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第八章
第四百一話 最強消失
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デーモンの女性が箱を開けた次の瞬間、フォルティシモの情報ウィンドウに文字が流れた。
遙か昔のゲームでは、ディスクからの読み込みと実行に時間差が発生し、マップを切り替えるだけでも読み込みが発生していたらしい。
VRダイバーを使ったVRMMOファーアースオンラインでは、そんな読み込み時間は存在しておらず、この文字が表示されるタイミングはほぼ一つと言って良い。
そのタイミングとは、大規模アップデートである。
フォルティシモはすぐにその意味を推測できた。
「まさか、神戯そのものをアップデートする気か!?」
アップデートはフォルティシモに考察の時間を与えない。
メンテ明けの時はアップデートの進みが遅くてイライラしたものだが、今だけはもっと時間を掛けろと身勝手な感想を抱いた。
読み込みが終わる。
箱は開かれ、静かに世界を更新した。
アクロシア大陸に、先ほどまで存在しなかった巨大な影がある。
影の正体は、身長数千メートルの泥の巨人だった。
フォルティシモと太陽神ケペルラーアトゥムは、戦いを中断してその巨人を見つめる。
> 【世界を焼き尽くす巨神】が出現しました
「なんだあれは?」
「なんだじゃないだろ。世界を焼き尽くす巨神だ。聞くってことは、お前の仕込みじゃないらしいな?」
フォルティシモと戦闘中であるはずの太陽神ケペルラーアトゥムは、泥の巨人を見て驚き戸惑っていた。
「巨神だと? 竜神共のように、また我が偉大なる神の神戯を邪魔しに来たか。しかし、巨神どもがファーアースへ干渉できたとも思えないが。だとすれば」
フォルティシモは太陽神ケペルラーアトゥムの言葉に苛立ちを覚えて、その顔を指差した。
「なんでお前ら神は、気になる情報をぼかして口にするんだ。もっと具体的に話せ、コミュ障な上に無能か。俺からは詳しく話してやる。世界を焼き尽くす巨神は、俺が知る限り最後にファーアースオンラインで実装されたワールドレイドボスモンスターだ。とんでもない強さで、すべてを出し尽くした俺でも倒すのに十五分も掛かった。そういえばモンスターの中で、こいつだけは“神”の名前が付いていたな」
最果ての黄金竜も竜神であると自称し、神としての能力も見せていたけれど、その名に“神”は付いていない。
「天軍もそうだったが、ファーアースに、あれも実装されていただと? それは真実か? 我が偉大な神が創造せしファーアースには、あんなものは存在しない」
「俺が神戯に参加する直前に倒したのが、世界を焼き尽くす巨神だから間違いない。さっきのアップデートは、あれを実装したんだ」
太陽神ケペルラーアトゥムはゆっくりとフォルティシモから距離を取った。
「それが事実なのであれば、嵌められたようだな」
「お前、本気で俺の質問に答える気がないらしいな」
「我が偉大なる神の創造せし世界を汚すとは、不遜にもほどがある。私とプレイヤーフォルティシモが、ここで戦うことが目的だったか?」
距離を取った太陽神ケペルラーアトゥムは、フォルティシモを睨み付ける。
「だから、意味が分からない言葉を使うな。言っても改善できないなら、無能以下だぞ」
「ファーアースの住人も、竜神も、己の孫さえも利用し、私を追い詰めたことは評価しよう。しかし、我が偉大なる神の意に背いたことだけは、決して許しはしない」
既に太陽神ケペルラーアトゥムはフォルティシモと会話をしていなかった。
彼女が会話をしているのは、神戯ファーアースをアップデートした存在。
近衛天翔王光だ。
近衛天翔王光は神戯への参加権をフォルティシモへ譲り渡した。己の代わりに太陽神への復讐を果たせと遺言まで聞いている。
だがあの娘狂いの自己中心的な祖父が、すべてを孫フォルティシモへ任せるだろうか。
「まさか」
フォルティシモはそれに思い至り、驚愕で表情と心情を染め上げる。
> Character Change
フォルティシモは次に情報ウィンドウに流れたメッセージを、すぐには理解できなかった。
VRMMOファーアースオンラインは、一アカウントで複数キャラクターを作成することが可能なシステムである。
メインストーリーを最初からプレイをし直したいとか、一キャラクター一回限定のアイテムを複数入手したいとか、様々な理由によりMMOには黎明期から実装されている仕様と言えるだろう。
一般的にはいつも使うキャラクターをメインキャラクター、その他をサブキャラクターなんて呼んだりもする。
フォルティシモは“フォルティシモ”を最強にすることだけを目的としていたので、サブキャラクターは作成しなかった。だからこのメッセージを実際に見るのは初めてだった。
> よくやった。儂の愛しく憎い孫。儂のため、よく動いた。儂から愛しい娘を奪ったゴミの半身は唾棄するべきだが、愛しい娘から受け継いだ半身は愛してやろう
プレイヤーフォルティシモ。
今。
そのプレイヤーが、代わる。
否。
代わっていたものが、正常に戻るのだ。
サブキャラクターからメインキャラクターへ。
フォルティシモのアバターが光に包まれる。
光の中でフォルティシモの銀髪超美形アバターが消え去り、代わりに金髪の美少年のものへと変化していった。
カリオンドル皇城にある絵画に描かれる姿、約千年前の神戯参加者、天才近衛天翔王光が操るアバター、オウコー。
フォルティシモはオウコーに“代”わったのだ。
元々、フォルティシモが神戯へ参加したのは近衛天翔王光の代役だった。フォルティシモ自身は神戯へ参加する権利を持っておらず、それを指摘された時点で失格になる可能性があった。
だからその問題を、キュウが女神マリアステラと交渉して解消してくれた時、キュウへ本当に感謝したのだ。
だがそれはあくまでも、フォルティシモが神戯への参加を許されただけ。
これまで異世界ファーアースでやったフォルティシモの行動は、近衛天翔王光の代役でしかない。
サブキャラクターとはメインキャラクターに捧げるために存在する。
神戯の勝利条件の達成も、集めた信仰心エネルギーFPも、すべては近衛天翔王光のオウコーの所有物。キュウが命を賭けて作った、太陽神ケペルラーアトゥムを滅ぼせるタイミングさえも、オウコーのものだ。
そしてフォルティシモは、神戯から、異世界ファーアースから、完全にその姿を消した。
◇
「近衛天翔王光」
太陽神ケペルラーアトゥムは、目の前からフォルティシモが消えてオウコーが現れたことへ驚きはしたものの、すぐにオウコーを睨み付けた。
「随分と惨めな姿だ。太陽よ」
オウコーはアバターとなった太陽神ケペルラーアトゥムに対して、嘲笑を交えた言葉を投げ掛ける。
「まだ、諦めていなかったとはな。人間の体感時間で千年は長かったろう?」
「ああ、貴様の浅はかな計略で、儂の愛する娘がどんな痛みを受けたのか。それを思う千年は長かった」
異世界ファーアースの時間にして約千年前、神戯参加者オウコーと太陽神ケペルラーアトゥムは戦った。その戦いの最中、太陽神ケペルラーアトゥムはオウコーの娘、近衛姫桐を狙い殺害した。
「よく言う。先に裏切ったのは、近衛天翔王光、お前だろう?」
「未来を視る貴様らに、先だの後だのと言われたくはない。まったく、どうしてニュートン力学が世界を支配していないのだ? 量子の世界、神の世界などと言うものを作るから、ごちゃごちゃとする」
「ラプラスの悪魔に世界を支配されたいらしい」
「世界を支配するべきなのは、神でも悪魔でもなく、数学であるべきだ」
オウコーはインベントリから真っ黒な剣を取り出す。それは第二の廃人器と呼ばれる魔王剣だった。廃人器魔王剣を何度か振るって感触を確かめる。
一通り満足すると情報ウィンドウを起動し、スキルの項目を開いた。オウコーが情報ウィンドウへ手を当てると、とてつもない速さでスキルのコード設定が書き換えられていく。
「それでは早速、苦しんで貰うとしよう」
そしてオウコーは魔王剣を太陽神ケペルラーアトゥムへ向けた。
「儂流・真・究極・乃剣」
デーモンの女性が箱を開けた次の瞬間、フォルティシモの情報ウィンドウに文字が流れた。
遙か昔のゲームでは、ディスクからの読み込みと実行に時間差が発生し、マップを切り替えるだけでも読み込みが発生していたらしい。
VRダイバーを使ったVRMMOファーアースオンラインでは、そんな読み込み時間は存在しておらず、この文字が表示されるタイミングはほぼ一つと言って良い。
そのタイミングとは、大規模アップデートである。
フォルティシモはすぐにその意味を推測できた。
「まさか、神戯そのものをアップデートする気か!?」
アップデートはフォルティシモに考察の時間を与えない。
メンテ明けの時はアップデートの進みが遅くてイライラしたものだが、今だけはもっと時間を掛けろと身勝手な感想を抱いた。
読み込みが終わる。
箱は開かれ、静かに世界を更新した。
アクロシア大陸に、先ほどまで存在しなかった巨大な影がある。
影の正体は、身長数千メートルの泥の巨人だった。
フォルティシモと太陽神ケペルラーアトゥムは、戦いを中断してその巨人を見つめる。
> 【世界を焼き尽くす巨神】が出現しました
「なんだあれは?」
「なんだじゃないだろ。世界を焼き尽くす巨神だ。聞くってことは、お前の仕込みじゃないらしいな?」
フォルティシモと戦闘中であるはずの太陽神ケペルラーアトゥムは、泥の巨人を見て驚き戸惑っていた。
「巨神だと? 竜神共のように、また我が偉大なる神の神戯を邪魔しに来たか。しかし、巨神どもがファーアースへ干渉できたとも思えないが。だとすれば」
フォルティシモは太陽神ケペルラーアトゥムの言葉に苛立ちを覚えて、その顔を指差した。
「なんでお前ら神は、気になる情報をぼかして口にするんだ。もっと具体的に話せ、コミュ障な上に無能か。俺からは詳しく話してやる。世界を焼き尽くす巨神は、俺が知る限り最後にファーアースオンラインで実装されたワールドレイドボスモンスターだ。とんでもない強さで、すべてを出し尽くした俺でも倒すのに十五分も掛かった。そういえばモンスターの中で、こいつだけは“神”の名前が付いていたな」
最果ての黄金竜も竜神であると自称し、神としての能力も見せていたけれど、その名に“神”は付いていない。
「天軍もそうだったが、ファーアースに、あれも実装されていただと? それは真実か? 我が偉大な神が創造せしファーアースには、あんなものは存在しない」
「俺が神戯に参加する直前に倒したのが、世界を焼き尽くす巨神だから間違いない。さっきのアップデートは、あれを実装したんだ」
太陽神ケペルラーアトゥムはゆっくりとフォルティシモから距離を取った。
「それが事実なのであれば、嵌められたようだな」
「お前、本気で俺の質問に答える気がないらしいな」
「我が偉大なる神の創造せし世界を汚すとは、不遜にもほどがある。私とプレイヤーフォルティシモが、ここで戦うことが目的だったか?」
距離を取った太陽神ケペルラーアトゥムは、フォルティシモを睨み付ける。
「だから、意味が分からない言葉を使うな。言っても改善できないなら、無能以下だぞ」
「ファーアースの住人も、竜神も、己の孫さえも利用し、私を追い詰めたことは評価しよう。しかし、我が偉大なる神の意に背いたことだけは、決して許しはしない」
既に太陽神ケペルラーアトゥムはフォルティシモと会話をしていなかった。
彼女が会話をしているのは、神戯ファーアースをアップデートした存在。
近衛天翔王光だ。
近衛天翔王光は神戯への参加権をフォルティシモへ譲り渡した。己の代わりに太陽神への復讐を果たせと遺言まで聞いている。
だがあの娘狂いの自己中心的な祖父が、すべてを孫フォルティシモへ任せるだろうか。
「まさか」
フォルティシモはそれに思い至り、驚愕で表情と心情を染め上げる。
> Character Change
フォルティシモは次に情報ウィンドウに流れたメッセージを、すぐには理解できなかった。
