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一章 売られた少年
十一話 与えられた苦痛
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峰岸が住んでいるのは都心にある高層マンションの最上階だ。二十階建てで、窓の外はビルの灯りが煌びやかに光っている。
まず峰岸は少年に食事を与えた。
テーブルの上に買ってきた弁当をテーブルの上に置いたのだが、少年はその弁当を床に置き、正座をして手掴みで食べようとした。
「お前何してんの?」
峰岸が少年の腕を掴んでその行為をやめさせようとするが、少年はその綺麗な眼差しで見返すだけだ。
どうして止められたのか理解出来ていない。
「椅子に座れ、箸を使って食え」
命令されれば言われた通りに出来る。だが逆に言えば、細かく言われなければ、松山のところにいた時の行動そのままになってしまう。
「今日から食事はテーブルの上だ。分かったな?」
「……」
「返事くらいしろ!」
「道具は返事をしません。言いつけ通り操作されるだけです」
「主人は俺だ。これからは俺が命じたらはいと答えろ!」
「……はい」
峰岸も少年の向かいに座り、一緒に食事をしたが、特に会話などはしなかった。
その後身体を洗って風呂に入る事になるが、峰岸が湯船に浸かっているのを見て少年は硬直していた。
「一緒に風呂に入るぞ」
「……あ……は、はい」
ずっと五分だけのシャワーだったので湯船に浸かるのは六年ぶりとなる。
足を付けた瞬間、少年はビクッと身体を硬直させる。
「どうした?」
「……はい」
「そういう時は、自分の状況を説明しろよ」
どう説明したらいいのか分からないのだ。困っていると、峰岸が不振な目を向けてきた。
「……はい」
「チッ、言わねぇのかよ」
慣れない感覚を無視して風呂に入った。
こんなに長く風呂場にいた事がなかったので、落ち着かない。だが峰岸の言う事に逆らう事は出来ない。
少年は熱いのを我慢して峰岸が出るまで付き合ったが、風呂から上がってすぐに倒れてしまった。
目が覚めると床の上で仰向けになっていた。額には冷たいタオルが置かれている。
「のぼせたみてぇだな」
「ごめんなさい」
「これから体調悪くなったらすぐ言えよ」
「……はい」
「今はどうだ? 良くなったか」
「はい」
風呂から上がる時まで感じていた頭痛も吐き気もなくなっている。
「なら、今からお前の仕事をしてもらうが、いいな?」
「はい」
少年は頷いた。それが目的で買われたのだ。道具は主人の役に立たなければならない。
その使命感だけで生きてきた。これからもその使命の為に身体を使い続けるのだと思っている。
だが、予想外の出来事が起こった。
ガッ! と鈍い音がした。ズキズキという激しい痛みを右の頬に感じてから何が起こったのかを把握した。
峰岸が少年の頬を容赦なく殴ったのだ。
鼻と口から血が流れた。奥歯が抜けたらしい、視界の端に白いものが見えた。形状から飛ばされた歯だと認識した。
「うぅ……」
痛みに悶えていると、次は左の頬をグーで殴られ、左右交互に殴られる。最初程の威力はないが、何度も殴られると痛みに泪が零れた。
「ギャッ、あガッ、グゥッ!」
歯で口の中が切れたらしい。口の端からは血が混ざった赤い唾液が零れて頬や髪を濡らす。
峰岸は縄を使い、少年の両腕を後ろ手で縛った。そしてズボンと下着だけを脱がし、萎えきっているペニスを思い切り握った。
「ギャアアアアアアアァァァァ!!」
あまりの痛みに少年は絶叫した。
「泣け! 叫べ! どんなに叫んでもここは防音だからな、好きなだけ苦しめよ!」
「は……はいぃっ」
訳の分からない理由を述べ、峰岸は少年を叫ばせるよう更に痛みを加えてきた。
それでも少年は峰岸を制止するような言葉は一切吐かない。
自分の意見や望みを通す権利はないと言われてきた。そのルールがまだ身体に染み付いている。
「興奮してきたぜ、お前の身体使うぞ」
「はい」
もう反応する余力も残っていない少年の尻穴に、峰岸は容赦なく固く高ぶる塊をズンッと最奥まで入れた。
「あ……が……い、いた……痛いぃぃぃぃっ!! いあああああぁぁぁっ!」
まだ解れていない尻穴は、今までずっと使い込まれている為切れる事はなかったが、潤滑剤なしに入れられては内壁が擦れて熱くなる。
少年がこれ程痛いのだ、当然峰岸も痛みを感じている筈なのだが、峰岸は痛がって足をばたつかせている少年を見ると、笑みを浮かべた。
「痛いか? 痛いだろう、もっと苦しむんだ。苦痛の顔を見せろ」
