張られたスキに、俺は両脇にシエラとイルネージュを抱えて走った。
まだ壊れてない家屋の陰にふたりを降ろす。ふたりともケガはないようだ。イルネージュは願望の力を使い過ぎたのか、気を失っているが。
「やべーよ、超級だよ。あんなん出てくるなんて、世界も末期状態だよ。街や村なんかすぐに消し飛ぶよ」
シエラは青くなって、ガタガタ震えている。
「そんなヤバい相手なんスか。勇者の俺でも勝てないんスか」
「不完全なお前じゃ、まだ危険だ。願望者が何十人束になっても勝てない相手なんだぞ。超越者の千景でもかなりキビシイはずだ」
千景──脇差しを投げ、走る。
フェンリルの胸辺りに脇差しが突き刺さる。
跳躍。爪をかわしながら刺さった脇差しの柄を握り、そこからビイイイッ、と斬り下げる。
血が噴き出し、フェンリルの咆哮。
周囲の空気が震える。
千景は吹き飛ばされ、俺が身を隠している家屋がガタガタと揺れた。
ガアアッ、と千景めがけ、フェンリルの牙が迫る。
「まずいっ!」
とっさに炎弾を放つ。が、間に合わない。千景の身体は牙に引き裂かれ、宙を舞う。
「ああっ、千景ぇ……」
もうダメだ、とシエラが膝をつく。ドサドサッ、と無残な肉塊と化した千景が目の前に転がる。
「おおうっ、これはR18指定か……」
シエラが手で顔を覆う。
だが、もはや原形をとどめていない千景の身体がシュルルルとビデオの逆再生のように元通りに。
「ああっ、チートスキル、超再生だっ!」
シエラが叫び、再生した千景が太刀と脇差しを拾いあげる。
「この不思議な力、合点がいったわ。やはりお主のチートスキルか」
「まあ、ちょっと手違いで……でも、千景に渡ってるなんて思わなかった」
「よい、今は好都合じゃ。儂が突っ込む。勇者よ、援護を頼むぞ」
フェンリルに真正面から向かっていく。
右腕を顔の前で振ると、ガシャンッ、と鬼の面付きの兜が装着された。
ガカアッ、と突然の雷。千景にモロに落ちたが、千景の身体がバリバリバリと稲妻をまとい、発光。
俺も走る。炎弾を放ちながら接近。
ダメージは期待できないが、やはり獣。炎を嫌がっているように見える。
ガアアアッ、とこちらに飛びかかってきた。
ステータスウインドウを開き、俺は剣を振り上げた。
地面から隆起した土柱。ゴンゴンゴン、と何本もフェンリルを下から突き上げる。
ギアアアッ、と暴れながら土柱を破壊。だが──動きは止めた。
フェンリルの頭上には鬼兜の千景。
太刀と脇差しの柄をガシン、とくっつけて一本の武器に。それは形状を変え、両端に刃を持つ薙刀になった。
ギュラララッ、と薙刀を回転させながら落下。首に打ち込む。
ブ厚い首に半分ほど刃がめり込んだ。
ギャアアッ、と絶叫するフェンリル。だが倒れない。
着地した千景が薙刀を左前足に。俺は炎属性を属性付与した剣を右前足に打ち込んだ。
たまらず倒れるフェンリル。その左目に俺は剣を突き立て、千景は跳躍から脳天めがけ薙刀を振り下ろす。
ズガアアンッッ、と落雷を伴う一撃。フェンリルの頭部を両断した。
「うおーっ! 久しぶりに見た! 鬼フォームからのゲル○グ斬り! カッチョいい~!」
シエラが興奮して叫ぶ。
兜を脱いだ美しき鬼姫、千景は苦笑する。
「その技名、やめい。前にカーラに散々イジられたのじゃ」
なんとか超級魔物フェンリルを倒すことが出来た……。
村はメチャクチャだが、奇跡的に死傷者はいない。はるか格上相手に善戦したイルネージュのおかげだ。
「さて、戦いが済んだばかりで申し訳ないが、勇者よ」
村人が片付けや負傷者の手当てに奔走している中、千景が話しかけてきた。
「見ての通り、この世界にはあまり時間がないようじゃ。急ぎ散らばったチートスキルを集め、魔王を倒さねばならん。つまりお主は儂も倒さねばならんということよ」
