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第2章「愛別離苦」
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しおりを挟むゆっくりと重い瞼を開いて、最初に目に映ったのは見慣れた天井。
もう何度目だろうか。もはや慣れてきてしまったこの目覚めに、俺は重く深いため息をゆっくり吐き出しながら、ベッドから身体をゆっくりと起き上がらせた。
そしてケータイで日付と時刻を確認する。
7月20日 AM:9:30
前回と同じ日付と時間に、俺は安堵と同時に恐怖を感じるという相反する矛盾な感情を抱いた。
直前までの、いや、時間が巻き戻る前の記憶は鮮明に思い出せる。
俺は先生の来訪を待っていた。なのに訪ねてきたのはお面の男で、そいつはナイフで俺を刺し殺した。
その時の恐怖が蘇ってきて、ブルリと身体が震える。
家にいれば安全だと思っていたけれどそんなことはないと、俺をあざ笑うようにあのお面の男は現れた。そして容赦なく俺を殺した。
あのお面の男の目的が、殺意の理由が分からない。分からないというのは何よりも恐ろしい。
何度やり直してもあいつは俺を殺しにやってくる。という事はあれは通り魔的な殺人鬼などではなく、明確な殺意を持って俺だけを殺しに来ているのだ。
本当に一体何故?それほどまで誰かに恨まれる身に覚えがない。殺したいと思われるほどの事を俺が誰かにしたのか?駄目だ。考えても全く分からない。
「………せんせぃ」
気付けば、直前まで会えると思っていた愛しい人を呼んでいた。
この時間の巻き戻りは、俺が死亡した時点ですぐに発動するものなのだろうか。もしそうじゃないなら、俺を訪ねてきた先生が、俺の無残な死体を見ていたとしたら、どうしよう。
血塗れの俺を見て、先生は何を思ったのだろう。悲しんでくれた?憤ってくれた?泣いてくれたのなら嬉しい…そんなひどいことしか考えられない自分が嫌になる。
「先生…先生…せんせぇ…っ…」
最早それが俺という生物の鳴き声だというように、「先生」としか言葉が出てこない。
会いたかった。会いたくて会いたくて堪らなかった。
もしまた殺されてしまうのなら、最後は先生の傍で、先生に抱きしめられながら死にたかった。最後の瞬間に見る景色は、先生の笑顔か泣き顔がいいと、そう思った。
そう思った瞬間、俺の身体は心が動くよりも先に動いた。
ベッドから抜け出して、身支度を整えて、一息つく暇もなく家を飛び出す。頭の中は先生の事だけで容量オーバーで、それ以外の事を考えるスペースなんてどこにもなくなっていた。
先生の家までの道中はほぼ記憶に残っていなかった。とにかく先生以外の情報を脳がシャットアウトしていた。
チャイムを鳴らすと、数秒ほどで玄関のドアが開く。でも顔を出したのは求めた姿ではなく、俺の来訪に驚いた顔をした文月さんだった。
「あれ、結生君?朝からどうしたの?」
「睦月先生は?」
「え、あぁ、未緒なら朝起きてすぐにどこかへ出掛けちゃったんだよね。ごめんね。どこに行ったのかも、いつ戻るかもわからないんだ。急用なら未緒のケータイに連絡しようか?」
「…いえ、大丈夫です。朝からすいませんでした」
「結生君?顔色悪いけど、大丈夫?」
「大丈夫です…それじゃ…」
「あ、ちょっと!」
背後で文月さんが心配そうに声を掛けてくれるけれど、今の俺はそれに応える余裕も気力もなく、そのまま睦月家を後にした。
先生に会えると思っていたのに会えなかった。それだけで心がキリキリと痛みを訴えている。
どこ。先生どこに行ったの?前の時は俺に電話して、今から家に行くと言ってくれたのに、今回その連絡はない。
前回と今回で何が違うのか。そう言えば繰り返す時間の中で大体の人は同じ言動をして、同じ時間を繰り返している。俺が何かを変えようと行動しなければ、大体の流れは同じなのに、先生は毎回違っていた。毎回俺の想像を超えた行動をしている。どうしてだろう。
あぁそうだ。先生だけじゃない。夕陽さんも毎回行動が違う気がする。この二人とその他で何が違うんだろうか。
だめ。駄目だ。頭の中がごちゃごちゃで、冷静に物事が考えられない。正しい思考が出来ない。
とにかく先生に会いたい。
先生。先生。先生。どこにいるの?
