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最終話
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二年触れ合えなかった分、雪夜を堪能。雪夜のシャツのボタンを外して身体中をペロペロ舐めてやった。
老けたなぁ、痩せたなぁ、オッサン臭くなったなぁとか色々思った。
けど、オレが見せた隙を見逃さずに、雪夜はオレの身体を倒して、形勢逆転。
雪夜に押し倒されちゃった。
「オレの方が力あるのになぁ」
「まだまだ。フミには負けてられないよ」
「あはは。やっ、雪夜っ、そこくすぐったい!」
雪夜がオレの首に顔を埋めてくるもんだから、くすぐったくて笑っちゃう。
雪夜もゴロンって横になってオレを抱き締めてくれた。腕枕もしてくれる。そんな雪夜が大好き。
こうしてゴロゴロしながらイチャイチャするの楽しいな。
逮捕される前はこの瞬間を味わわなきゃって思って、一秒一秒無駄にしないように、なんて思ってたから全然ゆっくり出来た感覚なかったけど。
今は、安心して雪夜の腕の中で眠れるね。
「雪夜。もうオレから離れないでね」
「約束するよ」
抱き合ってキスをした。これからは毎日こうしていられるんだね。
それから数日後。拓音に電話をしてみた。契約書を捨てておいてねって話そうと思っただけだったんだけど、拓音が一度マンションに来て欲しいって言い出した。
「話したい事がある。出来れば顔を見て話したい」
なんて言うから、翌日学校が終わってすぐにマンションに向かった。雪夜は次の家探しと職探しが忙しそうだから、少し遅くなっても大丈夫。
オレは部屋の中にまでは入らなかった。玄関で立ち話でいいかなって。
「とりあえず上がって」
「話長くなる? 雪夜が待ってるから、そんなに時間取れないんだけど」
「堂島さんとは一緒に住んでるんだろ? 少しくらいは大丈夫じゃないか?」
「……うん」
仕方ないから部屋に上がった。オレがいなくなったせいかな、部屋がちょっと汚い気がする。
掃除したい。でももうレンタル期間は過ぎてるしなぁ。
拓音がオレにお茶を淹れてくれた。けど、それに手は付けずにオレは頭を下げた。
「拓音、今までありがとう。ペット契約の事だけど、もうあの契約書は破って捨てちゃっていいからね。
今までワガママばかり言ってごめんね」
ちょっと調子乗ってたところあったし、少し反省してるんだ。
「いいよ。飼い主が俺から堂島さんに移るんだろ?」
「え?」
「え? じゃないよ。堂島さんとはペット契約結ぶんじゃないのか?」
「むっ、結べるわけないじゃんっ。雪夜は飼い主じゃなくて恋人だよ?」
「はぁっ!? フミと堂島さんってそういう関係だったのか!?」
拓音はものすごく驚いた顔した。え? 言ってなかったっけ?
そういえば言った事なかったかも。オレ、雪夜好きだって何度も言ってるし、勝手に知ってるもんだと思ってた。
「あれ、確かフミって、堂島さんが人身売買で買って、養子になったんだよな?
もしかしてペット扱いされてたのか? だから俺にもペット扱いしろって?」
「違うよ! 雪夜は見返りもなくオレの親になってくれたんだよ。
でも雪夜が逮捕されちゃって、一人で寂しくて。ペットみたいに可愛がってくれる人がいいなって思って結城っちに相談したら拓音を紹介されたの」
「そういう流れだったのか」
「雪夜とオレはね、本気で愛し合ってるんだ」
「言われてみると納得だな。フミが堂島さんに対する態度は異常だと思ってたし」
「普通だよ」
「人身売買で自分を買った相手なのに、月一で面会行くし、やれ雪夜がどうのってうるさいし」
「嘘、そんなにうるさかった? ごめん!」
「謝る必要ねぇよ。楽しそうなフミを見るとこっちも楽しいし。
それより、年齢差結構あるんじゃないのか? それに義理とはいえ親子だろ?」
それ言われると痛いな。家族って事はこの際考えない。
でも、オレが事故とか病気で死なない限り、先に死ぬのは雪夜だ。
その後一人になったら、オレはどうやって生きるんだろう? って不安はあるよ。
「好きになっちゃったんだもん、仕方ないじゃん」
「俺は戸籍は同じじゃないけど、一応フミの親として心配してるんだ。
好きな人の息子だから幸せになって欲しいし」
「心配してくれてありがとう。拓音のペットでいられたの、凄く楽しかったよ。
お母さんと結婚したってだけなのに、オレを息子として見てくれるのも、凄く嬉しい。
本当にありがとう」
オレは精一杯の笑顔を見せた。この恩は一生忘れないよって気持ちを込めて。
すると、拓音はニコニコした笑顔で言ってきた。
「なぁフミ。ペット契約さ、このまま継続しちゃダメか?」
「はっ!? えっ!? なんで?」
拓音の意図が分からない。これ以上ペット契約を続ける意味はない筈だ。
それに、無駄に拓音ばかりに負担を強いた契約だ。
契約が終了して、一番喜んでいるのは拓音なんじゃないの?