「ええっ、マジスか。ていうか、事情に詳しいっスね。もしかしたら前回も……」
シエラのほうを見ると、駄女神はあらぬ方向を向いてヘッタクソな口笛を吹いている。ああ、間違いない。
「そうじゃ。前回も手違いでチートスキルをばら蒔きおった。とりあえず、夜が明けてから立ち合うとしよう」
なんてことだ。あんな化け物をやっと倒したと思ったら、今度は鬼のように強い……いや、鬼そのものの願望者と戦わなければならないなんて。
まず風圧──そして衝撃。
気づいたときは村の外まで吹っ飛ばされていた。
舌打ちし、すぐに立ち上がる。
フェンリルの足元では千景がイルネージュをかばうように二刀を振り回していた。
すぐに駆けつけ、跳躍。
首を狙って剣を振る。入る──と思ったが、前足ではたき落とされ、地面に激突した。
「バラバラに攻撃してもムダじゃ。儂に合わせい」
二刀を振りかざした千景。全身がバリバリと音を立て、発光する。
「おとなしくせいっ!」
二刀でフェンリルの足にバツの字に斬りつける。俺は両手を向け、炎弾を連続で放った。
足を攻撃され、よろめいたところに多連装ロケット砲ばりの炎弾。
フェンリルの顔面にドドド、ドンドンドン、と炸裂した。
「まだじゃっ、ふたりを運べっ」
千景の指示。煙幕が張られたスキに、俺は両脇にシエラとイルネージュを抱えて走った。
まだ壊れてない家屋の陰にふたりを降ろす。ふたりともケガはないようだ。イルネージュは願望の力を使い過ぎたのか、気を失っているが。
「やべーよ、超級だよ。あんなん出てくるなんて、世界も末期状態だよ。街や村なんかすぐに消し飛ぶよ」
シエラは青くなって、ガタガタ震えている。
「そんなヤバい相手なんスか。勇者の俺でも勝てないんスか」
「不完全なお前じゃ、まだ危険だ。願望者が何十人束になっても勝てない相手なんだぞ。超越者の千景でもかなりキビシイはずだ」
千景──脇差しを投げ、走る。
フェンリルの胸辺りに脇差しが突き刺さる。
跳躍。爪をかわしながら刺さった脇差しの柄を握り、そこからビイイイッ、と斬り下げる。
血が噴き出し、フェンリルの咆哮。
周囲の空気が震える。
千景は吹き飛ばされ、俺が身を隠している家屋がガタガタと揺れた。
ガアアッ、と千景めがけ、フェンリルの牙が迫る。
「まずいっ!」
とっさに炎弾を放つ。が、間に合わない。千景の身体は牙に引き裂かれ、宙を舞う。
「ああっ、千景ぇ……」
もうダメだ、とシエラが膝をつく。ドサドサッ、と無残な肉塊と化した千景が目の前に転がる。
「おおうっ、これはR18指定か……」
シエラが手で顔を覆う。
だが、もはや原形をとどめていない千景の身体がシュルルルとビデオの逆再生のように元通りに。
「ああっ、チートスキル、超再生だっ!」
シエラが叫び、再生した千景が太刀と脇差しを拾いあげる。
「この不思議な力、合点がいったわ。やはりお主のチートスキルか」
「まあ、ちょっと手違いで……でも、千景に渡ってるなんて思わなかった」
「よい、今は好都合じゃ。儂が突っ込む。勇者よ、援護を頼むぞ」
フェンリルに真正面から向かっていく。
右腕を顔の前で振ると、ガシャンッ、と鬼の面付きの兜が装着された。
ガカアッ、と突然の雷。千景にモロに落ちたが、千景の身体がバリバリバリと稲妻をまとい、発光。
俺も走る。炎弾を放ちながら接近。
ダメージは期待できないが、やはり獣。炎を嫌がっているように見える。
ガアアアッ、とこちらに飛びかかってきた。
ステータスウインドウを開き、俺は剣を振り上げた。
地面から隆起した土柱。ゴンゴンゴン、と何本もフェンリルを下から突き上げる。
ギアアアッ、と暴れながら土柱を破壊。だが──動きは止めた。
フェンリルの頭上には鬼兜の千景。