早く。早く。早くしなければ。俺がまた殺されてしまう前に、先生に会わなくては。だってもう一人で死ぬのは嫌だ。先生が良い。先生の傍が良い。先生の傍で死にたい。俺の死顔を見て泣いた先生の顔を見ながら瞳を閉じたい。
「わっ!!??」
「っ…え?」
フラフラとおぼつかない足取りで、あてもなく歩き続けていた俺は、ここがどこかももうわからないような場所の曲がり角で、誰かとぶつかった。
身体がバランスを崩して後ろに倒れると思ったけれど、受け身を取るのも億劫で、そのまま重力に身を任せようとした俺の腕を、予想外に力強い手が掴んで止める。
ぶつかった誰かのおかげで転倒を免れた俺は、だけど恐怖に身を固くした。
このタイミングで出会うなんて、まさかあのお面の男だろうか。どうしよう。まだ先生に会えていないのに、また殺されるのか?
「えっと…大丈夫?」
絶望の気持ちに支配されて顔も上げられないでいると、頭上から予想よりも高く可愛らしい声が聞こえてきて、俺は驚きで思わず顔を上げた。
顔を上げた先の視界、そこにはこちらを心配そうに覗き込む、眼鏡をかけた見知らぬ女性がいて、俺は思わずポカンと呆けてしまった。
「………」
「お~い。もしかしてどこかぶつけた?怪我とかしちゃった?」
「あ、えっと…だい、じょうぶ…です」
「そ?ならよかった!」
女性は人懐っこい笑みを浮かべると、まだ俺の腕を掴んだままだったことに気付いてそっと手を離す。
そして改めて俺の顔を見て、怪訝そうに首を傾げた。
「う~ん…でも君、ちょっと顔色悪くない?今にも倒れそうだよ?」
「あ、いや…これは…」
「もしかして熱中症?今日暑いもんね。ていうか君、こんなに暑いのに帽子もかぶってないじゃん。やっぱり熱中症!?ちょっとこっち来て!」
「あ、わっ!」
女性は相当にお節介な性格らしい。見ず知らずの俺の体調を本気で心配して、離したばかりの俺の腕をまた掴むとグイグイと引っ張って歩き出す。
俺は突然の事に対応が遅れて、女性のされるがままになってしまった。
そして数分歩いて連れて来られたのはオシャレな雰囲気のカフェだった。お店の奥の席に通されて、静かなクラシックの曲が流れる落ち着いた空気の中、俺は女性が注文してくれたアイスティーをごちそうになっていた。
一体なぜこんなことになったのだろうか。考えてもよくわからない。
「私は亜門琴音っていいます。これも何かの縁だと思って、よろしくね」
「は、はぁ………あ、俺は秋月結生…です」
もしかして、これって所謂逆ナンというやつなのだろうか。最近の女の人は肉食過ぎて怖いです。
女性、琴音さんの勢いに若干引いていると、彼女は興味深そうに俺をじっと見ていた。
「えっと…なんですか?」
「うん。顔色、少しだけよくなってきたね。よかった、よかった」
「は、はぁ…」
いや、もしかしたら純粋に心配してくれただけなのかもしれない。あまり自覚はないけれど、さっきまでの先生を探して彷徨っていた俺は幽霊のように生気がないように見えたのかもしれない。実際心境的にはそんな感じだったし。
「で?先生って誰?」
「はぁ…………は!!??」
突然問われた言葉に一瞬流しかけて、すぐに我に返る。
い、今この人なんて言った?「先生って誰?」………なんで見ず知らずのこの人がそんなことを訊いてくるのだ?はっ!もしかしてこの人があのお面の男の正体!?いや、体格が違いすぎるか………仲間とか?
