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※ぜったいに愛せる

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「フェデリカ」
「何……」
「その、挿れてもいいか?」

 オサスナの問いかけにフェデリカは涙目になりながら、小さく頷いた。

 脚の間に、熱くて固いものが押し当てられる。フェデリカは息をのむと、背後にある枕を掴んだ。

「ふぅっっ……」

 自分の身体を割り開かれる痛みに、フェデリカは瞼を閉じて耐えた。脚の間が熱を持ち、じんじんする。フェデリカは焼けつくような痛みと圧迫感に生理的な涙目を流した。
 見るからに苦しげなフェデリカに、オサスナは焦る。

「フェデリカ、痛いのか? 苦しいのか?」
「ううん、大丈夫よ。オサスナこそ、大丈夫?」
「ああ……。でも、だいぶキツいな」

 オサスナは眉間に皺を寄せ、困ったように笑う。その顔を見たフェデリカは、彼も自分のように痛みを感じているのだろうかと思った。そして、少しでも彼の痛みを和らげたいと思う。

「オサスナ、キスして……」

 オサスナは黙って頷くと、フェデリカを刺激しないよう、慎重に身体を曲げ、彼女に口づけた。啄むのような軽いキスを繰り返したあと、彼はフェデリカの口内へ舌をもぐりこませた。
 オサスナはフェデリカの秘部を舐めたあとだったが、彼女は不思議と気にならなかった。今、二人は一つになっているからかもしれない。深い口づけを交わしながら、フェデリカはオサスナの厚い胸板に手を伸ばした。一見固いようで、弾力がある。フェデリカはオサスナの胸を揉みながら、その胸の尖りにも触れる。

「フェデリカ、何をしている?」
「あなたに胸を触ってもらって、気持ちよかったから、私もお返ししようと思って……」
「お前……。俺のを咥えこんでいる状態でそういうことするなよ。腰を打ちつけたくなるだろ?」
「? 腰、打ちつけてもいいわよ?」

 キスをしているうちに馴染んだのだろうか。フェデリカは剛直を咥えこんでいる状況に慣れてきていた。圧迫感はあるものの、今はもう、痛みはあまり感じない。

「少しずつ動くぞ。気持ちよくなれるところがあったら言え」
「オサスナも、言うの?」
「俺はもう、すごく気持ちよくなってるから言わない」

 フェデリカからすれば、どう見てもオサスナは苦しそうに見える。彼女は無邪気にも尋ねてしまった。

「どう気持ちいいの? 私不安なのよ、あなたが痛かったり苦しかったりしないかって」
「生温かいもんに包まれてて、すげー気持ちいい。締め付けも堪らない。これで動いたら、すぐ出ちまうかも」
「子種が?」
「ああ」

 今夜もう、子どもを作ることが出来るのだと、フェデリカの胸に温かいものが広がる。湖へ行ったことをふと思い出す。オサスナと、オサスナとの間に出来た子と、皆で湖で釣りをして、焚き火を囲んだらきっと楽しい。

「ふふっ」
「何で笑うんだよ」
「子どもがすぐに出来たらいいなぁって思ったのよ。きっとあなたの子は可愛いわ」

 オサスナとの結婚が、まったく不安じゃなかったと言ったら嘘になる。オサスナとはずっと長い間友人同士だった。彼を男として見られるのか不安だったのだ。でも、フェデリカは実母から言われた言葉に救われていた。
 相手との子どもを想像し愛せそうだと思えたら、幸せになれる、と。

「私、オサスナとの子だったら、ぜったい愛せるわ」
「俺も子どもに負けないように、愛される努力をしなきゃなぁ」
「えっ……あああぁっっ」

 フェデリカの言葉に苦笑いしたオサスナは、フェデリカの両脇に腕をつくと、腰を打ちつけ始めた。腹側の媚肉が執拗に擦り上げられ、フェデリカは抗いがたい快感に下半身を震わせた。濡れた媚肉のなかを力強く抽送されることで、淫核にもその刺激が響く。

「あぁっ、はぁあんっ、やっ、あぁっ、お、オサスナ……!」

 先ほど目にした、肉棒の出っぱった穂先が、ごりごりとフェデリカの良いところを擦り上げる。
 元々フェデリカにはオサスナに対する信頼感がある。オサスナから何をされても特に忌避感は無く、彼女は素直に彼から与えられるものを享受出来た。

「あ……やべっ……出る……」
「なかに、なかに出して、オサスナ……」
「うっ、……うぐっ……」

 オサスナは細腰を震わせ、引き締まった臀部に力を入れると、フェデリカの胎に熱い白濁を流しこんだ。びゅっびゅと断続的に吐き出されるものに、フェデリカは息をのむ。

 オサスナは前屈みになると、最後の残り一滴までフェデリカのなかへ子種を注ぎこんだ。
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