「最初はペットって何? って思ってたけど、この二年悪くなかった。
毎日可愛がったり、褒めたり、面倒な事もあったけど」
「それ嫌じゃなかったの?」
オレなら嫌だな~って思う。だからジョークのつもりで見せたんだ。
それなのに拓音は署名してくれて、一度も契約書の内容を破る事なく、オレを大事にしてくれた。
「嫌じゃないさ。仕事で慣れてるし。
本当はまだ一緒に暮らして欲しいんだ。堂島さんも一緒でいいから。
やっぱり美智子さんが出所するのってあと五年だなって思ったら寂いよ。
今までずっと一人だったのに、フミと楽しく過ごしたお陰で、一人が凄く寂しいって事に気付いた」
「ごめんなさい。オレのせい?」
「いや。フミのお陰で誰かと一緒に生活する楽しさを知った。俺今すげー寂しがり屋なの。
フミ、俺を助けてくんない?」
それって拓音のSOSって思っていいよね?
大事な人が困ってたら、オレなら当然助ける。
「分かった。契約書はそのまま継続しよう。
オレ達、来月あたりに引っ越すんだけど、まだどこにするか決めてないんだ。
拓音も住める広いところにしようよ」
「いいのか!?」
「うん!」
このマンションに三人で住むのは無理だからね。部屋が足りない。
元々オレが使ってた部屋を雪夜と二人で使ったら不便過ぎると思うし。
「雪夜は説得するから安心して。シェアハウスか、それともこういうマンションで、もっと部屋数多くて広い間取りの部屋でルームシェアとか。
お母さんが出所したら住めるようにしたいな」
「それなら二世帯住宅とか」
拓音、ナイスアイデア! そうだよね、拓音はオレのお義父さんだし。そういう二世帯住宅もアリだと思うな!
「いいね! まぁおいおい考えていこうよ。雪夜が一緒にいる時にさ。
あぁ、あともう一つ大事な事を追加しなきゃ」
「なんだ?」
「七条、文和は拓音が困っていたら助けること! 今追記しよう。今!」
拓音が部屋に保管してくれていたペット契約書を持ってきた。そこにオレが七条を付け足した。
「これからもよろしくね、ご主人様!」
「フミ、サンキュー」
拓音がオレを抱き締めて、オレの頭をワシャワシャと乱暴に撫でる。
ちょっと痛いけど、それ以上に楽しいから笑った。
拓音はオレに沢山のものを与えてくれた。これからは少しでも返していけたらいいなって思ってる。
それから数ヶ月後。
さすがに二世帯住宅はないって雪夜に反対されて、中古の一軒家を雪夜と拓音で共同購入した。
オレも大学生になったし、バイトして家にお金入れるようにしている。
新しい家は快適そのもの。一階にいずれはお母さんと一緒に使う拓音の寝室。二階にオレの部屋が一部屋あるけど、オレと雪夜の二人の寝室もある。
雪夜はどこかの中小企業のサラリーマンになって働き始めた。だから昼に拓音がいる時は、拓音とゴロゴロするの。本当に和むなぁ。
ペットみたいに、ご主人様の横で安心感に包まれて過ごす。
これは一番贅沢な趣味なんじゃないかな。ペット生活最高。
それで、雪夜が帰ってきたら雪夜の奥さんに変わるんだ。
拓音は仕事でいなくなるから、雪夜と二人で料理作って、二人だけのラブラブ新婚生活。
けど、雪夜とはただゴロゴロが難しくなってきた。だって一緒に布団に入ると、エッチな気分になっちゃうから。
いっぱい愛し合ったら雪夜の腕の中で眠る。
これ以上幸せな事ってないよね。
今、オレが求めてたものが全て手の中にある。これからは取りこぼさないように守っていきたいな……。
───────────────────
※あとおまけ一話で終わります。
よろしくお願いします。
老けたなぁ、痩せたなぁ、オッサン臭くなったなぁとか色々思った。
けど、オレが見せた隙を見逃さずに、雪夜はオレの身体を倒して、形勢逆転。
雪夜に押し倒されちゃった。
「オレの方が力あるのになぁ」
「まだまだ。フミには負けてられないよ」
「あはは。やっ、雪夜っ、そこくすぐったい!」
雪夜がオレの首に顔を埋めてくるもんだから、くすぐったくて笑っちゃう。
雪夜もゴロンって横になってオレを抱き締めてくれた。腕枕もしてくれる。そんな雪夜が大好き。
こうしてゴロゴロしながらイチャイチャするの楽しいな。
逮捕される前はこの瞬間を味わわなきゃって思って、一秒一秒無駄にしないように、なんて思ってたから全然ゆっくり出来た感覚なかったけど。
今は、安心して雪夜の腕の中で眠れるね。
「雪夜。もうオレから離れないでね」
「約束するよ」
抱き合ってキスをした。これからは毎日こうしていられるんだね。
それから数日後。拓音に電話をしてみた。契約書を捨てておいてねって話そうと思っただけだったんだけど、拓音が一度マンションに来て欲しいって言い出した。
「話したい事がある。出来れば顔を見て話したい」
なんて言うから、翌日学校が終わってすぐにマンションに向かった。雪夜は次の家探しと職探しが忙しそうだから、少し遅くなっても大丈夫。
オレは部屋の中にまでは入らなかった。玄関で立ち話でいいかなって。
「とりあえず上がって」
「話長くなる? 雪夜が待ってるから、そんなに時間取れないんだけど」
「堂島さんとは一緒に住んでるんだろ? 少しくらいは大丈夫じゃないか?」
「……うん」
仕方ないから部屋に上がった。オレがいなくなったせいかな、部屋がちょっと汚い気がする。
掃除したい。でももうレンタル期間は過ぎてるしなぁ。
拓音がオレにお茶を淹れてくれた。けど、それに手は付けずにオレは頭を下げた。
「拓音、今までありがとう。ペット契約の事だけど、もうあの契約書は破って捨てちゃっていいからね。
今までワガママばかり言ってごめんね」
ちょっと調子乗ってたところあったし、少し反省してるんだ。
「いいよ。飼い主が俺から堂島さんに移るんだろ?」
「え?」
「え? じゃないよ。堂島さんとはペット契約結ぶんじゃないのか?」
「むっ、結べるわけないじゃんっ。雪夜は飼い主じゃなくて恋人だよ?」
「はぁっ!? フミと堂島さんってそういう関係だったのか!?」
拓音はものすごく驚いた顔した。え? 言ってなかったっけ?
そういえば言った事なかったかも。オレ、雪夜好きだって何度も言ってるし、勝手に知ってるもんだと思ってた。
「あれ、確かフミって、堂島さんが人身売買で買って、養子になったんだよな?
もしかしてペット扱いされてたのか? だから俺にもペット扱いしろって?」
「違うよ! 雪夜は見返りもなくオレの親になってくれたんだよ。
でも雪夜が逮捕されちゃって、一人で寂しくて。ペットみたいに可愛がってくれる人がいいなって思って結城っちに相談したら拓音を紹介されたの」
「そういう流れだったのか」
「雪夜とオレはね、本気で愛し合ってるんだ」
「言われてみると納得だな。フミが堂島さんに対する態度は異常だと思ってたし」
「普通だよ」
「人身売買で自分を買った相手なのに、月一で面会行くし、やれ雪夜がどうのってうるさいし」
「嘘、そんなにうるさかった? ごめん!」
「謝る必要ねぇよ。楽しそうなフミを見るとこっちも楽しいし。
それより、年齢差結構あるんじゃないのか? それに義理とはいえ親子だろ?」
それ言われると痛いな。家族って事はこの際考えない。
でも、オレが事故とか病気で死なない限り、先に死ぬのは雪夜だ。
その後一人になったら、オレはどうやって生きるんだろう? って不安はあるよ。
「好きになっちゃったんだもん、仕方ないじゃん」
「俺は戸籍は同じじゃないけど、一応フミの親として心配してるんだ。
好きな人の息子だから幸せになって欲しいし」
「心配してくれてありがとう。拓音のペットでいられたの、凄く楽しかったよ。
お母さんと結婚したってだけなのに、オレを息子として見てくれるのも、凄く嬉しい。
本当にありがとう」
オレは精一杯の笑顔を見せた。この恩は一生忘れないよって気持ちを込めて。
すると、拓音はニコニコした笑顔で言ってきた。
「なぁフミ。ペット契約さ、このまま継続しちゃダメか?」
「はっ!? えっ!? なんで?」
拓音の意図が分からない。これ以上ペット契約を続ける意味はない筈だ。
それに、無駄に拓音ばかりに負担を強いた契約だ。
契約が終了して、一番喜んでいるのは拓音なんじゃないの?