VRMMOファーアースオンラインは、一アカウントで複数キャラクターを作成することが可能なシステムである。
メインストーリーを最初からプレイをし直したいとか、一キャラクター一回限定のアイテムを複数入手したいとか、様々な理由によりMMOには黎明期から実装されている仕様と言えるだろう。
一般的にはいつも使うキャラクターをメインキャラクター、その他をサブキャラクターなんて呼んだりもする。
フォルティシモは“フォルティシモ”を最強にすることだけを目的としていたので、サブキャラクターは作成しなかった。だからこのメッセージを実際に見るのは初めてだった。
> よくやった。儂の愛しく憎い孫。儂のため、よく動いた。儂から愛しい娘を奪ったゴミの半身は唾棄するべきだが、愛しい娘から受け継いだ半身は愛してやろう
プレイヤーフォルティシモ。
今。
そのプレイヤーが、代わる。
否。
代わっていたものが、正常に戻るのだ。
サブキャラクターからメインキャラクターへ。
フォルティシモのアバターが光に包まれる。
光の中でフォルティシモの銀髪超美形アバターが消え去り、代わりに金髪の美少年のものへと変化していった。
カリオンドル皇城にある絵画に描かれる姿、約千年前の神戯参加者、天才近衛天翔王光が操るアバター、オウコー。
フォルティシモはオウコーに“代”わったのだ。
元々、フォルティシモが神戯へ参加したのは近衛天翔王光の代役だった。フォルティシモ自身は神戯へ参加する権利を持っておらず、それを指摘された時点で失格になる可能性があった。
だからその問題を、キュウが女神マリアステラと交渉して解消してくれた時、キュウへ本当に感謝したのだ。
だがそれはあくまでも、フォルティシモが神戯への参加を許されただけ。
これまで異世界ファーアースでやったフォルティシモの行動は、近衛天翔王光の代役でしかない。
サブキャラクターとはメインキャラクターに捧げるために存在する。
神戯の勝利条件の達成も、集めた信仰心エネルギーFPも、すべては近衛天翔王光のオウコーの所有物。キュウが命を賭けて作った、太陽神ケペルラーアトゥムを滅ぼせるタイミングさえも、オウコーのものだ。
そしてフォルティシモは、神戯から、異世界ファーアースから、完全にその姿を消した。
◇
「近衛天翔王光」
太陽神ケペルラーアトゥムは、目の前からフォルティシモが消えてオウコーが現れたことへ驚きはしたものの、すぐにオウコーを睨み付けた。
「随分と惨めな姿だ。太陽よ」
オウコーはアバターとなった太陽神ケペルラーアトゥムに対して、嘲笑を交えた言葉を投げ掛ける。
「まだ、諦めていなかったとはな。人間の体感時間で千年は長かったろう?」
「ああ、貴様の浅はかな計略で、儂の愛する娘がどんな痛みを受けたのか。それを思う千年は長かった」
異世界ファーアースの時間にして約千年前、神戯参加者オウコーと太陽神ケペルラーアトゥムは戦った。その戦いの最中、太陽神ケペルラーアトゥムはオウコーの娘、近衛姫桐を狙い殺害した。
「よく言う。先に裏切ったのは、近衛天翔王光、お前だろう?」
「未来を視る貴様らに、先だの後だのと言われたくはない。まったく、どうしてニュートン力学が世界を支配していないのだ? 量子の世界、神の世界などと言うものを作るから、ごちゃごちゃとする」
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「世界を支配するべきなのは、神でも悪魔でもなく、数学であるべきだ」
オウコーはインベントリから真っ黒な剣を取り出す。それは第二の廃人器と呼ばれる魔王剣だった。廃人器魔王剣を何度か振るって感触を確かめる。
一通り満足すると情報ウィンドウを起動し、スキルの項目を開いた。オウコーが情報ウィンドウへ手を当てると、とてつもない速さでスキルのコード設定が書き換えられていく。
「それでは早速、苦しんで貰うとしよう」
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