俺が警戒心剥き出しで琴音さんを見つめていると、彼女は面白そうに笑いながら自分の分のアイスティーを啜った。
「なんで?って顔してるけどさ…君、ここに来るまでに何回も『先生』って呟いてたんだよ。もしかして無意識だった?」
「………え」
嘘だろ。身に覚えがない。完全に無意識だった。
「しかもその表情が切ないのなんのって。君見た感じ高校生かな?という事は、学校の先生に禁断の恋をしてる感じ?そんなの興味を持つなと言われる方が難しいでしょ」
「いや、だからってさっき知り合ったばかりの99%他人の俺をここまで引っ張ってきますかね普通」
「まぁ私普通じゃないし。奇人変人の自覚はあるし。実は私恋愛系の小説を書く物書きさんなのです!だから取材だと思ってもう少し付き合ってよ」
逆ナンではなかったようだが、琴音さんの強引さには驚きを隠せない。小説家というのはこんな奇人変人でないと務まらないようなものなのだろうか。
「まぁ最初は本当に具合の悪そうな君を心配してただけなんだよ。でも…実は私も初恋の相手は学校の先生なのです。だから君に興味を持ったというか。同族嫌悪ならぬ同族共感?みたいな感じで、お節介を焼きたくなったんだよねぇ」
「…はぁ」
「で?で?あんなに切ない声で『先生。先生』と呟いていたのはどうして?」
「それは…」
彼女の勢いに押されて、俺は話し始めてしまう。まぁ時間が巻き戻るとかそこら辺の話は省いてだけど、俺の事も先生の事も知らない、完全な赤の他人だからこそ、こんなに簡単に話せたのかもしれない。
「ふ~ん。好きだと告白したけど断られて、なのに相手は期待させるような思わせぶりな行動ばかりする…と。それで君は先生の気持ちがいまいちよくわからなくて諦めきれない…という訳ね」
「まぁ…要約するとそんな感じです」
「なるほどなるほど。その先生とやらは悪い大人だねぇ。恋を知ったばかりの子供を翻弄するなんてさぁ。わざとにしろ、無意識にしろ性質が悪い。君、とんでもないのに引っ掛っちゃったんじゃない?」
「………先生の事、悪く言わないでください」
「ふふ。恋は盲目ってやつかな」
他人の恋バナがそんなに面白いのか、琴音さんはさっきからニヤニヤという笑みを隠そうともしない。この人もこの人で性質が悪い大人だと思う。
「でもまぁ私個人の意見としては、先生への気持ちが本気なら、君はもう少し我慢を覚えた方がいいんじゃない?」
「我慢?」
「そうそう。もしかしたらその先生も君の事が好きなのかもしれないよ?だから思わせぶりな態度を取っているんじゃないかな?でもよく考えてみて。君と先生、どちらの方がリスクが高くて危険な恋をしていると思う?」
「え?」
「君は未成年で、先生は大人。しかも教師と生徒だ。たとえ今結ばれて恋人になったとしても、周りに関係がばれた場合損をするのは先生だけだ。君は他の大人に怒られて、周りの子達にひそひそ噂話やら悪口やらを言われるだけで済むけれど、先生は職を失って社会的地位を失う可能性がある。いくらお互いを想い合っていてもね。この国で未成年に手を出すというのは罪以外の何ものでもないんだよ」
「………」
「だから君は我慢を覚えるべきだ。先生の事を本当に想っているなら、高校を卒業して、成人するまで待ちなよ。それで誰にも文句を言われない、先生と同じ立場に立てた時、まだその恋が風化していなければ、晴れて恋人同士になればいい」
琴音さんは奇人変人の癖に、今までの大人の中で一番まともで常識的な事を言った。今までは優しく背中を押して応援してくれた文月さん。厳しくも俺の気持ちを否定せず背中を押してくれた夕陽さん。この二人に励まされて先生を諦めないと頑張ろうとした。けれど琴音さんは俺の気持ちを否定はしないけれど少し落ち着けと言う。
きっと今みたいに異常な事が起こっているような時でなければ、俺は彼女の意見を素直に聞いて、待つことが出来たんだと思う。冷静に考えれば、琴音さんの意見が一番正しいし、正解だ。
でも、今の俺を取り囲む状況が、その冷静な意見を受け入れることが出来ないと訴えている。駄目なのだ。今この時でなければ…成人するまででは遅すぎる。
明日俺は死んでいるかもしれない。いや、もしかしたら1分後、1秒後にはあのお面の男に襲われて息絶えている可能性が十分にある。
ならば伝えられるときに伝えて、想いを交わせるうちに触れ合わなければ、きっと後悔する。未来ではなく現在、俺は先生が好きなのだ。
「………嫌…です」
「え?」
まさか拒否されるとは思わなかったのだろう。琴音さんの意見に首を横に振った俺に、彼女は少し驚いたような反応をした。
「明日や未来の事なんて誰にもわからない。そんな不確かなものを信じて待つなんて、俺には無理です。俺は明日でも明後日でもなく、今日、先生が好きなんです。もし先生が未来の俺を想って身を引こうとしていても、そんなの知りません」
「…………君って、結構情熱的というか…すごく我儘で自己中心的な子なんだね。いっそ清々しいくらいに…酷い子だ。それで先生が不利な立場になっても構わないというの?」