「最初はペットって何? って思ってたけど、この二年悪くなかった。
毎日可愛がったり、褒めたり、面倒な事もあったけど」
「それ嫌じゃなかったの?」
オレなら嫌だな~って思う。だからジョークのつもりで見せたんだ。
それなのに拓音は署名してくれて、一度も契約書の内容を破る事なく、オレを大事にしてくれた。
「嫌じゃないさ。仕事で慣れてるし。
本当はまだ一緒に暮らして欲しいんだ。堂島さんも一緒でいいから。
やっぱり美智子さんが出所するのってあと五年だなって思ったら寂いよ。
今までずっと一人だったのに、フミと楽しく過ごしたお陰で、一人が凄く寂しいって事に気付いた」
「ごめんなさい。オレのせい?」
「いや。フミのお陰で誰かと一緒に生活する楽しさを知った。俺今すげー寂しがり屋なの。
フミ、俺を助けてくんない?」
それって拓音のSOSって思っていいよね?
大事な人が困ってたら、オレなら当然助ける。
「分かった。契約書はそのまま継続しよう。
オレ達、来月あたりに引っ越すんだけど、まだどこにするか決めてないんだ。
拓音も住める広いところにしようよ」
「いいのか!?」
「うん!」
このマンションに三人で住むのは無理だからね。部屋が足りない。
元々オレが使ってた部屋を雪夜と二人で使ったら不便過ぎると思うし。
「雪夜は説得するから安心して。シェアハウスか、それともこういうマンションで、もっと部屋数多くて広い間取りの部屋でルームシェアとか。
お母さんが出所したら住めるようにしたいな」
「それなら二世帯住宅とか」
拓音、ナイスアイデア! そうだよね、拓音はオレのお義父さんだし。そういう二世帯住宅もアリだと思うな!
「いいね! まぁおいおい考えていこうよ。雪夜が一緒にいる時にさ。
あぁ、あともう一つ大事な事を追加しなきゃ」
「なんだ?」
「七条、文和は拓音が困っていたら助けること! 今追記しよう。今!」
拓音が部屋に保管してくれていたペット契約書を持ってきた。そこにオレが七条を付け足した。
「これからもよろしくね、ご主人様!」
「フミ、サンキュー」
拓音がオレを抱き締めて、オレの頭をワシャワシャと乱暴に撫でる。
ちょっと痛いけど、それ以上に楽しいから笑った。
拓音はオレに沢山のものを与えてくれた。これからは少しでも返していけたらいいなって思ってる。
それから数ヶ月後。
さすがに二世帯住宅はないって雪夜に反対されて、中古の一軒家を雪夜と拓音で共同購入した。
オレも大学生になったし、バイトして家にお金入れるようにしている。
新しい家は快適そのもの。一階にいずれはお母さんと一緒に使う拓音の寝室。二階にオレの部屋が一部屋あるけど、オレと雪夜の二人の寝室もある。
雪夜はどこかの中小企業のサラリーマンになって働き始めた。だから昼に拓音がいる時は、拓音とゴロゴロするの。本当に和むなぁ。
ペットみたいに、ご主人様の横で安心感に包まれて過ごす。
これは一番贅沢な趣味なんじゃないかな。ペット生活最高。
それで、雪夜が帰ってきたら雪夜の奥さんに変わるんだ。
拓音は仕事でいなくなるから、雪夜と二人で料理作って、二人だけのラブラブ新婚生活。
けど、雪夜とはただゴロゴロが難しくなってきた。だって一緒に布団に入ると、エッチな気分になっちゃうから。
いっぱい愛し合ったら雪夜の腕の中で眠る。
これ以上幸せな事ってないよね。
今、オレが求めてたものが全て手の中にある。これからは取りこぼさないように守っていきたいな……。
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※あとおまけ一話で終わります。
よろしくお願いします。
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