「ぎぃやああああああああああっ!!」
部屋には少年の絶叫が迸る。命の危険を感じたのだろう、少年のペニスは固く勃ち上がり、透明な蜜を流していた。
まず峰岸は少年に食事を与えた。
テーブルの上に買ってきた弁当をテーブルの上に置いたのだが、少年はその弁当を床に置き、正座をして手掴みで食べようとした。
「お前何してんの?」
峰岸が少年の腕を掴んでその行為をやめさせようとするが、少年はその綺麗な眼差しで見返すだけだ。
どうして止められたのか理解出来ていない。
「椅子に座れ、箸を使って食え」
命令されれば言われた通りに出来る。だが逆に言えば、細かく言われなければ、松山のところにいた時の行動そのままになってしまう。
「今日から食事はテーブルの上だ。分かったな?」
「……」
「返事くらいしろ!」
「道具は返事をしません。言いつけ通り操作されるだけです」
「主人は俺だ。これからは俺が命じたらはいと答えろ!」
「……はい」
峰岸も少年の向かいに座り、一緒に食事をしたが、特に会話などはしなかった。
その後身体を洗って風呂に入る事になるが、峰岸が湯船に浸かっているのを見て少年は硬直していた。
「一緒に風呂に入るぞ」
「……あ……は、はい」
ずっと五分だけのシャワーだったので湯船に浸かるのは六年ぶりとなる。
足を付けた瞬間、少年はビクッと身体を硬直させる。
「どうした?」
「……はい」
「そういう時は、自分の状況を説明しろよ」
どう説明したらいいのか分からないのだ。困っていると、峰岸が不振な目を向けてきた。
「……はい」
「チッ、言わねぇのかよ」
慣れない感覚を無視して風呂に入った。
こんなに長く風呂場にいた事がなかったので、落ち着かない。だが峰岸の言う事に逆らう事は出来ない。
少年は熱いのを我慢して峰岸が出るまで付き合ったが、風呂から上がってすぐに倒れてしまった。
目が覚めると床の上で仰向けになっていた。額には冷たいタオルが置かれている。
「のぼせたみてぇだな」
「ごめんなさい」
「これから体調悪くなったらすぐ言えよ」
「……はい」
「今はどうだ? 良くなったか」
「はい」
風呂から上がる時まで感じていた頭痛も吐き気もなくなっている。
「なら、今からお前の仕事をしてもらうが、いいな?」
「はい」
少年は頷いた。それが目的で買われたのだ。道具は主人の役に立たなければならない。
その使命感だけで生きてきた。これからもその使命の為に身体を使い続けるのだと思っている。
だが、予想外の出来事が起こった。
ガッ! と鈍い音がした。ズキズキという激しい痛みを右の頬に感じてから何が起こったのかを把握した。
峰岸が少年の頬を容赦なく殴ったのだ。
鼻と口から血が流れた。奥歯が抜けたらしい、視界の端に白いものが見えた。形状から飛ばされた歯だと認識した。
「うぅ……」
痛みに悶えていると、次は左の頬をグーで殴られ、左右交互に殴られる。最初程の威力はないが、何度も殴られると痛みに泪が零れた。
「ギャッ、あガッ、グゥッ!」
歯で口の中が切れたらしい。口の端からは血が混ざった赤い唾液が零れて頬や髪を濡らす。
峰岸は縄を使い、少年の両腕を後ろ手で縛った。そしてズボンと下着だけを脱がし、萎えきっているペニスを思い切り握った。
「ギャアアアアアアアァァァァ!!」
あまりの痛みに少年は絶叫した。
「泣け! 叫べ! どんなに叫んでもここは防音だからな、好きなだけ苦しめよ!」
「は……はいぃっ」
訳の分からない理由を述べ、峰岸は少年を叫ばせるよう更に痛みを加えてきた。
それでも少年は峰岸を制止するような言葉は一切吐かない。
自分の意見や望みを通す権利はないと言われてきた。そのルールがまだ身体に染み付いている。
「興奮してきたぜ、お前の身体使うぞ」
「はい」
もう反応する余力も残っていない少年の尻穴に、峰岸は容赦なく固く高ぶる塊をズンッと最奥まで入れた。
「あ……が……い、いた……痛いぃぃぃぃっ!! いあああああぁぁぁっ!」
まだ解れていない尻穴は、今までずっと使い込まれている為切れる事はなかったが、潤滑剤なしに入れられては内壁が擦れて熱くなる。
少年がこれ程痛いのだ、当然峰岸も痛みを感じている筈なのだが、峰岸は痛がって足をばたつかせている少年を見ると、笑みを浮かべた。
「痛いか? 痛いだろう、もっと苦しむんだ。苦痛の顔を見せろ」
「ぎぃやああああああああああっ!!」
部屋には少年の絶叫が迸る。命の危険を感じたのだろう、少年のペニスは固く勃ち上がり、透明な蜜を流していた。
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