「もし俺のせいで先生が職を失って路頭に迷ったら、俺が先生を養います。俺の家結構金持ちなんです。子どものうちは親の脛齧って、大人になったら一流企業にでも就職して先生の面倒を一生見てやりますよ。俺は先生がヒモになっても愛せる自信があるので」
「お、おぉ…予想以上に愛が重かった。さすがの私でも引いてるよ。君、もしかして私以上に奇人変人さんなのでは?」
「心外です」
「………くっ…ふはっ…あははははっ!君、滅茶苦茶面白い子だね!ヤンデレの素質あると思うよ。そうかそうか。そんなにその先生が好きなのか。ふふっ…はははっ…」
何がそんなにハマったのか、琴音さんは爆笑した。涙が瞳に浮かぶほど笑い転げている。俺としては真面目に言ったつもりなので笑われるのは少し、いやかなり気分が悪かったのだが。
「は~…面白すぎ。私も人の事は言えないくらい酷い恋をしている自覚があるけれど、君はそれ以上だな。いいじゃないか、自分勝手なその恋。さっきは常識的な意見を言わせてもらったけれど、個人的には君の考えは好きだよ。そうだよね。周りが何を言おうと、好きなものは好き、それの何が悪いというんだ。君の意見を支持しようじゃないか」
「………どうも」
馬鹿にされているわけではない…とは思うがここまで笑われるのは納得がいかない。でも何故だか琴音さんの俺を見る目がさっきとは違う気がして、俺はそっとその表情を盗み見た。
彼女は眩しいものを見るような瞳で、自分では手が届かないものを見るような羨ましそうな表情で俺を見ていて、何となく気になった。
この人も初恋が学校の先生だと言っていたけれど、彼女の恋は実らなかったのだろうか。聞いてみたいと思ったけれど、俺は彼女ほどの無神経さも図太さも持ち合わせていないから、聞くのを躊躇って、結局口を噤んだ。
でも彼女とこうして話せたのは結果良かったのかもしれない。さっきまで先生を探して彷徨っていた時の俺の精神はかなりヤバかったと今なら自覚できる。でも琴音さんと話したことで少し落ち着いて、冷静な思考が戻って来ていた。
自分の気持ちも人に話したことで改めて整理することが出来たし、最初は変な人に絡まれてどうしようと思っていたが、この出会いは俺にとって悪いものではなかったと思う。
琴音さんはコップに少し残っていた氷をガリガリと食べると、「ふう」と一息ついてから腕時計で時間を確認した。
「さて、楽しいお喋りはここまでかな。そろそろ帰らないと。結生君、今日はありがとうね。君とのお話はとても実りあるものだったよ。何だか創作意欲が湧いてきた!」
「はぁ…それは良かったですね。でも俺の話をそのまま小説にしたりしないでくださいね」
「えぇ~…駄目なの?」
「駄目、嫌です!」
「残念」
琴音さんはあまり残念がっていない様子で、あくまでもポーズとして肩を落とした。この人も掴めないというか、本心が分かりづらい人だと思う。でも何故だか嫌いにはなれない気がした。
「あ、そうだ!これも何かの縁って事で、はい、これ私の連絡先ね」
「え、あ、どうも?」
「もしまた誰かに相談なり、惚気なりを語りたくなったら私に連絡してくれてもいいからね。勿論そのメモを捨てても構わない。君の自由意思に任せるよ」
「はぁ…」
鞄からメモ帳を取り出して連絡先のケータイ番号を書いた琴音さんは俺にそれを差し出した。反射的に受け取ってしまったが、今後連絡することなんてあるのだろうか。
「あぁでも捨てるならちゃんとシュレッターにかけてね。このご時世、個人情報の流出ほど怖いものはないからねぇ」
琴音さんはそれだけ言うと席を立った。それに合わせて俺も席を立つ。そして入口すぐのカウンターで財布を取りだそうとしたらすぐに琴音さんに止められた。
「え、あの?」
「取材協力料としてここは私に払わせてね」
そう言ってニコッと微笑んだ琴音さんはすごく綺麗だった。今まで変人というフィルターがかかっていたせいで気付かなかったけれど、この人結構美人だな。なんて若干失礼な事を考えた。
そして店を出てすぐ、そういえばここってどこなんだろうと周りを見ると、少しだけ見覚えがある場所だった。
たしかここって先生の家の最寄り駅から三つ先ぐらいの所だった気がする。先生の家からこんな所まで歩いてきていたのかと少し驚く。
「それじゃあ私はこっちだから。えっと結生君は駅まで行く?」
「はい」
「じゃあここでお別れだね。じゃ、元気でね。君の恋を陰ながら応援しているよ」
「ど、どうも」
最後まで明るく陽気に、彼女は去っていった。まるで台風のような人だったな。でも少しだけ彼女が書く小説に興味が出てきた。
ペンネームくらいは聞いておけばよかったかも。でもなんとなくまた出会えるような気もして、ならもしまた会えた時に聞こうと、そう思った。
それにしても、先生の話をしていたら、さっきよりも強く、先生に会いたい気持ちが膨れ上がってきた。
もう一度、先生の家を訪ねてみよう。さっきは文月さんにも心配をかけてしまったし、もしかしたらもう家に帰っているかもしれない。
帰っていなくても、先生の家で帰りを待たせてもらおう。あてもなく探すよりもその方がずっといい。
そう思った俺は、少しだけ軽くなった気がする足を一歩、踏み出した。
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