太刀と脇差しの柄をガシン、とくっつけて一本の武器に。それは形状を変え、両端に刃を持つ薙刀になった。
ギュラララッ、と薙刀を回転させながら落下。首に打ち込む。
ブ厚い首に半分ほど刃がめり込んだ。
ギャアアッ、と絶叫するフェンリル。だが倒れない。
着地した千景が薙刀を左前足に。俺は炎属性を属性付与した剣を右前足に打ち込んだ。
たまらず倒れるフェンリル。その左目に俺は剣を突き立て、千景は跳躍から脳天めがけ薙刀を振り下ろす。
ズガアアンッッ、と落雷を伴う一撃。フェンリルの頭部を両断した。
「うおーっ! 久しぶりに見た! 鬼フォームからのゲル○グ斬り! カッチョいい~!」
シエラが興奮して叫ぶ。
兜を脱いだ美しき鬼姫、千景は苦笑する。
「その技名、やめい。前にカーラに散々イジられたのじゃ」
なんとか超級魔物フェンリルを倒すことが出来た……。
村はメチャクチャだが、奇跡的に死傷者はいない。はるか格上相手に善戦したイルネージュのおかげだ。
「さて、戦いが済んだばかりで申し訳ないが、勇者よ」
村人が片付けや負傷者の手当てに奔走している中、千景が話しかけてきた。
「見ての通り、この世界にはあまり時間がないようじゃ。急ぎ散らばったチートスキルを集め、魔王を倒さねばならん。つまりお主は儂も倒さねばならんということよ」
「ええっ、マジスか。ていうか、事情に詳しいっスね。もしかしたら前回も……」
シエラのほうを見ると、駄女神はあらぬ方向を向いてヘッタクソな口笛を吹いている。ああ、間違いない。
「そうじゃ。前回も手違いでチートスキルをばら蒔きおった。とりあえず、夜が明けてから立ち合うとしよう」
なんてことだ。あんな化け物をやっと倒したと思ったら、今度は鬼のように強い……いや、鬼そのものの願望者と戦わなければならないなんて。
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
異世界の剣聖女子
みくもっち
ファンタジー
(時代劇マニアということを除き)ごく普通の女子高生、羽鳴由佳は登校中、異世界に飛ばされる。
その世界に飛ばされた人間【願望者】は、現実世界での願望どうりの姿や能力を発揮させることができた。
ただし万能というわけではない。
心の奥で『こんなことあるわけない』という想いの力も同時に働くために、無限や無敵、不死身といったスキルは発動できない。
また、力を使いこなすにはその世界の住人に広く【認識】される必要がある。
異世界で他の【願望者】や魔物との戦いに巻き込まれながら由佳は剣をふるう。
時代劇の見よう見まね技と認識の力を駆使して。
バトル多め。ギャグあり、シリアスあり、パロディーもりだくさん。
テンポの早い、非テンプレ異世界ファンタジー!
*素敵な表紙イラストは、朱シオさんからです。@akasiosio
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
最弱テイマーの成り上がり~役立たずテイマーは実は神獣を従える【神獣使い】でした。今更戻ってこいと言われてももう遅い~
平山和人
ファンタジー
Sランクパーティーに所属するテイマーのカイトは使えない役立たずだからと追放される。
さらにパーティーの汚点として高難易度ダンジョンに転移され、魔物にカイトを始末させようとする。
魔物に襲われ絶体絶命のピンチをむかえたカイトは、秘められた【神獣使い】の力を覚醒させる。
神に匹敵する力を持つ神獣と契約することでスキルをゲット。さらにフェンリルと契約し、最強となる。
その一方で、パーティーメンバーたちは、カイトを追放したことで没落の道を歩むことになるのであった。
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる